2025年度の国土交通省による混雑率調査の結果が出てきました。調査条件は野江→京橋の7:40〜8:40です。
2024年
供給:7.4両×32本=27,798人、需要:33,798人、混雑率122%
2025年
供給:6.7両×33本=25,643人、需要:34,236人、混雑率134%
4両編成の投入による輸送力の減少が第一に目に付きますが、輸送量が438人(約1.30%)の増加も特筆すべき点でしょう。
5社15路線に於いて、12路線が減少、他2路線が58,16人増加という減少傾向です。
ところで、輸送力の計算が少なめに見えたので、計算してみようと思います。
まず、2025年は2回ダイヤ改正を行っているので、3通りのダイヤが考えられます。しかし、改正前なら2024年と同じになるので、後者2つのどちらかです。
調査条件は上記の通り、7:40〜8:40の野江→京橋ですが、1時間に30本以上、2分未満の間隔なので、端の時間を含めるか否かが微妙に判断し難いですが、本数(33本)が書かれているのでそれに合致するように計上します。
現行ダイヤでは、
・4両編成…8本
・7両編成…12本
・8両編成…9本
・3000系…1本
・ライナー…3本
10月までは、8両編成1本が3000系になっています。
各車両の定員は、先頭車と中間車等の違いで差が出ます(中間車両の方が10人程多い)。
通勤型車両では、古い車両の方が定員が多い(13,4人程)です。最も少ないのが、9000系の127,136人で、次が13000系の128,137人です。
7両編成は6000系以外、8両編成は現行は6000系のみ(以前は9000,13000系もあった)、4両編成は10000系と13000系です。
3000系は先頭車113人、中間普通車126人、プレミアムカー40人で、10月までは896人、10月からは810人です。
8000系は車両によって幅がありますが、この時間帯はライナーのみなので、着席定員(DD車の2席と補助席を除く)を数えると、普通車418席、プレミアムカー40席の計458席です。
通勤型は最も多いのが、140,150人、少ないのが127,136人なので、4両編成は526〜580人、7両編成は934〜1030人、8両編成は1070〜1180人です。
よって、現行ダイヤでは、
・8×526〜580=4208〜4640人
・12×934〜1030=11208〜12360人
・9×1070〜1180=9630〜10620人
・1×810=810人
・3×458=1374人
の計27230〜29804人です。
また、10月までは、8両編成1070〜1180人から896人へ3000系は810人から896人へ変更なので、88〜198人減少の、27142〜29606人です。
いずれにせよ最小値でも多めに出てきました(1499,1587人)。輸送力25643
この値に近いのがライナーの定員で、それを引くと、25856,25768人で近くなりました。さらに、3000系のプレミアムカー2両80人を引くと、25776,25688人と45人差まで縮みました。あとは、10月までも810人として計算すると、25602人と41人少ない値に、4両編成を13000系とすると、25634人と9人少ない値になりました。
鉛直と水平距離が等しい2点間を坂道で転がした時の所要時間を求めたい。
✩速度
起点との高低差のみによって決まり、
高低差をy、重力加速度をgとすると、√(2gy)となる。
✩平均速度
直線の坂道では等加速度なので、
平均速度は上端と下端の速度の平均と等しい。
✩距離
距離は水平距離と鉛直距離の平方和の平方根である。
✩区間所要時間
距離÷平均速度より、
√{(x₁-x₀)²+(y₁-y₀)²} ÷ {√(2gy₁)+√(2gy₀)}/2
=(√2)×√{(x₁-x₀)²+(y₁-y₀)²} ÷ {√(gy₁)+√(gy₀)}となる。
★直線
速度:0 √(2gH)
距離: H√2
時間: 2√(H/g)
Hは鉛直距離(=水平距離)である。
√(H/g)は共通なので、H=g=1として簡略化すると、
直線(斜め45°)の時の所要時間は2である。
★L字形 真下に落ちてから水平に進む経路。
速度:0 √2 √2
距離: 1 1
時間: √2 1/√2
よって、所要時間は√2 + 1/√2 = 3/√2 = 2.1213
と、直線より少し時間が掛かる。
★斜め→水平
直線とL字の中間で何処が最速になるか調べる。
斜め部分の水平距離をxとすると、水平区間は1-xである。
速度:0 √2 √2
距離: √(x²+1) 1-x
時間: √{2(x²+1)} (1-x)/√2
よって、所要時間は√{2(x²+1)} + (1-x)/√2である。
所要時間が最短になるxを求めるので、xで微分すると、
(x√2)/√(x²+1) - 1/√2
=(1/√2) ×{2x-√(x²+1)}/√(x²+1)となる。
これが0になるときは、
2x-√(x²+1) = 0
2x = √(x²+1)
4x² = x²+1
x² = 1/3
x = 1/√3 0.5774と求まった。
この時の所要時間は、(√6 + √2 )/2 = 1.9319であり、
少なくとも、両端の値より短くなっている。
★鉛直→斜め 先程とは逆パターン
鉛直部分の高さをyとすると、0が直線、1がL字になる。
速度:0 √(2y) √2
距離: y √(y²-2y+2)
時間: √(2y) √{2(y²-2y+2)}/(1+√y)
よって、所要時間は
√(2y) + √{2(y²-2y+2)}/(1+√y)
=(√2)×{ √y + √(y²-2y+2)/(1+√y) } となる。
yで微分すると、
1/√(2y) + (y-1)/(1+√y)√(y²-2y+2) - {√(y²-2y+2)}/2(1+√y)²√y
となり、通分すると分子は、
(1+√y)²√(y²-2y+2) + 2(y-1)(1+√y)√y - (y²-2y+2)
となる。複雑な√(y²-2y+2)の無い第2,3項を纏めると、
(1+√y)²√(y²-2y+2) + 2(y-1)(y+√y) - (y²-2y+2)
= (1+√y)²√(y²-2y+2) + (2y² +2y√y -2y -2√y) - (y²-2y+2)
= (1+√y)²√(y²-2y+2) + (y² +2y√y -2√y -2)
これが0の時を求めるので、
(1+√y)²√(y²-2y+2) = -y² -2y√y +2√y +2
両辺を2乗すると、
(1+√y)⁴(y²-2y+2) = (-y² -2y√y +2√y +2)²
(y² +4y√y +6y +4√y +1)(y²-2y+2)
= y⁴ +2y³√y -2y²√y -2y²
+2y³√y +4y³ -4y² -4y√y
-2y²√y -4y² +4y +4√y
-2y² -4y√y +4√y +4
y⁴ +4y³√y +6y³ +4y²√y +y²
-2y³ -8y²√y -12y² -8y√y -2y
+2y² +8y√y +12y +8√y +2
= y⁴ +4y³√y +4y³ -4y²√y -12y² -8y√y +4y +8√y +4
y⁴ +4y³√y +4y³ -4y²√y -9y² +10y +8√y +2
= y⁴ +4y³√y +4y³ -4y²√y -12y² -8y√y +4y +8√y +4
3y² +8y√y +6y -2 = 0 となる。Y²=yとすると、
3Y⁴ +8Y³ +6Y² -2 =0 という4次方程式になる。
Y=0.4440332233、y=0.1971655034と求まる。
この時の所要時間は、1.88387342である。