昨夜の台湾は、また新しいピンチが出ましたね。
台北市の病院で発生した事件なので、さっき、指揮センターは台北市の市長と一緒に生放送の記者会見で事件を説明しました。
事件の経緯
5/9、60代の男性1人と60代の女性1人が別々に台北市立聯合医院和平院区(いわゆる「和平医院」)の急診室へ行きました。その1人はコロナとまったく関係のない症状で入院しました。
5/10、もう1人もコロナとまったく関係のない症状で入院しました。
5/11、宜蘭、新北市は要注意。むしろ、台湾も外出控えの時期が来たなどの事件があったので、病院の方は患者たちの情報を見直し始めました。
5/12、その2人の患者は、1人が万華事件の関係者、1人は宜蘭事件の関係者だと判明して、すぐに隔離用の陰圧室に入室させて、検査を受けさせました。同時に、指揮センターにも通報しました。
万華事件と宜蘭事件の関連記事:収束有望?!台湾のピンチをまとめました
5/13、陽性の結果が出ました。指揮センターもすぐに対応しました。
5/14、朝9時半、指揮センターは台北市の市長と一緒に記者会見で説明しました。
病院への対策
急診は一時停止。コロナの検査は続き。
外来診療はすでに予約した患者のみ。
退院した患者は14日間自宅隔離。
感染者と同じ病室にいた人(患者、介護士、家族など)はみんな陰圧室で隔離中。
接触者たちは自宅隔離して、5/14(今日)に検査を受けさせます。
基本的には部桃事件の経験を活かします。
部桃事件の関連記事
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台北市への対策
今回の事件は収束有望?!台湾のピンチをまとめましたのように、「台北市万華区」との関連性が深いですから、「台北市万華区」を中心に対策を作りました。
昨日の朝は一連の事件で、4/15から「台北市万華区」に立ち寄った人にメッセージを送って、自主健康管理と検査を要請。
有名な「龍山寺」もその範囲内なので、4/15からそちらへ行ったことがある人にも、もちろんメッセージが届きます。
その範囲のたくさんの所で、コロナ検査スタンドを設立しました。検査時間は8時~0時。
検査項目はPCR検査+迅速抗原検査。
迅速抗原検査の精度が低いですが、すぐに結果がわかるので、陽性なら入院させて、陰性ならPCRの結果が出る前に自主健康管理などを続きます。
検査の対象
4/15から万華区のスナックバーに立ち寄ったお客とスタッフ
4/15から熱や呼吸症状で(万華区の住民じゃなくても)万華区の病院やドラッグストアに立ち寄った人
4/15から熱や呼吸症状で病院へ行った万華区の住民
ホームレス(ソーシャルワーカーは協力します)
外籍配偶など立場が弱い人
ここでは曖昧な表現法を使っていますが、
狙ったのは結婚や仕事で台湾にきて逃げた違法滞在者です。
だから、市長は「コロナの検査を受けるなら、違法滞在の罪を問いません」って強調しまた。
ちなみに、「コロナの検査を受けるなら、違法滞在の罪を問いません」という対策は去年からで、台湾全土適用。
検査を受けたい一般国民。
最近はたくさんの情報がLINEなどで流れていますが、指揮センターは患者たちのプライベートを守るために、そして、偽情報を防止するためにも、指揮センターが発表してない情報を拡散しないでくださいって要請しました。
そして、このブログで提供した情報はなるべく、
指揮センターや自治体が公表した情報を優先。
中央社という国のマスコミを優先。
ほかのマスコミやLINEでの噂なら、証拠を見つかることができる情報のみ。
では、今日も在台日本人の皆さんと一緒にこの土地を守ります!
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