9月1日は防災の日。
1923年(大正12年)9月1日に関東大震災が起きた事から、政府が防災の日と制定、その週を防災週間としているので、夏休み明けの学校や企業・地域でも、この時期に防災訓練や避難訓練を行うところが多いようです。
内閣府「防災情報のページ」参照
http://www.bousai.go.jp/kyoiku/week/bousaiweek.html
避難する場合に必要になってくるのが、安全にしかも素早く避難する手段の確保です。
狭い路地が多く、古い木造住宅が密集している地域や、川沿い・海沿いなど低地や地盤の緩い地域などでは、建物の倒壊の恐れとともに、火災による被害の拡大や避難路の確保が困難になる等々、様々な危険な状況が予想できます。
いかに素早く安全に各々が避難できるかどうかが、時には生死を分ける事もあるでしょう。
一般的な防災訓練というのは、防災無線やサイレンが鳴ってから、みんなで順番に指定された避難場所に移動するといった移動訓練が主体で、時間や天候状態・道路事情やけが人の有無など、緊急性の判断を要する事態もかなり限定的で、みんなが避難する事さえ困難になる、という状態までは想定していません。
避難訓練や救助訓練だと、ケガ人も要救護者も人数が確定した中で行いますから、ヘリコプターや消防車・救急車は救護される人数分しか用意していません。
ところが実際の災害現場では、救援する人とされる人の数が逆転する事も起こりますから、そんな時は優先順位をつけて順番に行うほかありません。
全ての人を助けられるとは限らないのです。
同時に多くの地域が被災すると、当然ですが人手不足が生じます。
被災者の支援をする役目を担う、消防・警察または自衛隊も、地域の自治会などでも人数には限りがありますし、当人たちも被災者となっている可能性があるのですから、支援者や救援者が訓練のように駆けつけるのは困難になる事もあるでしょう。
大規模災害によって火災・ガス爆発・土砂災害・高潮といった危険がある地域になれば、それこそ外部から近づくことも難しくなります。
車で脱出が不可能という事は、外部から救援者が車では近づけないという事ですし、浸水冠水した中では、車いすを使用した移動や、乳幼児の徒歩による移動も難しいでしょう。
そんな事態も想定して、避難の訓練をするだけでなく、支援する側も、緊急時にどのくらいの人員が確保できて、支援・救護者に優先順位をつけて避難させる体制が取れるかというシミュレーションもしておく必要があります。
自力で緊急時に避難が困難二なる可能性がある地域や家庭では、もし救援が来なかった時はどう対処するか、どのような対策が行えるかを確認しておく必要があります。
今年も各地で自然災害による被害が頻発していますが、災害後に発せられる行政関係者からのコメントは、不祥事の時と同様、お決まりのセリフ「再発防止に努める」ですから、自助努力は必要です。
格闘ゲームやアニメや特撮ヒーローのように、現実世界にリセットボタンはありませんし、ドラゴンボールは持っていない、ゾフィーも来てくれないので、失った命には2度目はありません。