白杖歩行
生活訓練で白杖歩行を習って、本格的に通勤時などで白杖だけを頼りに歩行しだして5年がすぎた。
意識しなくても自然に白杖を左右に振りながら、聞こえてくる音とわずかに残っている周辺部の市やと白杖の感覚を頼りにすたすたと歩いている。
下手すると、ゆっくり歩行のご老人を追い越してしまうほどのスピードである。
けんど、今日の朝はちょっとやばかった。
いつものように歩道の誘導ブロックを触りながらまっすぐ歩いて行く途中、いつもの靴の問屋さんに前に止まっているトラックを気にしながら右寄りに歩いていると、
「あーー、ごめんなさーい。」
と女性の声。
幼稚園の息子さんを自転車の後ろに乗せていた奥さんが危うく右寄りに歩いていたわしにぶつかりそうになったのである。
トラックを気にしていたあまりにぜんぜん気が付かなかったのです。
自転車の後ろに乗っているお子ちゃまの黄色い帽子がちらと見えたのでびっくりさせちゃったねと謝っておきました。
今度は会社からの帰り道。
交差点のある歩道を左に曲がる途中、止まっている自転車に気が付かず、白杖は左側を気にして振っていたため、右側の自転車に触ることなく、わしの右手が相手の背中にぶつかってしまったのです。
「いたーー。」
と振り向いたおばさんでしたが、わしが白杖を持っていたので、
「すいません。」
と逆に謝っていただきました。
やっぱし白杖持っていれば皆さん気をつかってくれるんですね。
もーちょっと集中して歩いていかんといけんですね。
意識しなくても自然に白杖を左右に振りながら、聞こえてくる音とわずかに残っている周辺部の市やと白杖の感覚を頼りにすたすたと歩いている。
下手すると、ゆっくり歩行のご老人を追い越してしまうほどのスピードである。
けんど、今日の朝はちょっとやばかった。
いつものように歩道の誘導ブロックを触りながらまっすぐ歩いて行く途中、いつもの靴の問屋さんに前に止まっているトラックを気にしながら右寄りに歩いていると、
「あーー、ごめんなさーい。」
と女性の声。
幼稚園の息子さんを自転車の後ろに乗せていた奥さんが危うく右寄りに歩いていたわしにぶつかりそうになったのである。
トラックを気にしていたあまりにぜんぜん気が付かなかったのです。
自転車の後ろに乗っているお子ちゃまの黄色い帽子がちらと見えたのでびっくりさせちゃったねと謝っておきました。
今度は会社からの帰り道。
交差点のある歩道を左に曲がる途中、止まっている自転車に気が付かず、白杖は左側を気にして振っていたため、右側の自転車に触ることなく、わしの右手が相手の背中にぶつかってしまったのです。
「いたーー。」
と振り向いたおばさんでしたが、わしが白杖を持っていたので、
「すいません。」
と逆に謝っていただきました。
やっぱし白杖持っていれば皆さん気をつかってくれるんですね。
もーちょっと集中して歩いていかんといけんですね。