第5章 論理的で説得的な小論文を書くには
第一部 論理的な答案を書くコツ
既に何度も述べてきたように、小論文は4部構成、
【①問題提起、②意見提示、③展開、④結論】のパターンで書くことをオススメします。
最初は【では→たしかに→しかし→思うに→とすれば→よって】
という接続詞にそって書いてみましょう。
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さて今回は、『論理的な答案を書くコツ』です。
次回に『説得的な答案を書くコツ』を掲載予定です。
小論文試験で求められるのは、
1.問われたことにきちんと答える事
2.自分の考えを示す事
3.自分の考えの理由を示す事
4.分かり易い表現を使う事
などです。
特に自分の考え(賛成or反対)を示す事と、
なぜその考えをとったのかを示す事が重要です。
この自分の考えを理由付けて書くことで、
説得的な答案(次回説明予定)&論理的な答案になります。
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では、どうすれば論理的な答案が出来るのでしょうか?
論理的というのは論証の筋道がしっかりしていることを言います。
AならばB、BならばC、ゆえにAならばC
という流れがきちんと出来ている必要があります。
例えば、「戦争についてどう思うか?」という課題で、
「戦争は多くの犠牲者を出すから許されない」という答案を書いたとします。
これは、
・戦争(A)ならば多くの犠牲者を出す(B)
・多くの犠牲者を出す(B)ならば許されない(C)
・ゆえに戦争(A)は許されない(C)
という論証になります。
ですが、コレだけでは論理的ではありません。
理由付けが足りないからです。
上の「ならば」の部分の理由付けをする事で、
論理的な答案になります。
なぜ多くの犠牲者が出るのか、なぜ犠牲者が出ると許されないかを
説明する事で、説得力が出てくるのです。
戦争が犠牲者を出すなんか当たり前だろ!というのは、書面審査である
小論文試験では通用しません。書かないことは評価されないのです。
つまり、上の文章を論理的にするには、
・戦争には(A)、大量破壊兵器などが使われるため(理由)、多くの犠牲者がでる(B)。
・多くの犠牲者が出る事は(B)、人の命は尊いものであり尊重される必要があるため
(理由)、 許されない(C)
・ゆえに戦争は、(多くの犠牲者を出すため)、許されない。
となります。
このように、理由付け(ならば)の部分をしっかり書きましょう。
ここをしっかり意識して書くことが重要です。
では最後にもうひとつ例を出しておきます。
「警察が犯罪防止のため、街頭に監視カメラを設置することについてどう思うか」
という課題に、
「監視カメラの設置はプライヴァシーの侵害になるから許されない」
と答えるとします。
論理の流れは、
・監視カメラの設置(A)があるならばプライヴァシーの侵害になる(B)
・プライヴァシーの侵害(B)があるならば許されない(C)
・ゆえに監視カメラの設置(A)は許されない(C)
となります。
これを論理的にします。
・監視カメラの設置(A)は、人の容姿はプライヴァシーに当たり、プライヴァシーは
個人情報に当たるため(理由)、プライヴァシーの侵害になる(B)
・プライヴァシーの侵害(B)はプライヴァシーが人権であり、人権を警察が侵すこ
とは許されないから(理由)、許されない(C)。
・ゆえに監視カメラの設置(A)は、(プライヴァシーの侵害になるため)、許されない(C)
となります。
次回は『説得的な答案を書くコツを』です。