2015年に読んだ棋書29冊の内、ベスト1(詰碁、エッセー集を除く)は
「坂田の碁 4 石の戦い方」
でした。
次点は
「目で解く ヨセのテクニック」です。
残念ながら新しい棋書で面白いものは皆無でした。
書店に並んでいるもので目を引いたものはリバイバルものがすべてでした。
初心者の段階で囲碁から離れていく人が多いので、
その方たちを対象にした書籍が多く出版されることは普及の面では大変良いことだと思います。
ただ、ほとんど全部がそっちを向いてしまうのはどうかと思いますけどね。
「坂田の碁」シリーズは内容が濃いので
何度読んでも面白いです。
最近になって面白さがわかってきたのですけど。
「目で解く ヨセのテクニック」
は実に知ってしまえば簡単な手筋集ですが、ヨセの手筋をこれだけ知る機会が
ほかになかったというのも正直なところです。
藤沢秀行著の手筋事典に載っているヨセの手筋はかなり貧弱なものでした。
2016年は棋書を買わないようにします。
詰碁はすぐに廃版になってしまうので買いますけど、
これからは情報をむしろ絞っていくことにします。