【自分の気になるレーベル（1980～2009）を勝手に数値化してみた】
ハイ、ということでね。
字数制限に引っかかってしまった為、
↑前回に引き続き、後編をお送りしたいと思います。
以前書いたレーベル記事のことを踏まえて、
紹介文は割とコンパクトにしていたつもりだけど
その時よりも紹介するレーベルの数が遥かに多く、
それ故に、またしても前後半分かれるハメにorz
なんてことを書いていると
また字数制限になるかもしれないのでいきましょう。
前回までで、2009まで載せられたことは良かった。
後編の今回は、キリ良く2010年代に突入します！
Artery Recordings (2010～)
★☆☆☆☆ / ROCK・ALTERNATIVE
☆☆☆☆☆ / POP ROCK・POWER POP
☆☆☆☆☆ / EMO・POP PUNK
☆☆☆☆☆ / PUNK・MELODIC-HC
☆☆☆☆☆ / HC
★★★☆☆ / POST-HC・MC
★☆☆☆☆ / DEATHCORE
☆☆☆☆☆ / HR・HM
Capture(ex.Capture The Crown), Cold Black, Conquer Divide, CRYSTAL LAKE, Dreamshade, Myka Relocate, Siamese, She Must Burn, Wildways... and more
【レーベル契約を目指す全てのバンドへ：Artery Recordingsの社長Shan Dan Horanが語る「あなたのバンドは“本当”にレーベルと一緒にやっていく準備ができていますか？」】
【あなたのバンドが犯しているかもしれない５つの間違い：Artery Recordingsの社長Shan Dan Horanが贈る新人へのアドバイス】
ポスコア、メタルコア系レーベルの新鋭が誕生！
日本からはCRYSTAL LAKEも所属しているArtery
そもそもがアメリカのレーベルな為、
最初はアメリカのバンドとの契約が多かったですが、
近年では、ロシアからWildways 、UKからShe Must Burn 、
デンマークからCold Black とSiamese と
けっこう多国籍になってきているのがとても良い。
という矢先に、【ワーナーに買収】され、
社長のShan Dan Horan と共に
スタッフもレーベルを離れるという事態に。
今年に入ってSlaves 等はちゃんとリリースされているし、
レーベルとしての機能は保たれてはいますが、
ちょっと今後が気がかりですよね。
We Are Triumphant (2010～)
★☆☆☆☆ / ROCK・ALTERNATIVE
☆☆☆☆☆ / POP ROCK・POWER POP
★★☆☆☆ / EMO・POP PUNK
☆☆☆☆☆ / PUNK・MELODIC-HC
☆☆☆☆☆ / HC
★★★☆☆ / POST-HC・MC
★★★☆☆ / DEATHCORE
★★☆☆☆ / HR・HM
Arborview, Cemetery Drive, Miss Fortune, A Scent Like Wolves, Sincerely Me, True Heights, We Set Signals, WVNDER... and more
アメリカのZOJIRUSHI(象印)と言ったらこのレーベルですね。
メタルコアやデスコア系を中心に、ポップパンク系もいたりと
現代のレーベルだけあって、幅広いバンドが所属しています。
言うなればRise の下位互換、的な感じでしょうか。
来日歴のあるASLWもここに所属してましたね。
つい最近、移籍が発表されてましたが。
過去にはSworn In 、Breakdown of Sanity 、
Enterprise Earth 等が所属しており、
過去ここに所属していて今最も人気知名度があるバンドといえば
Neck Deep じゃないでしょうかね。
ICE GRILL$ (2011～)
★☆☆☆☆ / ROCK・ALTERNATIVE
☆☆☆☆☆ / POP ROCK・POWER POP
★★★★☆ / EMO・POP PUNK・EASYCORE
★★★☆☆ / PUNK・MELODIC-HC
☆☆☆☆☆ / HC
☆☆☆☆☆ / POST-HC・MC
☆☆☆☆☆ / DEATHCORE
☆☆☆☆☆ / HR・HM
After Tonight, Candy Hearts, Castaway, Citizen, Decade, Firewrks, Gnarwolves, Hundguns, Koji, Light Years, Light You Up, A Loss For Words, Major League, Man Overboard, No Trigger, Such Gold, The Swellers, Transit, Turnover... and more
日本のポップパンクシーンを、底から
ガンガン盛り上げているレーベルがこちら。
先日のFTW初のJAPAN TOURも盛況でしたね。
メインはポップパンク、イージーコア系ですが
インディー系も最近は増えてきてますかね。
Pure Noise 、Rise 系ポップパンクは
IGをフォローしていればまず間違いないです。
そしてポップパンク系の来日、リリースに関しては、
KRIとIGをフォローしておけば、なお間違いないです。
そして5月にはCNCCの再来日が決定してますよー！
UNFD (2011～)
★★☆☆☆ / ROCK・ALTERNATIVE
☆☆☆☆☆ / POP ROCK・POWER POP
★★☆☆☆ / EMO・POP PUNK
★☆☆☆☆ / PUNK・MELODIC-HC
☆☆☆☆☆ / HC
★★★★☆ / POST-HC・MC
☆☆☆☆☆ / DEATHCORE
☆☆☆☆☆ / HR・HM
Architects, Beartooth, Bodyjar, Crossfaith, Hands Like Houses, Hellions, In Hearts Wake, Northlane, Ocean Grove, While She Sleeps... and more
ここへ来て初のオーストラリアから。
所属バンド的には
Rise Records オーストラリア支部
って感じのポスコア、メタルコア系レーベルです。
もともとの立ち位置もそんな感じじゃなかったっけ？
そういったオージー産には鉄板レーベルながら、
UKからはArchitects やWSS、日本はCFなどもお世話になってますね。
やっぱりUS、UKに次ぐ3番目の市場は
オーストラリアな気がします。
GO WITH ME RECORDS (2012～)
★☆☆☆☆ / ROCK・ALTERNATIVE
★☆☆☆☆ / POP ROCK・POWER POP
★☆☆☆☆ / EMO・POP PUNK
☆☆☆☆☆ / PUNK・MELODIC-HC
☆☆☆☆☆ / HC
★★★☆☆ / POST-HC・MC
☆☆☆☆☆ / DEATHCORE
★★☆☆☆ / HR・HM
★★☆☆☆ / EDM
Adam Kills Eve, Date My Recovery, Desasterkids, Fail Emotions, Fatal FE, Ghost Iris, Her Bright Skies, Hills Have Eyes, His Statue Falls, Illidiance, The Indterbeing, Leons Massacre, Nightshade, The Never Ever, Neverstore, Ninja Kore, One Morning Left, Outline In Color, Shoot The Girl First, Smash Hit Combo, Swanshore, 7000$... and more
【世界で戦える！親日家も意外と多い！Russian Band 15選】
国内外世界中どこを見ても、ここのレーベル以上に
多国籍なバンドが所属してるレーベルを見たことないです。
日本が誇る"多国籍"レーベルのGO WITH ME
↑にリンク貼ったロシアをはじめ、デンマーク、フィンランド
ドイツ、フランス、ポルトガル、イタリア、スウェーデン...etc
とんでもねぇ多国籍です。
近年、レーベルの活動が滞ってはいましたが
最近、中の人がレーベル業再始動とも思える発言を。
もちろん過去ほど頻繁にリリースはないでしょうが、
また活動を再開してくれたのは個人的にも嬉しい限り。
Manifest Records (2014～)
★☆☆☆☆ / ROCK・ALTERNATIVE
☆☆☆☆☆ / POP ROCK・POWER POP
☆☆☆☆☆ / EMO・POP PUNK
☆☆☆☆☆ / PUNK・MELODIC-HC
☆☆☆☆☆ / HC
★★☆☆☆ / POST-HC・MC
★☆☆☆☆ / DEATHCORE
★☆☆☆☆ / HR・HM
Barry Elliott, Diamonds to Dust, Ghost Heart, If I Were You, Necroptic Engorgement, Oath To Order, sever black paranoia, Søndag
そんなGWM絡みで知ったアメリカのレーベル。
まだ設立されて間もなく、それでいて
そこまで活動も活発ではない故の低ステータスですが
ここの推しは間違いなくIf I Were You でしょう。
レーベルオーナーがDiamonds To Dust と
バンドを兼任してるのも活動に影響が出てるのか
あまりレーベルとしての動きも活発ではありませんが
これからも注目していきたいレーベルですね。
Stay Sick Recordings (2014～)
☆☆☆☆☆ / ROCK・ALTERNATIVE
☆☆☆☆☆ / POP ROCK・POWER POP
★☆☆☆☆ / EMO・POP PUNK
☆☆☆☆☆ / PUNK・MELODIC-HC
☆☆☆☆☆ / HC
★★☆☆☆ / POST-HC・MC
★★☆☆☆ / DEATHCORE
★☆☆☆☆ / HR・HM
Afterlife, BackWordz, Enterprise Earth, Vesta Collide... and more
【古き良き…】
バンドだけではなく、ビジネスマンとしての手腕も確かな
Attila のvo.Fronz が設立したレーベル。
Fronz 絡みなのは、名前を見ただけでわかる人はわかりますよね。
確かArtery の傘下かなんかじゃなかったっけな。
Attila のようにデスコア、メタルコア系がメインになる
と思いきや、最初に契約したのがポップパンクバンドだったり、
昨年、ウチのブログでも大いにアクセス数を稼いでくれた
BackWordz なんかもここの所属ですね。
過去に遡れば、The Plot In You も最初はStay Sickでしたね。
さすがFronz が目をつけるバンドのクオリティの高さよ。
SharpTone Records (2016～)
★☆☆☆☆ / ROCK・ALTERNATIVE
☆☆☆☆☆ / POP ROCK・POWER POP
★☆☆☆☆ / POP PUNK・EASYCORE
☆☆☆☆☆ / PUNK・MELODIC-HC
☆☆☆☆☆ / HC
★★★☆☆ / POST-HC・MC
★★☆☆☆ / DEATHCORE
☆☆☆☆☆ / HR・HM
ALASKA, Don Broco, Emmure, Imminence, Loathe, Miss May I, Nobelists, Plaris, World War Me, We Came As Romans... and more
今回の記事の最後を飾るレーベルは、今回挙げる中で
最も新しく、それでいて所属バンドも秀逸で勢いもある
アメリカのSharpTone Records
Nuclear Blast のMarkus Staiger と
Sumerian Records のShawn Keith とが
共同で設立しただけあって、その２レーベルに沿ったバンドが
どんどん契約＆リリースをしています。
しかし設立当初、MMIやWCAR、Emmure らと共にここに移籍した
【Attila は今年2月にレーベル離脱を発表】
Fronz いるし、言葉通りレーベルがなくても
何とかなりそうなバンドだけども。次作はセルフリリースかね？
以上、国内外を含め
２７ものレーベルを挙げました。
２７て。
自分でもビックリです。
他にもなぁーんか忘れてるレーベルもある気もする…
ってことを考えたら、自分が普段チェックしているレーベルは
２７より多いのかもしれません。
とは言っても、どれだけその情報を追うかは
結局、自分の好みのジャンルやバンドに左右されますけども。
メタル系のレーベルなんて、
Nuclear Blast 以外、大してチェックしてないですし。
しかし、それでも今回挙げたレーベルは
現在もしっかり稼働中であり、
且つ、ちゃんとバンドの契約・リリースをしてるレーベル
を選んだつもりです。
レーベルに関しては以上で終わりますが
少しだけ、日本のブッキングチームも挙げましょう。
RNR TOURS
★★☆☆☆ / ROCK・ALTERNATIVE
☆☆☆☆☆ / POP ROCK・POWER POP
★★★★★ / POP PUNK・EASYCORE
★★★★★ / PUNK・MELODIC-HC
☆☆☆☆☆ / HC
★★★★☆ / POST-HC・MC
★★★☆☆ / DEATHCORE
★☆☆☆☆ / HR・HM
【Romantic Nobita Records - 国内外の人と人とを繋ぐブッキングチーム】
正式名称
Romantic Nobita Recordsこと、
みんなの好きなバンドを呼んでくれる
最後の砦、RNR TOURS
初期から現在まで、一貫してPUNK系にはめっぽう強く
次いでPOP PUNK系も呼んでくれており、
さらに近年ではポスコア、メタルコア系も増えてきました。
故のハイステータスです↑
メジャーどころにしか興味ない人には無縁でしょうが
どマイナーであったり、ここに挙げたレーベルに
所属しているバンドが好きな人たちには
もってこいのブッキングチームですね。
BLOODAXE
☆☆☆☆☆ / ROCK・ALTERNATIVE
☆☆☆☆☆ / POP ROCK・POWER POP
★☆☆☆☆ / POP PUNK・EASYCORE
★☆☆☆☆ / PUNK・MELODIC-HC
★★★★★ / HC
★★☆☆☆ / POST-HC・MC
★★☆☆☆ / DEATHCORE
☆☆☆☆☆ / HR・HM
国内でハードコアと言ったら、ここ以外のもの
ここ以上のものはないでしょう。
主催しているBLOODAXE FESをはじめとして、
それに連なるハードコア系バンドの単独公演や、
近年ではメタルコア系も増えてきてる印象です。
今年はのっけからKnocked Loose 、
２月にEmmure、そして今月は
Counterparts/Stray From The Path と
フェスだけじゃない単独公演がどんどん増えてますね。
ハードコアだけでなく、メタルコア、デスコア方面も
好きな人は要チェックすぎるところですね。
他にも
Realizing MediaやEvokenとかもありますが、
そっち方面が主催のライブは
まだ個人的に参戦したことがない為、割愛します。
今の時代、音楽レーベルをやるってのは
本当に厳しいと思います。
上手いこといけば
自分の好きなバンドの音源(国内盤)をリリースできるし
さらに上手くいけば、好きなバンドを日本に呼べるかもしれない。
でも、それって
自分だけが知ってる、自分だけが嬉しいんじゃ意味がなくて
リスナーやお客さんに反応をもらって、
対価を払ってもらって、初めて現実のものとなるんだと思います。
その肝心のリスナーであり、私たちお客さんの立場の人たちが
現代だと、音楽にお金を使う人が減っているばかりか、
もっと安くしろ、無料にしろだのとのたまうような時代です。
○○○日本来ないかな？ 日本来て！
と、口だけは大いに回るのに
それを実現するための行動をしていない。
挙句、それがレーベルの力や、
小さなブッキングチームの力で
来日が実現しても
「次は行きます！」とか
「チケット代が(高い)……」とか
言う人も少なくないし、何ならチケット予約をしたにも関わらず
主催には一切連絡をせずに、無断キャンセルする阿呆もいる。
チケットだけじゃなく、音源やマーチの
注文、購入にしてもそうです。
先日、ICE GRILL$が通算何度目でしょうかね
馬鹿が減らないせいで、
こういったツイートを"また"していました。
未入金や無断キャンセルについては
IGの言うとおり、小さなレーベルや
ディストロショップが常に頭を抱える問題です。
過去にはKRIもそういうことを公式で発言していたし
Vorpal Musicのいさみさんも常に言っています。
自分も、過去に何度も記事で書いたこともありますしね。
こんなヤツらに「次」なんてあるワケない。
次があっても「次は行きます！」ってことを繰り返すんだろ。
そんな連中の確証のない「次行きます！」なんて
言われたって嬉しくも何ともないでしょう。
主催者やバンドは「今回、来て欲しい」のに。
こんな連中に「次」なんて絶対に来ません。
海外のバンドが国内盤を１枚リリースする、
１回来日をする、
その１枚、その１回にどれだけの労力がかかっているか
それを知らないのは仕方ないにしても、
知ろうともしないヤツに、その「１」の重みがわかるワケがない。
だから平気で「次」もあると思ってるんでしょう。
自分が本当に好きなバンドが
国内盤を出してくれる、来日してくれる、
その「１回」をもっと大切に考えてみてはどうだろうか？
こんな連中相手に
レーベルの人たちの頑張りや尽力って
本当に計り知れないものだと思います。
海外では
【自分たちの好きなバンドのデジタル・マーケティングを行う会社Restless Digital：「ポップパンクが音楽業界で働く夢を叶えてくれた」】(ALTERNATIVE PRESS JAPAN)
こうして自分の好きな音楽の現場で働くことに
まだまだ夢を抱いていて、それが叶う人もいるでしょう。
海外の音楽シーンも落ちてきているとはいえ、
日本に比べると、遥かに元気です。
しかし、日本の音楽業界
そうしたメジャーも、インディーズも、リスナーも含めた業界は
決して居心地の良いところではないように思います。
ここ数年の日本の音楽シーンを見てると、ですが。
そういった厳しい現実を
【CYCLAMEN / Realising Media 今西勇人 インタビュー】(TOPPA!!)
CYCLAMEN / Realising Mediaの今西さんは
インタビューで語ってくれています。
今西さんはTwitterでもよく発言してますしね。
好きなバンドがいるのは大いに結構。
音源をリリースしてくれたら嬉しいだろうし、
ライブをしてくれるなら、
来日してくれるなら、なお嬉しいでしょう。
でも、その裏で物凄く頑張っている人たちがいるということ。
その音源１枚の為に、
そのライブ１回の為に、
その来日１回の為に、
一生懸命動いてくれている人たちがいるということ。
私たちリスナー、お客さん側も
そういったことを知る人、知ろうとする人が
１人でも多く増えるのだとしたら
リリースや、ライブや、来日のたったの「１回」が
もっとたくさんの「１回」になるんじゃないかと思います。
そうでなくても、来日を夢見るバンドも少なくないです。
バンドの周りの人たちは、
そういったリスナーだけでなく、
バンドの夢を叶える為にも尽力していることもまた事実でしょう。
バンドを応援するのは当然のことながら、
そのバンドを好きな人みんなが
そのバンドに関わる周りの人たちに対しても、
同様の応援、サポートができるようになりたいですね。
関連記事
【国内外ライブハウス閉鎖問題】
【影響力のある人物はいる。しかし、何故音楽が広がらないのか？】
【DIYだから… なんて言い訳は通じないとこまで来てる】
【今年のまとめに入る前に…】
【アニバーサリーツアー、再現ライブをやってくれるバンドの思い】
【古き良き…】
【いさみめがへるつpre. Walking Dead On Broadway来日を実現させよう！】
【TWILIGHT RECORDS - 国内有数のインディーレーベルに何が起きていたのか】
【クラウドファンディングを成功させるには？失敗の原因は？支援がないと始まらない事実】
【盗難に遭ったMiss May Iを日本からサポートしよう！海外バンドを来日させるには…】
【遂に日本で開かれるデスコアフェスMHz FEST!! 初来日となるTAIM/FFAAも決定！】
【好きなバンドをサポートするのに無料か有料かで難癖つけるヤツって、ホントにそのバンド好きなの？】