日常メモ -13ページ目

日常メモ

日々の日常を日記形式で記録しております。興味のあるものは法律,小論文,酒です。日常的に酒を嗜んで生きております。

1 小論文とは何か
   小論文は,その名の通り,小さく論じた文章です。「論ずる」というのは「事理を説明する」「とりたてて問題とする」という意味です。きちんと問題提起をし,自分の意見を述べ,それについて説明するといったことが求められています。

 2 作文との違い
   作文は,自分の感想や体験談,理想論などを述べて終わるだけの文章です。小論文とは全く違います。違いを出すのは簡単で,問題提起をして,自分の意見を述べ,それに対する反対説も考慮して,結論を導き出すという一定の形式を持たせることで,違いが出せます。この辺りは,何回かの講義を通じて理解していきましょう。


 3 小論文の形式面
   本日は,小論文の形式面から勉強していきましょう。配布した「レポートの書き方」が参考になります。小論文は書面審査ですので,形式も大変重要です。無駄な部分で採点官の印象を悪くしないようにしましょう。

  (1) 冒頭一字を空ける
      冒頭一字は必ず空けましょう。実際これが出来ていない人もいます。詰めて書いてしまっては読みづらいですし,採点官の印象を悪くしてしまいます。


  (2) 段落を分ける
      これは今後説明する,4段構成にしたがって,4つの段落に分けると良いと思います。きちんと考えているということを示すことができます。


  (3) 漢字を間違えない
      漢字の間違いは採点官の印象をかなり悪くします。どうしても書けない・思い出せないという漢字はひらがなで書くか,別の言葉に置き換えましょう。書く訓練をこなすことで,漢字のミスは減りますので,いくつも小論文を書いてみることが重要です。


  (4) 文末に「以上」と入れる
      600字程度の短い小論文であれば不要ですが,800字であれば,最後に「以上」と入れて,途中答案でないことを示しましょう。最後の1行の下に入れられるのがベストです。どうしても書けない場合は省略してしまっても構いません。


  (5) 途中答案は絶対避ける
      時間配分をきちんと考えて,途中答案にならないように気をつけましょう。大学によって異なりますが,途中答案と言うだけで,0点になる場合もあります。答案構成,時間配分をきちんとすることで,途中答案の可能性は減らせます。また,何回も小論文を書く練習をすることで,時間に余裕を持った答案作成ができます。


  (6) 語調を同じにする
      小論文は,「だ・である」調に統一しましょう。「です・ます」で締める必要はありません。また,これらを混同しないように注意しましょう。


  (7) 一度書いたら読み直す
      読み直しは非常に重要です。最後の5分,10分で読み直しをきちんとして,漢字が間違えていないか,文章が繋がっているかなどを確認しましょう。なお,何行にもわたる間違いや,修正が大幅に必要となる部分については,時間内で修正できる可能性がなければ諦めましょう。多少の減点には成りますが,形式面は大幅減点の対象ではないので,大丈夫です。


  (8) 句読点は文章内で
      句読点は最後に来ても文章内に入れてしまいましょう。文頭に書くのは厳禁です。

  (9) 指定された部分以外には書かない
      文章は指定された字数内できちんと収めましょう。他の欄に下書きを書いておく等も禁止です。


  (10) 時間内にきちんと終える
      止めて下さいとの声がかかったら速やかに止めましょう。途中答案であっても,書き続けて0点になるよりは採点を受けられる可能性があります。試験官の指示にはきちんと従いましょう。


  (11) 筆記用具は複数持つこと
      シャープペンシル・鉛筆・消しゴムは複数持っておきましょう。落とした場合も慌てず,試験官を呼ぶか,他の用具を使いましょう。


  (12) 同じ接続詞は使わない
      接続詞でいくつかに分けて事柄を説明するときは,「また,さらに,加えて」など,接続詞が重複しないように気をつけましょう。


  (13) 最後に氏名・受験番号を確認する
      緊張していると,氏名や受験番号を記入することを忘れてしまう場合が間々あります。気をつけましょう。

補足 接続詞の工夫
今まで、小論文は4部構成(①問題提起、②意見提示、③展開、④結論)
のパターンで書くことと、【では→たしかに→しかし→思うに→とすれば→よって】
という接続詞にそって書くことをオススメしてきました。

もちろん、これさえできれば並の高校生以上のレベルの小論文は書けると思います。
少なくとも、感想を述べるだけ、主張に対する答えのない「作文」にはならないはずです。

(繰り返しますが、「小論文」は結論をハッキリさせて相手を納得させる説明をするもの、
言い替えれば自分の主張を述べてその理由を説明し、相手を納得させるのが小論文です。)


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・・・と、ここまでは何度も説明してきた通りです。
今回はここからちょっとしたテクニックを教えたいと思います。

前回まで説明してきた論証フォームは、

0.(前置き)
1.では・・・(問題提起)
2.たしかに・・・(反対説)
3.しかし・・・(反対説を批判)
4.思うに・・・(自説の理由)
5.とすれば・・・(自説の展開)
6.よって・・・(結論)

・・・というものでした。
ここで、一見見慣れない(普段使わない)接続詞があることに気付いていた方も多いと思います。

そうです。
「思うに」
  と
「とすれば」
という接続詞です。

これらは特に法学関係の勉強をした者には馴染み深い接続詞です。
なぜなら判例ではこの接続詞が多用されていた(いる?)からです。

しかし、あまり使わない接続詞なので、法学系以外の人は怪訝に思う人も多いようです。
また、法学系の先生でも、この接続詞を嫌う方も増えてきました。

某、京都大学の有名なY先生は生徒に向かって
「俺の答案で急に『思う』な!」と注意したそうです(笑)

・・・ということで、今回はこの接続詞以外の接続詞で論証フォームを作ることを教えたいと思います。
似たような接続詞で回避するテクニックなので、誰でもできると思います。


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まず「思うに」から。

「思うに」の部分は、自説の論拠を述べるところです。
自分の意見がなぜそうなるのかを具体的に説明するところです。

なぜ「思うに」という接続詞が来るかと言えば、「確かに」で反対説を挙げた後に、
「しかし」でそれを批判して、反対説を克服できる自分の説を、「私はこう思う!」という
意味で使うからです。

つまり「思うに」=「私は思うに」なのです。
よって、「思うに・・・」の部分は、「私は・・・と考える(思う)」と直せば良いことになります。

また、この自説の論拠を述べる部分(4部構成の「展開」の部分)は、自分の意見を説明する
部分なので、「なぜなら」「この点私は・・・」等でも代用できます。

この辺りの接続詞の使い分けは小論文を何度か書いてみて、いろいろと試してみると良いと思います。


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次に「とすれば」の部分です。

「とすれば」は自説を展開していくところ、つまり自説の具体例を出したり歯止めを出したり
当てはめをしたりする部分です。ここで結論を出してしまっても構いません。

この「とすれば」は「そうであるとすれば」「そうならば」という意味です。
つまり、「思うに」で自分の説を述べた後に、

「自分の説のように考えるならば、○○ということになる」
・・・ということを「とすれば」という接続詞で繋いでいるにすぎません。

また、この「とすれば」は、自説の展開のためにあるので、
「そうだとすれば」「そうならば」以外にも、「だから」などでも対応できます。

これもいろいろと試してみてください。


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以上まとめると、接続詞を変えた論証フォームは、

0.(前置き)
1.では・・・(問題提起)
2.たしかに・・・(反対説)
3.しかし・・・(反対説を批判)
4.「なぜなら」「私は」「私は思うに」等・・・(自説の理由)
5.「だから」「そうであるならば」「そうだとすれば」等・・・(自説の展開)
6.よって・・・(結論)

というようになります。

一つの接続詞にこだわらずに、いろいろな接続詞(但し類似した意のもの)を
使えるように訓練してみてください。


第5章 論理的で説得的な小論文を書くには
第二部 説得的な答案を書くコツ(1)

小論文は4部構成(①問題提起、②意見提示、③展開、④結論)の
パターンで書くことをオススメします。

最初は【では→たしかに→しかし→思うに→とすれば→よって】
という接続詞にそって書いてみましょう。


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さて今回は、『説得的な答案を書くコツ(1)』です。

採点者にアピールするには、採点者に「なるほど」と思わせることが重要です。
なるほどと納得させるには、文章が説得的でなくてはなりません。

文章を説得的にするには
①論理的であること     (「しかし→思うに→とすれば→よって」の部分)
②反対意見を考慮すること  (「確かに」の部分)
③具体例を出すこと     (どこでも良い)
④代替案を示すこと     (「とすれば」の部分)
⑤歯止めを示すこと     (「よって」の部分)
以上の5点が重要となります。
この5点が出来れば、説得的な答案が書けます。

ただし、最初は①、②ができることを心がけ、④を意識的に書きましょう。
時間があれば⑤を、字数が余れば③をやってみる、
という形が良いと思います。

それでは一つ一つ説明していきます。
今回は①、②、③について説明していきます。


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【①論理的であること】

これは前回説明した、論理的な答案にするという意味です。
論理の流れとその理由付けをしっかり書いて、自分の意見の正当性
をしっかり伝えられるように、丁寧に書いていきましょう。


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【②反対意見を考慮すること】

これは、「では→たしかに→しかし→思うに→とすれば→よって」
の「たしかに」に当たります。

この「確かに」の部分がしっかり書けていることで、ぐっと説得力が増します。
つまり、自分の意見の主張だけでなく、反対意見もしっかり考慮していると
いうことを、採点官に示すのです。

小論文試験で、意見の対立のあるテーマが与えられるのは、
こういった反対意見への配慮ができて、バランスのとれた答案になっているか
どうかを見たいためです。

では例を出してみます。

例えば、「戦争についてどう思うか?」という課題で、
「戦争は多くの犠牲者を出すから許されない」という答案を書いたとします。

これについて、反対意見を考慮すると

「確かに、戦争によって、抑圧や弾圧、虐殺などをされていた人民を救い、
民主化、自由化を早期に実現する可能性もあり、一概に許されないとは言えないかもしれない」

など、自分の意見とは反対の意見を考慮します。


もう一つ、「警察が犯罪防止のため、街頭に監視カメラを設置することについてどう思うか」という課題に、
「監視カメラの設置はプライヴァシーの侵害になるから許されない」
と答える場合は、

「確かに、監視カメラを設置する事で、犯罪捜査に有益に機能したり、
犯人逮捕、また犯罪抑止にも大きな効果があることは否定できない」

といった感じになります。


そして、この「確かに」で反対意見を考慮したあとすぐに、
「しかし」で自分の意見を述べていきます。

さらに、「思うに→とすれば→よって」で、①で示したように、
自分の意見を論理的に書いていくことで、自分の意見の説得力が増していきます。

「しかし」、で反対意見を批判して、その後、自分の意見はこれこれこうだから、
反対意見を克服しており、自分の意見のほうが良い!ということを示します。


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【③具体例を出すこと】

これはよく塾や小論文の本などに書かれていると思います。
自分の意見に説得力を持たせるために、例を出すという方法です。

ですが、字数制限が厳しい場合や、まだ小論文に慣れていないときに
具体例を出すと、逆に意味不明な文章になってしまう危険があるので、
注意が必要です。

基本的には「例えば」という接続詞の後に、具体例を出すのが
良いと思われます。

具体例というのは、基本的にはどこで示しても構いません。
④の代替案を示すならば、なくても良いでしょう。

字数に余裕があり、埋められないようであれば、
沢山出してもかましません。

では例を出して考えましょう。

「戦争についてどう思うか?」という課題で、

「確かに」に続いて、

「しかし、戦争には大量破壊兵器が用いられ、罪のない民間人の尊い命まで
大量に失われてしますため、許されるべきではないといえる」
と反対意見を批判します。その後、

「思うに、人の命は他のなによりも優先され尊重されるべきであると考える。
例えば、憲法理念にもあるように、個人を一人一人大切にする、尊重するという
概念があり、国家は国民のためにあり、人の命は最も尊重されるべきものだといえる。
そのため、人の命は何よりも尊重されなければならない」
と、自分の考えを示します。

といった感じで、具体的な例を出していきます。

ではもう一つ、
「警察が犯罪防止のため、街頭に監視カメラを設置することについてどう思うか」
という課題の、

「確かに」に続いて、

「しかし、監視カメラは犯罪に関係ない人の容姿も撮影する。
例えば、24時間監視し続けるカメラを設置すると考えると、
圧倒的に犯罪とは関係ない人たちを撮る可能性のほうが高いだろう。
人の容姿はその人の個人情報に当たり、プライヴァシーの侵害になるため、
妥当ではない」

などとここで例を出しても構いませんし、

「では」の前の部分で

「最近、監視カメラの威力が議論されている。
例えば、私の町にも、近時商店街に監視カメラが設置されるようになった。
では、街頭に監視カメラを設置する事は妥当なのか、考えてみたい」

というようにどこで示しても問題はありません。


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次回は『説得的な答案を書くコツ(2)』です。
④の代替案についてと⑤の歯止めについて説明します。

特に④は重要なので、詳しく説明する予定です。



第5章 論理的で説得的な小論文を書くには
第一部 論理的な答案を書くコツ
既に何度も述べてきたように、小論文は4部構成、
【①問題提起、②意見提示、③展開、④結論】のパターンで書くことをオススメします。

最初は【では→たしかに→しかし→思うに→とすれば→よって】
という接続詞にそって書いてみましょう。


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さて今回は、『論理的な答案を書くコツ』です。
次回に『説得的な答案を書くコツ』を掲載予定です。

小論文試験で求められるのは、
  1.問われたことにきちんと答える事
  2.自分の考えを示す事
  3.自分の考えの理由を示す事
  4.分かり易い表現を使う事
などです。

特に自分の考え(賛成or反対)を示す事と、
なぜその考えをとったのかを示す事が重要です。

この自分の考えを理由付けて書くことで、
説得的な答案(次回説明予定)&論理的な答案になります。


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では、どうすれば論理的な答案が出来るのでしょうか?

論理的というのは論証の筋道がしっかりしていることを言います。

AならばB、BならばC、ゆえにAならばC
という流れがきちんと出来ている必要があります。

例えば、「戦争についてどう思うか?」という課題で、
「戦争は多くの犠牲者を出すから許されない」という答案を書いたとします。

これは、

・戦争(A)ならば多くの犠牲者を出す(B)
・多くの犠牲者を出す(B)ならば許されない(C)
・ゆえに戦争(A)は許されない(C)

という論証になります。

ですが、コレだけでは論理的ではありません。
理由付けが足りないからです。

上の「ならば」の部分の理由付けをする事で、
論理的な答案になります。

なぜ多くの犠牲者が出るのか、なぜ犠牲者が出ると許されないかを
説明する事で、説得力が出てくるのです。

戦争が犠牲者を出すなんか当たり前だろ!というのは、書面審査である
小論文試験では通用しません。書かないことは評価されないのです。

つまり、上の文章を論理的にするには、

・戦争には(A)、大量破壊兵器などが使われるため(理由)、多くの犠牲者がでる(B)。
・多くの犠牲者が出る事は(B)、人の命は尊いものであり尊重される必要があるため
 (理由)、 許されない(C)
・ゆえに戦争は、(多くの犠牲者を出すため)、許されない。

となります。

このように、理由付け(ならば)の部分をしっかり書きましょう。
ここをしっかり意識して書くことが重要です。

では最後にもうひとつ例を出しておきます。

「警察が犯罪防止のため、街頭に監視カメラを設置することについてどう思うか」
という課題に、
「監視カメラの設置はプライヴァシーの侵害になるから許されない」
と答えるとします。

論理の流れは、

・監視カメラの設置(A)があるならばプライヴァシーの侵害になる(B)
・プライヴァシーの侵害(B)があるならば許されない(C)
・ゆえに監視カメラの設置(A)は許されない(C)

となります。

これを論理的にします。

・監視カメラの設置(A)は、人の容姿はプライヴァシーに当たり、プライヴァシーは
 個人情報に当たるため(理由)、プライヴァシーの侵害になる(B)
・プライヴァシーの侵害(B)はプライヴァシーが人権であり、人権を警察が侵すこ
 とは許されないから(理由)、許されない(C)。
・ゆえに監視カメラの設置(A)は、(プライヴァシーの侵害になるため)、許されない(C)

となります。


次回は『説得的な答案を書くコツを』です。

第4章 簡単に小論文を書くコツ
小論文の4部構成は、

【問題提起】
1.前置きや定義
2.問題提起
【意見提示】
3.賛成か反対かを述べる
4.反対意見を考慮する
5.反対意見への批判
【展開】
6.自説の理由、論拠
7.当てはめ
8.具体例や歯止め論
【結論】
9.自分の意見のまとめ
10.歯止め


と、細かく分けると10個の論証が必要になります。
しかしコレをすぐに書けというのは、不可能な事です。

そこで、最初の内は自分なりの簡単なテンプレートを作り、
簡易版の最低限受かるレベルの小論文が書けるようにしましょう。

具体的には、決められた接続詞にあわせて、
以下のような論証フォームを押さえて書けば良いです。

(0.前置き)
1.では・・・(問題提起)
2.たしかに・・・(反対説)
3.しかし・・・(反対説を批判)
4.思うに・・・(自説の理由)
5.とすれば・・・(自説の展開)
6.よって・・・(結論)

という6つの接続詞にあわせて書いてみましょう。
具体例を一つ挙げておきます。


例えば、「学校週5日制について述べなさい」なら

0.近時、学校が週5日になり、子供の学力低下が問題となっている。
1.では週5日制は止めるべきか考えてみたい
2.たしかに週5日制で子供の自由時間が増え、豊かな思想の手助け
  になることはあるかもしれない。
3.しかし、豊かな思想は学校教育での学力を元に生まれるべきではないか。
4.思うに、学校は、子供が将来必要とする最低限の学力を身に付けさせるところに
  その存在意義がある。
5.とすれば、やはり学力が低下する週5日制は採用すべきでない。
6.よって、私は、週5日制を止めるべきだと考える

という感じです。
本来なら具体例や代替案、歯止めなどがあれば良いのですが、
最低限、最初はコレで十分です。

自分で問題提起して、その問題提起に答えると言う、
小論文の基本をまずは身に付けましょう。

ただし、こういった簡単な論文を作る際も、答案構成はしましょう。
簡単な論理のメモ書きのことです。

この答案構成も、では→たしかに→しかし→思うに→とすれば→よって
のパターンで書いていけば良いです。

第3章「答案構成」
既に述べてきたように、小論文は4部構成
(問題提起、意見提示、展開、結論)のパターンで書くことをオススメします。

しかし、コレだけを憶えていても、実際書いてみないと分らないことが多いと思います。
実際に何度も書いてみることが必要となります。
大学入試の小論文の試験はだいたい60~120分ぐらいだと思います。

小論文を書くときにまずやるべきは、「答案構成」です。
4部構成に合わせて、少しずつ書くことをメモしていきます。
これが答案構成です。

例えば、「首相の靖国参拝についてどう思うか」という問題なら

(問題提起) ・小泉総理の参拝が問題になっている。
       ・正しいのだろうか?
          ↓               ↓
(意見提示) ・正しくない           ・正しい
       ・確かに戦没者の慰霊は必要  ・確かに戦犯も合祀されて問題
       ・しかし戦犯まで合祀       ・しかし慰霊は必要
          ↓               ↓
(展開)   ・思うに戦犯まで合祀は問題    ・思うに戦犯にも慰霊は必要
       ・諸外国の事も配慮すべき     ・戦没者の慰霊の目的なら良い
       ・とすれば参拝は止めるべき    ・とすれば参拝は必要
          ↓               ↓
(結論)   ・よって参拝正しくない      ・よって正しい
       ・分祀等を検討すべき       ・公人でなく私人として行くべき

といった感じで簡単なメモを作ります。
もちろん反対か賛成かどちらかだけでも構いません。

60分の試験なら15~20分かけても良いと思います。
120分なら30分以上必要でしょう。

答案構成ができたら、後は書くのみです。
答案構成がしっかりできていれば、迷わず書けるはずです。

今回はココまで。
次回は「簡単に小論文を書くコツ」です。

第2章 「小論文の構成」
第4部 「結論」
前回まで、小論文は反対か賛成かをはっきり述べるもので、
文章は4部にわけると良いと言いました。
4部は、問題提起、意見提示、展開、結論です。

そして問題提起、意見提示、展開については述べました。
今回は最後の部分「結論」です。


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結論はその名の通り自分の意見(主張)の結論をまとめて書くところです。
ごちゃごちゃ書かずに、自分が反対か賛成かをもう一度きちんと述べて
整理する部分です。理想論などで終わってはいけません。

あと、歯止め論を書くと加点評価につながる可能性があります。
歯止めって言うのは、反対説への対処方法等を書くことです。


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結論の構成は
1.自分の意見のまとめ
(2.歯止め)
になります。


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では具体的に見て行きましょう、前回は
「少年犯罪について感ずるところを述べよ」という課題の場合

最近、凶悪な少年犯罪の増加が良くメディアに取り上げられている。
(1.前置きや定義)
では、これら少年犯罪は厳しく取り締まるべきか考えてみたい。
(2.問題提起)
私はこの少年犯罪を厳しく取り締まるべきだと考える。
(3.賛成か反対か)
確かに、少年はまだ精神的にも身体的にも未熟で、厳しく取り締まるべきではなく
教育に重点を置くべきだという主張もある。
(4.反対意見への配慮)
しかし、現在、少年による凶悪犯罪への対処は急務となっており、
厳しく取り締まらなければ、国民の安全の確保が遅れることとなってしまう。
(5.反対意見への批判)
少年犯罪は凶悪化が急速に進んでおり、国民の生命や安全の危険が増大している。
思うに、国民の生命や安全は他の何よりも優先して保護されるべきだと私は考える。
(6.論拠、説明)
とすれば、国民の生命や安全を守るためには、凶悪犯罪に一定限度の歯止めが必要ではないか。
そのためには、やはり、少年犯罪とはいえ厳しく取り締まる必要が出てくるだろう。
(7.当てはめ)
具体的には、少年犯罪とはいえ、成年と同じように裁いたり、刑期を長くするなどの
措置が必要であろう。
(8.具体例)

まで述べてきました。
ここに結論を加えます。

以上より、私は少年犯罪を厳しく取り締まるべきだと考える。
(9.まとめ)
ただし、成年と同様に裁く措置については今後、更生の観点も考慮に入れつつ
検討していく必要があるだろう。
(10.歯止め)

といった感じになります。
すっきりと、余分な事は書かずに終わらせましょう。


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ではもう一例。

「イラク戦争についてあなたの意見を論じなさい」なら、

最近、イラク戦争で多くの人の尊い命が犠牲になっているニュースを良く観る。
(1.前置きや定義)
では、イラク戦争は、これほど多くの犠牲者を出してまでも、必要なものだったのだろうか考えてみたい。
(2.問題提起)
私は、イラク戦争は必要だったと考える。
(3.賛成か反対か)
確かに、イラク戦争では多くの人が犠牲になり、戦争への批判は多い。
(4.反対意見の考慮)
しかし、イラクはフセイン政権による暴力と弾圧が続いており、虐殺も行われ、
これを解決する手段が必要だった。イラクは対話に応じず、その間にも虐殺は行われ
続けていたため、これを阻止するために戦争は必要だったといえるのではないか。
(5.反対意見への批判)
対話で解決できない場合、それ以上対話を続けていても意味はない。
イラクの国民はそうやって対話できない国と交渉してる間にもどんどん虐殺
されていってしまう。これは人道的見地からして許せないと考える。
(6.説明、論拠)
とすれば、対話が出来ない国の国民を救うためには戦争しかないのではないか。
多くの人が亡くなる可能性は否定できないが、これ以上虐殺が続くのを阻止し、
将来的な安定を図り、人道的見地からも許容できると考えられる。
(7.当てはめ)
ただし、戦争により亡くなった人については、その国をより良く発展させる事で、
償いをするしかない。将来に渡る虐殺の回避には戦争しかなかった事を
しっかりとアピールし、説明する事も必要であろう。
(8.具体例と歯止め)

以上より、私はイラク戦争は、止むを得ない手段であり、虐殺回避から必要不可欠な
手段であった事から、必要であったと考える。
(9.まとめ)

といった感じです。

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今回はここまで。
次回は、『簡単に小論文を構成する方法』です。

第2章 「小論文の構成」
第3部 「展開」
前回まで、小論文は反対か賛成かをはっきり述べるもので、
文章は4部にわけると良いと言いました。
4部は、問題提起、意見提示、展開、結論です。

そして問題提起、意見提示については述べました。
今回は「展開」です。


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展開は、自説の論拠を述べるところです。
自分の意見がなぜそうなるのかを具体的に説明するのです。

意見提示では、反対説への批判を書きました。
しかし、難しく言うと、「反対説への批判は自説の論拠にはなりません」。

そこで、反対説を否定しつつ、自分の意見はこんなにすばらしいんだぞ!
っていうのをアピールすることになります。

この展開部分での根拠や説明、具体例などが的確であれば、
文句なしの合格答案になります。


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展開の構成は
1.自説の理由、論拠
2.当てはめ
3.具体例や歯止め論
です。これらは、順不同で構いません。
そのときによって構成は変わります。

歯止めについては結論で述べても良いので、
説明は次回します。


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では具体的に見て行きましょう、前回は
「少年犯罪について感ずるところを述べよ」という課題の場合、

最近、凶悪な少年犯罪の増加が良くメディアに取り上げられている。
(1.前置きや定義)
では、これら少年犯罪は厳しく取り締まるべきか考えてみたい。
(2.問題提起)
私はこの少年犯罪を厳しく取り締まるべきだと考える。
(3.賛成か反対か)
確かに、少年はまだ精神的にも身体的にも未熟で、厳しく取り締まるべきではなく
教育に重点を置くべきだという主張もある。
(4.反対意見への配慮)
しかし、現在、少年による凶悪犯罪への対処は急務となっており、
厳しく取り締まらなければ、国民の安全の確保が遅れることとなってしまう。
(5.反対意見への批判)

までを書きました。ここに展開を加えると

少年犯罪は凶悪化が急速に進んでおり、国民の生命や安全の危険が増大している。
思うに、国民の生命や安全は他の何よりも優先して保護されるべきだと私は考える。
(6.論拠、説明)
とすれば、国民の生命や安全を守るためには、凶悪犯罪に一定限度の歯止めが必要ではないか。
そのためには、やはり、少年犯罪とはいえ厳しく取り締まる必要が出てくるだろう。
(7.当てはめ)
具体的には、少年犯罪とはいえ、成年と同じように裁いたり、刑期を長くするなどの
措置が必要であろう。
(8.具体例)

といった感じになります。


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もう一例見ておきましょう

「イラク戦争についてあなたの意見を論じなさい」なら、

最近、イラク戦争で多くの人の尊い命が犠牲になっているニュースを良く観る。
(1.前置きや定義)
では、イラク戦争は、これほど多くの犠牲者を出してまでも、必要なものだったのだろうか考えてみたい。
(2.問題提起)
私は、イラク戦争は必要だったと考える。
(3.賛成か反対か)
確かに、イラク戦争では多くの人が犠牲になり、戦争への批判は多い。
(4.反対意見の考慮)
しかし、イラクはフセイン政権による暴力と弾圧が続いており、虐殺も行われ、
これを解決する手段が必要だった。イラクは対話に応じず、その間にも虐殺は行われ
続けていたため、これを阻止するために戦争は必要だったといえるのではないか。
(5.反対意見への批判)

対話で解決できない場合、それ以上対話を続けていても意味はない。
イラクの国民はそうやって対話できない国と交渉してる間にもどんどん虐殺
されていってしまう。これは人道的見地からして許せないと考える。
(6.説明、論拠)
とすれば、対話が出来ない国の国民を救うためには戦争しかないのではないか。
多くの人が亡くなる可能性は否定できないが、これ以上虐殺が続くのを阻止し、
将来的な安定を図り、人道的見地からも許容できると考えられる。
(7.当てはめ)
ただし、戦争により亡くなった人については、その国をより良く発展させる事で、
償いをするしかない。将来に渡る虐殺の回避には戦争しかなかった事を
しっかりとアピールし、説明する事も必要であろう。
(8.具体例と歯止め)

といった感じです。


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今回はここまで。次回は『結論』です。

第2章 「小論文の構成」
第2部 「意見提示」

前回まで、小論文は反対か賛成かをはっきり述べるもので、
文章は4部にわけると良いと言いました。
4部は、問題提起、意見提示、展開、結論です。

前回問題提起を扱ったので、
今回は「意見提示」について述べます。


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意見提示は、自分が問題提起した問題について
賛成か反対かを述べるところです。

構成としては、
1.賛成か反対かを述べる
2.反対意見を考慮する
3.反対意見への批判
の三つで構成します。


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具体的に見て行きましょう。
前回の「少年犯罪について感ずるところを述べよ」という課題の場合

最近、凶悪な少年犯罪の増加が良くメディアに取り上げられている。
(1.前置きや定義)
では、これら少年犯罪は厳しく取り締まるべきか考えてみたい。
(2.問題提起)

と言う問題提起に続くのは

私はこの少年犯罪を厳しく取り締まるべきだと考える。
(3.賛成か反対か)
確かに、少年はまだ精神的にも身体的にも未熟で、厳しく取り締まるべきではなく
教育に重点を置くべきだという主張もある。
(4.反対意見への配慮)
しかし、現在、少年による凶悪犯罪への対処は急務となっており、
厳しく取り締まらなければ、国民の安全の確保が遅れることとなってしまう。
(5.反対意見への批判)

という感じです。

反対か賛成か述べてから反対意見、反対意見への批判を書くのです。
この次に続くのが、展開で、展開では自説の論拠や具体例を出します。
展開はまた次回・・・。


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もう一個例をあげておきましょう

「イラク戦争についてあなたの意見を論じなさい」なら、

最近、イラク戦争で多くの人の尊い命が犠牲になっているニュースを良く観る。
(1.前置きや定義)
では、イラク戦争は、これほど多くの犠牲者を出してまでも、必要なものだったのだろうか考えてみたい。
(2.問題提起)
私は、イラク戦争は必要だったと考える。
(3.賛成か反対か)
確かに、イラク戦争では多くの人が犠牲になり、戦争への批判は多い。
(4.反対意見の考慮)
しかし、イラクはフセイン政権による暴力と弾圧が続いており、虐殺も行われ、
これを解決する手段が必要だった。イラクは対話に応じず、その間にも虐殺は行われ
続けていたため、これを阻止するために戦争は必要だったといえるのではないか。
(5.反対意見への批判)


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こんな感じです。

ではまた次回。
次回は『展開』です。


第2章 「小論文の構成」
第1部 「問題提起」

今回は、小論文の構成の仕方です。
前回、小論文と作文の違いを説明しました。
復習しましょう。

作文は自分の感想や経験を述べただけのもの、
小論文は自分の主張(賛成、反対)を説得的に述べたものです。


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さて、小論文の構成についてですが、実際、小論文というのは
この文章構成をマスターしてしまえば、あとは自分のパターンを作って
当てはめるだけなので、構成をマスターすれば小論文はすぐに書けるようになります。

前置きはこのぐらいにして、構成について具体的に見て行きましょう。


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まず、よく言われるのは「序論・本論・結論」の3部構成です。
はっきり言ってこれは×です。

なぜって?3部に分ける意味が分からないからです。
3部構成は書いていて混乱してくる構成と言えます。

ではどうすべきか。私は「4部構成」をオススメします。
4部構成というのは、よく言う「起承転結」ではなくて、

①問題提起②意見提示③展開④結論
の4部で構成することを指します。

つまり、小論文の課題が出されたら、この4部の構成に当てはめて
書いていけば良いのです。


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では一つ一つ見て行きましょう。

まずは「①問題提起」の部分について。
この部分の果たす役目は、
1.前置きや定義
2.問題提起
・・・です。

例えば、「少年犯罪について感ずるところを述べよ」という課題の場合、

最近、凶悪な少年犯罪の増加が良くメディアに取り上げられている。
(1前置きや定義)
では、これら少年犯罪は厳しく取り締まるべきか考えてみたい。
(2問題提起)

・・・となります。

つまり、いきなり書き出しては体裁が悪いので、「少年犯罪とは~だ」とか
「近時、少年犯罪が増えている」「最近テレビで取り上げられていた」
など、まず前置きや定義をしておきます。

その後問題提起です。ここはとても重要です。
これから自分がどんな問題について論じていくか。
どんな問題に賛成、反対するのかを決定する場面です。

また、「少年犯罪を厳しく取り締まるべきか」や「少年犯罪は成人と同様に裁くべきか」
など、自分が賛成派、反対派どちらかの立場に立って論じられるよう、
二者択一の問題提起にするのがベストです。

課題が二者択一でない場合も、テーマに沿った形で二者択一に書き換えましょう。


例えば、「戦争についてあなたの意見を論じなさい」なら、
「戦争は正しいか」「戦争は妥当か」「戦争を食い止めるためには交渉が必要か」
「戦争は回避できるのか」「戦争は平和につながるのか」
などなど、賛成、反対どちらの立場も出てくるような形に書き直して
問題提起しましょう。


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今回はここまで。疑問、質問なんでもお待ちしております。
次回は『意見提示』についてです。