子どものスマホは制限かけた方がいいの? | 家庭を子どものBASEに 佐伯和也公式ブログ

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子どもが思う存分遊ぶ(ゲーム含む)ことで、知的好奇心が育ち、それが勉強にも繋がっていく

初の書籍、

 

「生きる力を育む ゲームっ子の子育て」

 

を発売しまして、色んな人に読んでもらえてて嬉しい限りです。

 

 

 

そんな中で、

 

「スマホはどうなの?」

 

って質問をされることがありますした。

 

 

 

今日は、スマホについて書いていこうと思います。

 

結論から言えば、

 

「スマホも同じ考え方できます」

 

です。

 

 

 

つまり、

 

「スマホをどう使うのかも、子どもに全権を委ねる」

 

でいいと思っています。

 

 

 

というのも、この本に書いてある、

 

「遊びの解放」

 

っていうのは、

 

「子どもに主導権を返還することだから」

 

です。

 

 

 

「ゲームだから、解放してOK!」

 

とかじゃないんです。

 

 

 

ゲームは解放してて、スマホに制限をかけているなら、それは結局、

 

「親がまだ主導権を握っている」

 

ってことです。

 

 

 

 

 

親が主導権を握っているなら、それはすなわち、

 

「子どもは自分で自分を管理していない」

 

っていうことを意味します。

 

 

 

例えば、子どもが夜ご飯の時間になっても、スマホを触り続けたとします。

 

この時、親からしたら、

 

「うちの子は、スマホをやめられない

 

って思ったりします。

 

 

 

たしかに、親から見たら、

 

「夜ご飯の時には、速やかにスマホを触るのをやめて、夜ご飯を食べに食卓につくべき」

 

って思ってるかもしれません。

 

 

 

でも、子どもにとっては、

 

「夜ご飯よりも、スマホで友達とやり取りし続けたい」

 

かもしれません。

 

 

 

これは

 

「スマホをやめない

 

のであって、やめられないわけじゃないんです。

 

 

 

子どもは自分の意思で、スマホを使い続けているだけ。

 

 

 

親は、

 

「夜ご飯になったら、スマホをやめるべき」

 

っていう固定観念があるから、

 

「うちの子は、スマホをやめ”られない”

 

っていう感じで、可能/不可能の話にすり替えちゃって、さらには

 

「うちの子は、スマホ依存症だ!

 

って病気にまで仕立て上げてしまう。

 

 

 

子どもが親の思い通りにならないから、そのことを受け容れられずに、

 

「うちの子は、おかしい!」

 

って思っていた方が、親の心としては安心するんですよね。

 

 

 

本当の意味で、

 

「スマホをやめ”られない”」

 

っていうのは、子ども自身が、

 

「自分の意思では、スマホをやめられない」

 

っていう時に使う言葉です。

 

 

 

子どもが自分に対して使う言葉なわけですね。

 

親が子どもに対して使う場合は、

 

「子どもが親の思い通りにならないことを受け容れられていない」

 

っていうだけだったりします。

 

 

 

 

 

 

 

親が、

 

「うちの子は、スマホをやめられない」

 

って思うことをやめて、

 

「うちの子は、スマホを使っている」

 

って思うようになったとしますよね。

 

 

 

すなわち、子どもがスマホを使うことを肯定的に捉えるようになったとします。

 

そうすると、コミュニケーションにおいて重要なことが見えてきます。

 

 

 

それが、

 

「子どもの気持ち」

 

です。

 

 

 

「うちの子は、夜ご飯ができても、依然としてスマホを使い続けている」

 

って思うわけですよね。

 

 

 

そしたら、自然と、

 

「何をしているんだろう?」

 

って思いませんか。

 

 

 

夜ご飯の時間になってでも、スマホを使ってやりたいことがある。

 

夜ご飯よりも気になることがある。

 

それって、なんだろう?って思ったりしませんかね。

 

 

 

友達とLINEのやり取りを続けているとします。

 

そしたら、

 

「その子は、どれほど仲が良い友達なんだろう?」

 

「友達との間で、何の話でそんなに盛り上がっているんだろう?」

 

って興味が湧いてくるかもしれません。

 

 

 

子どもの気持ちを想像して、子どものことに関心を持ち始めます。

 

子どもからすると、

 

「親が自分を肯定して、自分に関心を持ってくれること」

 

って、そんなに悪い気はしません。

 

 

 

親が自分を否定しながら、関心を持たれるとすごく嫌がりますけどね(笑)

 

「どうせ、またくだらない話でもしてるんでしょ」

 

なんて思われていたら、いい気はしませんよね。

 

 

 

でも、

 

「子どもが夢中になっている楽しいを知りたい」

 

って純粋な興味関心を持ってくれるのは、案外嬉しかったりするものです。

 

 

 

そうすると、スマホを通じて、親子の関係がちょっと良くなるんです。

 

親が子どもの関心について知ることができるし、

 

子どもは親に寄り添ってもらえます。

 

子どもがスマホを使っているなら、スマホを通じて、子どもとの関係を良くすることだってできるんです。

 

 

 

「うちの子は、スマホをやめ”られない”」

 

って病気としてみるような否定的な見方をすると、親子間の関係は悪くなりそうですよね。

 

 

 

でも、

 

「うちの子は、スマホを使って、友達とのやり取りに夢中だ」

 

って、子どもの関心に関心を持ち、寄り添うようにすると、親子間の関係は少なくとも悪くはなりません。

 

 

 

同じスマホを使うにしても、

 

「否定的に捉えて、子どもとの関係を悪化させる」

 

のか、

 

「肯定的に捉えて、子どもとの関係を良くする」

 

のかは、親の捉え方次第、関わり方次第です。

 

 

 

つまり、

 

「スマホもただの道具なので、使い方次第で良くもなるし、悪くもなる」

 

っていうことです。

 

 

 

 

 

 

 

ゲーム同様に、

 

「スマホは悪いものだから、親が子どものスマホに制限をかける」

 

のであれば、それってすなわち、

 

「スマホに関して、子どもの主導権を制限している」

 

っていうこと。

 

 

 

親が

 

「うちの子は、スマホをやめ”られない”」

 

って思えば、子どももそのうち、

 

「僕は(私は)、スマホをやめ”られない”」

 

って思うようになって、子ども自身がちゃんとスマホに振り回されるようになります。

 

 

 

親が子どもを「おかしい」って思うから、ちゃんと子どもも自分でも「おかしい」って思うようになっていくんです。

 

子どもがスマホに対しても主導権を発揮するには、

 

「うちの子は、自分の意思でスマホを使っているんだ」

 

って思うようにしておきたいんです。

 

 

 

そうすると、子どもとスマホに関してもコミュニケーションを取ろう、って思えますよね。

 

制限や指示・命令ではなく、コミュニケーションを取ろうとします。

 

その親子間のコミュニケーションを通じて、子どもは「スマホの使い方」について、自分で考えるようになっていきます。

 

 

 

自分がスマホに対して主導権を持ちながら、ね。

 

 

 

なので、スマホに対しても「遊びの解放」で全然いいし、「遊びの解放」をしたら、子どもとしっかりとコミュニケーションを取ればいいだけのこと。

 

指示・命令をやめたところから、子どもとのコミュニケーションが始まるのです。

 

 

 

 

 

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◆東京

日時:7月5日(土)

10:30~12:30 講演会

13:00~14:30 懇親会(ランチ付き)

 

場所:東京駅八重洲側の会場

定員:講演会45名、懇親会10名

 

 

 

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日時は、7月6日(日)

10:30~12:30 講演会

13:00~15:00 懇親会(ランチ付き)

 

場所:新大阪駅近くの会場

定員:講演会36名、懇親会10名

 

 

 

◆参加費

講演会のみ:3,300円

講演会+懇親会:11,000円(ランチ代込み)

 

※書籍代は含まれておりません。

※会場で書籍の販売はあります

 

 

懇親会は、参加してくれた人たちの話をじっくりと聞かせてもらいたいので、10名限定です。

 

僕と対面で相談したり、もっと具体的な話を聴きたい場合は、懇親会ありプランにしてもらうといいですね!

 

 

 

◆お申込み

 

東京会場のお申込み

(定員:講演会45名、懇親会10名)

※懇親会は、あと1名になりました

 

大阪会場のお申込み

(定員:講演会36名、懇親会10名)

 

 

 

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【満席】5/22(木)18:00~20:00
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