今回は音楽ネタでありつつも
少し趣向を変えたネタでお送りしたいと思います。
題して
何故クラウドファンディングが成功しないのか
これについて語っていこうと思います。
まぁ、そもそものキッカケはいさみさんのプロジェクトなんですが。
【いさみめがへるつpre. Walking Dead On Broadway来日を実現させよう!】
↑7月に当ブログでも記事として取り上げ、
微力ながらお手伝いをさせていただいたこの件ですが
今回の記事を書いている8/25時点で
未だに支援者は8人
支援総額 61,000円/目標額 1,000,000円
という、非常に芳しくない状況なワケです。
↑の記事に書いたいさみさんの最初のツイートは
既に200件ものRTがされていたにも関わらず、です。
ホント、他人任せの人がいすぎやしませんかね…
というか、
ファンディングサイトってどういうところなのか、
もしかしてちゃんとわかってない人がいたりする……のか?
ってことで、ここで軽く説明しましょう。
クラウドファンディングとは?
――クラウドファンディング(英語: Crowdfunding)とは、不特定多数の人が通常インターネット経由で他の人々や組織に財源の提供や協力などを行うことを指す、群衆(crowd)と資金調達(funding)を組み合わせた造語である。ソーシャルファンディングとも呼ばれる。
クラウドファンディングは資金提供者に対するリターン(見返り)の形態によって下記の3類型に大別される。
●金銭的リターンのない「寄付型」
●金銭リターンが伴う「投資型」
●プロジェクトが提供する何らかの権利や物品を購入することで支援を行う「購入型」
日本では、資金決済に関する法律や金融商品取引法などによって個人間の送金や投資が制限されていることから、購入型のクラウドファンディングの企業数が最も多く認知度が高い。その一方、個人から少額の資金を募って融資を行う投資型(ソーシャルレンディングとも言われる)は企業数は少ないが(日本では金融商品取引法の第2種金融商品取引業の登録が必要)、金銭のリターンを求める投資家の需要を取り込み、国内では300億円以上の融資実績がある。
(from Wikipedia)
と、wikiにも項目が存在するように
何らいかがわしいものではありません。
お堅い言葉が書かれてるからって、読み飛ばしなさんな。
この程度の文章が読めずにどうしますか。
それでもわかんねぇよ!という、
脳のシワがちょっと少そうな人の為に
わかりやすく音楽ネタで例えてあげましょう。
あなたの好きなバンドが
クラウドファンディングであるプロジェクトを立ち上げました。
アルバムを作りたいんだけど、お金ない!
制作するには100万円必要なんだ。
だから、みんなの力を貸して欲しい!
https://crowdfunding.com
↑このサイトにプロジェクトを立ち上げたよ!
ここに登録して、資金を支援してくれ!
達成したら僕らはアルバムの制作に取り掛かれるし
支援額に応じて、様々なリターンを用意したよ!
\4,000支援(50人まで)
・アルバムのクレジットに名前を載せてくれる
\6,000支援(30人まで)
・サイン入りアルバムがもらえる
\10,000支援(20人まで)
・ライブの優先チケットがもらえる(ミーグリ付)
\18,000支援(50人まで)
・MV撮影に参加できる
\30,000支援(15人まで)
・メンバーが家にアルバムを届けてくれる
好きな金額を選んで、支援して欲しい。
期限は2ヶ月だよ。
もちろん強制はしない。
でも、プロジェクトが達成できたら
すごく良いアルバムを作ると約束するよ!
って、感じだとしたらわかりやすいですかね?
好きなバンドの新譜制作に関われるなら
喜んで支援する!
って人は多いんじゃないでしょうか。
オマケにこんな支援欲を掻き立てられるようなリターンだったら
嬉しくないですか?
海外では、実際にこういったファンドを利用して
アルバムを制作したバンドも出てきてますよね。
最近だと、While She Sleeps の新譜とかそうだった気が。
まぁ、金がないとは直接的に言いませんが
レーベルとかに左右されず、自主制作したいから
っていう理由が多い気もします。
とはいえ、プロジェクトの規模によっては
金ない!って正直に言うのも大事だと思いますけどね。
ちょっと自分の資金だけじゃどうにもならない…
でも、これがやりたいんだ!
っていう人の為のものでもあるでしょうしねこういうのって。
そもそも金あるなら、ファンドなんて募らないでしょう。
あとは起案者のやりたいこと、実現したいことと
それに対してどれだけ需要があるかって部分が
プロジェクトの成功か失敗かの最初の分かれ道ですね。
仮にこのプロジェクトが
ある程度知名度のあるバンドが発足したものなら
1ヶ月も経たない間に達成額を大幅に超えそうですけどね。
しかし、そういった有名無名問わず
目標達成額に届かず、期限を迎えてしまった場合は
プロジェクト未達成ということになり、
バンドも当然アルバムは制作できません。
残念ながらプロジェクトが未達成に終わってしまった。
アルバムは作れそうにないよ…… ごめんね。
制作に協力してくれるレーベルやプロデューサーを探して
なるべく早く次のアルバムを作れるよう努力するよ。
協力してくれたみんな、本当にありがとう。
そしてごめんね。
と、なるワケですね。
その場合は、支援者にもちゃんと返金されます。
プロジェクトが失敗しても、持ち逃げみたいなことにはなりません。
クラウドファンディングってそういうものです。
ただ、失敗しても支援者にはその分のリターンを…
と、厚意でやってくれる人もいます。
その場合は、リターンがあるので当然返金はされません。
リターンもなしに、持ち逃げされたら詐欺だと思ってポリスに連絡を。
そういう犯罪も間違いなくあるでしょうしね。
早まる前に落ち着いて、まずはサイトに連絡してからにしましょう。
と、いうことで
いさみさんのプロジェクトに限ったことではありませんが
日本でもクラウドファンディングが知られてきて
今や星の数ほどのプロジェクトが生まれ
先ほどの例え話のバンドのように
プロジェクトが未達成のまま終わったしまったものも
決して少なくはないでしょう。
もちろん、目標額が高額であればあるほど
達成は困難となるものの、
何ゆえに達成できないのか?
ということを考えてみました。
まずはコレ
信用と信頼
言葉にすると簡単なんですが、やっぱりコレですかね。
クラウドファンディングが日本でも知られてきたとはいえ、
知らない人だって大勢いるでしょうし、
そういう支援をしたことない人も大勢いるでしょう。
まず全く知らない赤の他人に、ネット上で、支援して!
と、言われても
なかなか財布の紐が緩まないでしょうしね。
まぁ、でもネット自体の信頼性、信ぴょう性ってのも
↑で使用した画像の通りの結果が出てます。
いつの調査かは知らないですけど。
それにファンドサイトもどんどん増えてきてますし
サイトの有名・無名、実績による信頼(信用)
またプロジェクトを立ち上げた人自体の信用(信頼)
著名人が立ち上げたプロジェクトほど
早々に目標額を達成し、成果を上げるってのも少なくないですしね。
しかし、プロジェクトを立ち上げる人のほとんどは
Twitterやインスタ、Facebook等の主要のSNSや
ブログを書いてたりもするだろうし、
その人の情報が全くの0ってことはまずないと思うんです。
サイトの方にしろ、プロジェクトを立ち上げた人にしろ
自分が信用・信頼できる情報を得てから
支援を考えてみてはどうでしょうか?
知識ゼロのまま手を出して、勝手に被害者面して
パッパラパーなクレームとかを言わないように。
そう考えると、ファンドサイトではないもののウチのブログは
どれほどの信用度、信頼度があるのかが気になりますが←
面倒くさい
意外とこれが成功しないことの大半を占めてるかもしれません。
自分も感じたことがあるんですが、面倒なんですよね←
クラウドファンディングサイトの大半がそうだと思うんですが
まず、支援するにはそのサイトに自分の情報を登録しないといけない。
これが面倒。
こういう会員制、登録制でなかったら
サッと支援だけしてくれる人って意外といる気がするんですよね。
起案者が未登録なら詐欺もバンバン増えるでしょうが
支援者が未登録でも、
必要な情報(支援額や決済法)を入力するだけなら
通りすがりの良い人が支援してくれた…(´;ω;`)
で、終わるワケですしね。
それこそ登録不要のネット通販と同じような感覚で。
この人のことを支援しよう!と思って登録したけど
また別の人が、別のファンドサイトで支援を呼び掛けてたりすると
えー、また登録しなきゃいけないのか…
クソ面倒。こっちはやめよ
っていう人も、中にはいるんじゃないでしょうか。
そして支払い方法が振込なのか、引き落としなのか、
クレジットカードなのか、電子マネーなのか、とか。
選択肢が多いことは親切ではあるんですが
裏を返せば、選択肢が多い故に面倒くさい
ってのもあるんじゃないか、と。
まずファンドサイトに登録する前に、
現代人の多くは、色んなところで個人情報を登録してると思うんです。
会社でのIDだったり、楽天のID、AmazonのID、タワレコのID、チケットサイトのID、携帯会社のID、ブログサイトのID、TwitterのID……etc
同じID(メールアドレス等)を使っていたとしても
パスワードは、英数字で最低4桁だったり、6桁だったり、8桁だったり
っていうサイトは少なくないですしね。
そういった背景がありつつも、新たにID登録を必要とされることに
面倒臭さを感じる人は決して少なくないんじゃないかという。
しかも、リターンがあるとはいえ
自分に直に得がある(という意識がある)ワケではないじゃないですか。
支援どうこうの前に、実はこの登録こそが
最大のネックなんじゃないかとすら思えてきます。
金欠
音楽好きは金欠者が多い!
かく言う自分も漏れなくそうですが。
音源を買い、ライブに行き、マーチを買い、そして音源を買い……
の、無限ループです。
しかし、悲しいかな
富裕層であればあるほど、音楽とは遠いように思います。
音楽は貧乏人の趣味なのだ!(´;ω;`)ブワッ←
思い当たる人は多いんじゃないですかね。
しかし最近は、チケット代を値切る前提で交渉する乞食は多いし、
高いって言って行かないヤツ、買わないヤツもいるし、
曲も知らず(音源買わず)、この曲なに?とか言うヤツもいるし。
ちゃんと対価を払う人自体が減ってきてる印象ですがね。
また、レジェンドを追うような中年層以上よりも
現行シーンを追っているほど、年齢層も若くなり、
だからこそ金欠、という場合も然りなのかもしれません。
故に支援しようにも、その場ですぐにはできない!
給料日まで待って!バイト代出るまで待って!
という状況が生まれる場合も。
それまで待って、ちゃんと支援してくれる人ならいいですけどね。
挙句、チケット関連だと、
チケット欲しさに未だに騙されて詐欺に遭う人もいるという現状。
もちろん好きで騙される人はいないと思うけど
詐欺に遭う人を見てると、その多くは
それって少し考えれば回避できるでは?という事が多い気もします。
騙すヤツは○ねレベルでいちばんの害悪なんですが
それこそネット社会、情報化社会なんだから
ネット上での自衛や判断力は身につけて然るべきなんですけどね。
馬鹿にネットをやらせちゃダメ、ってのはそういう部分も。
容易にカモられちゃいますよ?
プロジェクトによっても設定支援額は様々ですが
安く設定している人なら、アルバム1枚分くらいで済みます。
正味な話、アルバムはいつだって買えるんだぜ?
期限付きのプロジェクト、ちょっとアルバム買うのを我慢して
そのアルバム代で困ってる人を助けてあげてみないか?
って、思ってくれる人が多ければいいんですが
これがまたなかなか、ね…
支援することで、ちゃんとリターンも返ってくるなら
悪い話だとは全然思わない気もするんだけどなぁ…
と、大きく分けて3つの要素を取り上げました。
こうして自分で書くくらいですし、
この3つの理由で支援に漕ぎ出せない人たちの気持ちも
何となくわかると言えばわかります。
でも、だからって何もしないでいたら
誰のプロジェクトであろうと達成できないですよ。
人それぞれ、様々な事情や理由があるのもわかります。
でも、その事情や理由を言い訳という盾にして
自分は何もしない、支援しない理由を作っていないだろうか?
プロジェクトの起案者や、ファンドサイトの
信用、信頼が得られないって人は
それを信じられるように物事を知る努力、
知ろうとする努力をしたんだろうか?
お金がないって人は
本当に数千円も出せないほどお金ないんだろうか?
そこまでいくと生活レベルを疑いますよ。 そんなんじゃ、
メシもまともに食えなきゃ、それこそ好きなバンドの
音源買ったり、ライブ行くなんてことできないでしょう。
そこに「学生だから」なんて言い訳は通じないとも思うんですよね。
金がないのは今や学生も社会人も一緒ですよ。
結婚して、子どもがいたりすれば
学生よりも自由に使えるお金が少ない社会人だっているでしょう。
学生だろうが、社会人だろうが、関係ないです。
当然、業界人だって関係ありません。
バンドマンだって関係ないですよ。
同じシーン内で仕事をしてるからって
その人が支援しちゃいけないなんて決まりはないでしょう。
むしろ同業者だからこそ支援してあげればいいのに
なんて、自分なんかは思ってしまいますが。
学生だろうが、社会人だろうが、業界人だろうが、
協力するかしないか、支援するかしないか
問題はこれだけでしょう。
いさみさんの件に話を戻しますが
200件以上RTされているのに
支援を名乗り出る人が、その1/20以下しかいないって
やっぱおかしいというか、異常な気がするんですよね…
最初にリンク貼った記事にも書きましたが
どうしてデスコアが不得手な自分が支援してるのに
デスコア好きな人たちが支援していないのか?
これが本当に意味がわかりません。
日本なんて海外以上にデスコア需要なんてないでしょう。
海外に比べたら、ほぼ皆無なんじゃないでしょうか。
でも、デスコアが好きな人は間違いなくいる。
こういうことをキッカケに、日本での
デスコアの需要が増えていく可能性
だって十分に考えられる。
その可能性すら捨ててしまっていると気付かないもんなんでしょうか?
本当にデスコアが好きな人たちが動かないで
日本にデスコアの需要なんて生まれるワケがない。
それはデスコアに限った話ではありません。
メタルコアだってそうだし、ポスコアだってそう。
POP PUNKだって、EASYCOREだってそうです。
何なら洋楽って括りにしても通用する話です。
昨年は、最近の音楽リスナーの感覚がおかしい
という記事も数多く書いてきましたし
何かそういう出来事がある度、今年も引き続き書いています。
自分のブログだけでなく、他者さんのブログや
Twitter等のSNSやネットニュースでも
そういった記事を見たことある人は決して少なくないと思います。
日本の音楽業界、音楽シーンが
ずっと下降線を辿っているのは
決して業界人だけの責任ではないと思うんですよね。
リスナーの責任も、十中八九間違いなくあるでしょう。
いさみさんの過去のプロジェクトを見ても
達成できていないものばかりです。
しかし、足りない分は自腹を切って事に当たっています。
それを
「なーんだ、達成しなくても出来てじゃん」
と軽はずみな気持ちで思う人がいるんだったら
それは大きな間違いでしょう。
大前提として、自身の為であるのは当然ですが、
その自分の時間を、お金を、身体を削ってまで
日本のリスナーや、友達のバンドの為に
動いてくれている部分があるからこそでしょう。
文字通り"必死"になって動いてるんだと思います。
それがOur Hollow, Our Home の来日を実現させる為であったり
今回のWalking Dead On Broadway のことだったりするんです。
しかし、今回のWDOBに関しては
いさみさんも再三言っているように
0か1
プロジェクト未達成ならWDOBは来日しません。できません。
しかし、1が100人集まれば、100になるんです。
200人の内、190人以上の方々、
まずは1になるよう動いてみてはどうでしょう?
そうすれば、日本国内でのデスコアの需要が
増えるキッカケになるかもしれないし、
長い目で見れば、日本の腐った音楽シーンが
良い方向に変わっていく兆しになるかもしれない。
そういったことを考えられる人が
1人でも多くいてくれることを願うばかりです。
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