"音楽離れ"って若者だけじゃないけど… | (旧)喜怒音楽 -きど"おと"らく-

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2020年に引っ越しをしました。引っ越し先は最新記事からどうぞ。



先日、とはいえ結構前になってしまったが

Yahooのトップにこんなニュースが出てた。




「有料音楽離れ」も「音楽離れ」も…世代別の「音楽との付き合い方」をグラフ化してみる
(ガベージニュース)

リンク先はYahooではなく元記事を貼った。

やはり散々言ってきたように

日本において、音楽に興味を示すのは若い頃が大半。




中でも10~20代の音楽に対する関心は90%を超えてる。

しかし、2015年にはその若年層ですら90%を切ってしまった

30代以上の"無関心"の値はそれよりさらに大幅減。

調査結果には驚くばかりだ。

“今の若者は…”なんて、音楽以外の事柄でも

どこでも使われるくらい便利な言葉になってるが

この結果を見るに、こと音楽に関しては

若者だけの問題でもないのは確か。





で、業界が推し進める無料視聴サービス

2012~2013年に於いては、ほぼどの層も増加していたが

2013~2015年の間にまた減少している。

ツールやアプリをいざリリースしたものの、

結局聴きたい曲が見つからなかったり、

無料"期間"を設けて、その先は有料となるツールだったり、

やはり業界の"阿呆さ"を露呈したが故に

数値が下がったとも言えるのでは?

コピーコントロールCDに続いて

無料ツールでも失敗するとか、

この国の音楽業界者はどれだけ無能なんだろうかね。

まぁ、"無料"でしか聴く気がない

クソ乞食リスナー共も当然のことながら

問題視するべきではあるけどな。


政治やマスコミ、世界情勢に関しては

歯に衣着せぬ物言いが支持されてるフィフィも

このニュースを取り上げてコレよ。



↑なんか勝手にJASRACのせいにしてるが

そもそも自分が(今の)音楽に大して興味ないだけだろ。

もちろんJASRACが責任の一端を担ってる部分もあるだろうが。

まぁ、良くも悪くも音楽にそこまで興味ない人にとっては

現状としてこういったことなんだろう。



対して、世界的には

2015年の世界の音楽産業は史上初デジタル売上がフィジカルを上回る、IFPIが発表。売上150億ドルで3.2%プラス成長
(ALL DIGITAL MUSIC)

という結果になったらしい。

日本が音楽後進国たる所以がよーくわかりますね。

海外のストリーミングをはじめとする

デジタルツールの充実っぷりに加え

日本がどれだけ遅れを取っているか、と。

まぁ、自分は前々からアナログ(CD)派だし、

iPod classicから乗り換える気もサラサラないので

これに関してはあんまりでかいこと言えないけど。

しかし、海外のそういった状況をマンセーして

今時CDとかwwwww

と、若干バカにしたような馬鹿をたまに見かける。

そういう連中は、充実してないツールをずっと使ってりゃいいし

実際問題として、現状では日本でそういった配信ツールは

第一線でもなければ、そちらが主要になるような動きもないワケだ。

使ってるおたくらが頑張って広めて

日本でも海外並に配信ツールが充実するように動いてくれよ

口だけ音楽好きを減らしつつよ。


しかし、音源への興味・関心が薄れつつあるも

ライブ方面は概ね好調であるらしい。





コンサートやライブなどへの参加状況をグラフ化してみる
(ガベージニュース)

グラフには年別、年代別比較がされてないのは残念だが

事実、ライブに行く人は増加している。

ま、ここで見ても個人的に残念だと思うのは

国内組のライブに行く人が増えても

海外組のライブに行く人はそうでもないんだよなっていう。

本当に残念。ただただ残念すぎる。


別の記事も見てみよう。

CDの売上落ちてるけどコンサートはバリバリ人気なんだってさ、いやマジで
(【ネタ倉庫】ライトニング・ストレージ)

もともと録音で商売しようとしていたのが過渡期で
コンサートで本物を聞かせるのが本当の音楽商売なのではないかと。

ということを言われており、それに対するレスが

この発想は一理ある。
音楽とは元々音を楽しむものであり、その方法は問われていない。
CDもデジタルもその方法の一つでしかない。
趣味の多様化やデジタル音楽の普及浸透で、
音楽が細分化され個々で楽しむ機会が増えたからこそ、
自分と近しい価値観を持つ人との間で
「音を楽しむ」機会を得たいとの気持ちが沸き上がるのは、理解ができる気がする。


と、している。

まぁまぁ確かにわかるよ。

実際問題として、

CDが売れなくなって何年~ってのも今更だし、

今は"ライブで稼ぐ時代"~ってのも今更なんだけどさ。

でも、世の中には

ライブは行っても音源買わない連中もいれば

音源は買ってもライブに行かない連中もいるワケで。

で、後者には"ライブも行きなよ"としか言えないが

そういう場所が苦手な人もいるだろうし、

実際になかなか行けない場所や

なかなか行けない仕事をしてる人もいるだろうしね。

前者に対しては、個人的には疑問なんだよな。

今更、顔ファンのことを取り上げても話にならんし、

ライブで聴いた方が良いから、やっぱ生の迫力がすごいから

なんて半ば当然のようなことは前提として、

自称他称問わず"音楽好き"を名乗ってる人を対象としたい。

そもそも君ら"音楽好き"さんたちは

そのバンドが好きで、そのバンドの曲が好きでライブ行くんだよね?

でも音楽でメシ食ってる人たち相手に、音源は買わないって矛盾してない?

無料で聴けるツール使って音楽好き()って言われてもな…





主な音楽を聴く機会、YouTubeがトップで音楽CDが続く
(ガベージニュース)

事実、コレだもん。

にも関わらず、日本はショートverしか上げなかったり

ブロックかけたりする馬鹿すぎる事態多々。

そして、そうやって

ネットで済ませる阿呆な連中が、先のパンスプにいたような

本来あるべき歌詞、簡単な単語ひとつも理解できない故に

まともなシンガロングすらできてない

クソ適当なヤツがいたり

別に曲なんて何でも良くて騒げればいい

みたいなヤツがいて

ライブでのフロアの質の低下に繋がってるんじゃないのか、と。

確かにライブに来る人は増えてるかもしれないけど、

同時に上記みたいな"ただの阿呆"が

増えてるって懸念は間違いなくあるぞ?

それが所謂"若者"に相当する場合が非常に多い

まともな音楽好きで、

そのバンドをまともに好きな人なら

きっと誰しもが

そういう場面に遭遇したことがあるだろうし、

同じようなことを思ったことがある人もいるだろう。

初見なら仕方ない部分もある。

でも、そういった初見でも

ライブで良かったと思えたら、帰りに1枚買ってみては?

タワレコが出張してきてたり、

物販ブースで音源売ったりしてんよ。


で、実際に接してないから明言はできないが

個人的にも、これも若年層な気がする



ICE GRILL$さんがこのことを言うのは初めてじゃない。

既に何度も何度も言ってる

ネットで注文することや、ましてここの客も

若年層は多いだろう。

結局、キャンセルの連絡ひとつ出来ない連中が増えると

こういう弊害も出てくるんじゃないの?


ロンドンの小さなライブハウスの35%がこの8年で閉店、YouTubeがライヴ・ミュージック・シーンに取って代わる?
(ALTERNATIVE PRESS JAPAN)

もはや"ライブ(生)"ですらないというね。

これに対する記事は過去に書いたから

リンクも最後に貼るけども。

CDが売れなくなって、ライブもダメで、

次に来るのは何?

『今はネット(配信)で稼ぐ時代!』

とか言われちゃうのかね?

若干そうなりつつあるのが恐いよな。

実際、今の世の中ではYouTuberとかいう、

ガキ相手にクソほども面白くないことやって稼ぐ
(ってのは主に日本のYouTuberな気がするが)

なんて連中もいるくらいだから

音楽シーンもそっちに傾倒していっても不思議じゃない。

それこそシーンの終わりが見える気がするんだが…

どうだろうか?



でね、今の国内音楽シーンだと

そのシーンを盛り上げるべき業界人が

それに歯止めをかけてる部分がある。

先日のOUTBURNの時、Grindhouseの有島さんが

BFMVにインタビューした際のひとコマ

それに対して脊髄反射で怒りのツイートをしてしまいました



あり得なくねぇ?

脊髄反射したにしろ、冷静になって見返しても

同じ感想しか出てこないわ。

確かBFMVの日本での所属ってクソニー(SONY)だよな?

所属バンドのMVブロックするわ、

来日しないと国内盤リリースも続かねぇ(続けねぇ)わ、

かと言って招致活動するワケでもねーし、

挙句、バンドに対してライブで曲減らせだと?

SONYスタッフってクズしかいねーの?

SONYはじめとして、国内のメジャーレーベル

全部滅びろよ。

音楽業界に携わるのやめろボケカス氏ね

特に洋楽方面には擦り寄ってくんな。

やる気ねぇなら契約もリリースも

インディーレーベルに全部明け渡せよ。


OUTBURN関連でもうひとつ。

終演後に

洋楽の人気ないっていうけど、
いるとこにはいるよね

的なツイートをドヤ顔でしてるヤツがいて、

試しにそいつのプロフ覗くと

典ッ型ッ的ッすぎる、国内バンドの羅列

挙げ句に約40万ツイートもしてる

単なる国内ラウド厨な、ただのツイカスでした。

そりゃBFMVレベルで新木場soldとは言わずとも

そこそこ埋まらなきゃ、それこそ日本の洋楽シーン終了だわ。

せっかく来日しても知名度ない故に小箱でしかできない

海外では人気あるのに、日本では全く知られてない

小箱でやってもsoldしない現状なんて知らねーだろ。

国内でもメジャー級の洋楽バンドしか知らねぇ、

そんなバンドのライブしか知らねぇヤツが

いるとこにはいるよね、なんてよく言えたもんだな。

確かな実力があるのに、小箱でもsoldしない

海外バンドのライブ見てから、

そういった現状知ってから物言えや腹立つな…



今の世の中、音楽以外の娯楽も山ほどある。

故に、現代に於いて音楽に執着してるのは

音楽オタクしかいない

なんてことまで言われてるくらいだ。

わからんでもないけど…

ただ、音楽に限らずだけど

世間的にも○○○オタクやマニアみたいなのが

認知されすぎてしまったせいで

ただのニワカですら、

無知な人からは"オタク"で一括りにされるし

オタクのレベルも幅が広くなったもんだな。

少なくとも自称するようなヤツは

オタクと言わないのでは?とも思ってしまうが。



とは言ったものの…

どうしたもんかね、この現状。

もう同じことばっかり言うのも飽きてしまったよ(。-∀-)ハハ…

で、いざ音楽がこの世から消えてしまったら

音楽にご執心じゃなかった阿呆に限って

『音楽なくなるとか、まぢ考えられない』

ってなことを言い出すんだ。

うるせぇ馬鹿が黙ってろ


最近、こういったシーンの現状や

レポやレビュー以外のこういったネタの記事を書くごとに

失望感疲労感に苛まれてしまいます。

トトでした。




参考記事
日本国内での、ストリーミングサービスの今後や如何に
Wall of Deathでも壊せぬ確かな壁がある
死んだ… のではなく、殺された
国内外ライブハウス閉鎖問題
こんな10周年は誰も喜ばない