不動産話の途中ですが
皮、ブランド、の検索で
来てくれた人がいたんで
(その人にはもう間に合わないが)
ワタシの気に入りブランドを
紹介してみよう。
El Potro
(エル・ポトロ…仔馬って意味)
というブランド。
カディス県のウブリケという村が
革製品で有名なんだよ。
イスラム時代の名残なんだそうだ。
アンダルシアがまだ
イスラム支配下にあったころに
盛んだった皮革工業、
ユダヤ人の追放や
レコンキスタの後もなお
生き残った産業だったわけね。
ウブリケはまぁ田舎なわけで、
ここ出身で一世を風靡した
闘牛士も、その闘牛の技以上に
田舎訛りと田舎っぺぶりが
話題になっちゃって
バラエティの方向で
やたらと注目を集める結果に
なってしまってたね。
ワタシは闘牛は
好きでも嫌いでもないんだが
むかーし何度か見に行った。
その中に、
まだスターダムにのし上がる前の
この闘牛士がいた。
あれは古風なスタイルなのかな、
かかとをしっかりと地に着け
根を生やしたように動かず
牛を体ぎりぎりまで引き寄せて
ゆっくりと牛を操る。
闘牛の技の良し悪しなぞ
ちーとも知らないワタシでも
印象に残ったこの若者、
その後テレビで盛んに
騒がれるようになった。
あぁあの闘牛士、やっぱりな、
と思ったものである。
ま、ね、ワタシは闘牛は
闘牛士が馬に乗って牛と戦う
レホネオ Rejoneo の方が
好きなんだよ。
臆病な馬を意のまま
自在に操って、
牛の角が馬の尻をかすりそうな
すれすれの場所を走る馬の背から
体を後ろにねじって倒し
被っていたコルドベス帽を
牛に差し伸べる…。
カッコいいんだよこれが…
ワタシが馬好きなせいも
あるんだろうが
これまた意図せず見に行った
Rejoneo で、Javier Buendía の
闘牛にシビレたね。
誰なのかも全く知らず、
というより
Rejoneo というものが
あるんだってことも
この日見に行って
初めて知ったくらいだから
彼が誰かなんて知りもせず。
ただそのこなれた、
落ち着いた渋い闘いっぷりに
思わず名前をメモしたってわけで。
あれ?革のブランドの
話じゃなかったっけ?
で、その El Potro の製品は
Ubrique で製造してるわけだわ。
ワタシがこのブランドに
出会ったのは、スペイン唯一の
デパートチェーン、おなじみの
El Corte Inglés。
あんな、
「もういいよ、金は出すから
こっちの要求を満たす品を
売ってくれよ」と
思いながら行っても
全くこっちの要求に
応える品揃えをしてない
ダサダサ店だが、
この時はめずらしくヒット。
ほぼ一目惚れ状態で
即買い。
同じカバンを使い続けて
今で3年半になる。
かなりの重量を入れて
結構無頓着な、もとい
乱雑な使い方を
しているにも関わらず、
縫製も革も
全くやられない。
内張りが自分のせいで
少々汚れているが、
芯の先をしまい忘れた
シャーペンなんぞを
放り込んでおいても
穴も開かない。
惚れるよこれ。
ロエベとかの高級ブランドなんかは
最初から縁がないと
使おうと思ったこともないが
こっちは値段もすごく手頃、
質を加味して言えば
超お買い得。
デザインもシンプルかつ
機能的で言うことなし。
ロエベを凌駕!!
されても困るんだけどね、
買い替えの時に
値札のゼロが3つくらい
増えてたら
庶民はまた他を
探さなくてはならなくなるから。
【2014年3月追記】
ネット販売始めたんですね、この会社。
しかし長持ちしていたカバンが
とうとう擦り切れて、というか
肩掛けの革バンドが薄~~くなるほど
使い込んでしまって、とうとう
本体に縫い付けてある部分が切れた。
これは… 本体の周りにぐるり回してある
バンドまで全部縫い直しか…
そういう修繕はやってもらえるんですか、
出来るだけ本体の革が
ミシンの穴で傷まないような修繕を
お願いしたいんですがと
メールで問い合わせると
そのモデルは製造中止となりました、
とだけ、木で鼻をくくったような回答。
そりゃ丁寧に修理するほど
高いカバンだったわけじゃないが…
口先だけでもご愛顧ありがとうございますだの
何でも言えるだろうが。
この会社、これにて大きく減点だなこりゃ。