この話は
アキさまのブログネタより勝手に妄想してお届けします
尚、エセ京都弁とエセ広島弁については雰囲気を出しているだけなので
苦情は受け付けません(笑)

こちらより
こちらでは多少?脚色してありますのでご了承くだちぃ←ぉぃ
タクシーにて【前編】→こちら
タクシーにて【中編】→こちら
タクシーにて【後編_1】→こちら
タクシーにて【後編_2】→こちら
タクシーにて【後編_3】→こちら
タクシーにて【後編_4】→こちら
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タクシーにて【後編_6】→こちら
タクシーにて【後編_7】→こちら
タクシーにて【後編_8】→こちら

タクシーにて【後編_9】

出来上がったソレは黄金色(こがねいろ)に輝き
上手そうな匂いと出来たての湯気が食欲をそそる

テーブルとは呼べない小さな台の上に置かれ
皿に盛られた玉子焼き

$ミラーズ(仮)

どんな豪勢な料理よりもそれはとても輝いて見えた

俺は箸を手に取るとゴクンと唾を飲み込んだ
玉子焼きを箸で切ると
ふぁさりともふわりともそんな独特な感触が指先に伝わってくる。
その断面からふわっと湯気が立ち上り俺の鼻腔へと届き、
脳内のなんちゃら物質を分泌させた。

たぶんそうじゃろう。。カッコ笑いと脳内補完する。

「うま・・」

そのままもう一切れ切り出し、再び口に放り込む
祥子は俺の光景を見ながらツクモのプルタブを引いた。

「でしょ?
自信作やもん。玉子焼き。
出汁巻きも得意なんえ?」

すると彼女はあ~んと口を開けひょいひょいと口に入れろとジェスチャーした
俺は慌てて玉子焼きを箸に乗せ彼女の口へと運ぶ
思わず自分もあ~んと開けそうになるのを堪え開いた口の中に放り込んだ

あむっと唇が閉まり咀嚼を始めた。

「うん。我ながら美味しい♡
晃にあ~ってしてもらってなんや嬉しいし。」

そう言いながら照れを隠すかのように彼女はビールを飲んだ。
俺もグビっとビールを流し込む。

食べだしたら止まらなくなるほど美味かった
ふと視線に気付くと彼女はどこか遠くを見ているかのように
俺を見ていた。

「あ・・全部食べてしもうた。」

「ええんよ。
うち嬉しいし。なんかね晃。
こういう光景っていうか。その・・

いいなって思って」

あー。だからどこか遠くを見てた・・のか。
俺は少し意地悪に聞いてみることにした

「いいって?どんな風に?」

「ん。えっと・・晃とこうやって一緒にいること。。
うちの料理を美味しそうに食べてくれること━━━━━とか・・」

もじもじとした仕草がなんとも可愛らしい

「ずっとこうやって作ってくれたら俺、、嬉しいけ」

「え?」

「あ・・や。。祥子さんさえ良かったら・・
じゃけど」

すると彼女はずいっと身を乗り出し俺の唇に軽く触れた。

「最初から言ぅたよ?
惚れてるって。

だからうちの答えは決まってるえ?」

「祥子・・さん。。」

俺の横に来た彼女を背中から抱きしめその唇を塞いだ・・

>タクシーにて【後編_10】→こちら
>タクシーにて【後編_10】一般記事→こちら

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