正八面体 抵抗(1) 概論+対蹠点 1/2 | のこはんのブログ

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 今回は8面体各辺電気抵抗を繋いだときの合成抵抗を求めてみようと思います。

 

8面体

 ・8面体角形です。

 ・8面体各頂点には4が集まります。

 ・8面体は、

  角形8で、2つ角形1つの辺共有しているので、

  3×8÷2=12本です。

 ・8面体頂点は、

  角形8で、4角形1つの頂点共有しているので、

  3×8÷4=6です。

 

☆各頂点位置関係

ある頂点Oから

 ・1番近い点は、辺で繋がっている4です。

  これらを順にA,B,C,Dとします。

  ・隣合う2点(AB,BC,CD,DA)が繋がっています。

半分3より2点多い5出てきました。

 ・5の中でAとCBとD繋がっていないので、

  この2対蹠点に当たります。

 ・よって、以降CA'DB'とします。

残り1点O対蹠点O'です。

 ・O'A,B,A',B'4とつながっています

よって、頂点間の距離2種類です。

☆繋がっている点

 

 ・O…A,B,A',B'

 ・A…O,B',B,O'

 ・B…O,A,A',O'

※各対蹠点については'有無が変わるだけです。

 

☆抵抗電位電流

オームの法則により、抵抗にかかる電圧抵抗電流です。

 今回は各辺の抵抗は同じ(1とする)なので、各辺にかかる電圧電流比例します。

2点間合成抵抗を求めるときは、

 片方の電位1,他方を0とします。

 また、各頂点電位その点の記号をそのまま使います。

ある2点間X→Y流れる電流は、

 電位差(電圧)X-Yです。

キルヒホッフの法則

 各頂点について、流れ込む電流流れ出る電流等しくなります。

 ある頂点X₀a頂点X₁,…,Xₐと繋がっているとき、

 X₀ついてのは、抵抗が同じなので、

 aX₀=X₁+…+Xₐ

 と書けます。

合成抵抗

 回路に流れる電流は、一方の頂点から繋がっている点への電流の和です。

 端子間の電圧1なので、合成抵抗電流の逆数」になります。

 

対蹠点同士合成抵抗

8面体頂点間位置関係2種類です。

◯点の振り方から、合成抵抗を求めるのが最も簡単なのが対蹠点だと思います。

対蹠点同士2点O(1),O'(0)からの距離括弧内に表記します。

 A,B,A',B'(1,1)

  の1種類で、O(1),O'(0)からの距離が等しいので電位1/2です。

となります。

 

O(1)と繋がっている点はA,B,A',B'4点です。

 よって、電流の和は、

 (O-A)+(O-B)+(O-A')+(O-B')

 =(1-1/2)+(1-1/2)+(1-1/2)+(1-1/2)

 =2

合成抵抗1/2と求まりました。

また、各頂点電位は、

O(0,2)1=2/2

A,B,A',B'(1,1)1/2

・O'(2,0)…0=0/2

です。

 

次回は合成抵抗について求めていきます(5/12)

 

 正多面体 合成抵抗 まとめ