講義に関する噂 | 大学という斜陽産業

講義に関する噂

そろそろ大学の履修登録期間が終わるようで、学生の今年の履修科目が確定する頃です。本来は、(必修科目等の制限を除けば)自分の取りたい科目を履修すべきですが、中には、「1限と3限に必修があるので、2限に入れた」とか「あの先生の科目は楽勝だから取った」というのもあるようです。

 

しかし、学生の講義に関する噂も、結構あてになりません。例えば、大学教員の日常・非日常では、

 

 その他、非常勤がいないためにまわってきた穴埋め講義は、初回20分。次の回30分というとんでもないものでした。さすがにこんな講義じゃ誰もとらんだろうと思ったら、歪んだ楽勝情報が流布したようで、選択者が多いようですorz

 

 

といったように、結局何を根拠にしてそんな情報がでてくるの?っていう噂が飛び交っています。以前あった自分に関する誤報は、

 

「出席しなくても単位をもらえる」

 

というものでした。自分は当時、単位認定が厳しいことで有名だったらしく、学生の間では信じられない情報として流布しておりました。他の先生から、こんな噂がながれてるよって指摘されて知ったのですが、自分が初回の講義で言ったことは、こういう事でした。

 

「単なる出席点は取りません。だから試験ができれば、出席しなくても単位をあげます。」

 

なんです。重要な前半部分がすっぽり抜けた訳ですね。だから、この年、履修者はものすごい数になった(選択科目なのにほぼ1学年の定員分ぐらい)のですが、あきらめたのか、最終的に試験を受けたのは登録者数の半分ぐらいになりました。