第2章 「小論文の構成」
第4部 「結論」
前回まで、小論文は反対か賛成かをはっきり述べるもので、
文章は4部にわけると良いと言いました。
4部は、問題提起、意見提示、展開、結論です。
そして問題提起、意見提示、展開については述べました。
今回は最後の部分「結論」です。
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結論はその名の通り自分の意見(主張)の結論をまとめて書くところです。
ごちゃごちゃ書かずに、自分が反対か賛成かをもう一度きちんと述べて
整理する部分です。理想論などで終わってはいけません。
あと、歯止め論を書くと加点評価につながる可能性があります。
歯止めって言うのは、反対説への対処方法等を書くことです。
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結論の構成は
1.自分の意見のまとめ
(2.歯止め)
になります。
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では具体的に見て行きましょう、前回は
「少年犯罪について感ずるところを述べよ」という課題の場合
最近、凶悪な少年犯罪の増加が良くメディアに取り上げられている。
(1.前置きや定義)
では、これら少年犯罪は厳しく取り締まるべきか考えてみたい。
(2.問題提起)
私はこの少年犯罪を厳しく取り締まるべきだと考える。
(3.賛成か反対か)
確かに、少年はまだ精神的にも身体的にも未熟で、厳しく取り締まるべきではなく
教育に重点を置くべきだという主張もある。
(4.反対意見への配慮)
しかし、現在、少年による凶悪犯罪への対処は急務となっており、
厳しく取り締まらなければ、国民の安全の確保が遅れることとなってしまう。
(5.反対意見への批判)
少年犯罪は凶悪化が急速に進んでおり、国民の生命や安全の危険が増大している。
思うに、国民の生命や安全は他の何よりも優先して保護されるべきだと私は考える。
(6.論拠、説明)
とすれば、国民の生命や安全を守るためには、凶悪犯罪に一定限度の歯止めが必要ではないか。
そのためには、やはり、少年犯罪とはいえ厳しく取り締まる必要が出てくるだろう。
(7.当てはめ)
具体的には、少年犯罪とはいえ、成年と同じように裁いたり、刑期を長くするなどの
措置が必要であろう。
(8.具体例)
まで述べてきました。
ここに結論を加えます。
以上より、私は少年犯罪を厳しく取り締まるべきだと考える。
(9.まとめ)
ただし、成年と同様に裁く措置については今後、更生の観点も考慮に入れつつ
検討していく必要があるだろう。
(10.歯止め)
といった感じになります。
すっきりと、余分な事は書かずに終わらせましょう。
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ではもう一例。
「イラク戦争についてあなたの意見を論じなさい」なら、
最近、イラク戦争で多くの人の尊い命が犠牲になっているニュースを良く観る。
(1.前置きや定義)
では、イラク戦争は、これほど多くの犠牲者を出してまでも、必要なものだったのだろうか考えてみたい。
(2.問題提起)
私は、イラク戦争は必要だったと考える。
(3.賛成か反対か)
確かに、イラク戦争では多くの人が犠牲になり、戦争への批判は多い。
(4.反対意見の考慮)
しかし、イラクはフセイン政権による暴力と弾圧が続いており、虐殺も行われ、
これを解決する手段が必要だった。イラクは対話に応じず、その間にも虐殺は行われ
続けていたため、これを阻止するために戦争は必要だったといえるのではないか。
(5.反対意見への批判)
対話で解決できない場合、それ以上対話を続けていても意味はない。
イラクの国民はそうやって対話できない国と交渉してる間にもどんどん虐殺
されていってしまう。これは人道的見地からして許せないと考える。
(6.説明、論拠)
とすれば、対話が出来ない国の国民を救うためには戦争しかないのではないか。
多くの人が亡くなる可能性は否定できないが、これ以上虐殺が続くのを阻止し、
将来的な安定を図り、人道的見地からも許容できると考えられる。
(7.当てはめ)
ただし、戦争により亡くなった人については、その国をより良く発展させる事で、
償いをするしかない。将来に渡る虐殺の回避には戦争しかなかった事を
しっかりとアピールし、説明する事も必要であろう。
(8.具体例と歯止め)
以上より、私はイラク戦争は、止むを得ない手段であり、虐殺回避から必要不可欠な
手段であった事から、必要であったと考える。
(9.まとめ)
といった感じです。
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今回はここまで。
次回は、『簡単に小論文を構成する方法』です。