研究会
分野や人によって様々だろうが、週末は、学会や研究会が開催されることが多い。さすがにGW中は開催されないようである。
しかし、年々いろいろなしがらみも生じ、学会や研究会に多数関わらざるを得ず、週末にダブルブッキングは当たり前、トリプルブッキングもざら、なんて言う感じである。
予定がバッティングした場合、当然自分の中で優先順位をつけて参加することになる。とはいえ、そうなると、全く参加しない研究会もでてしまうので、適度に配慮をしつつ、週末の予定を調整することになる。しかも、プライベートな都合だってある。
こんな場合の最適解を導き出すソフトでもないかなあ?
研究と大学教員という位置づけ
GWに入った。講義等がないので、(家族サービス等をのぞき)比較的まとまった時間がとれる貴重な期間である。このGWは、(内容はともかく)研究に大半を充てようと思う。だって、大学教員の仕事の一つに研究があるのだから。
しかし、大学教員にとって研究は非常に重要な仕事だと思うのだが、果たしてそれがどれだけ認知されているのかは、常日頃疑問に感じている。「おまえは、三流どころか五流ですらないのだから、研究者には値しないだろ!」とい突っ込みはきちんと受け止めますが。
実際、大学での位置づけも教育職員であって、研究職員ではない。だから、大学から支払われている給与は、研究への対価ではなく、教育やその他の行政・管理業務等(いわゆる雑務)に対するものだといわれたりもする。
以前の勤務先で、自己点検・評価の際、若手の教員の研究時間の確保をと訴えたら、(その大学の置かれている状況もあるだろうが)研究は、教育等の仕事をきちんとして、残った時間にするものだ、と言われたことがある。
幸いにして今の勤務先ではそこまで言われず、研究もきちんとすべき雰囲気があるので、周りの大半は(その評価はよくわからないが)きちんと研究しているようである。(まあ、実際、研究しなくても教育をきちんとしてくれれば、周りには迷惑がかからないので良いが、そういう人に限って教育もいい加減だったりするので困るのだが。)そして、それをきちんと評価しようという体制になっている。
はてさて、それにどれだけ応えられるかは定かではないが、研究にいそしむこととしよう。そして気分転換にこのブログに書き込むことにしよう。
専門職大学院の行方
今日の日経新聞の夕刊(または日経ネット )で、「会計大学院、計算外の苦戦・新設6校が定員割れ」との記事。
法科大学院の場合、新司法試験の合格率予想から、2年目の今年は昨年ほどの過熱感がなくなり、大学によっては大分苦戦したようですが、会計大学院は初年度から苦戦しているようです。法科大学院は司法試験の受験に必須なのでまだ良いのですが、会計大学院は公認会計士試験の試験の一部免除しかありません。計算外というか、予想通りとも言えそうです。
これからですと、教員養成の大学院の設立を考えているところも多いようで、このような専門職大学院がちょっとしたブーム的な感がありますが、いったい本当に成功するのはどれくらいなのでしょうか。
まだ答を出すには早いと言われるかもしれませんが、おそらく、どこの大学でも、これが失敗したからといって、誰かが責任をとるとは思えません。
勤務先でも何か考えている様子。とはいっても、現場レベルより上の方の理事とかが乗り気なんです。でも、失敗したら現場に責任を押しつけるのが今の経営陣。これらの結果によってあきらめてほしいと思うのが本音といったところです。
新しいことを始めるよりも、今のものを強化しようよ。
GWその2~謎の学年歴
先日、GW というエントリーで書いたけれども、GWが飛び石連休になっている場合、そこを臨時休校にして、1週間ぐらいの連休にしてしまう大学がある。自分の勤務先は暦通りだが、非常勤先がこの方法を採用している。
しかし、このやり方が個人的には何となく腑に落ちない。2日(月)は休みである。そして6日(金)から講義再開。しかし、翌7日(土)は休みではないが、講義は午前中のみで、開講数自体も少ないので、多くの学生にとっては休みも同然。したがって、休みの合間という意味では2日も6日も変わりないように思う。まあ、6日を休みにしてしまうと、29日も休みなので、2週連続休みになるし、講義回数も考えれば、しょうがないのかなとは思う。
そういえば、学生時代のある講義は、GW中に抜き打ちテストをすることで有名だった。GW中に真面目に出てくる学生を評価してあげようという配慮しようということだった。でも、(曜日の関係で毎年ではないが)恒例だったので、抜き打ちでも何でもなくなって、皆が準備万端で臨んでいるので、あまり意味がないのでは、と思ったことが思い出されます。
教授絶対主義?
ネタに行き詰まっていたら、こんなのを発見しました。あいかわらず同業者ネタなのですが。きっかけは、大学教員の日常・非日常のまだなんですが…なのですが、そこにリンクが貼ってあるエントリー教授って楽なの?では、こんなことが書いてありました。
(ここから)
これは、本当です。楽しようと思えばいくらでも楽できます。しかし、教授になるまでの大変さはハンパじゃないです。
助手、講師、助教授の給料は、拘束時間の見合ったものではありません。助手から結婚してくれと言われたら、貧乏覚悟しろか、お前も働けと言われていると思ってください。脱線しましたが、そのぐらい安いです。
なんでそんな職場にいるかと言えば、勉強が楽しい変人ですし、好きだから多少の苦しさもOKってことなんですよね。嫁さんはいい迷惑ですが。
そして、いつかは教授になればやりたい放題できるから、耐えていられるという側面もあるでしょう。
故に、大学の中には教授絶対主義に逆らおうという人はいないのです。
世の中の方に誤解して欲しくないのですが、私立の文系では、普通、そんなことはありません。もちろん、すべての私立文系がそうだとは言えませんが、少なくとも、個人的事情が絡んでいない限り、そんなことはあまりあり得ません。
読者機能
大抵どこのブログでもランキングがあるようだが、このアメブロには読者機能という機能がある。もちろん、アメブロ・ユーザーの間でだけ使える機能だが、「私はあなたのブログの読者です。」ということを作者に知らせ、またそのページが更新されたらその情報が送られてくるらしい。
というのも、自分も定期的に巡回しているブログがあるのだが、この読者機能をつかっていないので、本当のところはよく分からない。
アメブロではデフォルトで訪問者数をカウントしてくれているので、最近の推移から推測するに、何人かの固定読者がいるのだろうな、とは思っていた。そしてついにアメブロでの読者がついた。今まで何とも思っていなかったが、やっぱり読者がつくというのは嬉しいものです。
講義に関する噂
そろそろ大学の履修登録期間が終わるようで、学生の今年の履修科目が確定する頃です。本来は、(必修科目等の制限を除けば)自分の取りたい科目を履修すべきですが、中には、「1限と3限に必修があるので、2限に入れた」とか「あの先生の科目は楽勝だから取った」というのもあるようです。
しかし、学生の講義に関する噂も、結構あてになりません。例えば、大学教員の日常・非日常では、
その他、非常勤がいないためにまわってきた穴埋め講義は、初回20分。次の回30分というとんでもないものでした。さすがにこんな講義じゃ誰もとらんだろうと思ったら、歪んだ楽勝情報が流布したようで、選択者が多いようですorz
といったように、結局何を根拠にしてそんな情報がでてくるの?っていう噂が飛び交っています。以前あった自分に関する誤報は、
「出席しなくても単位をもらえる」
というものでした。自分は当時、単位認定が厳しいことで有名だったらしく、学生の間では信じられない情報として流布しておりました。他の先生から、こんな噂がながれてるよって指摘されて知ったのですが、自分が初回の講義で言ったことは、こういう事でした。
「単なる出席点は取りません。だから試験ができれば、出席しなくても単位をあげます。」
なんです。重要な前半部分がすっぽり抜けた訳ですね。だから、この年、履修者はものすごい数になった(選択科目なのにほぼ1学年の定員分ぐらい)のですが、あきらめたのか、最終的に試験を受けたのは登録者数の半分ぐらいになりました。
失速
新年度が始まると、講義に加え、やたら新年度モードの会議が入って、ブログの更新が失速してきました。
でも、問題やら、愚痴りたい事やらはいろいろあるのですが、まとめる気力がない。はやくGWが来ないかと待ち望む日々です。
GW
講義がはじまって1週間強。毎年同じことではありますが、しばらく講義から離れていたので、講義でしゃべることに慣れるまで、少々疲れがたまってきます。そうなると、学生と同じく(?)GWが待ち遠しくなります。
今年のカレンダーによると、緑の日の4月29日が金曜日、そして憲法記念日の5月3日が火曜日ですから、その間の4月30日(土)と5月1日(月)には講義があることになります。個人的には、今年は土曜日と月曜日には講義がないので、なんと1週間も休むことができます。とはいえ、すでにGW明けまでに仕上げなければならない原稿を抱えているので、遊ぶ訳にもいきません。
個人的な事情はさておき、このような時期、どうせ学生も来ないからとか、どうせ来ても身が入らないだろう、ということで、大学自体がこの時期を休みにしてしまう場合があります。その代わり、創立記念日などを休みとしないで、休みを振り替える訳です。今の勤務先は暦通り派です。以前の勤務先は休み派でした。果たしてどっちが良いんでしょうか。
どうせこの時期、どこに行っても混んでいるので、わざわざ休まなくても良いと、個人的には思ってます。どうせ子供の学校も休みじゃないので、家族そろってはもちろん、子供を放っておいて旅行に行く訳にもいきません。まあ、それでなくても旅行代金が高くつくので、旅行等は避けたくはありますが。
勤務先はケチなので、休みの日は冷暖房が止まっている可能性が高く、天気によっては仕事になりません。ということで、結局は家で仕事をしていたりするんだろうな。
書類の書式
ごまめのはぎしり(こちらへは今回初TB)のいろんな書類と書式より。全部引用したいけど、一部のみを。
そういえば文科省や大学が当然のようにMS Word や MS Excel を指定して書類の提出を求めることが多い.公の機関が特定の商品を指定して使わせている形だが,これって問題ないのだろうか.私自身は未だにWordが好きになれないが,全く個人で片付く書類以外は使わざるを得なくなっている.
全くもって御意。彼らは世の中全員がMS社製品を愛用していると思っているのでしょうか。ウィルスも多いし、使い勝手は悪いし。特にワードの罫線機能は、そもそも日本人的な発想に基づいていない設計なので、本当に使いづらい。余計な連番機能とかもデフォルトになっているし。アウトルック・エクスプレスもウィルス・メールをまき散らし機能付きだし。
院生時代は貧乏だったので、当時まだ非常に高かったMACには手を出せなかった。今から移行するのも面倒だ。パソコンのスキルが余り無いので、UnixやLinuxは使えない。ということで相変わらず個人的には、ウィンドウズを使っていますが、シェアウェア等を含め、極力非MS製品を使っています。
公的機関のウェブサイトに「このページはインターネットエクスプローラー*.*以上でのみ動作確認をしています」みたいな表示がある場合も、頭に来ますねえ。「おまえら、MSの営業マンなのかよ」ってね。
あと、先のウィルス関係から、こちらから書き込んで返送する必要がない書類までワードファイルを添付してくるのも許せません。せめてpdfでも使って欲しいなあ、ファイルサイズも小さくなるし。