「親のためのコミュニケーション講座BASE」
っていう講座を開いてるんですけど、コロナ禍を経て色んな人から言われたのが、
「BASEに参加してたおかげで、子どもがずっと家に居ても落ち着いていられました」
って。
子どもがずっと家に居たり、
それでゲームもして、
自由に過ごしてる。
そんな子どもを見ても、受け容れることができて、親子共々穏やかに過ごすことができた。
ネットニュースとかで、
「子どもがずっと家にいることが耐えられない」
みたいなこともよく聞いてたから、
「子どもがずっと家に居ても穏やかに過ごすことができる」
って、けっこうすごいことなんじゃないの?って思ってた。
今、夏休みやけど、夏休みも同じよね。
長期休暇中は、子どもがずっと家にいるから、ずっとゲームしてたり、子どもの分の家事も増えるから、親にストレスがかかる。
でも、BASEでは、
「遊びの解放」
を推奨しているし、家事も親ががんばらないのを推奨しているから、子どもが居てもストレス度合いがそんなに変わらない。
子どもがいるとなんでストレスが溜まるのかと言えば、親の方に、
「子どもはこうするべき」
「子どもはこうでなければならない」
っていう固定観念がたくさんあるからなのよね。
例えば、
「子どもが家でずっとゲームしているのはいけないことだ」
って思っていると、子どもが家でずっとゲームしている姿を見ると、心配になり、不安がこみ上げてきて、イライラし始めて、時には怒鳴ってしまう。
子どもはゲームをしてるだけなんやけど、それを見た親が勝手に感情的になって、自分の内側にストレスを溜め込んでしまう。
他にも、
「朝は早く起きなければならない」
「ご飯は決まった時間に食べなければならない」
「運動をしなければならない」
「勉強や宿題をしなければならない」
など、子どもに対するルールがたくさんある。
親が、子どもに対してたくさんのルールを課していればいるほど、親の方にも、子どもの方にもストレスが溜まる。
つまり、
「子どもが居るからストレスが溜まる」
んじゃなくて、
「親の中に、子どもに対するルールがたくさんあるから、ストレスが溜まる」
っていうこと。
これは、一見すると、
「子どもが親の持ってる固定観念の通りにすれば、ストレスが溜まらない」
って思いそうやけど、実際はそうじゃない。
親の持ってるルールは、子どもが守っていたとしても、
「子どもがルールを破らないか?」
っていう心配が付きまとったりする。
なので、親が持ってるルールは、
子どもが守っている ⇒ 破ってないかどうか気になる
子どもが守らない ⇒ 心配、怒り、不安などの気持ちでストレスになる
ってことで、子どもが守る/守らないに関わらずストレスになるんよ。
じゃあ、BASEの人はどうしてストレスが減ってるのか?っていうと、
「親が持ってる固定観念を手放している」
と言えばそうなんだけど、実際には、
「親が自分の固定観念に気付き、それについて深く考えるようになり、自分なりの答えを出しているから」
なのよ。
「固定観念を手放す」
っていうのは、
「気にしないようにする」
ってやっても、結局、気になるし、
「子どもを縛らないようにする」
ってやっても、結局、縛っちゃう。
自分の頭でしっかり考えて、自分なりに納得をして手放すから、自然と気にならなくなるし、縛らないでいられるようになる。
親の持ってる固定観念は、子どもだけじゃなく、親自身も縛ってたから、それを手放すことによって、親も、子どもも自由になり、身軽になる。
その状態で、子どもが家に居たとしても、親は子どもを縛ることをしないし、自分を縛ることもしないから、身軽でいられる。
家事を全くしないということじゃないよ。
やりたくないなと思ったらやらない。
よし、やるかと思ったらやる。
自分の気持ちを大切にしながら、家の中で過ごしてる。
家族への遠慮をやめて、親自身がありのままの自分でいられるようにする。
そしたら、家庭が親にとっても「安全基地」になるんだよね。
親が固定観念を持って、自分と子どもを縛っている時、家庭は、親にとっても、子どもにとっても「安全基地」になっていなかった。
だから、子どもが居ると親にストレスが溜まっていく。
親が固定観念を色々と手放していくと、親にとって家庭が「安全基地」になり、それに続いて、子どもにとっての「安全基地」にもなる。
BASEは、
「家庭を子どもの安全基地にする」
を目指しているから、安全基地になった家庭ではコロナ禍で子どもがずっと家にいても、それほど大きなストレスにはならない。
「BASEに出会っていなかったら、今頃私たちはどうなっていたか・・・」
ってよく言われる。
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