今日のBGM。
El Puente Azul BY Radio Futura

うどんをさ、
食いたくてさ、
そんなの当然売ってないから
自分で作るしかない。

ネットで手作りうどんの
レシピ見て、
やってみた、が…

全然ダメ。
小麦粉100に水45だそうだが、
全然ボロボロになってダメ。
ボロボロにならなきゃいけないと
あるが、それを必死でこねてみ、
袋に入れて踏んでもみるが、
全然ダメ。

出来上がりは
歯ごたえシコシコ…とかいう
代物じゃなく、もうゴチゴチ。

やっぱ小麦粉かな…
適当に普通の小麦粉でやったからかな…

というところで、
スペインの小麦粉考察。

大体さ、店で
強力粉・中力粉・薄力粉って
売ってないんだわ。
売ってるのは
・小麦粉
・製菓用小麦粉
・フライ衣用小麦粉
ぐらいなもん。
別にある調整粉のコーナーに行くと
・ピザ用
・製パン用
・チューロス用
とかあるけど、
ごくごく普通の強力粉ってものが
見つからない。
harina de fuerza とか言っても
何それ?と言われる世界だ。

そういう時はどうするか。
近所のパン屋に買いに行けと言われた。
なーるほど、パン用の小麦粉なら
絶対強力粉だよね。

で、行く。
すいませーん、小麦粉1キロくださーい。
はい、と既にビニール袋に
小分けしてあるのをくれる。

え、でもちょと待て。
昔は朝の2時3時から
パンを仕込み始め、
人が外に出てくる8時ごろには
店で焼きたてパンを売っていたが、
この頃は工場で成形し
半分まで焼いて冷凍したのを
店で仕入れて焼き目をつける…
というのが主流。

自分とこで粉をこねないパン屋が
何でパン用小麦粉を売っている?
もしかしてこれ、
普通の小麦粉じゃないの?

にわかに疑心暗鬼。
しゃーない、また調べるか…

続く。



元祖・ 落ち穂ひろい by Amazon.co.jp



スペイン メモ帳-人気ブログランキング

今日のBGM。
Emergencia de amor BY Laura Pausini

前回に続き、
単語の覚え方。

やり方は同じ。
服屋のチラシだッ!!

ファッション用語なんか
どんどん変わってくしね。
例えば今の日本なんか
ボディーウォーマーとか
ウエストウォーマーとか、
ワタシには腹巻でしかない物が
違う名前で出ているし。

そんなわけで、
スペインでも
ファッション用語は
更新されて行くようなので
洋服サイトをひとつ。
KIABI

フランス資本の店だが
バラエティーが結構豊富で
手頃な値段であれこれ選べる。
店舗・通販両方あって
常時いろんなセールをやってる。
ワタシの感覚で言えば
ユニクロって感じの店だが
物によっては
何じゃこりゃってな質の物もあるんで
ま、選んで下さいってとこかな。

…じゃないよ、
お買い物アドバイスしてるんじゃなかったよw

では引き続き
しっかりお勉強してくらさい。



元祖・ 落ち穂ひろい by Amazon.co.jp



スペイン メモ帳-人気ブログランキング

今日のBGM
Noche de bohemia BY Navajita Plateá

日用品の単語というものは
学校のスペイン語の勉強では
結構使わないものだ。

せいぜいが数種類の
野菜や果物の名前、
「肉」、「魚」、などが
初級の作文で使われる程度で
レベルが進むと作文の内容も
文化、歴史、その他のテーマとなり
日用品の単語とはまた
疎遠になる。

しかしスペインに来て
「あ、ちょっと裏ごし器がいる」とか
「ハンドミキサーあるかな」とか
そんなシーンになってから初めて
日用品の単語学習の必要性にかられる。

日本にいながら
日用品の単語を増やしていくには
どんな方法があるか。

スーパーのチラシが
大層役に立つのである。
全国展開している
スーパーのチラシだと
標準語で覚えられて
なおよろし。

(ま、これも良し悪しだが。
地方に住んでいて
その地方でしか使われない単語で
覚えてしまうと、例えば
マドリードなんかでは
分かってもらえないことがある。
また逆に、
標準語で覚えておいても
地方ではそんな
気取ったような言い方では
分かってもらえない…と
いうこともある。)

というわけで、
日本でも名前だけは
馴染みがあろう
カルフールのチラシページ
セール期間が終わるごとに
どんどん新しいのに更新されていく。


では頑張って勉強してくらさい。
物価を知るのにも使えるしね。



元祖・ 落ち穂ひろい by Amazon.co.jp



スペイン メモ帳-人気ブログランキング

今日のBGM
Fool if you think it's over BY Chris Rea

スペインと言えば
アンダルシア。

というので、
到着後の滞在地は
アンダルシア州都セビージャ、
語学学校もそこで
通っていた。

焼き物が有名だというので
観光案内所へ行って
「すいません、陶器焼いてるとこ
見たいんですけど。」
案内所のお姉さん、
「えっと… 工場はここです」
と言って場所をメモして
渡してくれた。

さてどこかな…と見ると、
…市外じゃん!!

何か、ワタシは
オッサンが泥をこねて
ろくろを回してるような
地場の焼き物工房みたいなとこを
イメージして尋ねたんだが、
案内所のおネエさんは
ホンマモンの陶磁器工場の
所在地を探してくれたんだね…

結局そういう小さな工房は
店の裏にあるからと
ちょいと覗かせてもらって
目的を達成したと言えばした。

で、またその工場の方にも
行ってみたw

ホンマもんの工場であるから
規模が大きい。
成形した皿やスープ鉢に
模様をつけるのは
子供のタトゥーシールのような
模様がついたシールを
貼り付けてやるんだと
初めて知った。

工場の後は
芸術レベルの自社製品を集めた
小博物館へ。 
ワタシは芸術品については
メクラも同然なんだが
まぁきれいな物が揃ってて
目正月だったね。

また友達連れて来ていいですかっつーと
さすがに「もうちょっと人数集めて
まとまったグループでならどうぞ」、とな。

行った工場は
La Cartuja de Sevilla
伝統的な(ちっと古臭いが)モチーフの
高級食器と言えばここ、みたいなとこ。
もともとは
イスラム時代から続いていた
焼き物産業を
イギリス資本が買い取って
現在の会社となっているもの。

今Web見ると、今でも工場見学はやってるね。
しかもあんな昔と同じく見学料は無料。

まぁあんな郊外まで行けない人は
カテドラルの前くらいに
ショールームがあるらしいんで
そちらで目の保養をどうぞ。



元祖・ 落ち穂ひろい by Amazon.co.jp



スペイン メモ帳-人気ブログランキング

さてじゃぁ最後に
日本のネットで見かけた
色んな誤解をちょっと
解いておこうかな。

『ポルボロンというスペイン古代のお菓子』
  古代じゃないね… せいぜい
  古く見て16世紀からだ。

『ポルボロンという幻のお菓子』
  いや… 普通にスーパーで
  売ってます、秋~冬。

『修道院で生まれたお菓子』
  確かにエステパの
  サンタ・クララ修道院で
  作ってたという記録や
  マンテカドの型にするための
  鍋の(かな?)蓋を注文した
  その記録なんかもあるそうだが
  修道院で生まれた…のじゃなかろう。
  ただ、メーカー名で San (聖~)って
  聖人の名前になってる会社が
  結構あって、その理由も前に
  どっかで見たんだけど忘れてしまった…
  また見つけたら追記すっけど、
  何かキリスト教やら聖人とかと
  どっかで関係あったのかね。

『ポルボロンの油分はショートニング、類似のマンテカドの油分はラード』
  どっちもラードっす。

『ポルボロンは真っ白。 茶色じゃない。』
  タヌキ色じゃないね。 でも純白でもないな。

『直径2~3cm、厚さ1cmの丸い円盤状』
『お祝い事の時に家庭で作って食べる習慣が』

  これはこのカテゴリ前半
  「言い伝え」シリーズの方で
  書いてあるよね。
  日本のは本場より小さい、
  祝い事全般じゃなくクリスマスのお菓子、とね。
  それに、普通家じゃ作んない。

『ポルボローネ=ポルボロンの複数形
 ポルボロン=塵だそうだが、どうしてお菓子に塵だなんて』

  polvorones は確かに polvorón の複数形だが
  polvorón は 塵ではない。
  塵という訳(やく)になり得るのは語源の polvo です。

  それから塵、という訳(やく)だけど、
  埃(=粉のような細かいちり…by大辞泉)とか
  粉塵(粉状の細かいちり…同上)と
  やった方が親切だろうね。
  ポイントは粉状ってとこで、
  食べ物をゴミ扱いしてるわけではない。

  ちなみにだねぇ…
  polvo は俗語でしぇっくしゅの意味もある。
  polvorón を3回言えたら幸せが…の話を
  調べてる時にも、
  『口に入れて? “すっげぇ polvo ”って
   3回? そりゃぁシアワセになること
   間違いなしだよな』 とかニヤけながら
   解説するヤツもいたことをここに付記しておく…

====

だぁー書き忘れてたことあった。
てか、あんま重要じゃないけど。
成形ね。 
生地を上からギューと押して
円なり楕円なりの穴から
出て来たところを
糸みたいなんで切って、
ベルトコンベア上に
落ちるようにしてある。
そのねちっと切れる時の痕が
また独特のひび割れた
焼き目になってるんだね。(こんな  カンジ
だからたくさん作るんだったら
わざわざ手作業で丸めなくても
棒状に延ばして適当な幅で
切っていくやり方でいいでしょう。

あとマンテカドなんだけど、
クリスマスをとっくに過ぎた時期に
屋台なんかで売ってることもある。
スペイン来てすぐの頃、
泥棒市というかフリマというか
そんなとこに行ってみると
マンテカドを量り売りで売ってた。
ほぅこんなものが、と買ってみて
歩きながらガサガサと
セロファンを開けてみると
……… 蛆、わいてた………
ってこともあったね(;^_^A
即、ゴミ箱行きだったよ全部w

=============

さーて1回で終わるつもりだった
ポルボロンのエントリ、
とうとうカテゴリまで作ってしまった。

で、日本での誤解を解くべく
こんなあれこれ書いて来たが、
何も間違ってるのを訴追するつもりで
やったのではない。

元を正せば間違いだったものから
色んな方向へ発展してって
独特のものが生まれる、
ということはどの世界でも起きている。
実際、きなこのポルボロンてウマそうだし。

ただ、本当のところを知りたいのに
情報がない、というシトのために
あれこれやってみた。
そんで、商品規格の話まで
持ち出してみたけど
あれだってあれで全てではない。

統一規格として受け入れてもらうために
細かいところまで決めなきゃいけなかったんだから
必ずしも昔の物と同じというわけではなかろう。
現時点での定番はこんなだ、というだけで、
それ以上に古いレシピや
違った材料、作り方があっても
全然おかしくないし、それを
『間違いだ、ニセモノだ』とは誰にも言えないのである。

だからまぁ…
そもそもはこうだった、
今の規格品はこんなだ、というのを
分かっといてくれたらよろし。
あとはみな自由にやって
どんどんおいしいもの
作ってくらさい。
あぁ食べたし。



元祖・ 落ち穂ひろい by Amazon.co.jp



スペイン メモ帳-人気ブログランキング

ふーそんではそろそろ
〆に入りますか。

ポルボロンの名前の
様々な書き間違いから
始まったシリーズなんで、
やっぱり名前に関わることで
シメてみたいと思う。

オリジナルのマンテカドは
manteca (ラード=豚脂)から
来てることでOKだろうね。

ポルボロンの方は、
これまたあちこちの Web で
『ポルボ=塵、ロン=ほろりと崩れる』
みたいな書き方してある。

そりゃ皆がみな
スペイン語知ってるわけないから
どっかで誰かが書いたのを
コピペしちゃうんでしょうけどね、
だから書き出しっぺさんの
責任なんでしょうけどね、
『ロン』にぽろぽろ崩れる、なんて意味は
ありませんのだよ。
そんなの知識として仕込んじゃったら
『わぁこのケーキ“ロン”、おいしいね』とか
『この家古くてさー、もう壁“ロン”だよ』とか
そんな新語が出来てしまうではないか。

さぁではお勉強。
日本語でも
あめちゃん とか
 菓子 とか
ちょっとかわいらしくラブラブ
言いたい時につけるものがあるでしょ。
また逆に
 根性 とか
真っ 黒 とか
大げさに言いたいとき
つけるのもある。

スペイン語ではそれぞれ
diminutivo (縮小辞)
aumentativo (増大辞)
と申します。
今回取り上げますのは
増大辞。

増大辞には
-azo とか
-ón とかがありまして、
後者 -ón の方が
polvorón の名前に
出てまいります。

で、本来なら、
粉だの塵だの言われる
polvo に増大辞を付けたら
polvón になるべきなんだわ。
しかしそれでは
私達の知る
polvorón と一致しない。 
polvón
polvorón 。 変だねぇ。

もーいーじゃん!
polvo は polvo だから
そこで切っちゃっえば!

ってことを
誰かがやったんすかねえ。

じゃーpolvorón は
何の増大辞付なんだ、と考えた場合
pólvora なら説明がつく。

pólvora ぁ? “火薬”じゃねーの!
そんじゃぁ何、あのお菓子、
火薬が入ってんの?! それとも
ラードたっぷりの肥満爆弾よ、
という意味で あの名前になったの?!

違う違う。
しっかと辞書をみると、
pólvora は polvo の古語、という
定義の仕方も載っている。

古語扱いは1832年版以降。
1803年版~上記までは
polvo の同義語として載ってる。

テレビやラジオが
なかった時代には
言葉は人づてに、または
書き物を通してしか
伝わらなかった。 だから
ある言葉が都会で廃れた頃に
地方に届く、もしくは地方で
使い続けられている、という
現象が起こるわけだが、

pólvora ちゅう単語も
エステパみたいな田舎では
辞書では古語扱いされてる頃
まだ普通に使われていたのかも知れない。

もしくは、
例え古語扱いからじゃ
なかったとしても、
大体 pólvora 火薬という言葉自体が
物を粉(polvo)々にするもの、
という意味から命名されたものだしね!!

ともかくそういうわけで、
pólvora の増大辞が
polvorón 。 
おー出来た出来た、パチパチ。

ってーのはワタシ個人の
推察ですから。
まぁそんなもんだったんじゃないの、
ってことで。

で、結局 polvorón の意味は?
なんだけど、
ポルボとロンに
分けちゃいけないわけね。
分けないで全部続けて
ポルボロン、でもって

『わぁもうこれ粉々ぁ』、
みたいな…w

だからまーそのー、
単語の各部分の意味が
「粉」「ぽろぽろと崩れる」
なのではなく、
意味としては
「もうこれ粉よこれ」って
調子の言葉が
現象として「粉々に崩れる」
という使われ方して
名前になったというわけだね。

ってわけで、
ポルボ+ロン と分けずに
全体で「ぽろぽろ崩れる」って
意味をつけてた Web は合格~w

んでは次回、
エピローグかなっ!



元祖・ 落ち穂ひろい by Amazon.co.jp



スペイン メモ帳-人気ブログランキング

えー母親と同じあだ名を
受け継いだ La Colchona もとい
ミカエラおばさんの会社に
問い合わせた時、

ミカエラおばさんの
改良でどういう点が良くなったのか、
というか、
改良前はどんな難点があったのか、
を聞いてみたら、
その前のマンテカドは
結構すぐに固くなっちゃってたそうだ。

で、ミカエラおばさんの改良テク、
出来上がったのをまた乾かす
という技だけど、
乾かすと聞いてワタシはてっきり
湿気のことだと思い込んでたが
何だか違うらしい。

偶然見かけた投稿記事には
焼き上がりをしばらく置いといて
余分な脂が抜けるのを
待ったのだとあった。

そうすると、包装に
紙を使ったのも何となく
納得が行く。 
脂気を抜いた上に、更に
まだ余剰の油分が残っていたら
移送・保管中でも紙に吸わせよう
というわけだったのかな。

ただこれは La Colchona 本舗に聞いても
答えてはもらえなかったんで
本当にそうだったのかどうかは
確証がない。
しかし今のお菓子でも
焼き上がりをしばらく置いて
油分が抜けるのを待つとした
クッキーか何かのレシピもを
見かけたこともあるんで
大いにあり得る話ではないかと思う。

包装で思い出したが、
村のお菓子屋さんとか
修道院とかが
売ってるお菓子の箱、
個別包装しないでドカドカーっと
入ってるものが多い。(こんな カンジ
もしかしたらマンテカドやポルボロンも
そんな形で売ってたのかも知れない。
それを1つ1つ紙で包むようにしたら
全部一緒くたに湿気っちゃうのを
避けられるようになったのかも、
というのもあるね。
でもこれも確認してないから。

そうそうそれから
また話が飛ぶが、
このお菓子がクリスマス菓子と
なった経緯もやっと分かった。
保存食作りで豚を屠殺する時
ラードが取れるから、
屠殺シーズンである
秋・冬頃に売り出される
お菓子として
人気は得ていたが、
これがクリスマス菓子として
定着するようになったのには
やっぱし貧しさがあった。
スペイン内戦で
国中がド貧乏になり
他のクリスマス菓子より
こっちの方が安いってんで
マンテカドやポルボロンに
流れたってことだったんだって。

もーちょいとだけお付き合いくらさいね…



元祖・ 落ち穂ひろい by Amazon.co.jp



スペイン メモ帳-人気ブログランキング

なんかこのシリーズ、
あんまり長くなりすぎて
まとまりがなくなって来た(;^_^A

でもまだ書き残してること
ちょいちょいあるから
手早く行こう。

前に書くと言うてた
アーモンドの件。

材料や作り方が
規格ではどうなってるかの
話をしてた時(ここ )、
わざわざ訳注つけて
アーモンドを「挽く」ではなく
「砕く」と書いてたでショ。

てことは、
文面からだけで解釈すると、
生地に混ぜ込むのは
アーモンドダイスであって
アーモンドプードルではない、
ってことになる。

だからまぁ
マンテカドと違い
ポルボロンにはアーモンドを
入れる、というような話、
生地にプードルを練り込むなら
味も食感も変わるだろうけど、
ダイスが入るだけなら
生地は同じ、
とまたここに落ち着いちゃうんだな。

しかしね~規格が出てくる前に
作られたレポートなんかでは
小麦粉の半量を
アーモンドプードルに
置き換える、ってな記述も
出てくるんだね。

えーちょっと話がブッ千切れるが
次。
天然香料の話ね。
材料欄にそう書いてあるだけでは
何が入ってるのか良く分からんだろうけど、
よく使われるのはアニスシード
(ってか、アニスのエキスってことに
なるね)。

このアニス、スペインの、ってか
アンダルシアのアラブの名残のような
小麦粉を練って揚げて糖蜜に浸して…
みたいなお菓子とかの香りに
結構登場する。

さ、次。
包み紙というか包装紙。
ポルボロンは紙で、みたいな
こと書いてるとこもあったが、
規格でも特に規定がなかったし、
実際にフィルムで包装してある
ポルボロンもあるし、
結局好みじゃないんかね。
好みと言うかさ、
昔風、とかエクストラ、とか
“ちょっとフツーよりは上等”感を
出すために使うだけじゃないかね。

そうそう包み紙で
また忘れてたことがあったの
思い出したよ。

ええい、待て次回!!



元祖・ 落ち穂ひろい by Amazon.co.jp



スペイン メモ帳-人気ブログランキング

卵の話が出たんで、
一見関係なさそうだけど
それぞれのお菓子の名前の
辞書的見解へ。

国語辞書と言えば広辞苑、
というように(これ、今もそう?)
スペイン語辞書と言えば
王立アカデミーの辞書。

ではマンテカド。

mantecado, da.
  1. ---(略)---
  2. 【男】 ラード(豚脂)で練ったパン(菓子)
  3. 【男】 牛乳・卵・砂糖で作ったアイスクリーム
  4. 【女】 小麦粉・卵・砂糖・ヘット(牛脂)で作られる、四角い紙の焼き型に入ったパン(菓子)の一種
  5. 【女】 ヘットと砂糖を塗りつけたパン(訳注・ウェェ)

エステパ村の、つまり
クリスマス菓子として
知られているマンテカドは、
基本的には(2)なんだけど、
ああいう形のもののほかに
ラードで練ったパン菓子であれば
mantecado という名前になっても
いいわけなのね。

実際に mantecado で画像検索かけると
マドレーヌとかみたいな
焼き菓子が、わりとヒットする。

女性形のmantecada になると、
今度は牛脂で作った
まさしく焼き菓子ね。
レオン県アストルガのが
有名と聞いて
昔わざわざ食べに行ったけど
普通のスーパーで売ってる
sobaos の方が好みだな…
と、拍子抜けした思い出が。

…とまぁそんなわけで、
本来の意味の(と言うのが
正しいかどうかは少々
疑問の残るところであるが。
これについては後述。)
mantecado やら mantecada やら
その辺から、
マンテカドとポルボロンの違いは
卵がどうのこうの、という話が
出てきたんじゃないかね。

ただねー上でちと書いた
疑問だけど、辞書がすべてじゃ
ないんだよね。
辞書の定義に従えば
焼き菓子どれもが
同じような名前で呼んでも
いいことになっちゃう。
どれもこれも、
小麦粉と卵と油脂で…
みたいな書き方してるから。
だからまぁ
どんなお菓子かってのを
調べるのには
国語辞書ってのはあんまり
頼れないというか、
頼ってたんじゃぁ基本的な定義しか
分からない、それぞれの菓子の
微妙な違いまでは分からない、という
ことですね。

そうは言っても辞書ってのは
結構使える。 役に立つのは
言葉の初出年。
辞書に載る時点で
その言葉は既に
広く使われるように
なってるってことだから、
何年版の辞書から
載るようになったかってので
その物もしくは名前の
発生時期がだいたい探れる。

ちなみに mantecado の
王立アカデミー辞書の
初出年は1734年、
polvorón の方は1925年。

どっちがどっちから派生したかは
もう歴然だね。



元祖・ 落ち穂ひろい by Amazon.co.jp



スペイン メモ帳-人気ブログランキング

ポルボロンはマンテカドの
バリエーションの1種が
独立したものってことは
もう既に書いたけど、
以前のエントリ であれこれ
マンテカドとポルボロンの
違いについての“俗説”を
検証してみたでしょ、
あれをちょっとも一度
見直してみましょー。

片方が小麦粉の量が多いとか
片方にはアーモンドを使うとか
あったから、取りあえず規格から
ポルボロンと
アーモンド風味のマンテカドの
材料配合比率を抜粋。

風味→
材料↓
マンテカド

アーモンド
ポルボロン

アーモンド
ポルボロン
昔風
アーモンド
ポルボロン

エクストラ
小麦粉 40-50 % 40-50% 40-50% 45-55%
ラード 20-25 % 20-25% 20-25% 20-27%
砂糖 22-25 % 22-27% 22-27% 22-27%
シナモン 0.7-1 % 0,1%-1% 0,1%-1% 0,1%-1%
アーモンド ≧8% ≧8% ≧15% 0,5%-7%
ゴマ 0-0.5% --- --- ---
スパイス --- 0-1% 0-1% 0-1%
天然香料 0-0.03% 0,01-1% 0,01-1% 0,01-1%


…こうなるともう
おんなじだよね…

許容範囲内では
全く同じ比率になっても
全然おかしくない。

『ホラ見てエクストラだと
小麦粉多いじゃん!!』 とは
確かに言えるが、
他ので小麦粉50%にして
エクストラでも50%にする、
つまり全く同じにすることだって
出来るしね。

(てか、他の風味のマンテカド、
小麦粉45~55%てのが大半
つまり材料から来る食感は
同じはず)

アーモンドでも同じことが言えるよね。
普通クラスではもうおんなじだし、
エクストラでも小麦の配分を下げて
アーモンド増やせば、
8%が7%でも違いなんか
分かりゃしないわ普通。

昔風だとアーモンド倍じゃん!
と言えなくもないが、これって
恐らくアーモンドダイスだから
(その辺の話はまた次回もしくは次々回に)
生地の食感はこれまた大して
変わらないはず。

てことで、
生地はほとんど
変わらない。
小麦粉でもアーモンドでも。

…となると、
『ポルボロンの方が崩れやすいから
開ける前に握り締めて固めてから
食べる』という話も
成り立たなくなるよね。

さてそれから
卵の白身が云々というのも
あったが、これはもう
エステパのマンテカドにとっては
論外というか、
全然別方向から
紛れ込んで来たみたいね。

続くのさ…



元祖・ 落ち穂ひろい by Amazon.co.jp



スペイン メモ帳-人気ブログランキング