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のこはんのブログ

主に京阪電車の写真を撮影しています。
ダイヤ解説もやってます。

 前回は8面体対蹠点同士合成抵抗を求めた結果、1/2となりました。


隣合う2点は図の中央付近のO(1)A(0)を選びます。

 

O(1),A(0)からの距離は、

 B,B'(1,1)

  この2点O(1),A(0)からの距離等しいので電位1/2です。

 ・A'(1,2)O'(2,1)

 です。

O(1)で繋がっている頂点は、

 A(0),B(1,1),A'(1,2),B'(1,1)4なので、

 電流の和は

 (O-A)+(O-B)+(O-A')+(O-B')

 =(1-0)+(1-1/2)+(1-A')+(1-1/2)

 =3-A'…(0)

 です。

A'(1,2)についての

 4A'=O+B+B'+O'=2+(1-A')

 4A'=3-A'

 5A'=3

 A'=3/5(1)

 

(1)式(0)代入すると、電流の和は、

 3-A'

 =3-3/5=12/5

◯よって合成抵抗5/12になりました。

 前回の対蹠点の値1/2=6/12より小さくなっています。

 

各頂点電位は、

O(0,1)1=10/10

A'(1,2)3/5=6/10

B,B'(1,1)1/2=5/10

O'(2,1)2/5=4/10

・A'(1,0)…0=0/10

 

8面体合成抵抗は、

・15/12

・21/2=6/12

です。


正八面体


他の正多面体

 今回は8面体各辺電気抵抗を繋いだときの合成抵抗を求めてみようと思います。

 

8面体

 ・8面体角形です。

 ・8面体各頂点には4が集まります。

 ・8面体は、

  角形8で、2つ角形1つの辺共有しているので、

  3×8÷2=12本です。

 ・8面体頂点は、

  角形8で、4角形1つの頂点共有しているので、

  3×8÷4=6です。

 

☆各頂点位置関係

ある頂点Oから

 ・1番近い点は、辺で繋がっている4です。

  これらを順にA,B,C,Dとします。

  ・隣合う2点(AB,BC,CD,DA)が繋がっています。

半分3より2点多い5出てきました。

 ・5の中でAとCBとD繋がっていないので、

  この2対蹠点に当たります。

 ・よって、以降CA'DB'とします。

残り1点O対蹠点O'です。

 ・O'A,B,A',B'4とつながっています

よって、頂点間の距離2種類です。

☆繋がっている点

 

 ・O…A,B,A',B'

 ・A…O,B',B,O'

 ・B…O,A,A',O'

※各対蹠点については'有無が変わるだけです。

 

☆抵抗電位電流

オームの法則により、抵抗にかかる電圧抵抗電流です。

 今回は各辺の抵抗は同じ(1とする)なので、各辺にかかる電圧電流比例します。

2点間合成抵抗を求めるときは、

 片方の電位1,他方を0とします。

 また、各頂点電位その点の記号をそのまま使います。

ある2点間X→Y流れる電流は、

 電位差(電圧)X-Yです。

キルヒホッフの法則

 各頂点について、流れ込む電流流れ出る電流等しくなります。

 ある頂点X₀a頂点X₁,…,Xₐと繋がっているとき、

 X₀ついてのは、抵抗が同じなので、

 aX₀=X₁+…+Xₐ

 と書けます。

合成抵抗

 回路に流れる電流は、一方の頂点から繋がっている点への電流の和です。

 端子間の電圧1なので、合成抵抗電流の逆数」になります。

 

対蹠点同士合成抵抗

8面体頂点間位置関係2種類です。

◯点の振り方から、合成抵抗を求めるのが最も簡単なのが対蹠点だと思います。

対蹠点同士2点O(1),O'(0)からの距離括弧内に表記します。

 A,B,A',B'(1,1)

  の1種類で、O(1),O'(0)からの距離が等しいので電位1/2です。

となります。

 

O(1)と繋がっている点はA,B,A',B'4点です。

 よって、電流の和は、

 (O-A)+(O-B)+(O-A')+(O-B')

 =(1-1/2)+(1-1/2)+(1-1/2)+(1-1/2)

 =2

合成抵抗1/2と求まりました。

また、各頂点電位は、

O(0,2)1=2/2

A,B,A',B'(1,1)1/2

・O'(2,0)…0=0/2

です。

 

次回は合成抵抗について求めていきます(5/12)

 

 正多面体 合成抵抗 まとめ

 前回は合成抵抗について求めた結果、7/12になりました。

 今回は2つ離れた点(面の対角線)合成抵抗について求めます(3/4)

2つ離れた点として、B(1),O'(0)を選びます。

 

◯各頂点距離

 A,C(2,2)C',A'(1,1)

  この4点B(1)から距離O'(0)から距離等しいので電位1/2です。

 O(1,3)B'(3,1)

 です。

 

B(1)から流れる電流の和は、

 (B-O)+(B-C')+(B-A')

 =3-(1+O)

 =2-O…(0)

 となります。

 

O(1,3)についての

 3O=A+B+C=2

 O=2/3(1)

 

◯式(1)式(0)代入すると、電流の和は、

 2-O=2-(2/3)=4/3

 よって合成抵抗3/4と求まりました。

 合成抵抗7/12より大きいです。

各頂点電位は、

B(0,2)1=6/6

O(1,3)2/3=4/6

A,C(2,2)C',A'(1,1)1/2=3/6

B'(3,1)1/3=2/6

・O'(2,0)…0=0/6

となりました。

概ね距離比の順になっています。

 

正20面体合成抵抗は、

・1…7/12

・2…3/4=9/12

・3…5/6=10/12

となりました。


立方体


他の正多面体

 前回は立方体対蹠点同士合成抵抗を求めた結果、5/6となりました。

 今回は隣合う2点合成抵抗を求めます(7/12)


隣合う2点は図の中央付近のO(1)B(0)を選びます。

 

O(1),B(0)からの距離は、

 A,C(1,2)C',A'(2,1)

 ・B'(2,3)O'(3,2)

 です。

O(1)で繋がっている頂点は、

 A(1,2),B(0),C(1,2)3なので、

 電流の和は

 (O-A)+(O-B)+(O-C)=3-2A

 =3-2A…(0)

 です。

A(1,2)についての

 3A=O+B'+C'=1+B'+(1-A)

 B'=4A-2…(1)

 

B'(2,3)についての

 3B'=A+C+O'=2A+(1-B')

 4B'=2A+1(2)

 

 

A(1,2),B'(2,3)2文字についての

(1)~(2)2本が立ちました。

連立方程式を解きます。

 

(1)(2)代入

 4B=2A+1

 4×(4A-2)=2A+1

 14A=9

 A=9/14(3)

 

(3)(1)代入

 B'=4A-2

 B'=4×(9/14)-2

 B'=4/7(4)

 

(3)式(0)代入すると、電流の和は、

 3-2A

 =3-2×(9/14)=12/7

◯よって合成抵抗7/12になりました。

 前回の対蹠点の値5/6=10/12より小さくなっています。

 

各頂点電位は、

O(0,1)1=14/14

A,C(1,2)9/14

B'(2,3)4/7=8/14

O'(3,2)3/7=6/14

C',A'(2,1)5/14

・A'(1,0)…0=0/22

になりました。距離の比の順になっています。

 

 次回は2つ離れた点同士の合成抵抗を求めていきます(3/4)

 今回は立方体(正6面体)各辺電気抵抗を繋いだときの合成抵抗を求めてみようと思います。

 

立方体(正6面体)

 ・立方体形(正角形)です。

 ・立方体各頂点には3が集まります。

 ・立方体は、

  6で、2つ1つの辺共有しているので、

  4×6÷2=12本です。

 ・立方体頂点は、

  6で、31つの頂点共有しているので、

  4×6÷3=8個です。

 

☆各頂点位置関係

 ・ある頂点Oから

  ・1番近い点は、辺で繋がっている3です。

   これらを順にA,B,Cとします。

◯以上で半分4(1+3)点が出てきました。

 残り半分はそれぞれ、今までの4対蹠点(1番遠い点)です。

 これらをO',A',~,C'と置きます。

 ・2番目に近い点は、

  1番目近い点対蹠点である、A',~C'3です。

 ・1番近い点2番目に近い点では、

  5のうち異なる文字の2点(AC',AB',BA',BC',CB',CA')が繋がっています。

 ・3番目に近い点O対蹠点O'です。

よって、頂点間の距離3種類です。

☆繋がっている点

 ・O…A,B,C

 ・A…O,B',C'

 ・B…O,C',A'

 ・C…O,A',B'

※各対蹠点については'有無が変わるだけです。

 

☆抵抗電位電流

オームの法則により、抵抗にかかる電圧抵抗電流です。

 今回は各辺の抵抗は同じ(1とする)なので、各辺にかかる電圧電流比例します。

 

2点間合成抵抗を求めるときは、

 片方の電位1,他方を0とします。

 また、各頂点電位その点の記号をそのまま使います。

ある2点間X→Y流れる電流は、

 電位差(電圧)X-Yです。

キルヒホッフの法則

 各頂点について、流れ込む電流流れ出る電流等しくなります。

 ある頂点X₀a頂点X₁,…,Xₐと繋がっているとき、

 X₀ついてのは、抵抗が同じなので、

 aX₀=X₁+…+Xₐ

 と書けます。

合成抵抗

 回路に流れる電流は、一方の頂点から繋がっている点への電流の和です。

 端子間の電圧1なので、合成抵抗電流の逆数」になります。

 

対蹠点同士合成抵抗

立方体頂点間位置関係3種類です。

◯点の振り方から、合成抵抗を求めるのが最も簡単なのが対蹠点だと思います。

対蹠点同士2点O(1),O'(0)からの距離括弧内に表記します。

 A(1,2)B(1,2)C(1,2)

 ・A'(2,1)B'(2,1)C'(2,1)

となります。

距離が同じ点同士電位が等しいので、

 A=B=C

 ・A'=B'=C'

です。

距離逆な点同士電位を足すと1になるので、

 ・A+A'=1

です。

O(1)と繋がっている点はA,B,C3点です。

 よって、電流の和は、

 (O-A)+(O-B)+(O-C)

 =(1-A)+(1-A)+(1-A)

 =3(1-A)…(0)

 です。

A(1,2)についての

 3A=O+B'+C'

 3A=1+(1-A)+(1-A)

 5A=3

 A=3/5(1)

 

(1)式(0)代入すると電流の和は、

 3(1-A)

 =3×(1-3/5)=6/5

合成抵抗5/6と求まりました。

また、各頂点電位は、

O(0,3)1=5/5

A,B,C(1,2)3/5

A',B',C'(2,1)2/5

・O'(3,0)…0=0/5

です。

電流が

OからA,B,Cへは3本

A,B,CからA',B',C'へは6本

A',B',C'からO'へは3本

均等に分かれるので、各区間電位差は、

(1/3):(1/6):(1/3)=2:1:2

となります。

次回は合成抵抗について求めていきます(7/12)


 立方体

 前回は合成抵抗について求めた結果、11/30になりました。

 今回は2つ離れた点合成抵抗について求めます(7/15)

2つ離れた点として、B(1),D(0)を選びます。

◯各頂点距離

 O,C(1,1)O',C'(2,2)

  この4点B(1)から距離D(0)から距離等しいので電位1/2です。

 A,E'(1,2)E,A'(2,1)

 D'(1,3)B'(3,1)

 です。

 

B(1)から流れる電流の和は、

 (B-O)+(B-A)+(B-C)+(B-D')+(B-E')

 =5-(1+2A+D')

 =4-2A-D'…(0)

 となります。

 

A(1,2)についての

 5A=O+E+B+C'+D'=2+(1-A)+D'

 D'=6A-3…(1)

 

D'(1,3)についての

 5D'=A+B+C'+E'+O'=2+2A

 5D'=2A+2…(2)

 

A(1,2),D'(1,3)2文字についてのが、

(1),(2)2本立ちました。

連立方程式解きます

 

◯式(2)(1)代入すると、

 5D'=2A+2

 5×(6A-3)=2A+2

 28A=17

 A=17/28(3)

 

◯式(3)(1)代入すると、

 D'=6A-3 

 D'=6×(17/28)-3

 D'=9/14(4)

 

◯式(3),(4)式(0)代入すると、電流の和は、

 4-2A-D'=4-2×(17/28)-(9/14)=15/7

 よって合成抵抗7/15と求まりました。

 合成抵抗11/30より大きいです。

各頂点電位は、

B(0,2)1=28/28

D'(1,3)9/14=18/28

A,E'(1,2)17/28

O,C(1,1)O',C'(2,2)1/2=14/28

E,A'(2,1)11/28

B'(3,1)5/14=10/28

・D(2,0)…0=0/28

となりました。

概ね距離比の順になっています。

 

正20面体合成抵抗は、

・1…11/30

・2…7/15=14/30

・3…1/2=15/30

となりました。


正20面体


他の正多面体

 前回は20面体対蹠点同士合成抵抗を求めた結果、1/2となりました。

 今回は隣合う2点合成抵抗を求めます(11/30)

隣合う2点は図の中央付近のE'(1)A'(0)を選びます。

E'(1),A'(0)からの距離は、

 O,C'(2,2)C,O'(1,1)

  …この4点両点からの距離等しいので電位1/2です。

 A(2,3)E(3,2)

 ・B,D'(1,2)D,B'(2,1)

 です。

E'(1)で繋がっている頂点は、

 B(1,2),C(1,1),D'(1,2),A'(0),O'(1,1)5なので、

 電流の和は

 (E'-B)+(E'-C)+(E'-D')+(E'-A')+(E'-O')=5-(2B+1)

 =4-2B…(0)

 です。

A(2,3)についての

 5A=O+E+B+C'+D'=1+(1-A)+2B

 6A=2B+2…(1)

B(1,2)についての

 5B=O+A+C+D'+E'=A+B+2

 A=4B-2…(2)

 

 

A(2,3),B(1,2)2文字についての

(1)~(2)2本が立ちました。

連立方程式を解きます。

 

(2)(1)代入

 6A=2B+2

 6×(4B-2)=2B+2

 22B=14

 B=7/11(3)

 

(3)(2)代入

 A=4B-2

 A=4×(7/11)-2

 A=6/11(4)

 

(3)式(0)代入すると、電流の和は、

 4-2B

 =4-2×(7/11)=30/11

◯よって合成抵抗11/30になりました。

 前回の対蹠点の値1/2=15/30より小さくなっています。

 

各頂点電位は、

E'(0,1)1=22/22

B,D'(1,2)7/11=14/22

A(2,3)6/11=12/22

C,O'(1,1)1/2=11/22

O,C'(2,2)1/2=11/22

E(3,2)5/11=10/22

D,B'(2,1)4/11=8/22

・A'(1,0)…0=0/22

になりました。距離の比の順になっています。

 

 次回は2つ離れた点同士の合成抵抗を求めていきます(7/15)

正20面体

 今回は20面体各辺電気抵抗を繋いだときの合成抵抗を求めてみようと思います。

 

☆正20面体

 ・20面体角形です。

 ・20面体各頂点には5が集まります。

 ・20面体は、

  角形20で、2つ正三角形1つの辺共有しているので、

  3×20÷2=30本です。

 ・正20面体頂点は、

  角形20で、5正三角形1つの頂点共有しているので、

  3×20÷5=12個です。

 

☆各頂点位置関係

 ・ある頂点Oから

  ・1番近い点は、辺で繋がっている5です。

   これらを順にA,B,C,D,Eとします。

   ・これらの5は、

    隣合う2点(AB,BC,CD,DE,EA)が繋がっています。

◯以上で半分6(1+5)点が出てきました。

 残り半分はそれぞれ、今までの6対蹠点(1番遠い点)です。

 これらをO',A',~,E'と置きます。

 ・2番目に近い点は、

  1番目近い点対蹠点である、A',~E'5です。

  A~E同様に隣合う2点(A'B',B'C',C'D',D'E',E'A')が繋がっています。

 ・1番近い点2番目に近い点では、

  5のうち2つ違いの2点(AC',AD',BD',BE',CE',CA',DA',DB',EB',EC')が繋がっています。

 ・3番目に近い点O対蹠点O'です。

よって、頂点間の距離3種類です。

 

☆繋がっている点

 ・O…A,B,C,D,E

 ・A…O,E,B,C',D'

 ・B…O,A,C,D',E'

 ・C…O,B,D,E',A'

 ・D…O,C,E,A',B'

 ・E…O,D,A,B',C'

※各対蹠点については'有無が変わるだけです。

☆抵抗電位電流

オームの法則により、抵抗にかかる電圧抵抗電流です。

 今回は各辺の抵抗は同じ(1とする)なので、各辺にかかる電圧電流比例します。

 

2点間合成抵抗を求めるときは、

 片方の電位1,他方を0とします。

 また、各頂点電位その点の記号をそのまま使います。

ある2点間X→Y流れる電流は、

 電位差(電圧)X-Yです。

キルヒホッフの法則

 各頂点について、流れ込む電流流れ出る電流等しくなります。

 ある頂点X₀a頂点X₁,…,Xₐと繋がっているとき、

 X₀ついてのは、抵抗が同じなので、

 aX₀=X₁+…+Xₐ

 と書けます。

合成抵抗

 回路に流れる電流は、一方の頂点から繋がっている点への電流の和です。

 端子間の電圧1なので、合成抵抗電流の逆数」になります。

 

対蹠点同士合成抵抗

20面体頂点間位置関係3種類です。

◯点の振り方から、合成抵抗を求めるのが最も簡単なのが対蹠点だと思います。

対蹠点同士2点O(1),O'(0)からの距離括弧内に表記します。

 A(1,2)B(1,2)C(1,2)D(1,2)E(1,2)

 ・A'(2,1)B'(2,1)C'(2,1)D'(2,1)E'(2,1)

となります。

距離が同じ点同士電位が等しいので、

 A=B=C=D=E

 ・A'=B'=C'=D'=E'

です。

距離逆な点同士電位を足すと1になるので、

 ・A+A'=1

です。

O(1)と繋がっている点はA,B,C,D,Eの5です。

 よって、電流の和は、

 (O-A)+(O-B)+(O-C)+(O-D)+(O-E)

 =(1-A)+(1-A)+(1-A)+(1-A)+(1-A)

 =5(1-A)…(0)

 です。

A(1,2)についての

 5A=O+E+B+C'+D'

 5A=1+A+A+(1-A)+(1-A)

 5A=3

 A=3/5(1)

 

(1)式(0)代入すると電流の和は、

 5(1-A)

 =3×(1-3/5)=2

合成抵抗1/2と求まりました。

また、各頂点電位は、

O(0,3)1=5/5

A,B,C,D,E(1,2)3/5

A',B',C',D',E'(2,1)2/5

・O'(3,0)…0=0/5

です。

電流が

OからA,B,C,D,Eへは5本

A,B,C,D,EからA',B',C',D',E'へは10本

A',B',C',D',E'からO'へは5本

均等に分かれるので、各区間電位差は、

(1/5):(1/10):(1/5)=2:1:2

となります。

次回は合成抵抗について求めていきます(11/30)


正20面体

 四面体O-ABC6長さから体積を求めます。

前回体積の2576倍である16Ay₂²z²

-4A(BR+CQ)
 +4A(BQ+CR)
 +4{BC(Q+R)+QR(B+C)-BQ(B+Q)-CR(C+R)}
 +4AP(B+C+Q+R)
 -4A²P-4AP²
 -4P(B-R)(C-Q)

と求まりました。

今回はこの式を簡単な形にしていきます。

 

まず、文字の設定を確認しておきます。

6長さを、

 ・OA=a、・OB=b、・OC=c

 ・AB=r、・BC=p、・CA=q

 とします。

 ・O含む辺他方の点文字(a,b,c)

 ・O含まないA,B,Cp,q,rとし、含まれない文字(p,q,r)

 です。

各辺長さ2文字大文字で表記します。

 ・A=a²、・B=b²、・C=c²

 ・R=r²、・P=p²、・Q=q²

 ・途中からは長さ2しか使いません

ある1辺は、他の5のうち、

 ・辺の両端2辺ずつ、4辺と接します。

 ・残り1とは接していません

向かい合っている辺3あり、

 apbqcrです。

4頂点座標空間

 O(0,0,0)、A(a,0,0)、B(x₂,y₂,0)、C(x₃,y₃,z)

 と置きます。

◯体積(1/6)×a×y₂×zです。

 

◯前回求めた式は、

 16Ay₂²z²

  =-4A(BR+CQ)
  +4A(BQ+CR)
  +4{BC(Q+R)+QR(B+C)-BQ(B+Q)-CR(C+R)}
  +4AP(B+C+Q+R)
  -4A²P-4AP²
  -4P(B-R)(C-Q)

 です。


◯両辺を4で割ると、
 左辺は4Ay₂²z²となり、
 体積の2乗の144倍です。
 4Ay₂²z²
  =-A(BR+CQ)
   +A(BQ+CR)
   +BC(Q+R)+QR(B+C)-BQ(B+Q)-CR(C+R)
   +AP(B+C+Q+R)
   -A²P-AP²
   -P(B-R)(C-Q)

◯全て展開します。
 4Ay₂²z²
  =ABQ+ACR-ABR-ACQ
   +BCQ+BCR+BQR+CQR-B²Q-BQ²-C²R-CR²
   +ABP+ACP+APQ+APR
   -A²P-AP²
   -BCP+BPQ+CPR-PQR
◯プラスとマイナスで分けます
 4Ay₂²z²
  =ABQ+ACR
   +BCQ+BCR+BQR+CQR
   +ABP+ACP+APQ+APR
   +BPQ+CPR
   -A²P-AP²
   -BCP-PQR
   -ABR-ACQ-B²Q-BQ²-C²R-CR²
◯プラスの項は、
 ・向かい合う2辺と他1辺
◯マイナスの項は、
 ・向かい合う2辺(片方が2乗)
 ・三角形を成す3辺
 の積です。よって、
 4Ay₂²z² (体積の2乗の144倍)
  =AP{B+C+Q+R-(A+P)}
  +BQ{A+C+P+R-(B+Q)}
  +CR{A+B+P+Q-(C+R)}
  -(ABR+ACQ+BCP+PQR)
と求まりました。

意外なことに頂点に集まる3辺の積の項は登場しませんでした。

 四面体O-ABC6長さから体積を求めます。

前回体積の2576倍である16Ay₂²z²

A³-2A²(B+C+Q+R)
   -4A(BR+CQ)+2A(B+R)(C+Q)
   +4{BC(Q+R)+QR(B+C)-BQ(B+Q)-CR(C+R)}
   +2A(A+2P)(B+C+Q+R)-A(A+2P
   -2(B-R)(C-Q)(A+2P)

と求まりました。

今回はこの式を簡単な形にしていきます。

 

まず、文字の設定を確認しておきます。

6長さを、

 ・OA=a、・OB=b、・OC=c

 ・AB=r、・BC=p、・CA=q

 とします。

 ・O含む辺他方の点文字(a,b,c)

 ・O含まないA,B,Cp,q,rとし、含まれない文字(p,q,r)

 です。

各辺長さ2文字大文字で表記します。

 ・A=a²、・B=b²、・C=c²

 ・R=r²、・P=p²、・Q=q²

 ・途中からは長さ2しか使いません

ある1辺は、他の5のうち、

 ・辺の両端2辺ずつ、4辺と接します。

 ・残り1とは接していません

向かい合っている辺3あり、

 apbqcrです。

4頂点座標空間

 O(0,0,0)、A(a,0,0)、B(x₂,y₂,0)、C(x₃,y₃,z)

 と置きます。

◯体積(1/6)×a×y₂×zです。

 

◯前回求めた式は、

 16Ay₂²z²

  =A³-2A²(B+C+Q+R)
   -4A(BR+CQ)+2A(B+R)(C+Q)
   +4{BC(Q+R)+QR(B+C)-BQ(B+Q)-CR(C+R)}
   +2A(A+2P)(B+C+Q+R)-A(A+2P
   -2(B-R)(C-Q)(A+2P)

 です。


◯-A(A+2P)²を展開すると、
 16Ay₂²z²
  =A³-2A²(B+C+Q+R)
   -4A(BR+CQ)+2A(B+R)(C+Q)
   +4{BC(Q+R)+QR(B+C)-BQ(B+Q)-CR(C+R)}
   +2A(A+2P)(B+C+Q+R)
   -A(A²+4AP+4P²)
   -2(B-R)(C-Q)(A+2P)

  =A³-2A²(B+C+Q+R)
   -4A(BR+CQ)+2A(B+R)(C+Q)
   +4{BC(Q+R)+QR(B+C)-BQ(B+Q)-CR(C+R)}
   +2A(A+2P)(B+C+Q+R)
   -A³-4A²P-4AP²
   -2(B-R)(C-Q)(A+2P)
A³を相殺すると、
 16Ay₂²z²
  =-2A²(B+C+Q+R)
   -4A(BR+CQ)+2A(B+R)(C+Q)
   +4{BC(Q+R)+QR(B+C)-BQ(B+Q)-CR(C+R)}
   +2A(A+2P)(B+C+Q+R)
   -4A²P-4AP²
   -2(B-R)(C-Q)(A+2P)
◯+2A(A+2P)(B+C+Q+R)を分割すると、
 16Ay₂²z²
  =-2A²(B+C+Q+R)
   -4A(BR+CQ)+2A(B+R)(C+Q)
   +4{BC(Q+R)+QR(B+C)-BQ(B+Q)-CR(C+R)}
   +2A²(B+C+Q+R)+4AP(B+C+Q+R)
   -4A²P-4AP²
   -2(B-R)(C-Q)(A+2P)
◯2A²(B+C+Q+R)が相殺されて、
 16Ay₂²z²
  =-4A(BR+CQ)+2A(B+R)(C+Q)
   +4{BC(Q+R)+QR(B+C)-BQ(B+Q)-CR(C+R)}
   +4AP(B+C+Q+R)
   -4A²P-4AP²
   -2(B-R)(C-Q)(A+2P)
◯-2(B-R)(C-Q)(A+2P)を分割すると、
 16Ay₂²z²
  =-4A(BR+CQ)+2A(B+R)(C+Q)
   +4{BC(Q+R)+QR(B+C)-BQ(B+Q)-CR(C+R)}
   +4AP(B+C+Q+R)
   -4A²P-4AP²
   -2A(B-R)(C-Q)-4P(B-R)(C-Q)
+2A(B+R)(C+Q)-2A(B-R)(C-Q)をまとめると、
 16Ay₂²z²
  =-4A(BR+CQ)
   +2A(B+R)(C+Q)-2A(B-R)(C-Q)
   +4{BC(Q+R)+QR(B+C)-BQ(B+Q)-CR(C+R)}
   +4AP(B+C+Q+R)
   -4A²P-4AP²
   -4P(B-R)(C-Q)

  =-4A(BR+CQ)
   +2A{(B+R)(C+Q)-(B-R)(C-Q)}
   +4{BC(Q+R)+QR(B+C)-BQ(B+Q)-CR(C+R)}
   +4AP(B+C+Q+R)
   -4A²P-4AP²
   -4P(B-R)(C-Q)

  =-4A(BR+CQ)
   +4A(BQ+CR)
   +4{BC(Q+R)+QR(B+C)-BQ(B+Q)-CR(C+R)}
   +4AP(B+C+Q+R)
   -4A²P-4AP²
   -4P(B-R)(C-Q)

 

次回最終回