new暴れん坊商人~視覚障害者の呟き~ -86ページ目

ハンバーグ大好き

 今日、会社から帰って台所に入ると、プーンといい匂いがした。
「やーーたー、ハンバーグじゃぁ。」
 レトルトのハンバーグ、冷凍食品のハンバーグ、はたまたレストランで食うハンバーグとは違い、やっぱし妻の手作りのハンバーグはうまい。
 45歳のおっさんであってもなぜかしら子供の時と一緒の気持ちでニコニコ食ってしまう。

 他にも子供の頃から好きだった食い物にはコロッケ、スパゲティ、最近ではクリームシチューなんぞもおいしいですなぁ。
 そんなおかずでご飯を食い食い焼酎を飲んでいるんじゃからちょっと不気味ですね。 

奇跡

 さわやかな日曜日。
 選択をしていた妻がわしに言った。
「お父さん、ちょっと手伝って。」
 そう、居間のソファーに置いていたタオルケットを洗ったのでベランダに干して欲しいとのお願いであった。
 それを干して、テレビを見ていると妻がポツリと行った。
「お父さん、私、大変なことをしてしまった。」
 さて何じゃろうと思っていると、
「このテレビのリモコンを匂ってみて、いい匂いがするでしょう?」
 そう、タオルケットと一緒にリモコンを洗濯してしまったのである。
 
 我が家の洗濯機は斜めドラムであり、そのタオルケットの洗濯をしている間、妙にガラガラと大きな音がしていたと思った。
 そして、妻がその洗濯をしてしまったリモコンのスイッチを押して行った。
「ありゃ、動くじゃん。良かったよかった。」
 そう焼く40分間ドラム式の洗濯機でガラガラ洗濯をされてしまったリモコンはそれにもめげずいつもどおりに動いていたのである。
 奇跡じゃーーー!

白杖歩行

 生活訓練で白杖歩行を習って、本格的に通勤時などで白杖だけを頼りに歩行しだして5年がすぎた。
 意識しなくても自然に白杖を左右に振りながら、聞こえてくる音とわずかに残っている周辺部の市やと白杖の感覚を頼りにすたすたと歩いている。
 下手すると、ゆっくり歩行のご老人を追い越してしまうほどのスピードである。
 
 けんど、今日の朝はちょっとやばかった。
 いつものように歩道の誘導ブロックを触りながらまっすぐ歩いて行く途中、いつもの靴の問屋さんに前に止まっているトラックを気にしながら右寄りに歩いていると、
「あーー、ごめんなさーい。」
と女性の声。
 幼稚園の息子さんを自転車の後ろに乗せていた奥さんが危うく右寄りに歩いていたわしにぶつかりそうになったのである。
 トラックを気にしていたあまりにぜんぜん気が付かなかったのです。
 自転車の後ろに乗っているお子ちゃまの黄色い帽子がちらと見えたのでびっくりさせちゃったねと謝っておきました。
 
 今度は会社からの帰り道。
 交差点のある歩道を左に曲がる途中、止まっている自転車に気が付かず、白杖は左側を気にして振っていたため、右側の自転車に触ることなく、わしの右手が相手の背中にぶつかってしまったのです。
「いたーー。」
と振り向いたおばさんでしたが、わしが白杖を持っていたので、
「すいません。」
と逆に謝っていただきました。
 やっぱし白杖持っていれば皆さん気をつかってくれるんですね。
 
 もーちょっと集中して歩いていかんといけんですね。

親の思い 子の考え

 20年前に結婚し、2人の子供ができ、家族を持った今、考えることがある。
 お父さんとしての家族への思い、そう、特に子供への思いである。
 
 独り身であれば自分のことだけ考えていればいいのだろうが、家族を持つと自分のことはさておき、2人の子供、そして妻への思いが先となる。
 けんど、わしが子供の頃はどうだっただろうか?
 子供としての親への考えはそれほど重要ではなかったと思うし、自分で考え大学に進学し、下宿生活を始めるために親元を離れた。
 4年間の学生生活を経て、自分で決めた今の会社に入社し、結婚し今にいたる。
 その中では、親は自分のことをどう思っているのだろうかなんてのはあまり考えなかったような気がするのである。

 今から考えると、30歳前から眼が見えにくくなり今では一著前の視覚障害者となっている、わしのことを心配しない日はなかっただろうと思うのである。
 
 うーーん、今、現在の親としての子供への思いはいろいろ心配することも多いのだろうが、子供は子供で自分のことをきちんと考えているんだろうなぁ?
 妻のことも然り、子供のことも然り、それぞれの考えを信じてあまり気にせず今をしっかり生きようと思うのである。

あったか弁当

 わしの昼食は弁当である。
 もちろん、妻の愛妻???弁当である。
 しかもレンジで暖め可能な容器に入れているので、毎日、食う前にチーンして食っている。
 
 けんど土曜日は子供たちの弁当がないので、会社で頼んでいる弁当を食うこともある。
 2社択一ってとこで、片方は昔ながらの和風の弁当。
 もう一方は、ご飯とメインのおかずを独自の温め器にて保温し、サラダや漬物などは冷やして別々に食うことができるやつ。ボリュームたっぷりである。
 両方、400円と格安である。
 わしは後者のボリュームあったか弁当を食うことが多い。
 1週間に一度だからいいけんど、この害虫弁当を毎日食うとあきるだろうなぁ。
 やっぱし、妻の作る弁当が一番でーーす・・・よいしょっと!

飲み会

 どうも最近、ブログへの投稿が怠りがちでアル。
 ちょっと仕事でバタバタしてたこともあるんですけどね。
 
 昨日、人事異動で我が部署から去る人、来た人の歓送迎会があった。
 いつものごとく会場までは同僚の手引きで移動。
 15人ほどの集団に混じって、焼酎、うまい冷酒を飲んできましたです。
 すでにこの部署に職場復帰して6年目になるので視覚障害者としてのわしへのさりげないサポートは慣れたもんでして・・・。
 たっぷり食って、たっぷり飲んできましたです。
 日本酒はおいしかったけど、食い物は今ひとつだったかなぁ。
 大衆の居酒屋ってのはやっぱしいかんですね。
 
 帰宅して永谷園の梅茶漬けを食ったけど、これが一番うまかったかなぁ? 苦笑

はまっているアニメ

 ここんとこはまっているアニメがある。
 それは、
地球へ
である。

 このアニメ、過去に何度と無くアニメ化映画化されているみたいで、そのリメイク版が、今年の4月から土曜日の夕方6時から放映されているみたいである。
 なぜこのアニメが気になるのか?
 言葉では言い表せないけれど、1960年代生まれのわしにとってはちょうど10歳くらいに作られた話らしく、見ていてというか聞いていて自然と心が感動しているのである。
 同じ年代の皆様、ぜひ一度ご覧あれ。

インターネットで買い物

 今度、生協での宅配サービスを利用することになり、それにちなんでインターネットでの注文ができるようになるという。

 この、
コープ神戸ネットアイバリアフリー
からのフォームで注文できるんだそうだが、ここまで視覚障害者のために配慮がされているサイトを用意しているスーパーはないな。
 わしが勤務している会社のスーパーでもホームページを開設しているが、視覚障害者にとってはとっても聞きにくいページである。

 これから高齢者がどんどん増えていき、共働きの夫婦も当たり前の世の中、この生協の宅配サービスを利用すれば、インターネットで注文して、指定の曜日の指定の時間に玄関まで商品を届けてくれるそうな。
 それぞれの商品はちょっと高めだけれど、ありがたいですね。

視覚障害者が働くということ

 先日、とある新聞社の視覚障害者のための点字の新聞の取材があった。
 5年前に大阪で受けたリハビリテーションセンターの特集記事の中で、中途失明で職場復帰した体験談の一つとして載せるとのことであった。

 わしのこのブログでもその施設での体験談はアップしているが、そこで感じたことを正直にお話をした。
 中途失明となるとなかなか継続して働いていくことは難しいのは事実である。
 この5年間に何人かの中途失明者の職場復帰のためにわしの今の会社での働きぶりを見学に来られる機会があった
 けんど、それらの方が実際に職場復帰をしたという話は返ってこない。
 
 視覚障害者自身も会社側もどのような仕事をしたらいいのか?できるのか?がわからないのであろう。
 たまたまわしは今の会社で今の部署で自分の職域を見つけてどうにか生き残っているが、他に民間企業、特にスーパー関連で職場復帰をはたしたという例は少ない。
 わしも、これからも負けんようにけっぱらんといけんですね。

激安スーパー

 わしはこれでもスーパー業界の会社に勤務している。
 よって、従来買物をするのが好きである。
 休みの日にはたいてい妻と買物に行く。
 特に日曜日はまとめて食料品を買い込む。

 今日も3件のスーパーを目的にあわせて巡回した。
 一軒目はわしの勤務しているスーパー。
 ここでは品揃えが豊富なので、日用品や一般の加工食品を買い込む。
 2件目は生鮮品を中心にした激安スーパー。
 B救貧を扱ってはいるが、とにかく安い。
 本マグロの中トロ・大トロが人作580円。ほんまもんかいのぉ?
 若鶏腿肉が100グラム48円。
 若鶏手羽先が100グラム28円。
 牛ステーキが100グラム99円。
 輸入品が中心ではあるが、まあまあの味である。
 冷凍食品は常時4割引、1ヵ月に一度は半額。
 コロッケ4個で100円。
 これだけ安いとたっぷり3カゴ分買い込んでも5~6千円ですむ。

  よく考えると食料品は30年前のわしが子供のころと比べてもそれほど高くなっていない。
 それだけ一人当たりの買上点数を増やさないとスーパーはもうからないのである。
 困ったもんですねぇ。