ビル街を抜けるとすぐに住宅街、まるで映画のセットのような感覚。
ゆき「みな本物じゃないけど、そっくりなのよ。」
法師「偽物だけど本物、ユキさん理解できますか?」
ユキ「難しいわ、というかこの町私の実家の近所の風景よ。あそこの学校も私の通ってる高校よ。」
ユキはあたりを見渡しました。確かに自分の住んでいる町です。 その時ユキを呼ぶ声がしました。
「ユキ~!ユキじゃないのよ、田舎に行ってたんじゃないの?」
クラスメイトの風花でした。
ユキ「行ってたというか、今いるというか。まさかあなたあやし?前おぼろで同じような目にあったし。」
風花「やだあ、なんか暑さでバテたの?あやしとかおぼろとか分かんないわ。」
ユキ「じゃあ私の生年月日を言って、それから何の部活か、私の得意科目は?」
ユキは矢継ぎ早に質問しました。風花はちゃんと答えられたのです。
ユキ「本物?、、なのかかな」
風花「ほらあそこにクラスメイトのみんなも待ってるよ。」
言われた方向を見ると仲良しの仲間たちがにこにこして手招いています。
ユキ「そうだ、ゆきや飛梅に聞けばいいんだわ。ねえ、私どうしたらいい?」
そういってみんなの方を見ました。そこには顔を引きつらせてユキに近づいてくるゆき、法師、飛梅、臼、ミーがいました。
ユキ「キャー、あなたたちがあやしなの!」
ゆき「ユキ!目を覚ましてそれはあやしよ!」
法師「あやしがユキに憑りついたんだよ!」
ゆきはうぐいすの羽を取り出そうと、しかし一瞬速く風花に化けたあやしが手をかざしゆきを大きな繭に封じ込めました。
ユキ「やっぱりゆきに化けたあやしなのね!」
法師「だめだ、すっかり操られてる。」
その時ミーが飛び出てきました。
ミー「任せて!」そう叫ぶとミーはあやしたちにとびかかりました。
ユキ「きやー!猫又!」
ミーはあやしたちに猫パンチを繰り出しています。
飛梅「ユキとゆきは私の梅の花で保護するわ。」
法師は持っていた針の剣で繭を裂き、ゆきを救い出しました。
法師「ゆきしっかりして。」
そう言うとゆきの手にある羽をゆきにかざしました。ゆきは目を開け
ゆき「ああ、ありがとう不覚だったわ。」
ゆきはそういうとうぐいすの羽をあやしたちにかざしました。
ゆき「ミー、応援するわよ。」
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