「永遠」はまだ活動を始めていない | 偕楽園血圧日記

「永遠」はまだ活動を始めていない

 秋っぽい過ごしやすい日になった。
 ……また暑くなるの?


 今日は「本日の里帰り」から。

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 パンダ返還「さみしい」 別れ惜しむ来園者 上野動物園


(写真、時事通信より。中国に返還される雄のジャイアントパンダ「リーリー」=31日午前、東京都台東区の上野動物園)

 上野動物園(東京都台東区)のジャイアントパンダ、リーリー(雄)とシンシン(雌)の中国への返還が決定したことを受け、同園には31日、多くの人が訪れ、「会えなくなると思うとさみしい」などと別れを惜しんだ。
 リーリーとシンシンは2011年に中国から来園した。いずれも19歳と高齢で、高血圧の症状があり、中国で治療を受けることになった。シンシンは17年にシャンシャン(雌)、21年に双子のシャオシャオ(雄)とレイレイ(雌)を生んだ。シャンシャンは協定に基づき昨年返還された。
 家族で訪れた都内の小学6年、斉藤柊太朗君(11)は「いなくなってしまうと聞いて来た。1時間くらい待ったけど、近くで見られて良かった」と喜んでいた。週3日は同園を訪れるという秋山俊恵さん(57)は「あまりに急だった。さみしい」と残念がった。
 2頭は9月29日に返還され、同28日が最終観覧日となる。冨田恭正副園長は「残り1カ月だが、お別れに来て2頭との思い出を振り返ってもらえれば」と話した。 
 時事通信 8/31(土) 16:29

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 パンダも高血圧症とかあるのか。

 中国では動物のそんな症状まで研究されている?
 うん。以前テレビの番組で見たパンダの飼育施設には結構な数がいたから、研究のためのデータは豊富にとれているのだろうな。
 人よりパンダに金をかける国だし。


 そのパンダのことで、

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 中国王毅外相、パンダ貸与に意欲 早期訪日も言及、二階氏に

【北京共同】中国の王毅外相が8月に超党派の日中友好議員連盟の二階俊博会長らと北京で面会した際、日本へのジャイアントパンダ貸与について「自分の責任で送りたい」と述べ、意欲を示していたことが1日分かった。日中両政府が調整する自身の訪日についても早期実現に積極姿勢を表明した。複数の日中関係筋が明らかにした。
 中国軍機による日本領空侵犯や東京電力福島第1原発の処理水放出により日中関係が冷え込む中、パンダ外交を突破口に関係を安定軌道に戻す狙いがあるとみられる。
 王氏は8月28日の会談で、処理水や台湾問題を巡り原則的な立場を繰り返すにとどめた。ただ、会談に続く夕食会では日本へのパンダ貸与に前向きな考えを示した上で「日本を早く訪れたい」と述べたという。日中両政府は外相の相互訪問を調整している。
 日本政府関係者は新たなパンダの貸与について「何ら決まっていない」と話している。王氏は昨年11月、公明党の山口那津男代表と北京で会談した際、仙台市へのジャイアントパンダ貸与の提案に肯定的な姿勢を見せていた。
 共同通信 9/1(日) 15:37

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 北京訪問をしている二階氏らに向かって、王毅外相がこんなことを言っている。

「キングダム」のおかげで「おーき」という音を聞いたらもう、


(画像、シネマトゥデイ 2019年4月24日 12時16分「まさに王騎!『キングダム』大沢たかおに絶賛の嵐より)

 この姿しか思い浮かばないのだが……それはともかく。

 パンダのことでは本県の日立市も、(日立市サイト「パンダ誘致推進事業」)こんなことをやっているのだが、上記記事にあるようにあくまで「貸与」ですぐに「返還せよ」といわれるし、飼育のためのコストもかかるしで、「カンカン・ランラン」の頃ならばともかく、今はもうそこまで必死になって「お願い」するほどのものではないと思うのだがなぁ。

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 パンダ外交再開? 中国からサンディエゴへ新たな2頭のパンダが到着

<中国からの新たな2頭のパンダがサンディエゴ動物園で華々しいデビューを果たした>
 カリフォルニア州サンディエゴ動物園で、2頭のジャイアントパンダが数カ月にわたる準備を経てデビューした。
 ユンチュアンとシンバオは、木曜日に数百人が参加したオープニングセレモニーでお披露目された。この2頭は、21年ぶりにアメリカに入国したパンダだ。
 四川省の山岳地帯から約7000マイルの旅を経て、現在、2頭はサンディエゴ動物園とその周辺コミュニティのスターとなっている。
(後略)
 ニューズウィーク日本版 8/14(水) 18:30

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 すっかり政治の道具にされているのも「なんだかなぁ」であるし。


 それにしても、王騎将軍、いや、王毅外相に「日本を早く訪れたい」と言わせるとは。「汚染水」の恐怖はどこに行ったのだろう?
 これが二階氏の「パイプ」というものか。

 やれやれだ(ため息)。

(2005/07/10の記事、付き合う必要はない)で引用した、

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◎毛沢東(中国共産党主席) 〔昭和三十九年、社会党の佐々木更三委員長が、毛沢東主席に「中国国民に多大の損害をもたらして申し訳ない」と挨拶したところ〕
●「何も申し訳なく思うことはありませんよ、日本軍国主義は中国に大きな利益をもたらしました。中国国民に権利を奪取させてくれたではないですか。皆さん、皇軍の力なしには我々が権利を奪うことは不可能だったでしょう」(『毛沢東思想万歳』(下))

◎鄧小平(中国 共産党副主席)
●「日本は中国を助けたことになっている。……日本が蒋介石を重慶まで押し下げてくれたので、我々は日本軍の占領地域の後方に広がった。……皆さんだけを責めるのは不公平だと思う」(『中国との友好交流二十年の感想』三岡健次郎 平成七年六月三十日 中国政経懇談会)

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 にあるように、かつて中共は日本に対して「国民党軍を潰すための手助けになってくれた」ということをいっていたことがある。
 もしこの路線のまま、そして台湾の国民党が日中戦争の時のままの思想でいたならば。今頃日本と中国は「手を組んで」台湾を抑える戦略をとっていたかもしれない

 そういう未来の可能性もあったのだが、それを今の世界線に向けたのが「中曽根が靖国に公式参拝! 北京さま騒いでください!」とご注進した朝日新聞であり、それに従って「共産党の正当化のために日本を悪者にして、ずっと歴史で攻めろ」と「歴史カード」戦略を始めた江沢民である。

 そのおかげで今や、

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「香港海防博物館」を「香港抗戦海防博物館」に改称…行政長官「愛国主義教育の重要な基地」


(写真、読売新聞オンラインより。3日、香港で、愛国主義を高めるために改称された「香港抗戦海防博物館」=鈴木隆弘氏撮影)

【香港=鈴木隆弘】香港政府は3日、「香港海防博物館」の名称を「香港抗戦海防博物館」に改めた。抗日戦争の歴史の紹介に重点を置く展示内容としており、住民への愛国主義の植え付けを加速させる動きの一環だ。
 博物館は砲台跡に建設され、香港防衛の歴史を伝えてきた。2022年に改修され、旧日本軍が1941年に香港を占領したことを強調する展示となった。今回の改称に合わせて更にその色彩を強め、中国共産党の指導下にあった遊撃隊が香港などで活動した説明を増やした。
 博物館では3日、政府トップの李家超行政長官が出席して式典が行われた。李氏は「博物館は愛国主義教育の重要な基地になる」と述べ、抗日戦争の歴史を愛国主義の発揚に用いる考えを示した。
(後略)
 読売新聞オンライン 9/3(火) 19:09

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 香港までが「100年以上に及ぶイギリスの支配」を忘れてこの始末。

 後日取り上げようと思っているNHKの中国人職員の「私見放送」が生まれた背景には、こういう流れがあるわけで。
 その江沢民の銅像を「地元の和歌山に建てよう」とやったのがこの二階氏である

 この流れを変えるにはとんでもないエネルギーが必要になるが、そのきっかけはちょっとしたものであったりして
 さて、今「世界線」を変えるための最善手」はなんだろう。二階氏の引退がそのきっかけならば面白いのだが。

 とりあえず「中共崩壊の萌芽」は他ならぬ習近平主席自身が作ってくれているようではあるが、その前に「ひどいエネルギーの発散」をやりそうなのが……。