親の思い 子の考え | new暴れん坊商人~視覚障害者の呟き~

親の思い 子の考え

 20年前に結婚し、2人の子供ができ、家族を持った今、考えることがある。
 お父さんとしての家族への思い、そう、特に子供への思いである。
 
 独り身であれば自分のことだけ考えていればいいのだろうが、家族を持つと自分のことはさておき、2人の子供、そして妻への思いが先となる。
 けんど、わしが子供の頃はどうだっただろうか?
 子供としての親への考えはそれほど重要ではなかったと思うし、自分で考え大学に進学し、下宿生活を始めるために親元を離れた。
 4年間の学生生活を経て、自分で決めた今の会社に入社し、結婚し今にいたる。
 その中では、親は自分のことをどう思っているのだろうかなんてのはあまり考えなかったような気がするのである。

 今から考えると、30歳前から眼が見えにくくなり今では一著前の視覚障害者となっている、わしのことを心配しない日はなかっただろうと思うのである。
 
 うーーん、今、現在の親としての子供への思いはいろいろ心配することも多いのだろうが、子供は子供で自分のことをきちんと考えているんだろうなぁ?
 妻のことも然り、子供のことも然り、それぞれの考えを信じてあまり気にせず今をしっかり生きようと思うのである。