Don't Count! Feel!! -29ページ目

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21Feb
- 棋書「有段者のための集中講義　勝碁の決め方」
  呉清源による著作。昭和５７年の書。呉清源本人の打ち碁を題材に勝ち碁の勝ち切り方を講義する。勝碁を勝ち切る要諦は１．危うきに近寄るな２．好球必打せよ３．確実にとどめを刺せとのこと。しかしかなり難しい打ち碁を題材としているためここからエッセンスを汲み取るのは相当な棋力が必要かと思います。ただ並べていて難しいが面白い。以前は本当に全く分からずお蔵入りしていたのですが、少し段位が上がったためか読んでいて面白くなってきた。とりあえず現在は、インフルエンザのあとでボーとしているので対局は控えてこのようなお蔵入りの本を少しずつ片付けようと思っています。
13Feb
- ヨセはありがたい
  本日、実感したのは「勝負はヨセ！」ということ。序盤中盤で不利になってもヨセで十分逆転できる。石を取ったり取られたりすることは、ショックが大きいのでみんな勉強します。しかし地味なヨセはポイントを上げられても、相手は何にも感じないのです。そういえば、元院生の方が、大会で相手に利かされまくっていてプロから揶揄されていたのですが、終盤きっちり勝ってしまうのです。やっぱりヨセはありがたい。ちょっとヨセに焦点を合わせて勉強していきます。
- 社内囲碁大会！
  本日は社内囲碁大会に参加してきました。参加人数１５名とそこそこ多いのです。昨日から片頭痛がひどく、出場を見合わせるつもりでしたが、昨年もインフルで休んでしまったので今年はちょっと穴をあけることは許されません。参加することに意義があると、気楽に打っていたのが良かったです。スイス方式で４戦打ったのですが、４－０で優勝しました。私が５段でエントリーで、幹事が決定した棋力でした。一緒にアマ十傑に出た人なので、まあ妥当な線でしょうか。一回戦相手は４段。中盤に呆けていて模様が破れるという大失態。相手がだいぶ緩んでいたのに乗じてヨセで逆転！１目勝ち。二回戦相手は三段。二子で中央を大きく囲ってきたので入っていくこと無く、順々にヨセていきました。真ん中はあえて囲わせるのよいですね。妨害しにいって攻められるのが一番悪い。三回戦相手は一級。こういうひとが侮れない。五子で手堅く打ってきたのでかなり難しかった。やたらツケノビ定石を打ってきて、簡明な局面にされてしまいました。しかし大ヨセで甘い手を連発してくれたので、作ってみたら２５目勝ち。焦って序盤から強引にいかないのが良かったです。決勝最後の相手は６．５段とのことですが、先、逆コミ３目貰いで１５目勝ち。途中攻められて大変でしたが、６子を捨てて締め付けて優勢になりました。全くのまぐれですが、周りからは「おお～」と歓声が上がりました。ほんっとまぐれですって(;´･ω･)
11Feb
- 棋書「至高の詰碁」
  郭求真　五段による著作。玄玄碁経を何回目か読み終わったので、気分を変える。Aランクが五段、六段向けの問題なんだが、それほど難しくない。１０分程度の時間をかければ解ける。玄玄碁経の難しい問題は、時間をかけても解けないものがありちょっと嫌になってしまうことがある。時間をかければ解けるというのは大切なことだ。大柄な作図がなく、考えやすいのはひじょうに良いと思う。解く楽しみがある。自分にとって山田キミオ九段、結城聡九段の詰碁なんかは、相性が悪く三段程度の難易度でもなかなか解けずストレスがたまるばかり。郭求真五段は廃刊した月刊碁学に出ていた懐かしい名前。もともとは日本棋院ではなくけいいん社の所属でした（たしか）。
09Feb
- 棋書「流水秀栄」
  高木祥一九段の著作は素晴らしい。二部構成になっており、第一部はハイライト集、第二部は詳細な対局の解説になっている。選局と解説が非常によく、初段あたりの棋力から楽しめる内容だと思う。７譜以上に譜分けしているので、並べやすいし、解説も読みやすい。この日本棋院の古典名局選集シリーズは高木九段と福井九段が二冊ずつ書いているが高木九段は読者の理解を助けるための工夫が多く、福井九段はたくさんの棋譜を見せることを重視しているようだ。私は気に入った棋譜を繰り返して並べるし、解説なしで理解できるほど棋力が高くないので高木九段の著書は非常にありがたい。大会前なので、じっくり並べます。流水秀栄―古典名局選集Amazon（アマゾン）1,890〜18,719円秀栄日本囲碁大系第17巻Amazon（アマゾン）3,400〜31,399円
07Feb
- 番外　テキサスホールデム！
  本日はミスボド会に初参加させてもらいました。お目当てはテキサスホールデム（ポーカー）です。オンラインばかりだったので楽しかった～。リアルでは３回目。オンラインの５倍ぐらいは面白い。トーナメントは時間が進むにつれてゲームの様相が変わってくる。駆け引きが楽しめるのは５人ぐらいになってからですね～さて、来週は囲碁の大会ですが、ハンデ戦なので正直過少申告しているものが勝つというクソな状況まあ、ちょっと親睦の意味で参加してきます。しかし１．５時間の対局を５局消化しなければならないのは非常につらい。仕事よりも辛いかも
02Feb
- 棋書「勝負の極意」
  この棋書は素晴らしい。打碁集というにはライトすぎるので依田さんの実戦を題材にした講座といったところか。勝負の極意―世界トップとの碁に学ぶAmazon（アマゾン）96〜5,033円テーマにそって実戦の解説がされている。解説は簡潔で、細かいヨミよりもどのように考えて打つかに重点を置かれている。譜分けも細かく読みやすい。実戦では細かいヨミも大切だが、それ以前に方向や方針が間違っていたらどれだけ頑張っても良くならないのでこのような本は大変参考になる。ちょっとしたコメントやエッセー風のコラムもなかなか含蓄がある。ライターの内藤由起子は駄作もあるが、このような佳作もある。それにしても七段当時の依田は強かった。国際棋戦では一段と勝負強さを発揮していた。しかし、国内棋戦ではなかなかビックタイトルに手が届かなかった。日本の棋士は海外が苦手で、実は中韓との差はあまりないのでは？と思ってしまう。↓ポチお願いしますm(__)m
23Jan
- 人を育てる
  今週は色々と考えさせられた。職場では新しく入った事務の女性がやめたいと言ってきたらしい。例によっておばちゃんが、かなり強い口調で話していたし、いらだちを隠さなかった。前に来た女性は一日でやめたが今度の人は一か月でやめてしまった。何か言われてもやられっぱなしの人ではなかったのでそれほど心配していなかったが、今週は表情がこわばっていたので、異変を感じて上司に話していた。フォローが遅かったと反省している。今日の碁会所でも同じ光景を目にした。県代表に何度もなっているおじいさんですが、五子で教えている最中に相手をぼろくそにこき下ろしていた。別に反則やマナー違反を犯しているわけでもなくそんなに責める必要はないのだが。年をとると、みんな、あーなっちゃうのかな。まあしかし教えるということは本当に難しい。期待している人に対しては、なんだか厳しくなってしまう。自分も部下を五人ほど教えたが、最初の一人は大失敗だった。部下の中で最も高学歴だったが、どう教えてもダメだった。怒りを我慢しすぎて、じんましんがでた。そういや救急病院へいったな～。その後に採用した人たちは、女性を含めみんなできる子だった。学歴や職歴ではなく、素直に他人のアドバイス通りにまずやってみる子はのんびりしているようで結局は伸びるのが早かった。こちらも手を出そうとせず、見守ることを忍耐強く行い一日一つ新しいことを身につけられればそれでいいのだ。ある意味諦めが肝心だと思っている。一日一つでも一か月で２０個は覚えられる。詰め込み過ぎて辞めさせるよりも、よっぽどいいよなあ。
17Jan
- 「囲碁古典名局選集　剛腕丈和」
  「囲碁古典名局選集　剛腕丈和」高木祥一九段の著書。学生のころに買って並べていたがあまり当時は面白いと思わなかったが、今年に入って読み返してみたらとても面白い。高木九段の打ち碁解説は面白いがこの著書は特に工夫がされている。１．選局丈和といえば、とにかく腕力が強く、手どころの難解な碁であることが知られているが、それだけではないことを示している。意外かもしれないが、先の手合いでは、ひたすら堅く打ち戦わずに勝ったり、あるいは、秀策を彷彿とさせる、おおらかに攻めてそのまま平易に押し切ったりと形勢判断に明るい面がある。かと思えば幻庵との対局では、地で勝てる局面でも徹底的に相手の弱みを追及する一面を見せている。単に幻庵と仲が悪かっただけなのか(;´･ω･)２．解説解説に関しては全体の流れが把握できるようポイントに絞っている。手どころに固執したくどくどした解説ではない。３．レイアウト一局につき６～８の譜分けがされていて非常に読みやすい。収録されている実戦は１２局（＋参考棋譜がいくつか）。丈和には当時の権謀術数がからんでダークなイメージが付きまとうがあまりそのあたりについては記述されていない。個人的には収録数が少ないが読みやすさの面で高評価したい。
15Jan
- 碁に逆転は無い
  先週、格上相手に先の手合いで打ち、逆転で圧勝した。終局後に随分未練がましいことを言われたが、気分もいいし何を言われても笑顔でスルーした。碁は終局までの道のりは長い。終局まで打ち切るのは相当なエネルギーを要する。自分は逆転が多い（する方も、される方も）と言われるけど碁に逆転は無いと思っている。逆転は無いというのは大げさかもしれないが、要するにラッキーパンチは無いということだ。見落としが絡んでいたとしても、何かしらの要因はあったはず。成果を上げるには、それなりに合理的な読みが伴わないといけない。適当に打って逆転出来る訳ではない。つまりどこかで、読み勝っているはずなのだ。ついでに言うと、中高生、お年寄りなどは強い人でも集中力はなかなか続かない。なるべく手どころの多い局面にして、読み勝負に徹すると意外に格上相手でも勝てるものだ。それまでの我慢の積み重ねが必要だが。
04Jan
- 新年のお勉強はヨセから
  新年一発目に読んだ棋書は「目で解く　ヨセのテクニック」です。内容については以前書いたので割愛。数少ないヨセの名著だと思います。昨年末に下手と打っていて、必敗の碁をヨセで逆転勝ちしたので心を入れ替えて　読んでいます。あと一回読んだら別のヨセの問題集を解きます。ヨセも読みと手筋の世界と割り切れば面白いですね。昨年、１２月から某所で打っていたのですがあまり強い相手がおりませんでした。５段で負けなしで居ましたが面白くありません。やはり勝つのが難しい相手に、必死に考えないと面白くないですね。今年はやたら強い人ばかりがあつまる碁会所へ行ってぶっとばされてきます
01Jan
- 下手のポカ
  あけましておめでとうございます。昨年は、仕事に余裕ができ囲碁に時間を充てることができました。本年度も、変わらず囲碁バカになります！昨日、大晦日に下手（自称二段）に３子置かせて打ってきました。私よりも一子下の上手（自称五段）に３子で打っているところを見ていて、簡単な手どころの読みが甘かったので余裕かましていました。ひどい目にあわさずに、ちょっと遊んであげようか…ぐらいの気持ちだったのですが序盤に厳しい攻めをくらって大苦戦でした。終盤に取っておいた勝負手も完璧に受けられ（コウになりました）、コウ替わりで多少得しただけに終わりました。「あら～１５目は負けるな」と思っていた直後にポカが相手に出て、大ヨセでもなぜか逆ヨセを２か所打ててしまい、逆転の４目勝ち。この落差にびっくりしてしまいました。下手のポカがでるのは大体以下の5つのケースだと考えています。１．複雑な形が出来たときに、思考停止が起こる。２．とりあえずアタリなどをイージーに決める。３．難所を越えてほっとして、気を抜く。４．ヨセは石を取られるなどの大きなショックがないため、いい加減に考える、あるいは考えない。５．感情的になり（カッとなったり、がっくりしたとき）、思考、視野が狭くなる。今回の相手は、複雑な読みを要するときに恐ろしいほど集中力を発揮するタイプでした。しかしその後のポカが多かったです。これは自分もよくあり、先生（プロ棋士）にもよく「形勢が良くなってからが雑」と言われます。下手打ちをしていて上達のヒントをつかめたような気がします。
29Dec
- To enclose or not to enclose . that is question
  棋理、定石は便利なもの。打っているときの助けに大いになってくれる。しかし、それらに囚われていると、必ずしもいい碁が打てるわけではなくなってしまう。今日打ってきた碁です。互先で私の黒番。下の状態で、aと囲うかｂと広げるか迷いました。いつもの自分であればｂを選びます。なぜなら…「ただ囲うだけの手は小さい」というのが棋理というもの。囲った地は後々守らなければならず、意外に小さい地になってしまうものです。しかしaと囲って出来てしまっては大きな地。ｂはいろんな含みがあります。相手の模様を小さくしているし、自身の模様を大きくしている。カタツキから広げる手も視野に入っている。いいことづくめです。ただし確定地は少ない。それに、今日は「負ける日」と決めていました。剣道でいう「負ける稽古」をする日なんです。いつもと違うことを思い切ってやっていって今後のためにしたいと考えました。で、ここでaを選択。結果は盤面１４目の勝ちでした。う～ん、負かしてくれたら次からｂを自信もって打てたのに…
27Dec
- 2015年に読んだ棋書で良かったもの
  ２０１５年に読んだ棋書２９冊の内、ベスト１（詰碁、エッセー集を除く）は「坂田の碁　4　石の戦い方」でした。次点は「目で解く　ヨセのテクニック」です。残念ながら新しい棋書で面白いものは皆無でした。書店に並んでいるもので目を引いたものはリバイバルものがすべてでした。初心者の段階で囲碁から離れていく人が多いので、その方たちを対象にした書籍が多く出版されることは普及の面では大変良いことだと思います。ただ、ほとんど全部がそっちを向いてしまうのはどうかと思いますけどね。「坂田の碁」シリーズは内容が濃いので何度読んでも面白いです。最近になって面白さがわかってきたのですけど。「目で解く　ヨセのテクニック」は実に知ってしまえば簡単な手筋集ですが、ヨセの手筋をこれだけ知る機会がほかになかったというのも正直なところです。藤沢秀行著の手筋事典に載っているヨセの手筋はかなり貧弱なものでした。2016年は棋書を買わないようにします。詰碁はすぐに廃版になってしまうので買いますけど、これからは情報をむしろ絞っていくことにします。
26Dec
- 今月の戦績
  今月のHAPPY有段者クラブでの戦績。2-0 でした。スタートが274点なので来月は276点。大分まだ余裕があるので、280点（６段のけつっぺた）ぐらいは行けると思う。
- 秀格烏鷺うろばなし
  高川格による随想集。棋譜も含まれていて、囲碁を打つ人には楽しめると思います。随筆集のひとつ「何手ヨメるか」は高川格の凄みが感じられる。ざっくりいうと高川は本因坊戦で大ヨセあたりから終局までの１００手程を読み切って打っていて、そしてその読みに１時間ほどを要するとのこと。最後の「ヨミの量が時間に比例する私のような凡才型はやはり時間をうまく使わないといけない。天才型の人はそんなことかまわなくても楽に打てる。」にしびれた。ほかに形勢判断や定石の好みなど面白い。単に読み物として面白いが、上達のヒントも色々隠されていると思います。
19Dec
- 棋書「囲碁とっておき上達法」
  趙治勲の著作。久しぶりに読んだ。今日はちょっと体調が悪く、実戦を打ちにいかずにだらだらと本を読んでいた。この本のハイライトはエピローグ「碁の才能とは」にあると、勝手に思っている。死活の訓練をしっかりやっておくこと、自分の力で考えることに結局は集約される。趙治勲はなんだかんだで碁が好きで（昔は変な虚像を付けられていた）、アマチュアへのまなざしも温かい。
17Dec
- 棋書「小林流必勝置碁　三子局」
  「小林流必勝置碁　三子局」読了しました。執筆は中山典之さん。小林光一さんの著書の執筆は中山さんが務めることが多い。さきの加藤実戦講座も中山さんの執筆。中山さんはときに自分の文才を自慢することがあるが、実際にはそれほど面白くない。「ありゃ、ついに殺し屋の本領発揮ですわい」などと書かれてもねえ(;´･ω･)ただ実戦解説は難しすぎず、安易すぎずでとても良い。意外に自分の場合、気に入った本が中山さんの手によるものが多い。小林流必勝置碁は特に二子局、三子局編が名著だと思っている。布石の解説もよいが、実戦解説が特に良い。特に互先よりも置碁の方が、悪手がはっきりとわかるので勉強には良いと思う。タイトル戦の観戦記など非常に難解なことがあり、読む気が失せることがあるがライターにプロの検討をかみ砕いて伝えたり、何が本線か判断する能力がないことがよくわかる（ちょっと厳しすぎるかな？）。今年はこれで２９冊目。すべて３回～５回ずつ並べている。ずっと仕事が忙しくて囲碁が出来なかっただけにいまはすっかりとキ〇ガイになってやってます。
13Dec
- 番外「脳の右側で描け」
  某ブクオフで「脳の右側で描け」を入手。ワークブックはもっていたのだが、本書はもっていなかった。序文の一節を引用すると「読むことや車を運転すること、画を描くことのような全体的技能はやがて自動化されることです。構成要素である基本技能は包括的技能のスムーズな流れに完全に統合されてしまうのです。しかし、なんであれ新たに包括的技能を習得しようとすると、最初は大抵困難なもので、まず個々の技能を必死に学び、それから各要素をスムーズに結合させていくことになります。」う～む。囲碁に似ている。というよりかはすべての技能に通じることなんだろうな。しばらくは日本棋院に通いますが、飽きてしまったらデッサン教室に通おうかと考えています。
12Dec
- HAPPY有段者クラブへ
  日本棋院中部総本部のHAPPY有段者クラブへ登録してきました。http://www.nihonkiin.or.jp/sisetsu/chubu/happy_yudan.htmlとりあえず五段で登録し、２７４点でスタート。一日に何局も打たねばならない大会よりはるかに良い制度だと思います。碁会所などで打つときには、とにかく一局を大切に打つことにしてます。目先の一勝は大切だけど、その先にある上達が最も大切です。一日に何局も打つよりは、一局に考えられるだけのことをして、負けたら徹底的に分析することを心掛けてます。観た感じ、あまり人がいないようなので同じ人とばかり当たるようになったらやめようかと思います。本日は1勝0敗。