朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~ -40ページ目

朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~

読書とは――著者や主人公、偉人、歴史、そして自分自身との、非日常の中で交わす対話。
出会えた著者を応援し、
本の楽しさ・面白さ・大切さを伝えていきたい。
一冊とのご縁が、人生を照らす光になる。
そんな奇跡を信じて、ページをめくり続けています。

自分だけがよければの利己心より、モノだけでなく経験や情報を与えるなど利他心へとぼくもそう思います。

「できる範囲で利他的な行動をする人たちが増えることが、いまのような無縁社会に血を通わせ、新しい「縁」を生む力になると私は信じています。」

幸せな人生を送りたいのでこの人間関係を踏まえて生きていきたい。

「幸せな人生を送る絶対条件は、家族や友人などとの人間関係が一番」

 

1P

「与える」ことが相手にとってだけでなく自分にとっても幸せをもたらす、それは人を愛するのと同じように自分も相手も幸せにし、社会を温かく住みやすくするものだ、と伝えたくて、私はこの本を書きました。

 

3P 自分も社会もよくなる、毎日の暮らしをよくする具体的な方法

1 他者の役に立つ ちょっといいことを行うと自己肯定感があがる

2 自分がいままでに受けた親切、世話を思い出し、感謝する

3 ほかの人の長所、努力、成功を発見し、褒める

4 多様な人の立場や困難を想像し、共感する

5 与える力(与援力)、助けを受ける力(受援力)、助けを求める力(求援力)をつける

6 健康寿命をのばすだけでなく、貢献寿命をのばすことを目指す

7 節約、貯蓄だけでなく、投資する賢いお金の使いかたをする

8 どん欲、所有欲、名誉欲などの欲望に振り回されない

9 他者を剥げます。すると、自分が励まされる

10 家族、友人を大切にする気持ちを言葉や行動で表わす

一番伝えたいのは、当てることで自分が犠牲になったり利益が損なわれたりするわけでない。人に良かれと思って行うことが結果として自分や社会を幸せにするということです。

 

 <目次>

はじめに 

1章 「与える人」こそ恵まれる―いい人生をつくる「小さな利他」のすすめ(「ちょこっといいことしたな」を積み重ねる、「誰かの役に立つ」という大きなよろこび ほか)

2章 「共感力」が人を動かす―「利他心」をつくる10のポイント(感謝は最高の「幸せに生きるコツ」、共感力―利他心をつくる基本 ほか)

3章 「本当の幸せ」はどこにある?―お金のこと、仕事のこと、将来のこと(幸せな人生を送る「絶対条件」、「贅沢」は人を幸せにしない ほか)

4章 人とのキズナを見つめ直す―「幸せの輪」を広げてゆくヒント(たくさんの人が、あなたを応援している、「ゆるやかなご縁」を大事にする ほか)

おわりに 

 

昭和女子大学総長。1946年、富山県生まれ。東京大学卒業後、1969年に総理府(現内閣府)に入省。内閣広報室参事官、男女共同参画室長、埼玉県副知事、在オーストラリア連邦ブリスベン日本国総領事などを歴任。2001年、内閣府初代男女共同参画局長を務め、2003年に退官。2004年から昭和女子大学教授、2007年から同大学学長、2014年から理事長、2016年から総長を務める

人の死は、けっして避けることができない。生きている者は必ず死ぬのだ。

核家族化やひとり世帯が増加している。これからの超高齢社会においては、さらに孤独死や無縁死が増えてくるものと予想される。

こういった場合には、誰かがその終いを執り行わなければならない。残された遺品整理や現状に回復させるために特殊清掃などの業務に携わる人たちが必要だ。

遺品整理業務に携わる人はもちろんのこと、相続など一般的な知識として知っておくべき法律に関する基礎事項等、これからのちに参考とすべきトラブルや相談事例の内容が多く纏められていた興味深い本だった。

 

高齢化社会が進むなか、遺品整理業の市場規模が拡大しています。また、近年は遺品整理だけでなく、孤独死や自殺などがあった部屋の原状回復のために消毒・消臭作業や害虫駆除等を行う特殊清掃を一緒に取り扱う事業者も増えています。

遺品整理・特殊清掃の事業を始めたい、すでに運営をしている事業者、士業などを対象に、遺品整理業に必要な知識や許可、他の事業者・士業との連携、業務の流れ等について解説するとともに、実務経験豊富な著者のトラブル・相談事例を多数掲載しています。

 

 <目次>

はしがき

第1章 遺品整理業を始めるための事前準備(遺品整理業を始めるにあたって必須の資格や許可・届出は必要ない、遺品整理業を行ううえで必要な知識、遺品整理業を行っていくうえで必要な提携先について ほか)

第2章 遺品整理の依頼(遺品整理の依頼はどこからくるのか?遺品整理業務の受注~完了までの流れ、自死や孤立死等の事故案件依頼の対応方法について ほか)

第3章 遺品整理のトラブル事例(遺品整理現場で起きる実際のトラブル事例、悪質事業者・詐欺的事業者と呼ばれないために)

第4章 相続業務を手がける士業視点からみた遺品整理業務(士業の立場からみた利用したくなる遺品整理事業者とは)

第5章 実際の遺品整理現場での参考事例や相談事例(実際の遺品整理現場で起きた事例から学ぶ)

おわりに 

コラム

 

遺品整理・死後事務専門行政書士。第八行政書士事務所代表。一般社団法人死後事務支援協会代表理事。

市民が犠牲となり憎しみの連鎖が止まらない。ハマスはイスラエルになぜテロを起こしたのか、イスラエルはなぜ市民を巻き込んでも徹底的に攻撃するのか。ハマスとイスラエルの内在的理論とは何か。この本を読むまで疑問が多くあった。

24P 佐藤 「全世界から同情され滅亡するよりも、全世界を敵に回してでも生き残る」イスラエルの論理を端的に表した言葉があります。これがイスラエルの国是と言っていいでしょう。

 

37P 佐藤 ガザの軍事的拠点を攻撃し、人質の救出をやり遂げ、ユダヤ人とユダヤ国家の撲滅を掲げるハマスを「中立化」させる。それはイスラエルにとって喫緊の課題です。「中立化」とは、敵対する存在であるハマスを軍事力によって制圧し、イスラエルに敵対できなくすることを言います。

 

146P 佐藤 (ネタニヤフ首相)イスラエル外交に脈打っていた硬軟とりまぜた奥行きの深さがいまは残念ながら見当たらない。

 

207P 手嶋 “最悪の事態を常に想定し、それに備えておけ”インテリジェンスに携わる者の心がまえです。戦争は最悪の事態の最たるものです。その危険が見え隠れしているなら、間違いを恐れずに警告し、戦争を避けるべくあらゆる努力を傾けるべきです。

佐藤 インテリジェンスに関わるものは、楽観的な悲観論者であるべし

 

210P 手嶋 (朝日新聞朝刊での学習院大学特別客員教授石井正文氏の停戦論記事より)今欧米の圧倒的な支援でロシアと戦っているウクライナは、外国からの支援が行き詰まれば、もはや戦えなくなる。いたずらに戦争を続けてさらなる人命を失うのではなく、現実的に停戦の機を模索すべきだという真っ当な意見でした。

 

中東情勢や欧州での戦いは、日本にとって対岸の火事ではない。

歴史を振り返ってみると、海外からの取引、貿易関係、食料、燃料、石油などを想定してみると、我々日本にも大きな影響を与えて課題が降りかかってくるものだった。

何かしら行動に移すことができないのか、何ができるのかできないのか、発信できるものはないのか。大きな話題なので個人レベルで考えてもしょうがないかもしれない。

第三次世界大戦になる可能性があるような火種は、燃え上がらないように理性で抑えこまなければいけないと思う。そのためには、イスラエルやハマスらが何を考えて行動しているのかをまずは知る必要があった。

インテリジェンスの大家の手嶋さんや佐藤さんお二人からそれらを教わったら、彼らの意識はけっこう根深くてかなり容易く簡単なことではないことがわかった。それでもずっと我々は考えて対処していかねばならない課題だと理解した。

 

252P 佐藤 日本の新聞やテレビの報道からは、イスラエルとパレスチナの間で戦争が展開されているという印象を受ける。これは間違いだ。イスラエルの敵はパレスチナではない。イスラエルはテロ組織であるハマスに対する掃討作戦を展開しているのだ。この種の掃討作戦においては、必ず無辜の住民が巻き込まれる。ハマスが非武装の一般住民を「人間の盾」として先頭に利用しているからだ。イスラエルによる病院の攻撃も、ハマスが病院に武器を持ち込み、戦闘に用いているので、テロリストの掃討のためにやむを得ず行っているのだ。

もちろん人間の命は何よりも重要だ。しかし、ユダヤ人をユダヤ人であるという属性のみを理由に地上から抹殺するという思想を持ち、それを実践するハマスのような組織とイスラエルが平和共存することは原理的に不可能なのである。

 

 <目次>

まえがき 手嶋龍一

第1章 イスラエルvs.ハマス

第2章 ハマスの内在的論理とパレスチナ

第3章 ネタニヤフ首相とイスラエルの内在的論理

第4章 パレスチナとイスラエル その悲痛な歴史

第5章 近づく第三次世界大戦の足音

第6章 日本には戦争を止める力がある

あとがき 佐藤 優

 

手嶋龍一 さん

外交ジャーナリスト・作家。9.11テロにNHKワシントン支局長として遭遇。ハーバード大学国際問題研究所フェローを経て2005年にNHKより独立。小説『ウルトラ・ダラー』を発表しベストセラーに

佐藤優 さん

作家・元外務省主任分析官。1960年東京都生まれ。在ロシア日本大使館勤務を経て2005年から作家に。05年発表の『国家の罠』で毎日出版文化賞特別賞、翌06年には『自壊する帝国』で新潮ドキュメント賞、大宅壮一ノンフィクション賞を受賞

 

【No1581】イスラエル戦争の嘘 第三次世界大戦を回避せよ 手嶋龍一 佐藤優 中央公論新社(2024/04)

しっかりしゃがめることが健康のバロメーターだ。

しゃがめなくなった原因のひとつには、毎日の習慣として和式ではなく洋式のトイレになったことや布団ではなくベットになったことでしゃがむ機会が減ったことがあるのではないかと頭に浮かびました。

 

足首は全身の土台であり足首の柔軟性や可動域を延ばすことが体全体の健康寿命を延ばすという考え方に賛同できました。

足首が凝り固まっていたり歪んでいると姿勢に大きな影響を与えて全身に痛みや張りやコリを招くそうです。また、足首がやわかいと足腰の老化予防やアンチエイジング効果もあると。

 

毎週受けている大井紀子さんのヨガでは、まずは最初の導入部分で足首や指、足の裏などを重点的に廻したりほぐしたりつまんだり叩いています。足には血管やリンパが集まっていて第二の心臓と呼ばれているふくらはぎにも大きな影響があります。そこを刺激することが血流に善いことだと身体で感じていました。

だからこの本はすぐ目に入ってきて読んでいます。

 

写真のようにちゃんと座れます。ぼくは足を地面につけてきちんとしゃがめます。習慣化したヨガのおかげです。

しかし、他の部位の筋肉や関節に張りやつまりなどの違和感があるので継続してやっていっていつか改善できればと思います。

よいことだと思うので、おうちで簡単にできるこの足首やわやわストレッチをさっそく今から取り入れてやります。

 

6P

痛みや不具合が生じている部位だけでなく、体全体を支える土台の足首への治療を施すようになると、腰痛や股関節痛、ひざ痛という足首以外の痛みでもよくなっていったのです。

多くの患者さんの著しい治療の成果を通じて、足首は体尚中でも、非常に重要な部位だと気づくことができました。

 

 <目次>

はじめに きちんとしゃがめるやわらかな足首が健康の礎になる

1章 しゃがめない硬い足首が体の痛み・不調を招いていた(足首は体全体の土台となる超重要な部位、足首がしゃがめないほどガチガチに硬くなる理由、硬くなった足首が全身の痛みやこりの元凶になる ほか)

2章 しゃがむ力がついてあらゆる不調が消える足首やわやわストレッチ(ココがすごい!基本の足首やわやわストレッチ、基本の足首やわやわストレッチ)

3章 症状別プラスワン足首やわやわストレッチ(基本のストレッチにプラスして行う11の症状別ストレッチ、症状別足首やわやわストレッチ)

4章 しゃがめないガチガチ足首を未然に防ぐ健康習慣(足首やわやわ健康習慣)

5章 きちんとしゃがめるやわらか足首になったら全身の不調が消えた!(足首やわやわストレッチ体験談)

おわりに 

 

柔道整復師、鍼灸師、ストレッチ整体師。京都府生まれ。本名、木下智博。滋賀県草津市の腰痛専門「整体院智‐TOMO‐」院長。自身も腰痛に苦しんだ経験から、柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の3つの国家資格を取得し、腰痛専門の整体師となる。これまで3万人以上の患者の施術を担当。より多くの人々の健康寿命をのばすため、YouTubeチャンネル『ストレッチ整体師とも先生』を開設し、腰痛改善を始めとする、健康増進のためのさまざまなストレッチを発信。チャンネル登録者数が50万人超えの人気チャンネルに成長(2024年1月時点)

 

【No1580】高血圧、中性脂肪、腰痛がみるみるよくなる!30秒速効!足首やわやわストレッチ とも先生 KADOKAWA(2024/02)

介護保険は、これからも状況にあわせるようにして改正がなされていくように見受けられました。

必要な時に必要なページを開いて再学習するときや、これから介護保険を学ぶ人や介護従事者の方が参照されると良いと思います。

1号保険者負担の多段階化、介護現場の生産性の向上のため社会保険労務士による個別相談の実施の可能性など、介護保険の改正内容などをサービス別に&Aや図解も交えながら説明されていました。

 

 <目次>

第1章 2024年改正注目の10大ポイント(複合型サービスの拡大・明確化、LIFE対応加算の対象サービス拡大 ほか)

第2章 2024年はこう変わる!?サービス別報酬・基準改正(居宅介護支援、訪問介護 ほか)

第3章 他制度の改正も要チェック!(健康保険証とマイナンバーカードの一体化、新型コロナウイルス感染症の「5類」移行 ほか)

第4章 これまでの改正内容をおさらい(2006年、2009年、2921年 ほか)

 

【No1579】パッと見で超わかる 2024年介護保険改正 中央法規ケアマネジャー編集部 中央法規(2023/09)

イギリス連邦の君主。「君臨すれども統治せず」

世界の国々から愛された、イギリスのエリザベス女王の言葉。

「わたしはまだ若く、経験も足りません。しかし、国民のみなさまにすべてをささげる覚悟は、父、そして祖父からしっかりと受け継いでいます。わたしの一生をかけて、みなさんの期待に応えられるよう、努力します。」

 

君主に70年就いていてイギリス王室でもっとも長期間でご長寿でした。

お亡くなりになられたのは、2022年9月で年齢は96歳でした。

 

「信じてもらうためには見てもらわないといけません」

女王の鮮やかな色のファッションは、国民のためでした。

国民との距離を縮めたい、自分の姿を少しでも見て欲しい、女王に会ったことをどこからでも見えるようにとの配慮があったからだそうです。

 

 <目次>

プロローグ

第1章 心やさしい女の子

第2章 女王と母のはざまで

第3章 家族のほころび

第4章 王室最大の危機

第5章 開かれた王室

学習資料館

解説:世界から愛されたエリザベス2世 多賀幹子

学習人物ガイド:エリザベス2世が勲章を贈ってたたえた人々

平成の天皇/マザー・テレサ/ネルソン・マンデラ/ビル・ゲイツ

年表:エリザベス2世の時代

 

多賀幹子(監修)

イギリス王室ジャーナリスト。お茶の水女子大学卒業後、企業広報誌の編集長を経てフリーのジャーナリストになる。イギリス在住歴は6年

今井康絵(まんが)

まんが家。1993年にデビュー。少女まんがの第一線で活躍。近年はホラーまんがや学習まんがも手がける

日笠由紀(シナリオ)

文筆家。エリザベス2世と同じ4月21日生まれ

 

【No1578】エリザベス2世 イギリス史上もっとも長く国王を務めた“愛”と“信頼”の女王小学館版 学習まんが人物館 小学館(2024/04)

健康だからこそ、仕事でも遊びでもやりたいことがおもいっきりできるのです。病気になる前に予防することが大事です。

小林医師がこれまでもずっと言い続けておられるように「自律神経」は重要な場所です。交感神経と副交感神経を整えて自己免疫力を高めていかねばと思います。

「食いしばり・歯ぎしり」は、歯に大きなダメージを与えているだけではなく、免疫機能低下、頭痛、肩こり、冷え性、眼精疲労などの様々な体の不調の原因になっているという。

また、歯は健康のバロメーターであり、歯は治療するものではなく、「守っていくもの」という良い認識をいただきました。

5P

歯は健康を維持するバロメーターです。歯の状態が、心身のコンディションを反映しているのです。自律神経のバランスが整っているか、歯を見ればわかるということです。「予防する」という観点からも、自律神経を整え、歯をメンテナンスすることは重要であると考えています。

自律神経が整い、「食いしばり・歯ぎしり」が解消されると、体調が改善するだけでなく、対人関係や仕事のパフォーマンスも上がります。あなたの人生は、もっと豊かになるはずだと信じています。

 

155P 脳内の幸せホルモンと理想的な作用順序

幸福は、医学で捉えると、幸福を感じる物質が脳内に放出されたときに、人は「幸福」になるのです。どんなにすばらしくて良いことが起きても、この幸福を感じる物質が放出されなければ、幸せを感じることはできません。

医学的な視点でいえば、幸せとはセロトニン、オキシトシン、ドーパミンなどのホルモンの分泌なのです。

 

 

 <目次>

はじめに 

第1章 自律神経が整うとはどういうことか?

第2章 その不調、自律神経が原因かも

第3章 自律神経を整える行動習慣

第4章 みんなが知らない歯のお話

第5章 食いしばりが及ぼす悪影響―自律神経と歯の関係

第6章 ストレスと食いしばり依存

第7章 歯とあなたの未来のために

 

小林弘幸

1960年生まれ。順天堂大学医学部教授。日本スポーツ協会公認スポーツドクター。自律神経研究の第一人者として、プロスポーツ選手、アーティスト、文化人へのコンディショニング、パフォーマンス向上の指導に関わる

毛利啓銘

1971年生まれ。歯科医師。モウリデンタルクリニック院長。歯科治療の矛盾や誤った常識を明確に説明し、基礎医学に基づいた論理的な治療を提供している。形骸的な治療ではなく、予知性が高く、治療後の予防管理を重視した治療を行っている。歯の根本的な問題を解決するため、約15年前から患者の食事や生活習慣の改善指導も行う

 

【No1577】自律神経を整えれば「食いしばり・歯ぎしり」は解決する 小林弘幸 毛利啓銘 宝島社(2024/03)

明治時代後半道東の山で暮らす猟師を主人公とした物語。

雄熊との闘い。これは生と死が隣り合わせだった。見物で読み応えがあった。肉を貪り食うようにして最後まで猪突猛進気味で読み切ってしまった。

漁師の熊爪をはじめ、北海道の厳しい大自然の中で悪戦苦闘を繰り広げる生き物。特に獣に対して五感を研ぎ澄ました命のやり取り場面がすさまじかった。緊張のなかで細かな心理描写が臨場感を盛り上げた。

息もつかさず高揚した状態のまま読み進めていけるため、読みごたえがある優秀作品だった。

 

 

 <目次>

一 冬山の主

二 人里へ

三 異物来たる

四 狩りと怒り

五 春の孤闘

六 根腐る

七 再び熾る

八 毛物

九 化物

十 片割れの女

十一 喰らいあい

十二 とも喰らい

 

1979年北海道別海町生まれ。2012年「東陬遺事」で第46回北海道新聞文学賞(創作・評論部門)受賞。14年『颶風の王』で三浦綾子文学賞、同作で15年度JRA賞馬事文化賞、19年『肉弾』で第21回大藪春彦賞、20年『土に贖う』で第39回新田次郎文学賞を受賞。他書に『絞め殺しの樹』(直木賞候補作)などがある。

陸続きのヨーロッパの国々と、海が国境として存在する我が島国と比べると、危機意識や立ち位置が違うのは当然ではあるのだが。

難民・移民で苦しむ欧州、ウクライナ・ロシア戦争、ハマスのパレスチナ奇襲、日本人が気づかない残酷な世界の真実を川口さんと福井さんの二人の対談形式から赤裸々に伝えてくれていました。

堀井義高氏「時局に関する雑談に終わることなく、その歴史的背景までさまのぼって、大きな流れをつまみ、自ら判断する上で有用な情報を提供するように努めた。人間社会は単純な善と悪あるいは敵と味方という図式で割り切れない、当事者の意図とは全く違った結果が生じるのが世の常と理解してほしい」

川口マーン惠美氏「世界は物騒になった。激動の時代を生きている。すべきことは、大きな声のニュースを信じない、隣の芝の青さに惑わされない、自分の頭で考えることだ。」

中東や欧州の情勢を知り彼らの歴史から学び対岸の火事ではないことを理解する。日本ならばどうするか!どのような方向性を持つか!など考えるべきだと思います。

 

 <目次>

はじめに 福井義高

序章 日本人はヨーロッパの勢力図を何も知らない

第1章 民族「追放」で完成した国民国家

第2章 ベルリンの壁崩壊とメルケル東独時代の謎

第3章 封印された中東と欧州の危ない関係

第4章 ソ連化するドイツで急接近する「極右」と「極左」

第5章 ドイツを蝕む巨大環境NGOと国際会議

第6章 国家崩壊はイデオロギーよりも「移民・難民」

終章 日本は、嫌われても幸せなスイスとハンガリーを見習え

おわりに 川口マーン惠美

 

川口マーン惠美

日本大学芸術学部音楽学科卒業。1985年、ドイツのシュトゥットガルト国立音楽大学大学院ピアノ科卒業。ライプツィヒ在住。1990年、処女作『フセイン独裁下のイラクで暮らして』(草思社)。『ドイツの脱原発がよくわかる本』(草思社)が、2016年、第36回エネルギーフォーラム賞の普及啓発賞、2018年、『復興の日本人論』(グッドブックス)が同賞特別賞を受賞

福井義高

青山学院大学大学院国際マネジメント研究科教授。1962年、京都市生まれ。1985年、東京大学法学部卒業、1998年、カーネギーメロン大学大学院博士課程修了(Ph.D.)。日本国有鉄道、東日本旅客鉄道株式会社、東北大学大学院経済学研究科を経て、現職。CFA。専門は会計情報・制度の経済分析

 

【No1575】優しい日本人が気づかない残酷な世界の本音 移民・難民で苦しむ欧州から、宇露戦争、ハマス奇襲まで 川口マーン惠美 福井義高 ワニブックス(2024/01)

誓い、憂鬱、試練、悔根、悲嘆。

光崎教授やキャシー准教授、渡瀬警部らのキャラだちがしっかりしていて面白い。

このヒポクラテスシリーズは、出たらすぐに必見だ。

8050問題や老老介護など現代の日陰の部分に焦点を当てていた。

引きこもりの40代の娘と70代の両親、同じく50代の息子と80代の両親。80代の認知症の妻を介護する70代の夫。同じく60代と元気な90代の父。キャリア官僚の60代父とロスジェネ世代30代の息子。外からは見えない複雑な家族関係や思惑が悲しい事件を生んでいった。

各検視官が自死だとか事故死と判断しても納得出来ない古手川刑事。

「死体は語る」

いつものとおり光崎教授が真実を見つけたり。

古手川刑事と栂野助教とのコンビが大活躍する回だった。

 

 <目次>

プロローグ

一 7040

二 8050

三 8070

四 9060

五 6030

エピローグ

 

1961年岐阜県生まれ。2009年『さよならドビュッシー』で第8回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞しデビュー。幅広いジャンルを手がけ、斬新な視点と衝撃的な展開で多くの読者の支持を得ている。本シリーズの第一作『ヒポクラテスの誓い』は第5回日本医療小説大賞の候補作となり、WOWOWにて連続ドラマ化された。他の著書に「彷徨う者たち」「こちら空港警察」など多数。