BASEでは、子どもの自立を
「自分で自分を幸せにしている状態」
って定義しています。
「自分のことを自分でできるようになること」
を自立として掲げている親もいるんだけど、これは子どもが孤独になっていく考え方なんだよね。
孤独の先にあるのは、うつです。
「自分のことを自分でできるようになること」
これも大事っちゃあ大事なんだけど、もう1つ幸せに生きるために大切なのが、
「他人と協力すること」
です。
僕も、コーチングを学ぶまでは、人を頼ったり、人と協力することが超苦手だったんだけど、ちょっとずつできるようになっていきました。
なんで、
「自分のことを自分でできるようになること」
これが自立にはならないのか。
孤独に繋がってしまうのか。
理由は簡単で、
「自分のことを自分でできるようになること」
っていうことは、裏返すと、
「人を頼ったり、人に甘えてはいけない」
って言ってるから。
実際に、子どもに対して、
「自分のことを自分でできるようになってほしい」
って願っていると、子どもが親に甘えたり、人を頼ったりしていると、モヤッとしたりするみたい。
それこそ、ゲームに依存したり、スマホに依存することだって、
「ゲームやスマホに頼っている」
っていうことなんだけど、こういうことにもイラッとしたり、モヤッとしたり。
過剰に依存しちゃうのは、本来ならもっと依存したい対象である、
「親」
にきちんと依存できていないからです。
親が、
「子どもにとっての絶対的な安心感を与えられる存在」
でいれば、子どもは別にゲームやスマホには過剰には依存しなくなります。
遊びはする。
遊びはするけど、他の遊びもするし、友達と遊んだり、外で遊んだり、色んなチャレンジもしたりする。
自分から勉強を始める子どもも少なくない。
子どもがゲームやスマホに過剰に依存しちゃうのは、
「僕は(私は)、親にちゃんと依存できていませんよ~」
っていう子どもからのメッセージなんです。
僕の友人のお父さんの話なんだけどね。
彼は、息子が生まれた時に、
「息子が抱っこをせがんできた時には、できる限り対応しよう」
って決めたそうです。
仕事終わりで疲れていても、
「疲れてるから」
って言わずに、
小学生になって大きくなっても、
「もう小学生でしょ」
って言わずに、
物理的に手が空いている時には、ただひたすらに抱っこに応じてきました。
小2になったある日を境に、息子くんはお父さんに抱っこをせがんでこなくなりました。
お父さんは心配になって、
「抱っこしようか?」
って聞いたら、
「いい!」
って断られるようになりました。
ちょうどその時期から、息子くんは、自分で物事を考え、判断し、自分の行動を自分で決めるようになってきました。
強い信念を持って物事に当たるようになり、遊びにせよ、勉強にせよ、高い集中力を発揮するようになりました。
また精神的にとても強くなり、ちょっとやそっとのことではめげなくもなりました。
「親に存分に甘えられる」
っていうことは、
「子どもを精神的に強くすることなんだ」
っていうことを教わりました。
親に十分に甘えられる子ほど、精神的に強い。
これは、BASEに参加してくれてる親子に対しても同じように思います。
親がコミュニケーションの取り方を変えて、子どもが親に頼れるようになったり、甘えられるようになった。
そんな小学生や中学生のその後を追っていくと、やっぱり自分の信念を持っているし、精神的な強さを感じるんだよね。
何かあっても、親が守ってくれるという安心感。
何かあっても、自分には帰るところがあるんだという安心感。
何があっても、ありのままの自分をそのまま受け止めてくれる安心感。
そういうのが、子どもの心の強さに繋がっているんだろうな、って思います。
実際に、親に甘えられるようになると、子どもは強くなります。
「自分のことを自分でできるようになってほしい」
って考えちゃうと、子どもは親に甘えられなくなります。
すると、子どもは精神的に脆くなります。
自信が持てなくなったり、
すぐに傷つくようになったり、
いつも不安や恐怖でびくびくしてたり、
言いたいことも言えない、
やりたいこともできない子どもになってしまう。
なぜなら、
何かあったら、誰からも守られていないから、大ダメージを受けるし、
何かあったら、全てを失いうかもしれない恐怖を感じているし、
何かあったら、自分は受け容れてもらえないかもしれない、
って感じているから。
失敗ができない。
間違えられない。
ミスしたり、間違えたりすると、もう一巻の終わり。
だから、子どもが親に甘えられないと、心が弱くなってしまうんです。
親が子どもを甘やかしても、甘やかしすぎることはありません。
いくらでも甘えさせてあげればいい。
前回、
「子どもの自立には、まずは『親の自己受容』から始めるんだよ」
っていう話をしました。
これです。
↓↓↓
子どもから甘えられることに抵抗がある親のほとんどは、
「親の自己受容」
ができていない。
親自身も、
「自分のことを自分でできるようにならないといけない」
って思って、バチバチに自己否定しているから、子どもにも同じように考えてしまう。
結果、親も精神的に脆いし、子どもも精神的に脆くなってしまう。。。
「親が自己受容できている」
っていうことは、
「人に甘えられている」
っていうことでもあります。
無理なことは無理。
できないことはできない。
嫌なものは嫌。
やりたくないことはやりたくない。
助けが欲しい時に「助けて」って言える。
自己受容できるようになると、人に甘えられるようになり、わがままを言えるようになる。
そして、人に甘えたり、わがままを言えるようになると、精神的に強くなるんです。
「自分1人じゃない」
「何かあっても頼れる」
「頼ってもいいんだ」
そう思えることで、安心感を得られるから、強くいられるようになります。
それは、親も、子どもも、同じ。
BASEでは、開催当初からずっと掲げているのが、
「BASEが『親の安全基地』になること」
です。
家庭を子どもの安全基地にするために、
BASEが『親の安全基地』になる。
そんな環境で、親がコミュニケーションを学んでいきます。
今まで、
「自分のことを自分でやらなきゃ」
って思ってがんばってきた親たちも、BASEで安心感を感じられたり、仲間に頼れたりします。
そういう環境を作っていきます。
「頼れる仲間がいる」
っていう安心感があるから、子どもに親に甘えてもらうことができます。
親の自己肯定感が低い状態で、子どもに甘えられると、本当にしんどいし、辛いと思います。
甘えられても受け止め切れない。
なので、まずは、
「親の自己受容」
からやっていきます。
そして、子どもが親に甘えられるようになると、子どもは安心感を感じられるようになります。
さらに、ゲームやスマホへの過剰依存もしなくてよくなります。
しかも、自分から勉強を始めたりもするようになります。
さっき例で出したお父さんの息子くんも、まさに
「自分から勉強を始める子ども」
でした。
たとえ不登校であっても、親に甘えられるだけで、安心感が全然違います。
なので、子どもが学校に行っていようと、行っていまいと、
「子どもが親に甘えられている」
っていうのは、子どもが精神的に強くなり、自分で考えて動けるようになるには、すごく大事なことです。
そのために、まず最初にやるのは、
「親の自己受容」
です。
