前和光市長 松本たけひろ オフィシャルウェブサイト -444ページ目

春、役所にはお金がない!~(付録:継続費と繰越名許費とは)

3月議会明けでやることが山積。

コメントへのお返事も皆様のサイトへの訪問も完全に滞っています。

すみません。しばらくお待ちを!

さて、今日は仕事山積の中、当たり前のようだけれど世間では意外に知られていない話を。

役所の懐が一番さびしい時期というと実は4月上旬なのです

税金も国保料も、一期目の納税期限が来ないとお金は入りません。また、地方自治体が頼り切っているいろいろな補助金も年度の途中で入ってきます。

ということで、春4月は役所の米びつが空っぽの時期なんです。

今は会計もIT化で資金繰りも合理的ですが、少し前の市役所の会計課の手腕が一番発揮されたのが、春の時期の資金繰り。金の出入りをしっかりと見極めて、綱渡りの資金繰りをしたようです

春、役所のいろいろな事業が少ない理由のひとつがこれ。

春の公共事業はたいてい、継続費や繰越明許費*の関係が多く、新規事業は夏以降になるのですが、こういうところにも原因があるのです。そして、お金がある程度たまった冬以降は・・・・・(ヒ・ミ・ツ)。

一年中売り上げが立つ多くの民間企業と違って、市民の税金が頼りの役所ならではとは思いませんか!?

*継続費(けいぞくひ):役所の会計は単年度主義(4月から3月で一区切り)なのですが、執行に2年から数年かかる事業については予算であらかじめその旨といくらをいつ使うかを定めておくことで、数年度にわたって支出することができます。これが継続費です。

複式簿記の期間損益計算では、期間ごとの配分が当たり前のように行われるので、この仕組みには面食らいました。(なお、「複式簿記に基づく企業会計の論点のほとんどすべてが期間損益計算に起因する見積もりに関係する」ことからも、役所の会計の単純さがお分かりいただけると思います。これについてはまた後日。)

*繰越明許費(くりこしめいきょひ)前年度の予算が成立した後に発生した理由(工事の遅延など)に基づいて、年度内に事業に関する支出が終らない見込みのとき、議会が議決を行うことで翌年度に繰り越して経費を使うことができます。これが繰越名許費です。

(年度末に必死で事業を終わらせる理由がお分かりいただけましたか?)

なお、両者の違いは、あらかじめ年度をまたぐと分かっているかどうかにあります。

ちなみに、トップ3行はいずれ消しますのでご了承を。

私の一般質問の結果について概要をお示ししておきます~後編

発達障害者支援法にかかるこれまでの施策と取り組みは

質問 平成1741日より施行された発達障害者支援法に関して国からも通達などが出され、取り組みが具体的に指示されたが、どのように取り組んだのか。また、学校教育法の一部改正が閣議決定されたが、そこで言及されているポイントについても見解をうかがう。

答弁 発達障害児に関しては一人ひとりに必要な配慮がさまざまであるため、個別の指導計画の作成、市長部局を含めた就学指導委員会でのきめ細かな情報交換などを行っています。学校教育法の改正に関してはまだ、法案の段階ですので、今後の推移を見守ります。

再質問 発達障害児のいる学校に必要に応じて配置する介助員については、どのようなケースに配置しているのか。

答弁 介助員についてはほかの児童に危険があるケースのみ配置しています。

再質問 介助員は本人のためだけではなく、ほかの子供の教育環境という意味でも大切ではないか。一部の子供への予算投下という意味合いを超え、すべての子供たちのために新たな介助員制度を構築するなどの充実が必要だと思うが、どう考えるのか。

答弁 あらたな介助員については今後の検討課題とします。

◎集中改革プランについて

質問 集中改革プランは国からの「上からの改革プラン」だが、せっかくの改革のチャンスなのだから、より大胆な目標を設定すべきではなかったか。

答弁 地方財政をめぐる変化が非常に激しい中、なかなか大胆な数値目標の設定が困難であることから、大胆な目標設定はなじまないと判断しました。

今後、状況が変われば、その都度目標を改訂してまいります。

◎文書管理システムについて

質問 文書管理システムの構築が電子市役所推進計画でうたわれ和光市でもその構築が課題となっているが進捗状況は。また、システム構築を機に文書管理の効率が飛躍的に向上する。保存期間の延長や情報公開の充実に生かすべきだと思うが見解をうかがう。

答弁 県内市町村による共通のシステム構築に向けた協議会の準備委員会に和光市も参加します。今後、その枠内でシステム構築に向けて、ご質問の趣旨も踏まえて提案してまいります。なお、現在も保存スペースには関係なく必要な文書は必要な期間保存しています。

提案 そもそも、ある施策に関する文書は施策の起案から終了までの間、保存すべき。また、共同で開発するにしても、情報公開、文書保存の充実などさまざまな視点から和光市なりの提案を行っていただきたい。

中学校の卒業式に行きました

地元中学校の卒業式があり、招待状をいただいたので、3年連続同じところになりますが出席させていただきました。

中学校時代というのは、純粋な子どもとして過ごす最後の日々だと個人的には思っています。わざわざ受験をしなければ、自動的に地元の中学校に進みます。中身も義務教育です。

そういう中で、地域の幼馴染たちと過ごす最後の時間であり、中学を卒業すると世界が大きく変わります。

さて、その最後の大切な儀式に議員がこれよがしにやってきます(今日は市長や教育委員、市議会議長も列席で挨拶がたくさんありました。ただ、最近、短い挨拶が主流なのはいいことだと思います。)。

正直迷惑だろうな、と思っているのですが、毎年、中学生は来賓紹介のとき、珍獣のように興味を持ってくれます。そして、帰路に路上で出会うと挨拶をしてくれる生徒もいます。

その卒業式。毎年出ていると感じるのですが、雰囲気は学年ごとにガラッと変わります。

今年の卒業生は情熱的でユーモラス、という感じでした。

卒業生代表の言葉はいきなり涙を伴って始まり、笑いあり、鋭い人間観察あり・・・。

最後の「旅立ちの日に♪」は本当に感動的でした。

基本的に儀礼的に招かれている行事でありながら、卒業式というものは本当に感動を誘うものです。特に、これから地域の庇護を離れて世間に出て行く中学校の卒業式となるとなおさらです。

ちなみに、以前からいつも、少し気になるのが来賓の私語が激しいことと卒業証書授与のときに呼ばれて返事をしない生徒。不思議です。

私も話しかけられればしゃべりますし、多少はありでしょうが、あまりにぺちゃくちゃと人様の大切な儀式でしゃべるのはまずいでしょう。また、生徒が呼ばれて返事をしないのも今後の人生を考えると困りものです

まあ、現場で方針もあるでしょうからどちらでもいいのですが、私には少し気になりました。

それでも、本当に大きな感動をもらって帰ってきました。

間もなく任期を終える名物助役さんについて考えながら

和光市の深野助役(和光市の場合は助役は1人)は市役所が町役場だった頃から、その仕事人生(45年余)を和光市役所にささげた人。

いろいろな意味で、「職員のボス」であり、その調整能力、職員をまとめる手腕が高く評価されたのか、市長が交代した後も助役を務めました。(普通は助役は入れ替えが多い。)

私も最後なので質問に関してご答弁をお願いしましたが、今回は集中的に答弁を求められる場面が多いように見受けられます。(普段はあえて助役、という指名は少ない。)

さて、助役というものは政治任命職であり、市長と現場の間で調整をしたり、市長の代理をしたり、という役回りです。

地方自治法の改正で、助役は副市長という役割になることが想定されています。

和光市の場合、野木市長が職員からの生え抜きではなく議員出身のため(まあ、それだけかは別にして)、助役の調整能力に市長はかなり助けられていように見えます。やはり、中の人間にしか分からないいろいろな複雑さが組織にはあるからです。まあ、そういうものを知らないからこそできる改革もあると私は思いますが。

複数助役制を採る自治体では、1人は県からの出向というパターンも多いようですし、あるいは民間から、という例もないではありません。

ただ、その場合はもう1人が生え抜きであるケースが多いようです。

また、神戸や大阪のように助役が代々市長になるパターンの自治体もあります。

そういう意味で、助役は一種の政治家であるともいえます。

助役についてたらたらと書きましたが、彼が市役所を間もなく去るということを考えると、彼の存在というのは大きかったのだな、とあらためて思わされます。

明日も答弁が予定されていますが、普段はあまり聞くことのない、ベテランの真髄をしっかりと聞き取って参考にしようと考えています。


私の一般質問の結果について概要をお示ししておきます~前編

昨日のエントリーでご報告したとおり、当選以来毎回続けている私の一般質問ですが、今回も無事終わりました。傍聴していただいた方には、80分強(私の発言持ち時間は40分)もの長時間にわたりご覧いただき本当にありがとうございました。

概要をお示ししておきます。(私のメモを基に作成。正式な会議の記録ではありません。また、単純化しています。)

◎入札監視委員会、解除条件入札を6月定例会において提案した。

その後どう検討したのか

質問 入札監視委員会と解除条件入札を昨年の6月定例会で提案したが、その後の検討状況は?

答弁 朝霞地区まちづくり協議会で4市合同の施策展開を提案したものの、各市でさまざまな事情があることから合意形成に至りませんでした。

再質問 4市でというのはなかなか困難な点がありそうなので、単独で検討できないか。小規模自治体でも実施しているところはある

答弁 県内でも県庁、熊谷、さいたま、飯能が実施しています。どうすれば立ち上げて機能させていけるのか、他市の事をも研究し、市民参加の視点も入れつつ検討を重ねてまいります。

◎職員組合との交渉経緯を公表してはどうか

質問 和光市役所には職員組合が存在する。労使交渉の経緯は市の財政負担などと密接にかかわっていることから、ある程度公開するのが筋ではないか。

答弁 交渉の結果については、どこまでを公表するかという問題は慎重に検討しなければなりませんが、公表している自治体があることから公表は可能と考え、これから検討の上、組合に提示をしてみたいと思います。

再質問 透明性の観点から、公表することは役所のためにも、職員のためにも、市民のためにもなる。ぜひ、早く公表していただきたい。また、どの程度の公表を考えているのか。

答弁 年一回、交渉の結果について、を考えています。

◎国民健康保険行政について

質問 違法に社会保険を脱退して、従業員に国保と国民年金への加入を強いる事業者が多いと聞く。市内ではそのような事案を把握しているか。

また、国保証がカード化されたが、成りすましの使用や盗難による被害を軽減するために写真を入れてはいかがか。

答弁 市の権限の範囲外なので事例は把握していません。また、写真ですが国保証は、統一様式となっています。

再質問 事例把握についてはアンケートなど方法を工夫して把握していただきたい。また、保険証に写真を入れる件は私のブログで読者に意見を聞いたところ基本的に全員が賛成だった。もちろん、統一の書式があるのは分かるが、工夫して入れられないのか。写真入り保険証は身分証としても機能すると思うが。

答弁 写真入りについては富津市で平成16年度から導入しています。また、新座市でも18年度から導入する予定です。

再質問 それでは、できるのではないか。

答弁 実態としてどのようなものか把握するに至っていませんので、取り寄せてみて、判断をしたいと思います。

◎住民基本台帳大量閲覧の禁止を

質問 商業目的の閲覧を禁止する法改正が閣議決定されたが、そろそろやめてはいかがか。特に、法改正前の駆け込みを懸念している。

答弁 3月の2回目の閲覧日の後の3月後半と4月は事務繁忙期ということで、4市で閲覧をストップしています。この閲覧停止の間に4市で対策を検討したいと思います。

再質問 停止期間が終われば確実に禁止になるのか。また、4市で異論があった場合、単独でもやるのか。停止以降、市から業者に住民基本台帳の中身が流れることはないと市長は明言するのか。

答弁(市長) その解釈でよろしいかと思います。

あとは続く・・・・・