この話は
アキさまのブログネタより勝手に妄想してお届けします
尚、エセ京都弁とエセ広島弁については雰囲気を出しているだけなので
苦情は受け付けません(笑)

こちらより
こちらでは多少?脚色してありますのでご了承くだちぃ←ぉぃ
タクシーにて【前編】→こちら

タクシーにて【中編】

正直、、
あの場所で彼女を見た瞬間この世のものではないんじゃなかろうか・・
・・そう思った。

━━━━━だが違う。
隣にいるこのあたたかさが紛れもなく本物であると・・

この唇の柔らかさと感触がその存在を確かなものにしている。。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

「風邪ひいたらいけんけー。拭きんさい」

俺はダッシュボードから、欠かさず補充している大き目のタオルを差し出す。
今日のような雨の日には特に多めにしている
これは社うんぬんではなく、俺個人で常備しているものだ。

「おおきに。。」

なぜ、、あんなところに・・
それもこんな雨の日に。。
聞いたらいけんことじゃけ・・
そう思うがどうしても気になってくる。
チラチラと後ろを伺ってしまう。
今は京都市右京区までと告げられ、タクシーを走らせていた
ここからだと30分ほどの距離だ。

「うちになんか付いてるん?」

一瞬視線があった彼女が問いかけてきた。
しまったと思うがもう遅い。

「あ・・いや、どうしてあんな所におったんじゃろー思って。
しかもこんな雨の日にの・・」

$ミラーズ(仮)

右にウィンカーを出し数メートル先の路地へ入る
左側にかかるGが重く圧し掛かる気がした。
数十秒逡巡した彼女は口を開いた。

「ほんま。。運転手さんに見つからへんかったら
うち・・どうなってたか分からへんわ・・」

どうゆう・・ことじゃろ?まさか・・

「俺でええんじゃったら、話してみんさい
少しは楽になるかもしれんけー」

「ええの?ちょっと重いかもしれへんえ?
まぁでも。。運転手さんやったら話してもええかな
だってうち、、もぉ運転手さんに惚れてるんやもん。。」

は?え?
今なんて言いいんさった?
惚れてるて?

「惚れてる?」

思わず振り向きそうになる首を強引に前方へ向ける。
乗る前のことは冗談じゃなかったんか?

「そうえ。うち、もう運転手さんの虜になってもうたわ
責任取ってくれんと」

「お、俺の虜って・・
まだ名前も知らんのに」

「しょうこ」

「え?」

「中村祥子」

中村・・祥子。。
いい名前じゃ
名を聞いただけで心があたたまるような気がした

「もぉ!うちの名前だけ聞いてずるいわ」

「あ、あぁ・・ごめん。俺はアキラ
薬師寺晃。」

「薬師寺・・アキラ・・
晃さん言わはるんや
ほな晃ゆうてもええ?」

「かまわん━━━━━けど・・」

変な汗が手を濡らす
若干こそばやくも感じるし、体温の上昇と鼓動が半端ない
それに・・
祥子さんはとても綺麗だ。おそらく俺より年上だろう

>タクシーにて【後編_1】→こちら

途中ですので、また後日続きを書きます
気長にお待ちください>w<ノ

AKI'sミステリー→こちら
☆Trois Noëlトロワ・ノエル【聖夜:La nuit sacrée】
あきままさまver→こちら
リディアver→こちら
☆Trois Noëlトロワ・ノエル【贈り物:Un présent merveilleux】
こちら

特別読みきり:『華へ水を』
芹沢美久→こちら
九条鷹矢→こちら
MILK→こちら メンバーさまのみ
<UME>→こちら メンバーさまのみ

『~にて』→こちら

読みきり一覧→こちら
登場人物一覧その1→こちら
登場人物一覧その2→こちら

お帰りの際にぽちっとお願いします
携帯の方は→こちらへ

人気ブログランキングへ

にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説(愛欲)へ
にほんブログ村