「子どもが親に反抗するたった一つの理由」にいただいたコメントです。
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おっしゃっることはよくわかります。
ですが、一概にそうとは言えないのが子供という存在です。
「親が嫌がることをする」ことだけが理由ではありません。
感覚過敏の子もいますし、何でも「イヤ」と言って自己主張する子もいます。
どれもその子の個性ですが、親の経験が浅い上にある種の「育てにくい」子であると、子供が求めることが親に解決できないということも大いにありえます。
いろんな子がいて、親は各々に合わせ、工夫が必要です。
思春期の反抗期も、自分の存在や将来への不安、言葉では説明できないモヤモヤからくるものです。
もちろん、親との意見の衝突もありますが、私の経験では、両親は私に対してイヤな干渉もなく、やりたいようにさせてくれましたが、私にも思春期のイライラはありました。
幼少期や思春期のそういった言葉で説明できないものを乗り越えて、子供も親も成長していきます。
「親はこうしたらよい」というご意見は、とても参考になりますが、一部の子育てに悩む親御さんを追い詰めることもあります。
この子のイヤイヤがひどいのは、私が嫌がることをしているからだと、悩みを深める方がいるかもしれません。
私の話になりますが、第一子が赤ちゃんの頃、全く笑わなず目も合わない子でした。健診の際、医師に「お母さんが笑っていないのでは?」と言われ、大変傷つき悩みました。
私は毎日笑っているつもり。
何がいけないのだろうか。
イヤイヤ期もひどくずっと悩んでいましたが、生後2週間からニコニコしはじめた第二子を持って初めて、この子たちの個性だと思えるようになりました。
今では2人ともニコニコよく笑う子たちです。
もちろん、親の接し方が子供の成長に大いに関係があるのは当たり前のことです。
しかし、基本的に子育てにノウハウは必要ないと私は考えます。
親はその子の個性を理解し、どんなことも鷹揚に構え、その子が自身の中で解決すべきことがあれば、荒れていてもじっと耐える。
時でしか解決できないこともあると思うのです。
もちろん、親の接し方が子供の成長に大いに関係があるのは当たり前のことです。
「嫌がることをしない」で解決するイヤイヤや反抗期は、もともとそれほど反抗する子達ではない場合が多いです。
本当に悩んでいるご家庭では、それでは解決しません。
そして、もしかしたら、あなた様の記事を読んだ真面目な親御さんが悩みを深めてしまう可能性があることも、少しご承知いただきたく思います。
多くの悩めるお母さん方から相談を受ける職業であることと自分の経験から少し物申したく、書かせていただきました。
専門家の方に大変失礼を申し上げました。
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コメントを読んでいると、僕の記事を読んで、
「私の子育てが否定された!」
って思っちゃったのかなぁ。。。
がんばって一般化して話してくれてますけど、この方の体験談だし、
この方が悩みながらも、一生懸命考えたり、向き合って子育てしてきたんだろうなぁ、って思う。
そのことはすごく素晴らしいと思うんだよね。
子育ては、どんな親であっても初めての体験だろうし、子どもが何人いても初めての連続だと思う。
しかも、子どもって、この方も書いてるけど、子ども事に全然違う。
であれば、分からないことだらけだし、悩むし、しんどくなっちゃうこともあると思う。
それでも、子育てにめげずに、子どもを育ててこれたのは、素晴らしい以外の何物でもない。
尊敬する。
ただ。。。
コメント元の記事は、
「反抗期は、どんな子どもにでもあることではなく、親が『子どもが嫌がることをやった時だけ』に生まれる特別な状態だよ」
っていう解説をした記事だったんだよね。
ここから、この方のコメントを引用して、さらに詳しく解説していこうと思います。
改めて言うけど、あくまでも僕がしたいのは「解説」なので、誰かの子育てをジャッジしてるわけじゃないし、ましてや批判をしてるわけじゃないです。
でも、自己肯定感が低かったり、心が弱っていたりすると、
「批判された!」
って感じちゃうかもしれません。
なので、そういう方は、ソッと画面を閉じてお戻りください。
元気な人だけ、この先を読み進めていただければと思います。
「反抗期について常識的に思われている勘違い」
を明らかにして、改めて解説しているので、絶賛、思春期の子どもがいる親にとっては参考になるかなー、と思います。
それでは、いきます!
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おっしゃっることはよくわかります。
ですが、一概にそうとは言えないのが子供という存在です。
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この方の癖なのかな?
「おっしゃることはよくわかります」
って賛同しているように見せかけて、
「ですが」
って逆接で繋げて、僕を否定しにかかっているんですよね(笑)
この書き方、この後も何度か続きます。
こういう書き方を多用しているから、
「あ、この方は僕に批判されたと感じてるんだな」
って思っています(笑)
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「親が嫌がることをする」ことだけが理由ではありません。
感覚過敏の子もいますし、何でも「イヤ」と言って自己主張する子もいます。
どれもその子の個性ですが、親の経験が浅い上にある種の「育てにくい」子であると、子供が求めることが親に解決できないということも大いにありえます。
いろんな子がいて、親は各々に合わせ、工夫が必要です。
思春期の反抗期も、自分の存在や将来への不安、言葉では説明できないモヤモヤからくるものです。
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これは読解ミスかなー、と思います。
あくまでも、
「親が、子どもが嫌がることをする」
のが理由になっているのは、
「子どもが親に反発をしている場合」
のみです。
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いろんな子がいて、親は各々に合わせ、工夫が必要
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っていうのはその通り。
なので、僕ら親は、
・親に反発している子ども
・感覚過敏な子ども
・何でも「イヤ」と言う子ども
・自分の存在や将来に不安がある子ども
・言葉では説明できないモヤモヤがある子ども
このどれもが全部違う子どもなので、
「自分の子どもがどういう状態なのかな?」
っていうのは、よく観察したり、よく話を聴いたりしながら、判断をしていく必要があります。
であるなら、
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思春期の反抗期も、自分の存在や将来への不安、言葉では説明できないモヤモヤからくるものです。
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っていう感じで、
・親への反抗
・自分の存在や将来に不安がある子ども
・言葉では説明できないモヤモヤがある子ども
の3つを一緒くたにするのはおかしいやんか。
この3つはそれぞれ違うもの。
違うものであるならば、親の対応の仕方も違います。
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もちろん、親との意見の衝突もありますが、私の経験では、両親は私に対してイヤな干渉もなく、やりたいようにさせてくれましたが、私にも思春期のイライラはありました。
幼少期や思春期のそういった言葉で説明できないものを乗り越えて、子供も親も成長していきます。
「親はこうしたらよい」というご意見は、とても参考になりますが、一部の子育てに悩む親御さんを追い詰めることもあります。
この子のイヤイヤがひどいのは、私が嫌がることをしているからだと、悩みを深める方がいるかもしれません。
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まず、
「親はこうしたらよい」
とまでは言ってないんだよね。
僕は解説はするけど、この解説を読んで、
・それをどう解釈するか
・その後、どういう行動を選択するか
っていうところまでは言及していません。
なんでかっていうと、理由は2つあって、
・僕は行動の責任までは持てないから
・僕の考えを信仰しちゃう(=鵜呑みにしちゃう)と、その親の自信が無くなるから
です。
僕は、誰かを説得しようとしてるわけじゃないんよね。
自分に確固たる考えがあるなら、それを信じて突き進んでみたらいい。
自分を信じた方がいいです。
それで上手くいったら「良かったね!」だし、
上手くいかなかったら、その時に僕の話を思い出してもらうと、何か参考になるかもしれない。
そういう考えもあって、僕は、あくまでも一般化して「事象の解説」に留めています。
ほんで、誰か特定の個人を批判しないようにしています。
もちろん、この記事だって、僕は、
「解説をするために、この方のコメントを引用させてもらっている」
だけであって、この方を批判するつもりは1mmもありません。
ただ、
・僕が言っていないことを言ったことになってる
・僕が言ってることの解釈違い
なところは修正させてもらうけどね(笑)
僕が言っていないことについて、とやかく言われても、
「えー・・・あー・・・」
としか言えないから(笑)
僕の記事は好きに解釈してくれたらいいけど、それを公に見える場にコメントとして残すなら、ちゃんと修正させてもらいます。
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「親はこうしたらよい」というご意見は、とても参考になりますが、一部の子育てに悩む親御さんを追い詰めることもあります。
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この記事は色んな人が読むでしょうから、解釈のしようによっては、自分が批判されたと思って、追い詰められちゃう人もいるでしょう。
その一方で、この記事によって、ハッと気付いて、関係が変わり、救われる人もいるかなーと思うんよね。
冒頭にも書いたように、このコメントは、この方が
「私の子育てが批判された!」
って感じたことを一般化して話してくれてるから、
「一部の」
っていう言葉を入れているけれども、
「子育てに悩み、追い詰められる親」
にだけ焦点が当てられてるじゃない?
これはちょっとズルい書き方で、僕に対する批判の気持ちが見え隠れてしてる。
自分が批判されたから、僕を批判し返そう、っていうことね。
それ自体は、全然ダメだと思ってないし、僕を批判したくなる気持ちも甘んじて受け止めますよ。
そういう覚悟もあって、ブログ書いてるし。
今書いてるこの記事も、批判を甘んじて受け止めて、それに対する回答として書いている側面もあります。
主旨は、
「なるほど、そういう解釈もたしかにあるね!
であれば、コメントを引用させてもらいながら、反抗期についてより詳細に解説させてもらおう!」
です。
ちゃんと公平を期して書くなら、
「悩んでる親を追い詰めることもあるかもしれない」
「悩んでる親の救いになることもあるかもしれない」
この両方を書かないといけないよね。
ここら辺の書き方に偏りがあるから、
解説記事に対する反論になっていなくて、
「解説記事なのに、感情論で反発しちゃってるんだなー」
(自由に解釈・反応してくれていいので、それもOKよ)
って思うんです。
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私の話になりますが、第一子が赤ちゃんの頃、全く笑わなず目も合わない子でした。健診の際、医師に「お母さんが笑っていないのでは?」と言われ、大変傷つき悩みました。
私は毎日笑っているつもり。
何がいけないのだろうか。
イヤイヤ期もひどくずっと悩んでいましたが、生後2週間からニコニコしはじめた第二子を持って初めて、この子たちの個性だと思えるようになりました。
今では2人ともニコニコよく笑う子たちです。
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ここの部分は、この方の体験談なので、
「へぇ~、そうだったんですね~」
くらいに受け止めています。
せっかく体験談を持ってきてくれるなら、
・佐伯さんの考えを採用して、こんな良いことがありました!
・佐伯さんの考えを採用したのに、上手くいかなかったよ?どうして?
っていう感じで書いてくれると、僕も読んでて嬉しい。
個人の感想については、相談でもないし、僕がとやかく口出しすることもない。
なんか良かったっぽいこと書いてあるから、
「そうなんだ、良かったですね」
って感じに思いました。
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もちろん、親の接し方が子供の成長に大いに関係があるのは当たり前のことです。
しかし、基本的に子育てにノウハウは必要ないと私は考えます。
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「親の接し方が子供の成長に大いに関係があるのは当たり前」
なのに、
「子育てにノウハウは必要ない」
っていうのは、矛盾してるよね。
「ノウハウ」って、
knowledge(知識)
how to(方法)
よね。
「ノウハウが必要ない」
っていうことは、
「子育てには、知識も、方法論も必要無い」
ってことやん?
知識って、教科書的な知識もあれば、経験から得た知識もある。
方法論は、具体的な子どもとの関わり方のことを指すよね。
知識は、親が知ってるかどうかの話だから、
「知識があるかどうかでは、子どもにそんなに影響は無い」
と言われたら、
「そうかもなぁ」
って思う。
でも、方法論は、具体的に子どもと関わるわけじゃん?
「親の接し方」
のことでしょ?
「親の接し方(how to)が子供の成長に大いに関係があるのは当たり前」
って言ってるのに、
「子育てにはノウハウ(knowledge&how to)が必要無ない」
って言ってるのは矛盾してるよねー。
「ほんとは、どっちを言いたかったんだろう~?」
って思うけど、このコメントの主旨は、
「僕と対等に議論をすること」
ではなく、
「僕を感情的に批判していること」
なので、どっちでもいいのかな、って思ったりもします。
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親はその子の個性を理解し、どんなことも鷹揚に構え、その子が自身の中で解決すべきことがあれば、荒れていてもじっと耐える。
時でしか解決できないこともあると思うのです。
もちろん、親の接し方が子供の成長に大いに関係があるのは当たり前のことです。
━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─
そして、僕は、
「子育てにノウハウは必要」
って思ってる。
だから、ブログ書いてるし、講座もやってる。
親が知識を身に付けて、その知識を元に、教わった方法論を試してみる。
実際に、それで子どもとの関係が良くなったり、
子どもが自分から勉強を始めたり、
子どもが自分の意思で学校に行き始めたり、
子どもが元気になり、生きる希望を持つようになったり、
親自身のストレスも激減したり、
親が生き生きとして、楽しく過ごせるようになったりしてる。
そういう事例をもう何百件も見てきてるから、僕は、
「子育てにノウハウは必要」
って思ってる。
「時でしか解決できないこと」
って何だろうね?
「お酒は20歳になってから」
とか?笑
僕が、なんでブログを書いているかと言えば、
「子育てには、時が経っても解決されないことがあるから」
です。
その代表格が、
「母親との関係」
です。
幼少期に母親との関係が悪ければ・・・
すなわち、母親から「誤った信念」を学んでしまえば、子どもの人生はハードモードになり、問題だらけになります。
で、子どもが人生ハードモードになってることに気付くのは、早くて30代前半です。
子どもが産まれたら、もうほぼ確定で、様々な問題が起こって、子育てが地獄みたいになります。
そこであまりにも悩んで、心理学にたどり着き、
「実は、母親との関係に問題があったんだ」
ってことに気付く。
気付けば、変えていける。
でも、気付かなかったら、30代になっても、40代になっても、50代になっても、問題が起こり続ける。
そして、子どもが抱えている問題は、その子ども(自分から見たら孫)に受け継がれていきます。
「自分の子育てが上手くいかない原因が、おばあちゃんから教えられたことだった」
っていうケースもあります。
なんで、
「子育ての問題は時が解決してくれない」
のかと言うと、
「子どもは一度身に付けた信念を使って、その後の人生を生き続けるから」
です。
10歳までに身に付けた、親から学んだ教訓は、子どもの人生戦略になります。
そうやって生きてきたから、その人生戦略を超えるものに出会わない限りは(気付かない限りは)、10歳までに身に付けた人生戦略を使います。
僕も、母親への復讐で生きてきたことに気付いたのは、35歳の時でした。
もし、子育ての問題を時が解決してくれるなら、さすがに35年はかかりすぎでしょ(笑)
母親への復讐の話は、ここに詳しく書いています。
今、気付いたけど、この引用した部分、1つ前に引用した部分と同じことが繰り返されてるね。
コピペしたんかな(笑)
━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─
「嫌がることをしない」で解決するイヤイヤや反抗期は、もともとそれほど反抗する子達ではない場合が多いです。
本当に悩んでいるご家庭では、それでは解決しません。
━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─
そうそう、これこれ。
ここがこの記事で一番書きたかったところ。
「反抗期」について、従来の、一般的な考え方だと思います。
「反抗期とは、子どもに由来するものである」
っていう考え方です。
「反抗期が訪れる子どももいれば、訪れない子どももいる」
っていう考え方。
これは明らかに間違ってるんよね。
なんでかっていうのは、
「反抗期」
っていう言葉を意味を考えてみれば分かる。
反抗期っていうのは、子どもが反抗するんでしょ?
子どもは、何かに反抗してるわけよ。
何に反抗してるのか?っていうと、親に反抗してるわけよね。
「親に反抗してる」
っていうことは、子どもが反抗する前に、
「反抗されるようなことをしているはず」
よね。
物理で考えてみてほしい。
壁を殴ったら痛いやん?
手が痛くなるのは、
「壁から反発力を受けているから」
です。
「反抗期は子ども由来のものである」
っていうことは、
「親が子どもの嫌がることをしていないのに、子どもが反発してくることがある」
ってことを言ってるわけよね。
それって、
「壁を殴りもしてないのに、拳が痛くなる」
って言ってるようなもんなんよ。
さすがに、それはおかしいでしょ(笑)
「子どもが親に反抗してくる」
っていうことは、子どもの反抗よりも先に、
「親が、子どもに反抗されるようなことをしている」
っていうことです。
「親は間違っていない」
「親は正しい」
「私は一生懸命頑張ってるんだ」
「私はかわいそうだ」
みたいな考えや気持ちを持っていると、自分を積極的に肯定したくなって、子どもを否定したくなる。
「子どもの反抗は、子どもに原因がある」
って信じて疑わなくなり、親が自分の関わり方を顧みることをしようとしなくなる。
原因は子どもにあり、自分は原因じゃない、って思ってるから。
人の心にも「作用反作用の法則」があって、相手に何かをすれば、相手は何らかのリアクションを返してくる。
親が子どもをコントロールしたり、
親が子どもに上から目線で関わったり、
親が子どもに高圧的な態度で関わったり、
親が子どもの話を聴こうとしなかったり、
親が子どもを心配したり、
親が子どもにクソバイスをしたり、
そういう関わりをすると、子どもによっては怒って、親に反発をする。
親が、子どもの反発の原因を作っていることに気付かなかったら、次第に子どもとの信頼関係が崩れていきます。
「親は僕の(私の)話を聴いてくれない」
「親は僕の(私の)気持ちを分かろうとしてくれない」
「親は僕の(私の)ことなんてどうでもいいと思ってるんだ」
みたいに思うようになってくる。
思春期の子どもと信頼関係を築き、子どもの味方となるためには、
「自分が子どもの嫌がることをしているんだ」
って気付いて、まずはそれをやめないといけない。
子どもを心配してくる親に対して、
子どもは本音を話せないんよ。
子どもだって、親を心配させたくないんだも~ん。
子どもが本音を話してくれないなら、親は子どもの気持ちや悩んでいることに気付きようがないから、子どもの味方になることはできません。
思春期に思い悩む子どもを、ただ指をくわえて眺めていることしかできません。
その状態で、子どもの助けになろうとすると、ほぼ間違いなく、子どもの邪魔にしかなりません。
子どもが親に反抗していることに気付いたら、まずは親が「子どもの反抗の原因になってる関わり」をやめないといけない。
それが思春期の子どもの味方になるためには、一番最初にやること。
そして、僕が声を大にして言いたいのは、
思春期 = 反抗期 じゃないよ
ってこと。
思春期は、大体10代の子どもが差し掛かる発達段階のことを言うよね。
思春期って何かと言えば、子どもが10歳くらいになれば、この世界や社会に対する知識や経験知が蓄積されてきて、自分で物事を考え、判断できるようになる時期です。
その練習する時期と言ってもいいかもしれない。
言い換えれば、
「自律学習」
ができるようになる時期と言ってもいい。
「自律学習」っていうのは、
1.自分で考える
2.自分で決める
3.自分で行動をする
4.自分で責任を取る
っていう体験学習のことを言います。
ただし、子どもが「自律学習」できるようになるには、
「遊びの解放ができていること」
が条件です。
遊びを制限されている子どもは、自律学習はできません。
子どもが10代になれば、知識や経験が蓄積して、自分で物事を考えられるようになり、判断ができるようになってくる。
そうはいっても、まだまだ分からないことはあるし、できないことはある。
考えは浅いし、基準が甘いし、独りよがりだったり、自分中心だったり、かなり粗削りです。
粗削りな考え方なので、上手くいかないことも多い。
色々と考えることはあるのに、上手くいかない。
このジレンマよ。
周囲のことも見えるようになるから、他者と自分を比較しちゃったりもする。
そして、精神的に不安定だったり、不安だったり、悩んでたり、イライラしてたりする。
この状態で、親に強く当たるのは、
「八つ当たり」
です(笑)
思春期の子どもが必要としてることは、
「子どもの気持ちに寄り添い、子どもが自分の気持ちや考えを整理できるように話を聴くこと」
です。
思春期に差し掛かると、しかも、現代っ子の考え方を親が理解して、親が解決策を示すことはほぼ不可能です。
親の時代の正解は古すぎるから、基本的にそんなに役に立ちません(笑)
なので、
「親が子どもの課題を解決する」
のではなく、
「親は、子どもが課題を解決するのをお手伝いする」
っていう関わり方をします。
子どもが自分で考えたいし、自分で判断をしたい。
親は、子どもの「自律学習」をお手伝いする。
そういう関わり方をすると、子どもは親に反発をしません。
別に、気の利いたこととか、解決に繋がるようなヒントを引き出さなくていい。
ただ、ニコニコして話を聴いて、思ったことを適当に話せばいい。
考えるのは子どもだし、判断をするのも子どもです。
親は、子どもが色々と話してくれるのを楽しそうに、興味持って聴けばいいだけ。
何も難しくないです。
ところが、さっきも書いたけど、
親が子どもをコントロールしたり、
親が子どもに上から目線で関わったり、
親が子どもに高圧的な態度で関わったり、
親が子どもの話を聴こうとしなかったり、
親が子どもを心配したり、
親が子どもにクソバイスをしたり、
そういう関わり方をすると、子どもは怒ったり、反発をしたりします。
この時、子どもは親のそうした関わりに対して、
「ちゃんと反発しないといけない」
ので、
「自分のことについて、落ち着いて考えることができない」
んですね。
思春期に差し掛かって、色々と思い悩む時期なのに、親の干渉があると、自分のことを考えられない。
この時、子どもはイライラしてたり、自信を失ったり、不安になったり、悩んだりします。
でも、親が「子どもが嫌がる関わり方」をしていると、子どもの精神的な不安定感が、
「親に対する反発からくるもの」
なのか、
「思春期特有の悩み」
なのかの区別がつきません。
親にも、子どもにも、区別がつきません。
親に対する反発から来るものであれば、親がやることは、
「子どもが嫌がることをやめる」
(コントロールとかクソバイスとか心配とかをやめる)
です。
思春期特有の悩みから来るものであれば、親がやることは、
「子どもの話を聴いて、気持ちに寄り添い、一緒に考える」
です。
子どもの状態によって、親の関わり方はまるっきり変わります。
親が、
「子どもの反発を招くような関わり方」
(=子どもが嫌がるような関わり方)
を維持したまんまだと、子どもの精神的不安定感が、
「親に対する反発からくるもの」
なのか、
「思春期特有の悩み」
なのかが分かりません。
そのまま親が子どもに関わり続けると、子どもに対する信頼感が失われていきます。
思春期の親子関係において、
「子どもとの信頼関係は何よりも大事」
です。
なぜなら、思春期の子どもに必要な親の関わりは、
「子どもの話を聴き、気持ちに寄り添い、一緒に考えること」
なんだけど、信頼関係が築けていなかったら、
「子どもがそもそも本音や気持ちを話してくれないから」
です。
よく、
「子どもが話をしてくれないのは思春期だから」
って言う人がいるけど、それも実は違うんよね。
「思春期だから、子どもが話をしてくれない」
のではなくて、子どもが
「親はどうせ話を聴いてくれない」
「親はどうせ分かろうとしてくれない」
って思ってるから、親に話すことを諦めてるだけなの。
だから、親が子どもの話を聴こうとしたら、子どもは普通に話してくれます。
だって、子どもだって、親に話を聴いてほしいんだも~ん。
思春期は、まだ子どもよ。
「お母さん、聞いて!」
って言いたい年頃です。
「思春期だから」
「親だから」
子どもは話をしてくれないわけじゃない。
親が子どもの話を聴けていなくて、子どもが
「親はどうせ話を聴いてくれない」
「親はどうせ分かろうとしてくれない」
って思ってるから、子どもが話をしてくれないんです。
裏を返せば、思春期の子どもとの関係で大事なことは、
子どもと信頼関係を築いて、
子どもの本音や気持ちを話してもらい、
それについて、寄り添い、
子どもと一緒に考えること
だということです。
だから、子どもが10歳を超えたくらいで、精神的に不安定になりだしたら、
「子どもに対して、嫌がるような関わり方をしていないか?」
は一度チェックしてみてもいいと思う。
コントロールしようとする。
たびたび不機嫌になる。
クソバイスしてる。
上から目線。
心配や不安が多い。
子どもの話を聴かない。
先回りしてる。
自己肯定感が低い。
などなど。。。
そういう関わり方があると、子どもは親に反発することがあります。
んで、親に反発をしている間は、親子間で信頼関係を築くのは難しいので、親が子どもの味方になることは難しいです。
子どもが考えていることや感じていることを話してくれないわけですからね。
冒頭にも書いたけど、僕の考え方は、それを押しつけるものじゃないからね。
僕がやってるのはあくまでも「解説」です。
それをどう解釈し、どう使うのかは、これを読んでるあなた次第。
「僕はこう考えているよ~」
っていう話を延々としてきました。
━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─
多くの悩めるお母さん方から相談を受ける職業であることと自分の経験から少し物申したく、書かせていただきました。
専門家の方に大変失礼を申し上げました。
━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─
この方は、一体、どの目線からコメントをしているんだろう(笑)
「失礼」だと思いながらも、僕に批判をしなければならないほど、感情が動き、
「私の子育てが、私のことが否定された!」
って思っちゃったんだろうな。
そう思っちゃうぐらい、悩みながらも、一生懸命、子育てをしてきた、ってことなんだろうな。
それはそれでいいじゃん、って思うんよね。
それはそれでいいんだけど、こうしてせっかくコメントにご自身の気持ちや考えを書いてくれたので、それを引用しながら
「思春期の子ども」
「反抗期の子ども」
「その子どもたちとの関わり方の違い」
について、詳しく解説させてもらいました。
良い解説記事が書けたなと思うので、こういうコメントもとてもありがたいなと思いますヽ(´ー`)ノ
めちゃくちゃ長くなったけど、もう少し読みたい人はこちら