専門職大学院の行方 | 大学という斜陽産業

専門職大学院の行方

今日の日経新聞の夕刊(または日経ネット )で、「会計大学院、計算外の苦戦・新設6校が定員割れ」との記事。


法科大学院の場合、新司法試験の合格率予想から、2年目の今年は昨年ほどの過熱感がなくなり、大学によっては大分苦戦したようですが、会計大学院は初年度から苦戦しているようです。法科大学院は司法試験の受験に必須なのでまだ良いのですが、会計大学院は公認会計士試験の試験の一部免除しかありません。計算外というか、予想通りとも言えそうです。


これからですと、教員養成の大学院の設立を考えているところも多いようで、このような専門職大学院がちょっとしたブーム的な感がありますが、いったい本当に成功するのはどれくらいなのでしょうか。


まだ答を出すには早いと言われるかもしれませんが、おそらく、どこの大学でも、これが失敗したからといって、誰かが責任をとるとは思えません。


勤務先でも何か考えている様子。とはいっても、現場レベルより上の方の理事とかが乗り気なんです。でも、失敗したら現場に責任を押しつけるのが今の経営陣。これらの結果によってあきらめてほしいと思うのが本音といったところです。


新しいことを始めるよりも、今のものを強化しようよ。