前回は辺の合成抵抗について求めた結果、11/30になりました。
今回は2つ離れた点の合成抵抗について求めます(7/15)。
◯各頂点の距離は
・O,C(1,1)、O',C'(2,2)
…この4点はB(1)からの距離とD(0)からの距離が等しいので電位は1/2です。
・A,E'(1,2)、E,A'(2,1)
・D'(1,3)、B'(3,1)
です。
◯B(1)から流れる電流の和は、
(B-O)+(B-A)+(B-C)+(B-D')+(B-E')
=5-(1+2A+D')
=4-2A-D'…(0)
となります。
◯A(1,2)についての式
5A=O+E+B+C'+D'=2+(1-A)+D'
D'=6A-3…(1)
◯D'(1,3)についての式
5D'=A+B+C'+E'+O'=2+2A
5D'=2A+2…(2)
A(1,2),D'(1,3)の2文字についての式が、
(1),(2)の2本立ちました。
連立方程式を解きます。
◯式(2)を式(1)に代入すると、
5D'=2A+2
5×(6A-3)=2A+2
28A=17
A=17/28…(3)
◯式(3)を式(1)に代入すると、
D'=6A-3
D'=6×(17/28)-3
D'=9/14…(4)
◯式(3),(4)を式(0)に代入すると、電流の和は、
4-2A-D'=4-2×(17/28)-(9/14)=15/7
よって合成抵抗は7/15と求まりました。
辺の合成抵抗11/30より大きいです。
各頂点の電位は、
・B(0,2)…1=28/28
・D'(1,3)…9/14=18/28
・A,E'(1,2)…17/28
・O,C(1,1)、O',C'(2,2)…1/2=14/28
・E,A'(2,1)…11/28
・B'(3,1)…5/14=10/28
・D(2,0)…0=0/28
となりました。
概ね距離の比の順になっています。
正20面体の合成抵抗は、
・1…11/30
・2…7/15=14/30
・3…1/2=15/30
となりました。
正20面体
他の正多面体