今年のまとめに入る前に… | (旧)喜怒音楽 -きど"おと"らく-

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2020年に引っ越しをしました。引っ越し先は最新記事からどうぞ。



今年ももう終わりですね。

12月

師走の時期です。

どうも、トトです。


今年も例年通り、

アルバムランキングと

ライブレポ一覧+今年の総評

ってのをサクッとまとめて終わろうかと思ったんですが

まとめる前に、ちょっと今年1年の

自分のモチベーションの話を…

今回は例によってTwitterにもFBにも記事UP投稿はしてないし

まぁ完全に自分語りなので

スルー推奨ですが、付き合ってくれる方は

どうぞ温かい目で見守ってください←



























 
2010 19
2011 40
2012 45
2013 36
2014 44
2015 49
2016 36

ライブレポを書き始めてからの各年参戦数です。

ライブに行き始めて間もない2010はまだしも

今年は歴代最少タイの36回でした。

2013は音楽的な好みの転換期でもあったけど

今年は既に音楽的好みなんてだいぶ確立してます。

加えて、今年は2days参戦したライブも多く、

そう考えたら歴代最下位も同義だな、と。

アルバムランキングの時に発表しますが

ライブ参戦数は少なくも、

音源の購入数は昨年を大きく上回りました。

しかし、ぶっちゃけ

音楽そのものに対する熱は下降気味になりつつあります。

数年前よりも冷めてることは間違いないです。

何なら音楽を"ちゃんと"聴き始め、

ライブに行き始めてからってことなら

今年がいちばんモチベーション低かったかもしれません。

それがライブの参戦数にも現れた気がします。

行こうかどうしようか迷った挙げ句

"行かない"選択をしたライブも例年より多かったし。

まだ見ぬ、知らぬバンドへの意識や発掘意欲も

かなり薄くなってきています。

以前どこかに書きましたが

物事において、やり始めて、それが"少し"わかってきたくらいの時期がいちばん楽しい

今でもこれはずっと思ってます。

2012は"ライブ"の楽しさを、

2015は"ラウド・ヘヴィミュージック"の良さを、

それぞれ少しわかってきたからこその

ライブ参戦数TOP 2になった理由なのかも。

逆に色んなこと知ってくると冷めてきてしまいます。

その"色んなこと"が良いことばかりなら冷めることもないんですが

そんなことあり得ないのが現実なワケで。

近年に限っては

自分が好きなバンドや応援していたバンドの

解散や休止が減らないのは当然ながら

死んだのではなく、殺された…で書いたこととか

今年のRise Tourみたいに
バンドの知名度とは反比例するように
ガラパゴス日本では客が入らなかったり

CABOOSEみたいに
来日を切望していたバンドや期待していたファン
関係者すべてを裏切るような馬鹿がいたり、

有言実行しないレーベルやバンドがいたり、

管理体制や運営が杜撰すぎる企業だったり、

好きなシーン、好きなバンドに対する間違った知識を披露するバンドマンとか、

色んなところのライブでの客層の変化、バンドの変化

そして客質の低下だったりとか。

シーンへの疑問や苦言を呈するような記事も

昨年よりも遥かに多く書いた気がします。

自分だって、できればそんな記事ばかり書きたくない。

悪いことなんて目に、耳に、頭に入れず

純粋に自分の好きなものだけ楽しんでりゃいいんだろうけど…

スルースキルって大事だよなぁ、と思う反面

残念ながら、そういうの見ちゃうと無視できないタチなんです。

信者になれていた方がどれだけ楽だったか。

信者なら好きなバンドしか見えない。

好きなところしか見えない。

悪いところには目を瞑れるし、何なら気付かない。

どんなに好きなバンドでも、どんなに好きなシーンでも

10段階で10好きになることはないし

何なら好きなバンドの出す曲、言うこと、振る舞いすべてを

肯定、絶賛しかしない思考停止してるようなのって

正直な話、自分には理解できない領域です。

そんな盲目になるくらいなら、広い視野を持ちたい。

…という思いが、裏目に出ている結果でしょう

嫌なことや悪いことも目に、耳にしてしまうってのは。

しかし、だからこそ

自分の好きなもの界隈の話なら尚のこと。

さすがにそれを放置できるほど

達観するようなレベルには達していません。

そういうもんだから

なんてしてきた人が多いから、今の日本の音楽シーンが

クソの成れの果てみたいになってるんじゃないんだろうか。

良い部分なんて放っておいても伸びる可能性あるけど

悪い部分を放置してても、何の改善にもならないじゃない。

そんなの放置してたら、どんどん悪化の一途を辿るだけだろと。

悪い部分に気付かなかったら尚更でしょうよ。

業界人はもちろん、バンドだって

同じ"音楽業界"にいるけど

思ってても行動に移すどころか、

日本じゃ口に出すことすら極々少数じゃん。

取り上げるメディアなんて、ほぼゼロに等しい。

CABOOSEのことだって、AP JAPANが取り上げたけど

SFTPに直訴されなきゃ

『キャンセルになりました』
   だけで終わってたんでしょ?


カスラックやら、H.I.P.やら

業界全体、大きなとこほどクソなのはわかるけど

業界にいたら、暗黙のルールみたいなものに

従事しないといけない部分もあるのかもしれない。

でも、そんな"大人の事情"に巻かれちゃってる人間ばっかりじゃ

改善も何もあったもんじゃないだろうに。

それも音楽シーン衰退の原因のひとつじゃないのか。

関係者や業界全体がこんな状態なんだから

むしろ、リスナーがもっとそういうこと言っていいと思う。

むしろ、それしか改善策ってないんじゃないの?

そんなことすら思ってしまいます。

どれだけ新しい音楽、新しい曲が生まれても

どれだけライブやフェスを増やしても

そこにリスナー、オーディエンスが来なきゃ成り立たない。

だからこそ、"こちら側"の意見が

大事じゃないなんて絶対にあり得ないし、

言葉に出すことで変わることはあると思う。

もちろん、ただ批判したいだけ

ただ他とは違う自分を演じたいだけな阿呆は無意味だけど。

…いや、もうこの際そんな奴らですら

いた方がいいのかもしれない。

業界のルールなんざ、ぶっ潰すくらいの勢いじゃなきゃ

こんな体たらくが続くシーンなんて変わらないんじゃないだろうか?

買わないヤツ、行かないヤツの発言力や説得力は皆無だが

ちゃんと音源買ってさ、

ライブに行って、現場の状況を知って、

その上での意見は

むしろとても重要なんじゃないかと思う。

それが企業やバンドに"大人の事情"で受け入れられなくても。

言い続ければ、相手も聞く耳持たざるを得なくなるんじゃないかって。

そんな、自分の意見がどんとん発信できる時代だからこそ

最低限のマナーやモラル、人としての常識も

今まで以上に大事にしないといけない。

"お客様は神様"なんてクソみたいな理論持ち出すワケじゃないし

"だったらお前がやってみろ"みたいな勘違い理論をかざすワケでもありません。

でも、主催⇔客、バンド⇔リスナーの構図だって変わらないワケだし

その中での意見交換、意見尊重は大事だし

行われて然るべきなんじゃないのだろうか?

と思うワケです。

でも、そんな意識すらも

下半期はだいぶ薄れていました。

CABOOSEの汚ぇケツを拭いて、

Veil Of Maya/Stay From The Path 来日を

来年実現させたRealising Mediaや

大阪のディストロショップFLAKE RECORDSのダワさん

あたりは、業界やシーンに釘刺すようなことも

たびたび言ってはいます。

しかし、ダワさんに限っては以前


というツイートもしていて、

まさに自分が似たような状況だなぁと思って

ついRTしてしまいました。

個人的には、その怒りや憤りが記事を書くモチベになってたけど

ありすぎて心が折れかかったというか、何というか。

ライブの客層の悪化で、行く気が折れたというか何というか。



そして

過去からちょくちょく書いてはいましたが

昨今、リスナーのレベルの低下、乞食化が

本当に酷い

何でもかんでも安く、何なら無料で欲しがりすぎだろ。

こういう連中はマジで頭のネジがぶっ飛んでる馬鹿としか思えない。

そのバンド、そのミュージシャン、

好きなんじゃないの?応援してんじゃないの?

それなのに何で金出すの渋ってんの?頭おかしいよ

今年は、そんなリスナーの在り方や

疑問視するような記事も数多く書きました。

何故、今年はそんな記事が増えたかって

そういった事が増えたことに他ならない。

自分以外にも、そういったことを言葉にしていた人を

見た、聞いた人も少なくなかったんじゃないだろうか。

目につく、耳にする機会が増えたから記事も増えた。

単純な話です。

チケット譲渡の際に、定価以下でねだる阿呆が多いのはもちろん

音源にも金出さない、チケットにも金出さない、

マーチにも金出さない、

お前らはバンドやミュージシャンがボランティアで活動してるとでも思ってんの?

お前ら自分の仕事の対価に給料もらえなかったら

文句、不満、ふざけんなって思うだろ。

それと一緒だよ。


このブログでも何度も取り上げさせてもらった

いさみめがへるつさん

大手に所属してるワケでも、大きなコネがあるでもなく、

完全に"フリー"で、"個人"で、"DIY(自費)"で活動してる人です。

故に、資金繰りが厳しいのは言うまでもなく。

それでも、日本のリスナーの為、

応援してるバンドの為に、

海外と日本の橋渡し役に尽力してる尊敬に値する人です。

そんないさみさんに、

海外バンドのマーチを買ってきてほしい

という声が絶えなかったそう。

何なら(金を)多めに出すからアレしてほしいコレしてほしい、と

提示されたもの以上の要求をする馬鹿も。

いさみさんは"仕事"で、海外へ"自腹"で渡航してます。

何なら"仲良くしてもらってるバンドの為"を謳い、

ほぼ無償で現地まで行っているのかもしれない。

旧知の仲や、元々の友達でもないのに

そんな人にマーチ頼むとか、

ましてそれ以上のものを要求するとか

とてもじゃないけど自分はできません。する気も起きない。

仮にめちゃくちゃ仲が良い友達だったとしても

頼むなら金出すよ。

だって欲しいのは"自分"なんだぜ?

友達の方から"厚意"で、お金はいいよー

とでも言われない限り

"親しき仲にも礼儀あり"って人間関係において当たり前のことだろ。

それでも、そういった人たちの為に

いさみさんはファンドでプロジェクトを立ち上げたのに

フォロワー、出資者が全く集まらない。

頼んでた連中は何なの?

ただでさえ資金繰りが厳しい個人を相手に

自分の欲しいマーチも、人の金で手に入れようとしてんの?

どこのクズ野郎だ

人としての常識を疑うわ。

さっき言ったマナーモラル常識の話です。

そうでなくても、いちばん最初のプロジェクトこそ

人数も金額も、そこそこ集まっていたのに

それ以降のプロジェクトには一切支援しない人いすぎない?

新しいプロジェクトが発足する度に

毎回同じ人、数人が支援してるようにしか見えない。

海外公演での裏話とかが聞けるコラムの方とかも

自分含めて3人しか支援者いないとかね。

まぁ、興味ないって言ってしまえばそれまでだし、

もちろん各々の経済状況との相談もあるし、

思いの外、次々と新しいプロジェクトが発足されてて

そういったペース的な兼ね合いもあるだろうけど…

ホント、最初に支援した人たちどこいった?

って感じが否めません。


非常識な人相手に

悲痛な声を上げてるいさみさんとか見てられない。

そりゃ日本人に対して嫌気も指すよ。

もちろんそれが全てではないにしても

自分に寄せられる声がそんなのばっかりじゃ

弱音だって吐きたくなる。

日本人は相手のことを気遣える、思いやりに長けた人種だ

そんなのいつの時代の話でしょう。

そんな"デキた人"の方が、今や絶滅危惧種なんじゃないだろうか…



プロジェクトの支援者はまだしも

何でも無料で、安くて、と他人にたかるような乞食は

ライブ行く行く詐欺常習犯の可能性も。

Twitterという構ってちゃん御用達の馬鹿発見器は

相変わらず優秀なツールですよ。

このメンツやばい!行くしか! (行かない)
このライブ、行きたさある (行かない)
これは行くヤツ (行かない)
どうしよっかなー行こっかなー (行かない)
行きたいライブありすぎだよー! (行かない)

こんなのを呟いてる連中、

見たことある人も少なくないハズだ。

Twitterでライブ行く行かないのツイートしてる連中ほど

ライブ参戦が信用ならないものはないと思ってます。

また、そういう連中に限って、希望や要望だけは一丁前。

行かないのに、誰々呼んでほしいだの

あれやってほしい、これやってほしい…

Twitterでなくても、大体行く人は黙って行く。

自分の行くライブを、わざわざSNS(主にTwitter)に告知する人

少ないんじゃないかって話です > ライブ行く人

そんなもんです。

告知をしてちゃんと行く人のが少数でしょう。

これは音源に置き換えても同じな気もする。


先月のSIO公演でも

東京会場はsoldしたけど、こんなことがあったそう。


SIOの日本のファン層なんて、男女比で言えば

男3(4):(6)7女

年齢層は、10~20代がメインだろう。

当日の会場の客層見ててもそれは明らか。

そういう連中の誰かなんじゃねーの? > 無断キャンセル

Screenshot_2016-04-27-19-30-22-1.png 
  
以前、ICE GRILL$(NERDS)でも同様のことがあった。

だから、おかしいんだって最近のリスナー

自分さえ良ければ他はどうでもいいんだろう。

KRI(BM.3)も、無断キャンセルしたヤツは

今後一切、利用させない方針でいいんじゃないかと思う。

こんな連中相手に下手に出る必要なんて全くないよ。

何でこんなクズ連中に行き渡って

行きたい人が行けない、買いたい人が買えないのか。





と、他にも挙げたらキリがないので

過去の記事を参照してもらえたらありがたいですが。

今年は…というかここ数年

色んなバンド、色んなライブ、音楽シーンの色々なこと等々

正直、音楽に対するモチベーションは

過去最低レベルでした。

迷った挙げ句に"行かない"選択をしたライブもある

と言いましたが、同様に

ブログでも下書きまで書いて、

実際にUPしなかった記事も、今年は多かったです。

モチベーションやメンタルなんて自己管理の範疇だし

あんまり自分以外のものに責任転嫁するのは良くないけど

原因のひとつとして

自分のこと以外のものが大いに関係していたのは事実です。

それでも、

良い作品を出してくれるバンドだったり

ホントに心の底から楽しいライブがあったり、

めちゃくちゃかっこいいライブがあったり、

RNRやUNIONWAY、IGにKRI、MaxtremeにGO WITH ME

日々、海外バンドと日本の橋渡しに尽力してるところがあったり、

個人で頑張ってるいさみさんがいたりとか

要所要所で、やっぱり音楽って良いなぁ

と、思える出来事や

応援したいと思える人や、チームや、バンドがいるのも

紛れもない事実で、数少ない希望です。


もうウンザリだ!
音楽聴くのなんかやめてやる!
ライブなんか2度と行くか!

もうシンドイ…
何の為に音楽聴いてんだろ?
何の為にライブ行ってんだろ?



そんなレベルまでモチベが低下することなく

救われている部分もあります。

そうして救ってくれるバンドや、ライブ

イベント主催者さんや良識あるリスナー、オーディエンス

そして、こんなブログに遊びに来てくれる皆々様に

とても救われてるし、元気をもらっています。

本当に感謝。

自分が音楽を聴き続けられる、

ライブに行き続けられる、

ブログを書き続けられる、

数少ない特効薬みたいなものです。


しかし、

その特効薬も一時凌ぎにしかならないかもしれないほど

シーンの悪化、衰退の速度は速い気もします。

そして、過去に幾度となく取り上げた

33歳問題

に達する年齢にも、刻一刻と近づいてきています。

そういった良い部分に延命措置をしてもらってるだけで

このままの状態が続けば

遅かれ早かれ、自分は音楽のある生活から

いずれ撤退してしまうでしょう。

それがいつになるかはわからないけど…

その時までは

音源も買うし、ライブも行くし、ブログも書く。

ここまで読み進めてもらった方には

死に際を看取るまで、付き合っていただけたらと笑

そんな風に思います。



って感じで

下半期に抑えがちだった負の部分を

まとめて吐き出しました。

いちばん最後のまとめに

こんなことをつらつら書くのもアレかと思い

先に吐いてしまいました。

おかげで、レポやアルバムへのまとめは

楽しく書いて終われそうです。

ま、そうする為に

先にこっちを上げたんですけど。


少しスッキリしました。

今年も残りわずか。

ここで吐き出した分、

アルバムランキングと総評まとめの方は

いつもの感じでいきますんで

どうぞお楽しみに。

集計するの、自分もとても楽しみです

 ∧_∧
 ( ・∀・)  わくわく
oノ∧つ⊂)
( ( ・∀・) ワクワク
oノ∧つ⊂)
( ( ・∀・)    wkwk
∪ ( ∪ ∪
 と__)__)



参考記事
2013
イィネ厨、何なのあの馬鹿共は

2014
最近の"譲って"民の程度の低さに沸点臨海突破
音楽後進国.jp
日本人スポーツ選手は応援する→わかる、海外でライブする日本人バンド…
キャスティングってすごく大事
信者道への始まり?ファンの呼称問題
KNOTFEST JAPAN 2014 大反省会

2015
2015年初の"おまいう"
2015年二度目の"おまいう"
Wall of Deathでも壊せぬ確かな壁がある
腐ってるのは業界か、メジャーレーベルか

2016
死んだのではなく、殺された
国内外ライブハウス閉鎖問題
こんな10周年は誰も喜ばない
バンドの思いと、リスナーの思いと…
バンドとファンの理想の形
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頭固すぎヘドバンして血ィ抜きなよ
2016 LIVE REPO 24th. ACROSS THE FUTURE 2016
2016 LIVE REPO 27th. Rise Records Tour Japan'16
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