「お帰りなさい。」

家の中から声がしました。

みんな「うぐいす姫だ!」

ゆき「うぐいす姫様、飛梅も黒梅も戻ってきました。」

飛梅「姫様ありがとうございます。こうして黒梅も里に連れ帰ることができました。」

黒梅「私をこの里の片隅にでも居させてくださいますか?」

うぐいす姫「もちろんですよ、東風も西風も同じ風、梅も人も皆同じ、いえそこに”あるもの”すべて同じ存在しているものなのですもの。」

ミー「私も住んでいいですかニャア」

臼「臼もお願いしたいウッス。餅でもなんでもつきまウッス」

法師「ミーさんも臼さんも私の住かにおいでなさい。狭いですが楽しく過ごしましょう。」

ユキ「うう、なんだかやけるわねえ。いい感じだわ法師とミーさん。」

 

 その夜うぐいす姫の館には隠れ里の住人が集まり、お祝いをしました。鍋も、まな板も、包丁も出てきて料理をし臼はさっそく祝い餅をつきました。ミーの仲間の猫もチュー吉も一緒に踊っています。

法師「食べ物が無くなったなら打ち出の小槌アプリで食べ物を出してください。」

ユキ「スマホは任せてね。」

 皆は夜遅くまで楽しみました。

そんなみんなを庭から見ている二人がいました。

「ユキもたくましくなったなあ。」

「そうですわね、これで隠れ里と人とをつなぐ者もできましたね。ねえお爺さん。」

 

ユキのお爺さんとおばあさんでした。

 

*半年間書いてきた物語いよいよ終盤に向かいます。よろしくお付き合いください。

 

いつか行った隠れ里① いつか行った隠れ里② いつか行った隠れ里③

いつか行った隠れ里④ いつか行った隠れ里⑤ いつか行った隠れ里⑥

いつか行った隠れ里⑦ いつか行った隠れ里⑧ いつか行った隠れ里⑨

いつか行った隠れ里⑩ いつか行った隠れ里⑪ いつか行った隠れ里⑫

いつか行った隠れ里⑬ いつか行った隠れ里⑭ いつか行った隠れ里⑮

いつか行った隠れ里⑯ いつか行った隠れ里⑰ いつか行った隠れ里⑱

いつか行った隠れ里⑲ いつか行った隠れ里⑳ いつか行った隠れ里㉑

いつか行った隠れ里㉒ か行ったいつ隠れ里㉓ いつか行った隠れ里㉔

いつか行った隠れ里㉕ いつか行った隠れ里㉖ いつか行った隠れ里㉗

いつか行った隠れ里㉘ いつか行った隠れ里㉙ いつか行った隠れ里㉚

いつか行った隠れ里㉛ いつか行った隠れ里㉜ いつか行った隠れ里㉝

 

 

 

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