安心と幸せの違い | 家庭を子どものBASEに 佐伯和也公式ブログ

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子どもが思う存分遊ぶ(ゲーム含む)ことで、知的好奇心が育ち、それが勉強にも繋がっていく

 

 

この記事にいただいた質問に答えていきます!

 

 

こんにちは。

>安心してることを幸せだと勘違いしちゃう

という一文に「えっ!?😲」と思ってしまいました。
私は安心が幸せだと思って長らく生きてきたので……

もちろん私自身親から受け継いだ、苦しんでなんぼ!の人生でした(笑)

なので、佐伯さんが仰る安心=幸せでは無い、という部分の意味をもう少し教えて頂けないでしょうか?

 

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親から「苦しんでなんぼ!」を受け継ぐと、

 

「苦しみから解放されたい!」

 

「早く楽になりたい!」

(死ぬみたいな言い方やけどw)

 

「安心したい!」

 

って思うようになる。

 

 

 

ただ、その思いって、苦しんでいる前提があるから、

 

「解放されたい」

 

ってなってるわけよね?

 

 

 

たしかに、苦しんでいる状態よりは、苦しみから解放されて、安心できた方が、幸せには近づいている。

 

でも、

 

安心 = 幸せ

 

じゃない。

 

 

 

僕がよく言ってる、

 

「家庭を子どもの安全基地にする」

 

っていうのは、

 

「家庭を子どもが安心安全で過ごせる居場所にしよう」

 

って言っています。

 

 

 

安心は、幸せでいるための大前提ではあるけれど、

 

大前提なだけであって、安心でいれば幸せということじゃない。

 

 

 

幸せでいるなら、必ず安心はしてる。

 

でも、安心しているからといって、必ずしも幸せとは限らない。

 

 

 

心理学の世界でも、1970年代までは、

 

「安心して、リラックスしている状態こそが幸せだ」

 

って思われてきた。

 

 

 

だから、トラウマを解消しようとしたり、苦痛を取り除こうとしてきた。

 

でも、その時期に、ミハイ・チクセントミハイっていう心理学者が、

 

「幸せと安心の違い」

 

をはっきりと示したんよね。

 

 

 

チクセントミハイは、学生たちにアラームを持たせて、15分ごとに

 

・何をしていたか?

 

・その時の気分

 

を用紙に記入してもらった。

 

 

 

その結果、

 

「学生たちが幸せを感じていたのは、何かに没頭していた時だった」

 

っていうことが分かった。

 

 

 

安心したり、リラックスしてる時じゃなかったんよな。

 

 

 

逆に、なんで安心が幸せとは違うか?っていうと、

 

「刺激が足りないから」

 

です。

 

 

 

言い換えれば、

 

「つまらないから」

 

です。

 

 

 

安心は、苦しんでいる人からしたら喉から手が出るほど欲しいもの。

 

でも、すでに安心している人からしたら、退屈な時間でしかない。

 

 

 

安心が幸せなら、ずっと安心状態を継続しようとすると思うやん?

 

幸せな方がいいんだから。

 

 

 

でも、人は安心を感じてしばらくすると、その安心を崩しにかかります。

 

つまらないから、何かちょっとした事件を起こしたり、日常に変化を加えようとする。

 

 

 

この安心が、

 

「本当に私は安心していていいんだろうか?」

 

って罪悪感や不安を感じるようなものなら、また不安になるような出来事を引き起こす。

 

 

 

特に、罪悪感や不安を感じてるわけじゃないなら、日常生活をもっとエキサイティングなものにするような行動を起こす。

 

おもしろいことをしたいと思って行動するんよ。

 

 

 

自分を責めてる人は、

 

不安 ⇒ 安心 ⇒ 不安 ⇒ 安心 ⇒ ・・・

 

を繰り返していく。

 

 

 

一方で、自己受容できている人は、

 

安心 ⇒ 楽しい ⇒ 安心 ⇒ 楽しい ⇒ ・・・

 

を繰り返していく。

 

 

 

安心して、退屈だからこそ、

 

「なんか楽しいことをしたい」

 

って思って、好きなことや楽しいことをする。

 

 

 

その時に、僕らは「幸せ」を感じます。

 

そういう意味では、幸せは安心よりも、楽しい気持ちの方が近いやろな。

 

 

 

他のことを気にせず、ひたすらその時間に没頭できる。

 

1人で遊ぶのもいいし、友達と遊ぶのもいい。

 

 

 

 

 

自分を責めてる人は、自分の幸せに対する基準が低いわけやね。

 

だから、

 

「安心できたら幸せになれるに違いない」

 

って思う。

 

 

 

でも、自己受容できている人は、自分の幸せに対する基準が高くなる。

 

だから、

 

「何か楽しいことをしたい」

 

「もっとこれに没頭したい」

 

って思って、そうする。

 

 

 

自己受容できているということは、すでに安心していられてるということ。

 

気持ちに余裕がある。

 

だから、楽しいことをしたいと思える。

 

幸せでいることが当たり前なんだな。

 

 

 

 

 

子どもが幸せでいるためには、

 

親が幸せでいる必要がある。

 

 

 

なぜなら、子どもの幸せを邪魔しちゃうからね。

 

自分が幸せじゃないのに、子どもだけが幸せになることなんて許せない。

 

 

 

親が幸せでいるためには、親も安心している必要がある。

 

親が安心して過ごすためには、

 

「親の自己受容」

 

が必要不可欠なんよな。

 

 

 

自己受容できていないと、まず安心できないと思う。

 

自己受容できて、

 

安心できるようになって、

 

幸せを感じられるようになって、

 

そこからようやく「子育て」が始まる。

 

 

 

「始まる」って言ったって、親が自己受容できているなら、子どもに対して何かしてあげることは年々減ってくる。

 

本来の子育ては、年々楽になっていくはずなんよな。

 

そうじゃないなら、もしかしたら、自己受容できていないのかもよ(笑)

 

 

 

親が自己受容できて、幸せに生きられる。

 

そして、子どもに対して「遊びの解放」ができるようになろう!

 

ってことを目標にした、

 

「親の自己受容勉強会」

 

を5月から始めます。

 

 

 

テーマはこんな感じ!

 

◆DAY1
2024年5月15日(水)10:00~12:00
「子どもが自立し、幸せに生きるための親の自己受容」

◆DAY2
2024年6月12日(水)10:00~12:00
「アドラー心理学を使って、自己否定しちゃうメカニズムを理解する」

◆DAY3
2024年7月17日(水)10:00~12:00
「心を強くする自己受容ベースの生き方に変える」

◆DAY4
2024年8月21日(水)10:00~12:00
「どんな自分にもなれる自己受容の2次元モデル」

◆DAY5
2024年9月18日(水)10:00~12:00
「系譜と継承 ~母親との関係~」

◆DAY6
2024年10月16日(水)10:00~12:00
「しんどい人間関係とオサラバして、幸せな人間関係を築く」

◆DAY7
2024年11月13日(水)10:00~12:00
「ありのままの子どもを認める ~遊びの解放~」

 

 

 

参加費は、各回3,300円(税込)です。

 

アーカイブ視聴のみの場合も、同じです。

 

全てオンライン(ZOOM)で開催します。

 

 

 

まずは第1回目の開催は、5月15日(水)やね!

 

申し込みはここからできます。

 

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◆DAY1
2024年5月15日(水)10:00~12:00
「子どもが自立し、幸せに生きるための親の自己受容」

 

参加費:3,300円

 

DAY1申込フォーム

 

※アーカイブ視聴をご希望の方もこちらから申し込んでね

※申し込んだら、自動返信メールが届くんだけど、届かない人は別途僕に連絡してー

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毎日、続々と申込いただいてる~!

 

またそのうち、申込時にもらった参加する目的も紹介するね!

 

 

 

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