犬のダイエットどうすれば? | タンタンとパパの子犬の社会化ブログ

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犬や猫が標準体重より太ってしまうと、

人間に比べ大きな健康的負担が出てくるというお話はしましたが、

じゃあ、どうやってダイエットさせたらいいのかというのは

難しいところですよね。

 

【太っているかどうかの判定】

 

これは長年犬と暮らしている人でもよく分かっていないことが多いですが、

動物病院で「このくらいの体重で適正ですね」と言われた時に、

背中の皮を指でつまんでみた感触を覚えておくことです。

 

それ以上分厚く感じられる時は皮下脂肪が多いということですから。

 

あばらが感じられないほど皮下脂肪がついているの明らかに肥満です。

 

また、短毛種なら上から見てウエストのくびれがなければ肥満気味です。

 

 

長毛種だと分かりにくいのでシャンプーの時にチェックするか、触った感触で判断する必要がありますね。

 

一番確実なのは動物病院で体脂肪計を使って体脂肪率を測ってもらい、

肥満度を調べることです。

 

健常犬や健常猫の体脂肪率は15〜24%とされていますので

それ以上なら肥満、それ以下なら痩せすぎです。

 

ただし犬種猫種によって標準値が上記と異なる場合もあるので動物病院で

調べてもらってください。

 

このくらいは診察の一環で無料でやってもらえると思いますよ(多分)😅

 

 

また成長期に獣医さんから「このくらいの体重なら適正ですね」と言われ、

その後もその体重をキープするようにしていると栄養不足になってしまうケースもありますので、成長に応じて適正体重は修正していく必要があります。

 

生後1年間は動物病院に慣らすためにも月に1度はおやつを持って行って、
体重や体脂肪率を測ってもらいがてら、獣医さんやスタッフの方からおやつをあげてもらうといいですね。

 

そういう意味でも生後1年間は動物病院に付属のサロンでトリミングやグルーミングをお願いする方が好ましいわけです。

 

 

 

【太っている場合の対処】

 

愛犬が太っていることが分かった場合、最初にすべきことは『なんで太ってきたか』原因をはっきりさせることです。

 

不妊手術後ポッチャリしてきたというケースは少なくありません。

 

また以前は1日3時間は散歩に行っていたのに事情が変わって1時間しかいけなくなった。

以前はドッグランに通っていたのに行かなくなったなど、運動量が減った場合は別の運動量を増やすか食事量を減らす必要があります。

 

家族の中でひそかに大量のおやつを与えている人がいないかも調査する必要がありますね。

 

うちも老齢の父が自分の食事中にくっついてきてお裾分けを欲しがるので、少しづつ与えていたことがわかりました。

 

そういうときに「もう与えないでください!」と言っても年寄りやおっさんは言われた通りにしないことが多いので、与えても太りにくいカロリーの低いおやつを用意して取りやすい場所に置いておくか、あやつらの食事中は別の部屋に隔離する、または食卓が見えない位置にサークルを置いて入れておくなどの配慮が必要です。

 

またペット専用の10グラム単位で測れる体重計を購入して自発的にその上に乗ってくれるようトレーニングし、

毎日測って記録すると大幅に太ったり痩せたりすることをコントロールできます。

 

 

【ダイエットの基本】

 

ほかにおやつやヨーグルトなどカロリーの高いものを要求に応じて頻繁に与えていない場合は、

ダイエットは簡単です。

 

今まで与えていたフードの量を10%程度減らして体重を測り続け、さらに体重が増えるようならさらに10%減らし、体重が増えなくなった量が『適正量』ですので、そこから体重を減らしたければさらに10%減らし、増やしたければ10%増やすなどのコントロールをすればいいだけです。

 

そのためにもフードは目分量で与えずに計量カップを使い、増減を行うためにはキッチンスケールを持っているといいでしょう。

 

 

それ以外に頻繁におやつを使ってトレーニングをしている場合は、

1日に与える量のフードを一部ポーチに入れてそこから使えばいいです。

 

人間のように朝夕決まった時間にまとめて食べさせる必然性があるわけではありませんので、

全ておやつのように与え朝夕のご飯は特に与えなくても問題はありません。

 

ただし、普段は朝夕まとめて与え、自分が休みの日だけ小出しに与えるようなイレギュラーな与え方はフラストレーションになるのでやめた方がいいでしょう。

 

そして、1ヶ月に元の体重の5%以上を減らすのは危険ですからやめてください。

筋肉も一緒に落ちてしまいますし、心臓が悪い個体は心臓の力も落ちてしまいます。

(心臓も筋肉ですからね)

 

 

【ダイエットフードはなにがいいか】

 

犬は糖質だけでなくタンパク質+脂質でも太りますので、

主食以外の間食については糖質とタンパク質・脂質が極力少ない食材で空腹感を満たせばいいわけですが、

そんなおやつはなかなかありません。

 

脂肪分の少ない鶏のささみやカンガルー肉を使ったおやつも、太りにくいかもしれませんが、

お肉ばかりたくさん与えるとリンが過剰になるので栄養のバランスが崩れます。

 

ちなみにうちでは主食のフードを10%減らし、

輪切りにして5分程度水にさらしたキュウリをおやつやご褒美に使うことで、半年で8.6キロ→7.3キロへのダイエットに成功しました。

 

 

でもキュウリなんて興味ない子も多いでしょうね😅

 

果物は糖質が高いのでダイエットにはなりませんし、野菜でも根菜類など炭水化物が多いものは使えません。

 

また、生野菜は犬には消化できませんので加熱して細胞壁を壊して与えるか、

ブレンダーなどで粉砕しないと栄養を摂取できません。

 

主食のフードの100グラムあたりのカロリーを比較して、

特に愛犬のアレルギー食材を使っていないプレミアムフードでカロリーの低い物に変えてみるのも効果は大きいです。

 

主食フードを変えないのであればフードを減らした分のかさ増しに茹でた大根のサイコロカットを入れるなどして満腹感を高めるのもいいでしょうね。

 

以前からご紹介している食品乾燥機(フード ディハイドレーター)を使うと

野菜チップスなども簡単に作れてダイエットには最適です。

 

 

(画像にはバナナやカボチャが入っていますが、糖質が含まれているのでダイエットには向いていません)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3才からのエイジングケアフード

100gあたりのカロリーが309kcalしかないのでダイエットにも有効↓