ユキ「マオって名前、もう!魔王じゃないのよ!乙女の純情を、、、このお!!」 

臼「ちょっと怒るとこ違うんじゃないかウッス、、。」

ミー「ユキはイケメンに弱いニャア。」

ゆき「みんなそんなこと言ってないでさあ私の周りに集まって!」

ユキを守るようにゆきを真ん中に左右に飛梅、右に法師、左にミー、と臼。

法師「ユキさん、うぐいす餅を食べて!」

魔王は一瞬ためらいましたが、

魔王「フフフしょせん、お伽噺のヒーローたちよ。よってたかっても魔王に勝てるものか。」

そういうと魔王は指を鳴らしました。たちまち子鬼、餓鬼、あやかし、鬼火,etc魔界の者たち揃い踏みです。

ユキ「のどにお餅がつかえたあ。」

法師「慌てないでぼくたちが守っているから。」

ゆきは呪文を唱え始めました。

羽からは雪の結晶、飛梅から梅の花びらが。

魔王「ハハハハ、お前たち童話のヒーローだな。皆のものかかれ!」

魔王の手下たちはいっせいにかかりました。猛烈な炎です。

ユキ「ああ熱い!」

ゆきの額からは汗が

法師「ゆきんこさん、大丈夫ですか?」

ゆき「大丈夫、、でも溶けそう。」

魔王「ほれ見ろ、所詮ただの妖精だ。魔力にかなうはずもない。近頃人間社会の魑魅魍魎のエネルギーがこの魔界にエネルギーをもたらせているのだ。」

臼「本当ウッス、この頃人間の方が怖いウッス。」

法師「みな、一緒に呪文を唱えよう。」

 

その時です、空中にうぐいすの鳴き声が聞こえました。

ユキ「あっうぐいす姫だ!でも姫は隠れ里から出られないはず。」

ゆき「あれはうぐいす姫の生き影よ!」

ユキ「生き影?」

うぐいす姫「私は隠れ里にいます、でもあなた方の呪文が聞こえてきたので私の影を送ったのです。たとえ影であっても私の力は同じです。」

魔王「おのれ、こしゃくな姫だ。姫もいただいてやる。」

うぐいす姫「ゆき、打ち出の小槌を出して。」

ゆき「打ち出の小槌?」

うぐいす姫「そうです、打ち出の小槌で羽と雪の結晶を沢山お出しなさい。1つひとつは本物の力にはかなわないわ。でもたくさん集まれば何十倍、何百倍の力になるわ。」

法師「そうか!その手があったんだ。」

臼「みなでやるウッス!」

ミー「ユキスマホをふりふりするにゃー。」

飛梅、黒梅「私たちは梅の花びらを!」

ユキ「分かったわ、小槌を振るわよ~!それ出てこい、出てこい!」

みんな「出てこい、出てこい!」

さあ出て来るわ出てくるわ、羽も結晶も、梅の花びらも。

小悪魔たちの火がどんどん血作なっていきます、そして羽と結晶が魔王を覆っていきます。

魔王「な、なんじゃこりゃあ!」

 

いつか行った隠れ里① いつか行った隠れ里② いつか行った隠れ里③

いつか行った隠れ里④ いつか行った隠れ里⑤ いつか行った隠れ里⑥

いつか行った隠れ里⑦ いつか行った隠れ里⑧ いつか行った隠れ里⑨

いつか行った隠れ里⑩ いつか行った隠れ里⑪ いつか行った隠れ里⑫

いつか行った隠れ里⑬ いつか行った隠れ里⑭ いつか行った隠れ里⑮

いつか行った隠れ里⑯ いつか行った隠れ里⑰ いつか行った隠れ里⑱

いつか行った隠れ里⑲ いつか行った隠れ里⑳ いつか行った隠れ里㉑

いつか行った隠れ里㉒ か行ったいつ隠れ里㉓ いつか行った隠れ里㉔

いつか行った隠れ里㉕ いつか行った隠れ里㉖ いつか行った隠れ里㉗

いつか行った隠れ里㉘ いつか行った隠れ里㉙ いつか行った隠れ里㉚

いつか行った隠れ里㉛ いつか行った隠れ里㉜ いつか行った隠れ里㉝

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

言葉遊びと絵本(大人の童話っぽいです)、を出しました 

右上のお気に入りで追加していただけると嬉しいです 
ふつつか者ですが、応援よろしくお願いします。
twitter  @tetsuwanamano RT歓迎

Facebook 天野幸道 yukimichi.amano
アメブロ「言葉の遊び場」 http://ameblo.jp/tetsuwann-amano2010/

  言葉遊び、ショート、SF etc

YAHOO ブログ 「言葉の癒し場」 https://blogs.yahoo.co.jp/mighty_amano_2007

 小説、俳句、川柳、短歌、詩、イラスト、絵

 

ネットでは、鉄腕アマノか天野幸道で出てきます

 

アメンバーぼしゅうちゅうペタしてね読者登録してね