異常気象による大雨や洪水による被害は、世界各地で毎日のように報じられています。
今日(2014年8月20日)も西日本で起きた土砂災害の様子が報じられていますが、
山沿いや川沿いといった災害の危険性が高いと思われるような地域ではない住宅地や市街地でも、冠水による浸水被害や河川の崩壊、沿線道路や橋の崩落、建物が水没したり倒壊したりと、日本各地でも今までには考えられない程の降雨量とそれに伴う被害が出ています。
特に、避難するのも自力で移動するのも困難な要支援介護者が家族にいる場合や、独居生活者の場合は特に、深夜・早朝・豪雨の中で避難するのはとても厳しいのですから、危険な状態になる前に、多少面倒だと思っても、速やかに安全な所へ避難して様子を見る事ができる体制が必要です。
先日も、電車の高架下を少し深く掘り下げて車を通りやすくした、アンダーパスと呼ばれるところが冠水しているのに車で通ろうとしたところ、予想以上の深みで浸水、車から脱出できなかった人が亡くなるという事故もありました。
両側から下ってトンネル状の中心部が一番低くなっているアンダーパスは、雨が降ると低いところに水は集まりますから、ゲリラ豪雨の様な一時的に大量の雨が降ると、下水処理能力が間に合わずにすぐ水没してしまいます。
一般的な下水道は、1時間に30mm程度の排水能力しかありませんから、とても排水は間に合いませんし、排水溝にゴミや傘などが流れてきて目詰まりすると、排水能力は0になりますから、雨の日の自動車の運転にはいつも以上に注意が必要です。
危ないなと思ったら、無理せず・運転せず・別の交通手段を選択して自分や家族の安全を最優先に考えた行動が必要です。
一般的なタイプの乗用車は、水深40センチを超えるとドアを開ければ車内には水が入りますし、後部のマフラーまで水に浸かってしまいます。
そんな中でも無理して走って、斜面で大量の水が流れていたり、川が氾濫したりするところに遭遇したら、車ごと浮いてしまい、水の流れと共に低い方へと流されます。
横転すれば尚更車外へ脱出するのも難しくなりますし、そうでなくても浸水してしまうとドアが開かなくなるのです。
窓ガラスは最近の車はほとんどが電動のパワーウインドーですから、バッテリーがショートすれば、窓も開けられなくなります。
早く逃げなければ流されますし、横転の危険性もあるのに、窓は開けられずドアも開かないという危険な状態は命に関わります。
安全に避難できるように、脱出手段の確保を最優先に、濡れてもいいからエンジンが動いているうちに1か所でも窓を開けておくと、速やかに脱出できます。
窓が開かずにガラスを割って脱出するのは、水没していると割れたところから内部に破片が飛び散ってきたり、脱出時にガラスの破片が体に引っかかり大きなケガをしたりする危険性が高いので、できれば避けたいところです。
理由はどうであれ、もし被災・被害者がいることがわかれば、救助に向かう消防・警察なども命がけで救出・救助にあたるのですが、救助できる人や装備には限りがあります。
大規模災害になれば、足りなくなるのが救援態勢ですから、少しでも要救助・支援者を増やさないように、早めに避難するサポート体制も防災・減災対策として重要です。