Telltale『Timeless Youth』ポップパンク×オルタナ、可能性を秘めた新人バンド | (旧)喜怒音楽 -きど"おと"らく-

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2020年に引っ越しをしました。引っ越し先は最新記事からどうぞ。

 
 
先月末、ライブの3日後にリリースされた
 
tacicaの新譜『panta rhei
 
初回盤には、昨年4月に行われたライブ
 
 
の、『静』の方
 
アコースティックセットのライブを全編収録!
 
ライブが良かったのはもちろん、
 
MC部分までしっかり収録してあって
 
あのtacicaライブ"独特の間"が映像化してある
 
貴重な映像作品となりました。笑
 
ってのを見ると、やっぱり『動』の方の
 
バンドセットも映像化してほしいなーって思っちゃうな。
 
どうも、トトです。
 
 
そんなtacicaの新譜のレビューはしませんが、
 
まだまだ4月リリース作のレビューといきましょう。
 
むしろ、リリース日順をシカトして
 
個人的には早く今作を取り上げたかった!
 
最近、ここのレーベルのバンドばっかり
 
レビューしてる気がしますが…笑
 
 
 
Telltale『Timeless Youth』
3. What We Live For
4. Letting Go
5. Dazy
6. Rose
7. Hereditary
 
 
3月初頭にSharpTone Records と契約した
 
US産POP PUNKバンド、Telltale
 
4/26にEPTimeless Youth をリリースしました。
 
何故、早く取り上げたかったか?
 
SharpTone 契約してすぐくらいに
 
 
という、新人発掘記事を書いていたからです。
 
そして、その記事を書いた時に
 
今回の新譜のことも書いてたからね!
 
リリースが待ち遠しかったし、早くレビューも上げたかった。
 
↑の記事で書いたときは
 
アルバムを期待していたものの、
 
結局EPだったのは少し残念でしたけどね(。-∀-)笑
 
とはいえ、楽しみだったのは間違いないので。
 
早速レビューしていきましょう。
 
 
 
 
Timeless Youth
まずはSharpTone 契約と共にシングルとして
リリースされた今作のタイトルトラックから。
疾走パートから始まるPUNKノリ強い感じ、
サビではフレーズを繰り返すキャッチーさと、
耳馴染みの良いグッドメロディを展開し、
これぞPOP PUNK!な感じを大いに出してきます。
2コーラス目の終わりにはシャウトもし、
少しコア感を見せるのも良いですね。
タイトルトラックだからこそのキラーチューン!
 
 
Bouquet
MVになっている2曲目は、
イントロからポップな要素が強めで、
聴く人を選ばないキャッチーなメロディ。
サビはほんのりエモーショナルさも醸し出し、
これも大いにPOP PUNKを味わえます。
 
 
What We Live For
3曲目では、全体的にはポップ寄りで、
明るく聴いてて気分の上がる陽性サウンド。
シンセを取り入れ、裏でなるシンセ要素が
曲の明るさ、楽しさを底上げしています。
楽しい曲は大好きだ\(^o^)/
 
 
Letting Go
4曲目は、ミドルテンポになり
エモーショナル寄りになった1曲です。
この曲ではツインボーカルで展開してるのかな?
それがギターかベースか、はたまたドラムかは不明ですが
ツインボーカルならではの良さも発揮し、
エモーショナルな1曲を上手いこと歌い上げます。
 
 
Dazy
イントロからシンセが鳴る5曲目。
エモーショナルな曲の次は再び陽性サウンド。
ここでもポップ寄りで聴きやすいメロディ、
ライブではジャンプを引き起こすようなリズムで、
と思いきや、2コーラス目の終わりには
ブレイクパートを挟み、そのあとには
コーラスによる大シンガロングパートへ!
これはライブ映えしそうな曲。
 
 
Rose
6曲目は、再びMV化されている曲に。
掻き鳴らされるギターから始まり、
サビ前まではミドルテンポに、
サビではアップテンポに、
曲全体としてはエモーショナルな雰囲気で。
聴いてて少しだけ、ボーカルから
NFGのJordan っぽさを感じました。
 
 
Hereditary
ラスト7曲目はスローに始まります。
サウンドもゆったり、暗めなエモーショナルな雰囲気。
サビに入るとガッツリ!バンドサウンドを展開。
同じワードをコーラスと共に繰り返すのは、
少し宗教ちっくでもありました。
ラストはバンドサウンドと共にシャウトし、
アウトロは静かに締めます。
 
 
 
 
 
以上、
 
Telltale『Timeless Youth
 
でした。
 
勢いのあるレーベルと契約しての初音源は、
 
最初はPOP PUNK強めだったけど、
 
終わりに近付くにつれ、POP PUNKだけでない
 
割と幅広い音楽性を見せてくれた作品でした。
 
それがFacebook上での自身のジャンルを
 
Alternative/POP PUNK
 
としている所以なのかもしれませんね。
 
とは言っても、今作で耳を引かれた曲は
 
 
やっぱりタイトルトラックの"Timeless Youth"
 
この曲に惚れ込んだからこそ、
 
自分も発掘記事を書いたワケですしね。
 
この曲だけなら、3月にレビューした
 
Youth Fountain よりも、個人的には好きですね。
 
 
 
しかし、こうして初期から
 
Alternative / POP PUNKとするバンドも
 
最近少しずつ増えてきているような気もします。
 
Telltale の発掘記事を書いた近くでレビューした
 
カナダのCarried Away もそうでしたしね。
 
そしてポップパンクからオルタナに変わった
 
Boston ManorAll Time Low のような先達もいる。
 
ポスコア × ポップパンクもだけど、
 
次に来るのは
 
オルタナ × ポップパンクの流れかな?
 
 
 
そんなポップパンクシーンの
 
新たな流れの中にいる可能性のある
 
TelltaleSharpTone からのデビューEP
 
是非、ご一聴。
 
 
 
 
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そんなTelltale のEPがリリースされた2日後、
 
4月最後の映画、公開日から1日経った
 
28日(日)に、仕事終わりで1本観てきました。
 
パパは奮闘中!
 
妻のローラと幼い二人の子供たちと、幸せに暮らしていると信じていたオリヴィエ。ところが、ある日突然、ローラが家を出て行ってしまう。オンライン販売の倉庫で働くオリヴィエには、ベビーシッターを雇うお金もなく、残業続きの仕事と慣れない子供の世話の両立を迫られる。朝は子供たちに着せる服も分からないし、夜は寝かしつけることさえできない。料理もまるでダメで、夕食にシリアルを出す始末。次から次へと巻き起こるトラブルに奮闘しながら、ローラを捜し続けるオリヴィエだったが、彼女の行方も姿を消した理由も一向に分からない。そんな折、妻の生まれ故郷ヴィッサンから一通のハガキが届き、さらなる騒動が起きる―。
 
 
という映画を観た。
 
…観たんですが
 
なんかこう……
 
こんなのを今の日本で大々的に公開したら
 
フェミさん大発狂しそう
 
な映画だなーと(。-∀-)笑
 
男の自分がこう思うんだから
 
フェミさんが観たら……なんて末恐ろしくて考えたくない。
 
マイナー映画、小規模公開で良かったな、と。
 
パパは奮闘中!
 
なんて、どキャッチーな邦題だけど
 
本編はそんなキャッチーさなんて微塵も感じないんだが…
 
原題のNos Batailles
 
このフランス語を直訳すると
 
私たちの戦い
 
見方によっちゃ『パパは奮闘中』も合ってる気がするけど
 
パパは"何と"戦ってるか?って話よね。
 
仕事と戦い、人事部のヤツと戦い、
妹と戦い、母と戦い、子どもと戦い、妻と戦い……
オレだって頑張ってるんだ!
でも、どうしたらいいかわからない!
 
ってのが本編での描写なので
 
気持ちは大変よくわかるけども…
 
 
しっかり者のお兄ちゃんと、甘えん坊な妹
 
そんなまだ幼い2人の子どもも
 
急に母親がいなくなった不安や困惑と戦い、
母親がいない寂しさと戦い、
母と比べると不出来な父と戦い…
 
ってのを考えると、この3人以外にも
 
本当に色んな人が、色んなところで、
 
"私たちの戦い"を繰り広げてるんです。
 
パパが話の主軸ではあっても、
 
決してパパ1人が戦ってるワケじゃないということ。
 
 
 
予告編をはじめ、かなりの割合で
 
"感動作"って雰囲気を醸し出してはいるが、
 
そこまで感動的な作品か?コレ…
 
結局お母さん戻ってこないまま終わるし。
 
感動作ってのを匂わすのはラスト10分くらい。
 
そこから後の話を80分観たかったなぁ。
 
そしたらお母さん戻ってくるとこまで描けて
 
それこそ"感動作"になり得たんじゃないか、と。
 
 
そうしなかったからこそ、
 
こんな邦題とは裏腹にとてもシリアスで、
 
リアル感のあるものになったのかもしれないけど。
 
 
フランスとベルギー、国を越えての合作らしいけど
 
フランスやベルギーの人たちは
 
この作品で泣くほど感動できたのだろうか…
 
これが日本との文化の違い、
 
お国の違いで納得できる話なのか否か。
 
 
100%合ってないとは言わないけど、
 
こうして違和感の残る邦題と、
 
"感動"を前面に出すプロモーションを見てると、
 
日本の配給会社がどうやって売り出そうとしてるのか
 
透けて見えるようでね。
 
まぁ、そうやって予告編に騙されて観に行ってしまった
 
自分みたいな人がいるから、
 
日本的にゃそれで良いんでしょうけどね。
 
釣れれば良かろうなのだぁ!
 
と、まんまと術中にハマった自分に腹立つな…
 
いざ、観る前になって
 
嫌な予感…ってほどじゃないけど、
 
そんなに乗り気じゃない自分が顔を覗かせたんだけど
 
やっぱ人間の第六感って侮れないですね。
 
 
もー、おかげで4月の映画はアタリなしだよー( ノД`)
 
3月はめちゃくちゃ充実してたのに!
 
気持ちを切り替えて
 
今月公開予定、観賞予定3作に期待。
 
 
 
そういえば、今作を観た時に入場特典として
 
 
そのへんのコンビニやスーパーで売ってる
 
ベルギーワッフルもらったのが疑問だったけど
 
フランスと"ベルギー"の合作だからか?笑