公共施設やショッピングセンター、駅やオフィスビルなど、人の出入りが多いところには必ず1箇所は設置してあるAED(自動対外式除細動器)
軽くて運びやすい携帯式で、絵柄通りの操作や音声案内に従えば、AEDを使用する状態化どうかの判断も含めて機械が自動で行いますから、救命措置をしようとする人に対して、心臓を挟むように右の鎖骨当たりと左の肋骨下辺りの2か所の肌に直接にパッドを貼る事と、音声案内に従ってスイッチを押してください、という時に操作をするだけです。
それくらい誰でも簡単に使えるように開発された装置です。
それだけ簡単なのに、心肺停止時の使用率が向上してないのが日本の実情です。
というのも、触った事もない器械を、目の前に生死に関わる状態の人がいて、とっさに使えるかどうかと云われれば、中には足がすくんで、という人もいるでしょう。
また、自分が使ってうまくいかなかったら・・・などと、使い方をよく理解していない人からはこのような声を聞きます。
心肺停止状態から1分経過ごとに20%死亡率が高くなる上、心臓が停止することで脳に血液(酸素)が流れなくなる時間が長くなればなる程、脳の一部の機能が失われた場合、思考や身体的な障がいが残る可能性も高まるとの事です。
心臓マッサージもAEDも、誰かが救命措置を行わなければ救えない可能性が高いのに、経験がないから、または責任問題を気にしてなのか、自分の家族でもなければ見ているだけ、という人が少なくないのでしょう。
実際に救命措置を行った人の多くは、医療・介護従事者や警察・消防関係者など、日頃から救命措置を訓練している人たちだったりするのも頷けます。
そんな状態ですから、誰もが使えるようになれば、もっと救命率は上がるのでしょう。
TVなどで見かける、芸能人や有名人がプロ野球の始球式で投げる様子を見れば、その人が野球経験があるかないか、恐らく見ている人のほとんどが分かるでしょう。
野球やソフトボールなどの経験者にとっては投げるのはとても自然で簡単な事であっても、いざボールを18m先のホームベースの後ろにいるキャッチャーまで届くように正確にストライクを投げる為には、簡単とはいえコツや経験が必要です。
サッカーも同様で、サッカーボールを蹴った経験がない人に、ゴールにシュートを決めてもらおうとしても、うまくキックできないでしょう。
それが多少でも経験すれれば、ある程度のレベルなら簡単に出来るのですから、訓練でも講習でも、必ずAEDの器械を触って動かして経験してみる事は本当に重要な事なのです。
以前は、子ども向けには心臓への負担が大きいからと、体重30kg未満は使用不可となっていたのですが、今では器械の改良もされて、子どもでも使用可能です。
メーカーによっては、そのまま子どもに使えるものもありますし、子ども向けの小さいサイズのパッドが装備されている器械もあります。
設置場所も増えてきたと共にその場所も多様です。
消火器のように、AEDの案内表示板の下に設置している場合が多いのですが、オフィスビルやマンションのような場所でもいつも見かける場所に設置できる、自動販売機に内蔵したタイプを扱っている飲料販売会社もあります。
いざという時に、どこにあるの?と探す様な事にならないよう、自販機のように普段から目につくところにあれば、1秒でも早く救命措置をしたい心肺停止状態での対応がより有効となるでしょう。
(参考)AEDについて・・・公益財団法人日本心臓財団
AED講習会は、日本赤十字社や消防署が予め日程を決めて募集する救急救命講習会と、自治会や学校・PTAが要請して、赤十字社からの指導員や消防署員が行う出張講習がありますので、防災訓練とともに、身の回りの人がみんなAEDを使えるようになれば、事故や災害時に一人でも多くの命が救える可能性は高くなるでしょう。
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知っておきたい事故災害リスク講習会
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