new暴れん坊商人~視覚障害者の呟き~ -87ページ目

6年目の春

 眼ん玉を悪くして、職場復帰のためにここ姫路に転居してきて、まる5年が過ぎ、この4月から6年目を迎えた。
 見え方は、来た当時からそれほど変わっていないようだが、依然としてお城の下の公園の桜は見えない。
 妻にお願いして垂れ下がっている枝に咲く花を触ってクンクンするしか、桜の花を感じることはできない。

 仕事の上でも、どうにか自分の守備範囲を確保してはいるが、最近、緊張感が薄れているのか、ちょっとしたミスを連発している。
 いけん、いけん、これではいけません。
 気を緩めていては、この5年間に築いてきた信用を一瞬のうちに失くしてしまいそうです。
 
 風の噂では、わしの眼の病気に効く、網膜を再生する特効薬が見つかりそうだとかないとか。
 一瞬でもええから、もう一度、家族の顔と桜の花びらを見てみたいと思うのでした。

光 その後

 光が開通してのその後。
 きわめて快適です。
 何と言っても、以前のADSLとは違って回線速度が速いし安定してます。
 それに、ノートパソコンは無線LANにしたので、どの部屋にいてもインターネットが楽しめるのはいいですなぁ。
 けんど、おかげでノートパソコンは昼間家にいる妻に乗っ取られ居間にあることが多く、わしはADSL改選の時のノートパソコンの回線速度になったデスクトップのパソコンの前に座ってます。
 ちょっと悲しい。
 
次の目標はスキャナとOCRソフトを購入して、活字の本などをスキャナで読み込んでそのソフトで文字データに変換して聴く書をすることですなぁ。
 会社にはわしようにそろえてもらっていて、回覧文書や登用試験の時の課題図書を聞く時には使っているんですけんど。
 今日、妻と娘で駅前意の大型書店に行って、娘にどんな本があるかを聞いていると、興味のある内容の本が一杯あるんですねぇ。
 ないーぶねっとで点字データをダウンして、音声で聞くこともできるんですけんど、居間流行の本は、半年先くらいにならないとアップされないんですよねぇ。
 スキャナが3万円、OCRソフトが10万円、やっぱし無理じゃなぁ。

USB接続スピーカー

 ノートパソコン用として、エレコムのUSBスピーカーを山田電器で購入した。
 昨年の4月にこのノートパソコンを購入した時についたポイントが5000円近く残っていて、1年経過すると無効になってしまうのでこのポイント全部使って購入した。

 このUSB接続スピーカー、ノートパソコンの空いているUSBポートに差し込むだけで、ACアダプタでの電源供給が不要なのである。
 小さいスピーカーながら結構いい音が出る。
 ノートパソコン事態のスピーカーは高音質のものながら、本体の重量を少なくする為に材質事態が軽くできているので、音量を上げるとビリビリト振動した音になっていたのである。
 
 光に変えた時についてきたビッグローブのコンテンツクーポン14000円分があるので、好きな音楽をガンガンダウンして聞きまくっちゃるぞー!

千の風になって

 今更でもないが、NHKのとある番組で、
千の風になって
の歌にまつわる話をしていた。

 16歳の息子さんが、交通事故で亡くなり、その子供の死をなかなか受け入れられない夫婦。
 そしてこの「千の風になって」の詩を聞いた時、息子がまだ私たちのそばで生きていると感じた。
 ソファーに寝ッ転がって聞いていたわしの眼から涙がちょちょぎれた。
 なぜかしら、涙がちょちょぎれた。

 今までも随分話題になっていた歌なのだが、こうして聞いていると心にしみるのです。
 お恥ずかしい。

マイパソコン

 我が家の寝室には2台のパソコンがある。
 一台は6年前に購入したデスクトップパソコン、通称「パソちゃん」。
 もう一台は昨年春に購入したノートパソコン、通称「パソ夫くん」

 ノートの「パソ夫くん」は当然ながらパキパキと動いてくれるが、デスクの「パソちゃん」は最近、調子が悪かった。
 ちょっと動かしてると、ブルー画面でハングアップしてしまう。
 パフォーマンスの消耗が激しいのである。
 そこで、光開通にともない、念入りのスキャンディスクとデフラグを実行した。
 すると、性能的にはすでに60歳を過ぎていてもおかしくないのに、結構しぶとく動いてくれるようになった。
 まだまだがんばってね、「パソちゃん」!

光への道~光回線導入編~

 biglobeのキャンペーンで希望のものがあり、2月11日にインターネットでの申し込みをする。
 NTTからの開通確認と工事日決定の電話希望日を最短の2月20日にする。

「申し込み自体混雑しているだろうし、どうせ20日過ぎになるじゃろう。」
と思っていたが、何と2月15日の昼間NTTよりの電話がある。
 たまたま、会社は休みだったのだが、また光回線の勧誘電話かと思っていたが、11日に申し込んだBフレッツの公示日確認の電話であった。

 現在のパソコン環境、今住んでいるマンションでは「Bフレッツ マンションタイプ」がいつでも使用可能であるとのこと。
 2月25日以後ならいつでも工事可能だとのことであった。
 なかなか平日は会社を休めないことでもあり、3月8日の午前中に回線開通工事をお願いする。
 開通確認の書類は、工事費の3~4日前に送られてくること、VDSL割り増し装置は工事日当日に持ってくることが告げられた。

 工事費が決まったので、次に無料で進呈される無線LANルータの申し込みと、無料接続サポートの申し込みである。
 3月の始めに無線LANルータ到着。
 接続サポートは回線工事日の翌日の3月9日の午後に決める。
 当日までは長かった。
 
 回線工事日当日、10時ごろ3人の工事因果やってくる。
 一人は部屋内のVDSL割り増し装置の接続、二人は1階の光回線と電話線の接続工事をしているらしい。
 このVDSL割り増し装置にはすでにルータが内臓されていて、4つのLANケーブルの差込口があった。
 無線LANルータにも当然ルータ機能がついているので、VDSL割り増し装置のルータを使用し、無線LANルータはルータ機能をストップしアクセスポイントのみの使用とする。
 最初はなかなかリンクしなかったが、どうにか無事回線開通。
 この時点で回線速度を計測してもらうと、65Mbps出ている。

 翌日9日にインターネットの接続と無線LANの設定サポートがくる。
 白髪交じりの教授風のおっさん登場。
 こちらの質問にも適切に答えてくれて、テキパキと設定していく。
1時間ほどで設定完了し、早速回線速度を計測してみると、ノートパソコンで30Mbps近く出ている。ADSL接続の時はよくても8Mbpsほどだったので4倍近いスピードアップである。
 画像などを見ていると明らかにスピードが速くなっているのがわかる。

 今まで構築していた、ノートパソコン・デスクトップパソコン・プリンタの家庭内LANもそのまま有効であった。
と、今回のコース変更は満足のいくものでした。
 さーて、次は何に挑戦するかいのぉ?

光への道~ノートパソコン購入編~

 デスクトップパソコンも使用して5年が経ち、途中でリフレッシュしたとは言え、相当ガタがきていた。
 何と言ってもスペック自体に問題有りで、いくらADSLにしているとは言ってもパキパキとは動いてくれないのである。
 そこで、2代目のパソコンを購入することにした。
 その頃、会社関係で持ち運びのできるパソコンを持つ必要もあり、B5のノートで、できるだけ軽量、バッテリの駆動時間も長いものを探していた。

 最初は現在使っているデスクトップパソコンと同じメーカーのNECのノートを考えていたのだが、いざ家電専門店に見に行ってもなかなかNECのノートで手ごろなのはないのである。
 
 そこで店頭でセールスの人の説明を聞いて気に入った、SONYの「VIO VGN-S55B/S」を購入することにした。

モデル VGN-S55B/S
OS Microsoft Windows XP Home Edition(Service Pack 2)
プロセッサー*1 インテル Pentium M プロセッサー 740
DVD/CDドライブ DVDスーパーマルチドライブ(DVD+R 2層記録対応)*3(固定式)
標準/最大*2 512MB(512MB×1)/最大2GB(DDR2 SDRAM、DDR2対応(533MHz動作)、
(Cドライブ:約20GB/Dドライブ:55GB(出荷時))
通信機能 2.4GHz/5GHzワイヤレスLAN(内蔵)
 何と言っても、バッテリを入れても2キロをきる軽さと、バッテリが4時間近くは持続するのが気に入った。

 購入後、ADSLのモデムにルータ機能がついていたのでHUBを購入し有線LANで接続し、プリンタも含めて家庭内LANを構築した。
 なかなか快適であった。
 
 けんど、性能のいいノートパソコンを購入したこともあり、より回線速度が速い光回線にコース変更したらええなぁという気持ちが沸々とわいてきた。
 そんなある日、プロバイダのbiglobeの案内で新生活キャンペーンと称して、NTTのBフレッツ回線を使用しての「BIGLOBEひかり with Bフレッツ」のマンションタイプで、回線工事無料、2ヶ月利用料無料、biglobeコンテンツ14000円分進呈、バッファロの無線LANルーター15000円無料進呈、接続サポート無料と、わしの希望する条件をもうらした企画が耳に入った。
 何と言っても月額使用量が3980円と現在のADSL利用料より安いのである。

 早速申し込むことにして、そこからの体験談は次回のお楽しみ、お楽しみ・・・!

光への道~ADSL導入編~

 職場復帰前と職場復帰後の2年間、ダイアルアップ接続でインターネットヲ楽しんでいたわし。
 けんど、パソコンの操作にも慣れ、ソフトのダウンロードや画像を見る機械も多くなり、ちょっと無理があると思い出した。
 
 そこでプロバイダはBIGLOBEのままで、「ADSL Eアクセス」にコース変更をすることにした。
 その前に、このデスクトップパソコンは、メモリが64メガであり、LANボードもついておらず、おまけにハードディスクもガリガリといやな音がするようになっていた。
 そこで、パソコンショップに持ち込んで内臓のPCIスロットにLANボードを増設し、メモリも128メガ増設し192メガに、ハードディスクもファイルや設定をそのまま移行しての新品にやり換えた。

 インターネットでbiglobeのHPにてコース変更を申し込み、ADSLモデム「NEC AtermDR205」も自宅に送付された。
 事前にモデムの設定方法と、インターネットの接続設定方法を頭に叩き込んで、ADSL回線開通の日がやって来た。
 いかんせん、視覚障害で画面の情報が見えないので、家族の目も借りて、どうにか設定完了しインターネットに接続できた。
 今までのダイアルアップ接続とは段違いのスピードである。
 画像もスムーズに見れ、メールの送受信も驚くほどの速さであった。

 けんど、慣れというのは恐ろしいもので、そのADSLのスピードにも慣れてきて、より速くインターネットヲ楽しむ事ができないのかと思うようになった。
 そして、デスクトップパソコンの性能にも限界がきていたので、そろそろ2代目のパソコンとしてノートパソコン購入も頭の中にチラチラと浮かんでくるようになった。
 さーて、次回はいよいよノートパソコン購入から、光回線へのコース変更編だ。
 お楽しみに!

光への道~導入編~

 わしが初めてマイパソコンを購入したのは2001年の1月であった。
 視覚障害で画面の状況がほとんど見えていないわしが、パソコンを購入するとは夢にも思っていなかった。
 けんど、スーパーの店舗で働けなくなったわしが、今の会社に生き残る道は、パソコンを使って仕事をする以外になかったのである。
 そこで、少しでもパソコンの操作に慣れようと無謀にもパソコンと画面の情報を音声に変換してくれるスクリーンリーダーを購入することにしたのである。
 
 パソコンの知識はほとんどないわしは、妻と一緒に家電専門店のパソコンショップに出向き、店員の薦められるまま、OSがWindowsMEのデスクトップのパソコンを購入した。
 NECのバリュースター・PC-VL750R67Dである。
 その当時には珍しく、デスクトップなのに、前面にPCスロットがついていて、CDRの書き込みもできるものであった。
 
 そして、広島県の職業訓練センターの週3回、合計12回の「パソコン講習会」で基本となるパソコンの操作とワードでの文章入力を習った。
 もちろんそれだけでは会社で仕事をするにはいたらなかったので、会社を1年間休み、大阪の視覚障害者専門のリハビリテーションセンターにて、パソコンを使った情報処理の職業訓練を受けた。
 自宅を離れての寮生活であった。
 その訓練の間に、プロバイダに入会し、インターネットの閲覧方法やメールの送受信の方法を習い、自宅のパソコンでもダイアルアップ接続にてインターネットができる環境を整えた。
 これがわしが初めてインターネットの世界に接した瞬間であった。
 
 9ヶ月間の訓練を終えて、職場復帰するまでの3ヶ月間は自宅でひたすらインターネットでの情報収集と、エクセルやアクセス、ホームページ作成のスキルアップ講座を探しての自己啓発にいそしんだ。
 今から考えるとダイアルアップ接続であったので、めちゃくちゃ遅い回線速度でインターネットをしていた。
 それでも、わしにとってはとても楽しく、眼の見えにくい視覚障害者でもどうにか自分で必要な情報を取得できることがわかり、目から鱗ものであった。

 さて、この先、現在に至るまで、わしのパソコン生活はどう変わっていくのでしょうかねぇ?
 次回「光への道~ADSL導入編~」に続く・・・!

光への道~はじめに~

 2月の上旬に申し込んだNTTのBフレッツでの光ファイバー導入。
 今日やっと回線が開通した。

 コースはビッグローブ光 with Bフレッツのマンションタイプであった。
 インターネットで申し込み、光回線の開通工事が昨日8日に終了。
 今日9日の午後から、パソコン2台分の無線LANを使ってのインターネット接続の無料サポートを受け、約1時間の奮闘の末、今こうして接続ができるようになった。

 以前のADSLEアクセスでは調子のいい時で8メガBPSのスピードであったが、NTTの回線工事やさんが測定したところ回線速度65メガBPS。
 こりゃすごいと思ったが、実際マイパソコンで有線LANでつなぎ、間にウィルスバスタ2007のセキュリティソフトをかまし、視覚障害者のためのホームページリーダーを使用した状態で、28メガbpsのスピードであった、

 ただ、今回は無線LANも使えるようにしたが、この無線LAN接続状態では、どの部屋でもインターネットに接続できるが、6~8メガbpsのスピードしかでない。
 まあ、一長一短ですなぁ。

 けんど、30眼がbps近い速度でインターネットを使用していると、明らかに今までとは違うスピード感が体験できた。
 今までより少し安い3980円の利用料金で速度は3倍以上になったのだから恩の字だと思う。
 これで画像もストレスなく見れる?いや聞けるかぁ!
 ニコニコですね。