小さなシーンだからこそ協力し合えば、大手には到底できない強力なものが生まれるだろうに… | (旧)喜怒音楽 -きど"おと"らく-

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2020年に引っ越しをしました。引っ越し先は最新記事からどうぞ。

 

明日から2日間、サマソニ開幕。

 

言ってしまえば、今夜のソニマニからですが。

 

7月の酷暑で、サマソニもどうなることかと思いきや

 

一応、予報では7月ほどの酷暑にならないようで何より。

 

ま、ワタシ今年は行かないんですけど←


来年はサマソニ20周年で、久々の3日間開催にする


と、いつぞやの記事に使ったインタビューで


クリマン代表の清水氏が言っていたので。


そんなAnniversary Yearならきっと


自分が行きたくなるような面子も来ることでしょう。


Green Day とかGreen Day とかGreen Day とか←


どうも、トトです。

 

 

 

さて、今日はそんなデカいフェスの話じゃなくて

 

もっと小さなシーンのお話。


POP PUNK YEARと言えるほど


POP PUNK系リリースが大量にある今年、


その中でも、


今夏のPOP PUNKリリースが軒並み多いです。


7~9月の間だけでも10作以上リリースされますしね。


それを必死に追いかけてレビューしてはいますが


少し箸休めとして通常記事をば。


って、言ってもキッカケはPOP PUNK記事なんですがw

 

 

 

Hopeless RecordsとPure Noise Recordsがタッグを組んだポップパンク北米ツアーが9月から開催、Roam、Like Pacific等が出演(ALTERNATIVE PRESS JAPAN)

 

 

 

いいないいな!


このツアー日本でもやってぇぇぇぇえええええ

 

ってのは、海外のツアー情報を見るたびに


毎回まいかい毎回マイカイ毎回…思うことですが。


これも羨望の眼差しを向けずにはいられないツアーですね。


仮にこのラインナップじゃなかったとしても


HopelessPure Noise が組むってだけで


ラインナップの良さは確約されたようなもんでしょう。


そう、POP PUNK好きならね←

 

 


こういうのをねー


日本でもねー


どんどんやって欲しいんですよねー


でもねー


日本の企業やレーベルって大小問わず


他所は他所、ウチはウチ


ってところばっかりじゃないですかー


だから海外を羨むばかりで


日本に期待なんてしないんですがー……

 

 

やっぱやって欲しいジャン!

 


HopelessPure Noise でしょ?


これ、日本でもまんまできる組合せですよね。


KRIIGで。


やらんでしょうけど。


でも、KRIとIGの組合せで何かやって欲しい


って思ってるPOP PUNKリスナーは


決して少なくないと思うんですよねぇ…(´・ω・)


やらんでしょうけど。

 


バンド間ならまだしも


レーベル間、企業間で


そういった日本の音楽シーンが動く


って、ほぼないですからね。

 

そんな中でも、非常に数少ない


他レーベルのバンドをラインナップした


貴重なラインナップのフェス、イベントをご紹介。

 

まず自分の記憶がいちばん古いところだと

 

 

 


MTZ TOUR 2012


この頃のこういうライブって


フライヤーとかないんだな全然画像出てこねぇ。


ってことで、まずは2012年


maximum10
TWILIGHT RECORDS
ZESTONE RECORDS


の3レーベルによるツアーがありました。


個人的な目当てはもちろん、唯一の海外勢


The Hype Theory
(現在はTigress と改名)


しかし、ラインナップを見ると懐かしいな…


6年前ですしねぇ。


NEW BREEDとか、休止や解散のアナウンスもなく


今や完全にシーンから消えてしまいましたしね。

 

 

 

 

1465079738.jpg

SCREAM OUT FEST 2016

 

主催であるTRIPLE VISIONの10周年記念の2016年に開催された


SOF 2016


さすがはレーベル10周年だけあって、色んなバンド、


過去最多の海外バンドが出演しました。


Blessthefall
(当時Fearless 所属、TRIPLEから国内盤リリース)


Attila
(当時どこ所属だっけ?← 国内盤はTRIPLEからリリース)


Get Scared
(Frearless 所属、KICK ROCKから国内盤リリース)


Myka Relocate
(Artery Recordings 所属、TRIPLEから国内盤リリース)

 

IMG_20160605_075708872.jpg
Ninja Kore
(ポルトガルのEDMユニット、GO WITH MEから国内盤リリース)

 

 

と、例年はTRIPLE絡みのバンドでのみ構成されたフェスが


10周年でレーベルの垣根を越えたラインナップに。


こういうのをね、もっと常習化して欲しいですね。


SOFに限らず、どのライブどのフェスどのイベントでも。

 

 

 

以上、2件!


ここ6年以内でコレだけかよ!

 

ま、一応「レーベル企画で」って括りだとね。


日本のインディーレーベルですら


「他所は他所、ウチはウチ」


という体制が如何に根強く、根深いかがわかりますね。

 

過去、BEYOND[THE]BLUE TOURを主催していたKICK ROCKも


海外からの出演バンドは


基本的にKRIから国内盤リリースしたバンドのみ


でしたしね。


BTB関係なく、来日するバンドは今もそうですが。

 


それはもちろん、ICE GRILL$も、TRIPLEも同じ。


TRIPLEなんて今、海外バンドの国内盤リリースとか


一切ないですしね。そして今年はSOF中止、と。

 


RNR TOURSがここ2~3年で、


過去にGO WITH MEから国内盤リリースをした


海外バンドの招聘をしてくれていますが、


それもGWMがレーベルとしての動きが


ほぼ無くなってからのことですしね。


これが、GWMが国内盤ガンガン出してた頃にやれていれば…


と、何度思ったことか。

 

 


同じPOP PUNK系でも


HopelessPure Noise はもちろん、


KRIIGだって取り扱うバンドの質は異なる。


だとしても


"POP PUNK"を扱ってるのは同じじゃん。


海外じゃ、今回のHopeless Noise Tour もそうだし


Warped なんて、それこそインディーレーベルの祭典じゃん。

 

こういうのを何で日本はやらない、できないかね…

 

PUNK特化とかでもUNIONWAY × RNRとかさ。

 

まぁ、この2つを合わせちゃうと

 

価格設定とかに差がありすぎちゃうけど。

 

っていうように、

 

レーベル毎に色があるし、特徴がある。


そんなのは百も承知だし、


一緒に何かやるにしても、各レーベル、


各バンドの来日中の管理とか、権利とか、


出入国の審査が面倒な国だってあるかもだし、


そういった"日本ならでは"の面倒な部分もあるかもしれない。

 

ウチだけで回した方が楽

 

って部分もあるでしょう。


でも、ここまで落ちぶれた日本の洋楽シーン


今なお、懸命に海外バンドの音源の国内盤をリリースして、


大きなところには見向きもされない色んな国のバンドたちを


小さなところが懸命に招聘したりしてるワケじゃん。


こういった小さなシーンだからこそ


「他所は他所、ウチはウチ」


じゃなくて、お互いに協力し合えれば、


こういったシーンも、もっと盛り上がるんじゃないでしょうか。

 

 

前もどこかの記事で書きましたが


KICK ROCK INVATION
ICE GRILL$
TRIPLE VISION


この3レーベルがチームアップすれば


本国Warped と遜色ないラインナップのものが


出来ると思って止まないんですよね。


Warped に出てるバンドが好きなリスナーなら


一度は妄想したことあると思うんですけどねー(。-ω-)

 

 

 

 

・海外のバンドを日本に呼んでくれる

・国内盤を出してくれる

 

それだけでも、本当に嬉しいし感謝してもし足りない。


でも、手を取り合えば


絶対に良いものが生まれるだろうし、


リスナーも歓喜するだろうってことは、


決して少なくないんじゃないかとも思います。


だからこそ……!

 

って、いつも思ってしまうんですよね…(´・ω・)-3

 


こっちはリスナーだからこそ


好き勝手言えるのも事実なんですけど。


リスナーだからって、なぁなぁで言われるがまま


に、なっちゃったらオシマイじゃん?


言うだけはタダなんだから、


希望や願望くらい言わせてくれてもええやろがぃ。

 

 

 


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