昨日いつもコメントをくださる方と、ライトノベルについてコメントのやり取りをして、思ったことがあるのでちょっと書いてみたいと思います。
ライトノベルは下に見られている
ライトノベルは一般の小説より軽んじられる傾向にあります。
表紙や挿絵にアニメ風のイラストを使い、若年層向けの作品が多いからだと思いますが、ラノベは小説ではないと言う方までいるのは残念な気がします。
作家の乙一さんなどもこの傾向を憂いて、自身のラノベの作品をイラストを外してハードカバーで出版し直したりしています。
そんな中、ラノベでも素晴らしい作品は沢山あり、アニメ化、ドラマ化、映画化なども数多くされています。
「ビブリア古書堂の事件手帖」
ラノベのベストセラーに「ビブリア古書堂の事件手帖」というのがあります。
古本屋の若き女店主が、古本にまつわる謎を解き明かしていく物語ですが、ミステリーとして読んでも骨格がしっかりしていて読み応えのある作品です。
しかし人気の要因はなんといっても主人公の美少女、栞子さんのキャラクターではないでしょうか。
内気で対人恐怖症、しかし本のことになると博識で情熱的、長い黒髪が素敵な美少女で、おまけに巨乳!
まさに文系男子の理想像のような少女ではないですか。
さらに越島はぐさんのイラストがまた素敵で、栞子さんのイメージにばっちりマッチしています。
ちょっと著作権に問題があるかもしれませんが、画像を載せちゃいます。
テレビドラマ化、しかし・・・
そしてフジテレビで待望の?ドラマ化となったわけですが・・・主人公がなんと・・・剛力彩芽!
剛力彩芽といえば、ショートカットで明るく活発なイメージで、文学少女にはまるで見えず、おせじにも美少女とは言えない(個人差があります)、ついでに微乳・・・
このキャスティングに、ファンからの悲鳴も似たコメントがネットを埋め尽くしました。
剛力ちゃんも特に役作りなどはせず、外見はそのままでドラマに臨みました。
そしてビブリアは、見事「月9」史上最低視聴率を記録し、幕を閉じました。
ガッキーの役作り
さて去年、やはりラノベのベストセラーである「掟上今日子の備忘録」がドラマ化されました。
主役の掟上今日子は新垣結衣。
彼女の今日子ぶりはどうだったでしょうか。
©日本テレビ他色々 m(_ _)m
どうでしょうか?
なかなか見事な役作りと言えると思います。
原作ファンも、ガッキーファンも納得です。
作り手の姿勢
もちろん剛力ちゃんだけが悪いわけではありません。
ドラマにはいろいろな人の思惑や事情が関わってくるのは当然だと思います。
しかしフジテレビの姿勢には、どこか原作を軽んじていたところはないでしょうか。
原作のイメージより人気の女優を使って視聴率を取ろう、といった下心が視聴者に見えてしまったのです。
そしてビブリアファンからも、剛力ファンからもそっぽを向かれてしまったのでしょう。
つまり「どうせラノベだから、こちらの都合のいいように作ってもかまわないだろう」という姿勢が、すべての人が悲しむ結果を引き起こしたのだと思います。
業界ではテレビが一番偉いんだ、という幻想がまだ残っています。
そうした奢りが、視聴率の低下、テレビ離れを起こしたのではないでしょううか。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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まだ見てない方は、見てみてください。m(_ _)m
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