クリスマスツリークリスマスも終わり、もう直ぐ門松お正月。

 

我が家では、時折片付け等意識して行っているので、年末の大掃除は毎年していない。

 

今年も大掃除はしないが、先日窓に結露防止でビニールを貼った時、リビングとダイニングのローマンシェードの動きが気になった。

(ローマンシェード=カーテンの生地を使ったロールカーテンのようなもの)

 

 

ダイニングの窓。

 

リビングの窓。

 

 

ローマンシェードの気になった事とは?

 

ローマンシェードは、片側に出ている紐を引き上下にカーテンを開閉する。

しかし最近、紐を引いてカーテンを下げようとしても、途中で引っかかって止まってしまうのだ。

 

新築時に取り付けたローマンシェードで、16年間問題なかったのに、最近何度も紐を引いたり緩めたりして、やっと降りたかと思うと途中で引っかかり止まってしまう。ショボーン

 

最近その現象が多発するようになってきた。

 

 

これは、レール横に付いている、部品「ストッパー」が原因のようだ。

シリコンをストッパーに吹き付けてもダメ。

 

 

ストッパーを求めて店舗巡り!

 

この問題は、部品を交換すれば問題は解決する。グー

 

そこで先日座椅子を見に行った時、ニトリで探すが部品は扱ってない。

次に、座椅子を買ったカインズホームなら!と、カーテン担当者にお聞きするが、やっぱり扱ってない。

 

そこで、ネットでカーテン屋さんを調べて、問い合わせてしてみた。

何件か問い合わせするが、どのお店もローマンシェードの部品は在庫を持っておらず、取り寄せなら出来るようだ。

 

どうしようかな?と悩んでいたら、あるお店の人が「トーソー・パーツオンラインショップで購入出来ますよ!」と教えてくれた。

 

そこで、早速調べてみると、私が欲しい部品があった。

1個700円と価格も安い。

いつでも購入できることが分かり、一安心。ウインク

 

 

 

 

ローマンシェードのストッパー修理にチャレンジ!

 

しかし今、目の前のカーテンが止まらなくて困っている。

取り合えず、自分で修理できるかチャレンジしてみることにした。

 

まず、上側のレール横についているストッパーの取り外しだ。

 

下側に付いているネジを緩めて、ストッパーを取り外す。

 

そして、横に引き抜く。

 

抜いた後のレールと紐。

 

ネジを緩め、引き抜いたストッパーは、紐が通っているので、この紐を抜き取る。

 

紐を抜くためには、下に付いている引手の部品を開けて、下の紐と分離。

引手の中に紐が結ばれているので、この結び目を解き引手の部品を取り除く。

 

そうすると、ストッパーから紐が抜けて、部品だけになる。

 

これがストッパー。


 

見る限り、それほど難しい構造ではない。

中の部品が左右に動くのだが、1回毎に左へ目いっぱい動くときと、途中で止まる動作が繰り返される。

 

途中で止まる時に紐は固定されず動くが、左側端へ動いた時は動く部分の歯車?が本体のギザギザに当たり固定されるので、紐が止まる!という動作のようだ。(下の写真も参考)

 

カーテンが止まってしまう!という事は、左側に固定され、次の動作で途中で止まる動作が出来ないという事か!

 

紐がついていない状態で、手で動かすが何の問題も無くスムーズだ。

何故、紐をつけるとダメなのか?

 

そこで、ストッパーを分解してみる。

その分解が、結構厄介だった。

 

分解するのにネジなどは無く、写真のように、中の移動する部品が左右に動くための溝に入っている爪を外して引き抜くことになる。

 

マイナスドライバーを差し込んで広げ、爪を溝から外して引き抜く。

 

強く広げすぎると、本体の側面を割ってしまいうので、力加減に注意が必要だ。

試行錯誤の結果、少し広げた時に硬めの紙を差し込み溝から外して、次に反対側の側面を広げて抜き取る事にした。

 

力加減も難しいので、もし実行される方は自己責任でお願いします。

 

そして、分解したのがこちら

部品は3個。

①本体、②スライド部品、③丸いコマ

 

 

動作の仕組み

 

一回毎に、紐が固定されたり、動いたりする仕組みは?

 

部品を見ると・・・

③の丸いコマは、本体底にある溝に軸部分が入る。

そして、1度引いた時に中央の溝の窪みで止まり、次に引いた時は、右側の溝の端まで移動する。

(中を見ると、細かい埃がついていた)

 

その丸いコマは、スライド部品の溝の中に入り、一回引くと紐が動く時のコマの位置に移動。

 

本体に刻まれた溝。

本体の半円形の溝にスライド部品のギザギザのローラーが当たると上下が窄まり、紐が固定される!と言う仕組みのようだ。

 

 

何故、動作がおかしくなるのか?

 

以上のように、構造はいたって簡単。

トラブルが起きるような欠けた所も無く、見る限り問題が見当たらない。

 

それなのに、何故スライド部品は途中の溝で固定されずに、本体の溝側へ動いてしまうのか?

強いて原因として考えられるのは、紐を動かすと出てくる細かい埃かな~?

酷いというわけではないが。汚れは付いている。

 

 

部品の洗浄を試してみる。

 

そこで、洗浄してみることにした。

今回は洗剤を入れた熱いお湯に部品全て入れて洗浄。

 

揺すったり、ブラシでこすったり。

それでも取れない溝の隅の汚れは、爪楊枝を差し込んで取ってみた。

 

そして、よく乾燥した部品がこちら。

それほど汚れていなかったが、細かい汚れなども落としたので、これで問題が解決してくれれば良いのだが。

 

 

大変だった組み立て!

 

洗浄が終わったら、良く乾燥させてから組み立て。

 

組み立ては簡単だが、コマを先に入れスライド部品を入れる時に、コマとスライド部品のコマの入る所に収まるように入れるのがちょっと難しかった。

 

 

次は、紐を通す作業だ。

これが一番大変だった。ショボーン

 

何しろ、この上下2個のギザギザの歯車の間を、ローマンシェードの紐を6本通すのだ。

隙間は紐の太さ位しか無い。

1本ならそれほど難しくは無いが、6本もある。

入れ方をいろいろ悩んだが、辿り着いたのが「クリップ」を少し加工した道具を作る事。

 

まずクリップを広げて、先をこのように曲げる。

このクリップの先にロープを挟んで、ギザギザの歯車の間に押し込む。

 

歯車の隙間が紐の太さ位なので、1度で6本だと厚くなりすぎて無理。

そこで数回に分けて通してみた。

ここまで差し込んだら、今度は下側へ引き出さなくてはならない。

 

最初にクリップで下に押し下げる。

 

そして、下から引き出した。

 

ここまでできれば、あとは紐の端に付いていた引き手の部品(ケース)を通して結び目を作り、結び目をケースの中に押し込む。

 

次に下のキャップを絞め込んで完了。

 

最後に、修理したストッパーをレールに取り付けてネジを絞めて終わり。チョキ

 

取り付けが終わったら、早速動作確認だ。

 

恐る恐る上下に動かしてみると、100%とは言えないが動作してくれた。OK

 

時々、下げたいのに止まってしまう事もあるが、もう一回引けば動いた。

この程度の事なら問題無しとしよう。パーウインク

 

当面使ってみて、またダメになったら、その時はトーソーに新しい部品を注文しようと思います。

 

今回修理したのは、厚手(ドレープ)のストッパーだけ。

レースはドレープに比べて使用回数が少ない?からか、ほとんど問題なかった。

 

これで、気持ちよく正月を迎えられそうです。

 

今回は、ローマンシェードのストッパーの動作不良と、その修理でした。

 

毎日何も無く使っている部品も、いざ壊れてみると、その有難さが分かります。

これからも、部品に感謝しながら、開け閉めしようと思います。

 

 

最後までお付き合い有難う御座いました。バイバイ