(前回より続く)
…というわけで、前回エントリーの如く9月28日に自動車学校を無事に卒業した筆者ですが、今は昔『試験前だけ勉強するマン』であった学生時代から何ら成長せぬまま、今回もギリギリにやる気スイッチを起動させ、必死こいてテキストの内容等を脳にねじ込む2週間を送りました。
大治自動車学校在籍中は教習生用にスマホ、PCで使える良質な模擬試験問題サイトがあったのですが、卒業の瞬間からアクセス不能となったため、試験勉強は学校で配布された問題集、運転免許取得を決心した時にamazonで購入した本、および一般の運転免許関係のサイトにある模擬試験問題を使って行いました。
一般運転免許関係サイトの模試問題ですが、特に次の2つは一問一答形式で、クリックまたはタップで即回答と簡単な解説が表示されるため使いやすく、非常に重宝しました。
とりわけ後者は、なかなか、そこを出してくるか?!、という感じでいい訓練となりました。
さて試験当日、受付は朝8:30からということで、筆者は始発バスに乗り込み、地下鉄を乗り継いで一路、平針へと向かいました。
地下鉄構内に流れるアナウンス音声に従い、1番出口へ。そのまま平針試験場ゆきの市バスに乗り込みます。
バスを降りればそこはもう試験場。受付窓口近くの椅子に腰掛け、同じく試験を受ける若い人たちに混じって時間を待ちます。
受付開始。諸々の説明と手続きの後、2階へ移動。試験会場入室ののち、座席番号のプラカードと携帯端末を収めておくための使い古されたジップロックを渡され、着席します。
座席には懐かしい小中高校と同じような机ですが、ただひとつ、天板の下の教科書などの物入れの開口部が黒板側に向くように並べられ、くだんのジップロックに収めた自分の携帯端末を自分の向こう側に入れて、こっそり手元で操作するのを防止するようになっていました。
おまけに、試験解答に使う鉛筆や消しゴムは試験場から全員に貸与され、かくしてデジタル的にもアナログ的にもカンニングの道は塞がれました。
そして、試験開始。
けっこうエグい問題やのう……
3問だけ後で考えるべく"?"をつけて飛ばし、最後まで解答を済ませ、再度確認しながら飛ばした問題を考えます。
何度か確認を済ませたのち、試験終了まで待ちます。
試験終了後は1階の電光掲示板に受験番号が表示されるまで約30分…
一発合格です。めでたいです。
合格者はそのまま免許証発行費を窓口で払込んで証紙を受け取り、2階で免許証のための写真撮影。最近はICチップが免許証に埋め込めれていて、4ケタの暗証番号を2組作ってそこに読み込ませるという形になっています。
写真撮影前に各人に配布された入力内容確認のためのシールには、先ほどの本免試験の点数が表示されています。100点でした。
そして交付された免許証。
※平針駅前にて記念撮影
とったどー!!
相方に合格を伝えたのち、その喜びの勢いとノリのまま、朝2時起きにもかかわらず本年3度目となるあいちトリエンナーレ会場に向かうべく、地下鉄構内へと向かう筆者でありました。
道中の地下鉄鶴舞線で、
※おい本人が写ってる部分が切れてしもとるがな…
9月いっぱいまでの掲示という話を聞いていたのに、うれしいことに前々回エントリーでお話ししたNagoya POPUP Artistの中吊り広告が10月10日でもまだぶら下がっていて、二重の喜びでした。
かくして、4月末に自動車学校に入学してから、仕事の合間を縫ってコツコツと教習に励んだ5ヶ月後、仮免技能試験のみ1回落ちたのみでなんとか一発免許取得へとこぎつけました。
まだまだ初心運転者、実際の道路は危険がいっぱい。気をつけていかなくてはなりませんが、気分だけはこんな感じでノリノリでありんす。
いやいや、安全運転をこころがけますとも…
P.S.
免許取得後、初めての運転が初体験の夜間運転。
用あって路肩に停車したのですが、なれないものでクソみたいなどん臭い停車でした…
…と思たら、背後からポリスカー!!
オーマイガー!!!
もしや酔っ払いか、無免許か、はたまた、あかん薬でもキメて運転してるのか…とでも思ったのでしょうか、ポリス・オフィサーお3方が運転席にやってきましたがな。
そこで筆者、なぜか(おそらく)ドヤ顔で「すんません、3日前に免許とったばかりの初心者なんです」と煌めくグリーン免許をズビシッと提示。
ポリス・オフィサーは「…初めて取られたんですか?」と当然のリアクション。
筆者が肯定するとお3方はいい笑顔で「これからも安全運転で…」と去って行かはりました。
……いきなり前途多難ですなあ……
※SHiGe M本日の一曲:
The Beatles "Drive My Car"
いやもう免許とったらこの曲をタイトルにブログ書くのは必定やないですかのビートルズ、1965年発表のアルバム『RUBBER SOUL』の(当時のアメリカ版を除く)オープニングを飾る名曲。以前この曲を説明するのによく「モータウン・サウンドに影響を受けた…」と本などに書かれていたが、昔からどう聞いてもモータウンではなくスタックス・R&Bっぽいと思っていたら、やっぱりGeorge HarrisonがOtis Reddingの『Respect』の影響のもとにギターとベースのユニゾン・リフにするように提案したらしい。
さてこの曲、以前筆者がとあるバンドのヘルプでサイド・ギターを弾いた時にとりあげかけたのだが、どう説明しても他のメンバーはこのイントロの頭を1拍目ととらえてしまう(実際は弱起で始まり、2音目からが小節の1拍目)ため揃わないなんてことがあったためボツとなった思い出がある。まったく、バンドだからいいってもんじゃ無いわな…ハァ…
といってもビートルズもこの曲の録音時、イントロだけ別に録ったようだが…
※ボーナス・トラック:
2014年発表のPaul McCartneyトリビュート・アルバム『THE ART OF McCARTNEY』所収の、Dionによるカヴァー。
初めて聞いた瞬間はなんじゃこの歌い方、なめとんのかと思ったが、いやあ実に味がある。ちょっとブルージーな風味もあってなかなかではないですか。