朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~ -39ページ目

朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~

読書とは――著者や主人公、偉人、歴史、そして自分自身との、非日常の中で交わす対話。
出会えた著者を応援し、
本の楽しさ・面白さ・大切さを伝えていきたい。
一冊とのご縁が、人生を照らす光になる。
そんな奇跡を信じて、ページをめくり続けています。

「大局的に 戦略的思考!」

齋藤孝さんにサインをしていただいた本。

孫子の兵法は戦術書であるが、仕事や日常でも使うことができる普遍的な内容が豊富な良書。

 

65P ビジネス交渉時には、事前に「これだけは譲れない」という一線や一点を決めておくのが重要だ。

 

93P これしかできないというスペシャリストよりもあれもこれもある程度わかるというゼネラリストのほうが人材として有用であり、ポリバレント(多機能的)でなければ生き残れない。

 

102P ディープな勉強は思考を前向きにする

読書であれば、短期間に一人の著者の本を10冊ほど続けて読むなど、そこまで徹底すると、ある程度を超えたところで、まるでその人物が自分の中に棲み込んだような感覚を味わえる。身につけることはこうでありこれほど心強いものはない。

 

 <目次>

はじめに 「日々戦っている人」の必読書

第1章 勝負は戦う前についている!

第2章 「勢」を味方につけよ

第3章 ビジネスパーソンが考えるべき「策」とは

第4章 強い組織は「将」がつくる

第5章 そして、いざ“戦闘”へ

 

1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学大学院教育学研究科博士課程を経て、明治大学文学部教授。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論。著書に『声に出して読みたい日本語』(草思社文庫、毎日出版文化賞特別賞受賞)、『身体感覚を取り戻す』(NHKブックス、新潮学芸賞受賞)などがある

 

 

「文化がいくら発展しても、人間から攻撃的な性質を取り除くことは難しい」

人間関係がぎくしゃくして重苦しい雰囲気のなかで不和やもめごとが多い、心身の不調で悩んでいる人がいる、沈滞ムードで活気がなくなり落ち込んでやる気を失っている、疲弊してエネルギーが枯渇している、こんなような雰囲気のところでは、けっして働きたくない。仕事や生活を続けることが困難となって、心身が疲弊して不調をきたす方が増えてきています。

その原因の一つには、以下のような「職場を腐らせる人たち」がいることです。

根性論を持ち込む人、過大なノルマを押し付ける人、あれこれ何でもケチをつける人、他人のせいにする人、不和の種をまく人、陰であることないことを言って足を引っ張る人、言われたことしかしない人。完璧主義で細かい人、八つ当たりする人、相手を見下す人、相手によって態度を変える人、他人の秘密を勝手に暴露する人、その場にいない人の悪口を言う人、ストーカーする人等々……。

4P

長年にわたる臨床経験から痛感するのは、職場を腐らせる人が一人でもいると、その影響が職場全体に広がることである。腐ったミカンが箱に一つでも入っていると、他のミカンも腐っていくのと同じ現象だ。

5P

早めに気づいて対処する必要はあるのだが、職場を腐らせる人は攻撃的な意図を必ずしも丸出しにせず、時には攻撃の気配さえ押し殺して巧妙に仕掛けてくるためなかなか気づけない。

それを防ぐには、目の前のあの人が職場を腐らせる人だと気づくことが必要だ。気づかないでいると、秘めている悪意によって取り返しがつかなくなるので、その正体に一刻も早く気づいて、自分の身を守れるようになることを願いつつ執筆した。

職場にいる職場を腐らせる厄介者。

精神科医が豊富な臨床事例をもとして彼らが何を考えているかどんな行動をするのかその対処法を教示しています。活用しないほうがよいのですが、万一の場合のために自分を守るために知っておくべきだと思います

 

158P 職場を腐らせる人に対処するうえで大切なことは、まずはその人がいることに気づくことだ。

175P ターゲットにされないためになにをすべきか

1 部分交渉をする、一部を断る。

そこまでの数字はムリですが、ここまでならやれます、ひとりでは無理ですが誰か手伝ってくれるのならやってみますなど。言いなりにならない。ちょっと面倒くさい奴になる

2 意地悪な見方で真意を探ってみる

裏にどんな思惑が隠れているのか問い続ける

3 できるだけ避ける

表面上は礼儀正しくして出来るだけ話さない、私生活の話をしてはいけない、都合のよい解釈したり脚色したりして言いふらしかねない。逃げるが勝ち。辞める決断も必要。

4 ときにはやり返すことも必要

やり返せることを見せつけることが必要。嫌われてもよい覚悟で職場の仲間の見ているまえでユーモアのセンスを発揮して黙らせる手法がある。

 

 <目次>

はじめに

第1章 職場を腐らせる人たち(根性論を持ち込む上司、過大なノルマを部下に押しつける上司、言われたことしかしない若手社員 ほか)

第2章 なぜ職場を腐らせる人は変わらないのか(たいてい自己保身がからんでいる、根底に喪失不安が潜んでいる、合理的思考ではなく感情に突き動かされている ほか)

第3章 腐る職場でどう生きるか(まず気づく、見きわめる―自己保身か、悪意か、病気か、ターゲットにされやすいのは弱くておとなしい人 ほか)

おわりに 

参考文献

 

精神科医。広島県生まれ。大阪大学医学部卒業。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。京都大学博士(人間・環境学)。フランス政府給費留学生としてパリ第8大学精神分析学部でラカン派の精神分析を学ぶ。DEA(専門研究課程修了証書)取得。2003年度~2016年度、京都大学非常勤講師。臨床経験にもとづいて、犯罪心理や心の病の構造を分析

著書に「他人を攻撃せずにはいられない人」など。

 

「開発魂と細やかさ」

大学ノート(コクヨ)、マッサージチェア(フジ医療器)、洋式トイレ(TOTO)など、世界に先駆けて日本が発明した逸品のそれぞれの開発秘話を読んでいて、ぼくは日本人として有難い気持ちになりました。日本人として生まれてきてよかったと思います。

この中で、例えば1953年発売の寺西化学工業株式会社「マジックインキ」

どんなものに書けて消えない“?魔法のインキ”だ。

インク、ペン先、容器、キャップ等の開発に向けての彼らの情熱に感動します。

これまでのニッポンという国の成長を支えてきたのは、他の誰にも負けない彼らの気概でした。

3P

70もの素晴らしい商品誕生のドラマである。そのすべてに共通しているものは、戦後の高度成長期から今日まで、日本という国が世界に負けない“モノづくり”を続けてきた開発魂、日本人ならではの細やかさである。

 

<目次>

はじめに はじめの一歩を訪ねる旅へようこそ!

第1章 世界に誇る!ニッポン生まれ。その誕生の物語(あんぱん、胃カメラ、ウィルキンソンタンサン ほか)

第2章 モノづくりへの熱い思い。―ニッポンが進化させた品々の物語 戦前編(板ガラス、鉛筆、缶詰 ほか)

第3章 モノづくりへの熱い思い。―ニッポンが進化させた品々の物語 戦後編(エレキギター、オルゴール、キットカット ほか)

参考文献・取材協力一覧

おわりに はじめて物語からの熱きエール!

 

 

CBCテレビ論説室・特別解説委員。1959年名古屋市生まれ。愛知県立大学外国語学部卒。1982年4月中部日本放送(CBC)に入社。JNNウィーン特派員、報道部長、報道局長、論説室長などを経て現職。著書に「ニュースはドナウに踊る」「愛しのドラゴンズ!」「屈辱と萌芽」など。

 

【No1588】ニッポンはじめて物語 世界初・日本初のヒット商品を生んだ開発者の熱き魂 北辻利寿 東京ニュース通信社(2024/03)

勝手な思いとして、白い紙で別途挿入されている写真類は、実際に箱のなかから撮った写真であったなら面白いのだが。
ダンボール箱を頭からすっぽりとかぶって街を彷徨する箱男が主人公の物語。
 

同時に二人の箱男が存在してはいけなかったのかどうか。
先に箱男だったから本物で、後にやった者だから偽物だというそんな簡単なものではないだろう。誰もが箱男となり本物であり偽物にでもなりうるし、箱の窓から相手を見ることも、逆にその相手からの箱の窓から自分が見られることがあるような相互依存関係性でよいのではないか。
イニシャルCは、贋医者。その贋医者の内妻は、軍医殿の正妻の奈奈、看護婦見習の彼女は、戸山葉子と名前が明らかにされていた。しかし、箱男のぼくや、A、B、中学生D、女教師、ショパン、ショパンの父などの名前の記載はなかったがその意味はあるとみた。
置き換えて考えてみると、箱の代わりに、ネットを使ったやり方で有名人と素人との匿名性、例えば、SNSでの発言や行動らがそれらに当たるのかもしれない。
 

誰が老舗の本家であるとか、誰か別の者が元祖であるとかは問題とはしない。
自分にとって有用なものや意味のあるものだけを取り出して、無用なものや意味のないものは取捨選択しているのだ。
「フィクションよりもリアルへ」

匿名と贋者が交錯する社会でおいても、箱の中やレンズから間接的に対象物を見るのではなく、例えば、人物ならば直接会い自分の言葉で腹を割って話をするなど、自分自身でしっかり本物を確かめて物事に対処していく姿勢に強く惹かれた。

244P
『箱男』では、「見る」ことが「見られる」ことを呼び、「ほんもの」が「贋もの」を誘発する。しかも相互の役割はたえず交換されるから、どちらのほうが優位ときめることもできない。
(中略)
この小説のなかに展開されているのは、箱の覗き窓から見た外の光景ではなく、すべてはこの内側に記された落書きとなる。現在進行中の「物語」となる。

ネットに関する便利な道具は、すべて使いこなせなくてもよいと思います。しかし、それらから情報を得ていくための心構えや調べ学び行動する姿勢は持ち続けていきたいです。

SNSは、ネットを使ってほかのユーザーとの交流を楽しむことができます。また、災害などいろいろな情報を収集することができるツールとして、もはやいまでは欠かせないものです。

写真や動画、ストーリー、メッセージ、つぶやき、アルバム等々、SNSにはそれぞれサービスに種類あります。この本を見ているとLINE,インスタグラム、Xなどで、それらの機能がほぼ共通して使えるものになっていました。どのアプリを使うことが自分にとって使い勝手がよいのかどうかが問題です。

実名なのかそうでないのか、動画がメインなのかつぶやきがとかで機能面で得意なものもあります。どれをメインにして使っていくのか、どれか一つではなく場面や相手によって別のものを使ってやり方を変えていくとか、相手とのやり取りのために何を使っていくのか選択する必要があるのではないかと思います。

また、もう流行についていけないので知らないとか、もう既にわからないということにならないよう、これからも新しい情報を仕入れたり、分かっている方や知っている方に聞いたりしながら、SNSという道具を使って相手と情報交換していく形や情報弱者にならないよう学んでいく姿勢は持ち続けたいと思っています。

 

「パソコンでLINEを使う」ことは知りませんでした。

今回、ぼくはこれが一番有益でした。

LINE上でファイルやPDFでのやりとりがあるので気になっていたのです。さっそくPCにLINEアプリを入れて活用しています。

 

人気の5大SNSについて、始め方から使い方、安全快適に使うための設定方法まで、基本から丁寧に解説したマニュアルです。人気の「TikTok」、旧Twitterの「X」や最新のSNS「Threads」まで、これからSNSを始めたいと思っている人にも使っているけれどよくわからない人にも最適な1冊です。

 

 <目次>

本書の使い方

はじめに 

アプリのインストール方法

1 身近な人と気軽にやり取りするLINEをはじめよう

2 LINEをもっと使いこなして楽しもう

3 こだわりの写真や動画を皆に見てもらえるInstagramをはじめよう

4 Instagramをもっと使いこなして楽しもう

5 流行の話題や今の気持ちをひとことでつぶやくXをはじめよう

6 人気拡大中!短い動画で個性をアピールできるTikTokを使ってみよう

7 Instagramと一緒にThreadsを使ってみよう

専門家に聞くSNSを使うなら知っておきたい著作権のQ&A

用語索引

目的別索引

 

合同会社ワイズベストを設立。著書に「YouTube完全マニュアル」「LINE完全マニュアル」など。

 

【No1586】最新LINE&Instagram & X&TikTok & Threadsゼロからやさしくわかる本 桑名由美 秀和システム(2024/03)

幸福になるための時間の使いかたや管理方法、それらの考え方について大いに参考になりました。

自分が後悔しないような選択をしていきたい。できれば好きなことを選びながら。

 

292P 終末医療に携わる医師から聞いた話です。

「人生の最期を迎えた人が、自分の人生を振り返った時に後悔することのひとつが『やりたいことをやっておけばよかった』ということです。」

やりたいことを先送りしているひとつの理由は、実は「そこまで強くやりたいと思っていない」から。やりたいことをやっている人の多くは、「心の底からやりたい!」

 

321P あの日にはもう帰れない

僕たちは常に「最後の今」を生きているのです。

時間の大切さに気づきたければ、「もしこれが最後だとしたら」を意識的に考えていくことです。

ミヒャエル・エンデ「モモ」の中にこんな一節があります。

「人間はじぶんの時間をどうするかは、じぶんできめなくてはならないからだよ。だから時間をぬすまれないように守ることだって、じぶんでやらなくてはいけない」

 

スペシャルな日よりも、できるだけパーフェクトな日を目指して。

つまり、マインドフルネスを。いまここに集中する時間を持つことだ。

今思い浮かぶのは、ヨガです。

その時間は、それだけに集中する。他のことを考えない。

動いている体の箇所に集中することができれば。

「いつか」ではなく「いま」が大切な時間だ

それがパーフェクトな一日を過ごす秘訣だ。

これが積み重なると、満足や充実した達成感や安らぎがあるような幸せな時間を過ごせると思うよ。

 

85P 喜びに循環で「幸福の時間」を増やす

「人を喜ばせることは、自分の喜びになる」

「誰かを喜ばせる」という視点を持つ。

誰かのためは、結局自分のためにもなる。

自分の幸福度を上げるためと思い、「ただ喜んでもらう」「ただ与える」

うれしい!ありがとう!の喜びの循環が生まれると、お互いに時間の価値が高まる。

誰かのために思ってやる、見返りを求めない、してくれたことに喜ぶ。

 

286P 意志に頼ると挫折しやすいが、長年の習慣にできるとルーティンになる

 

211P 人生は立てたスケジュールでできている。手帳は人生をデザインするツールである。

 

 

 <目次>

プロローグ

はじめに 人生の時間は砂時計のようなもの

第1章 人生は「4つの時間」で構成されている

第2章 人生の目的は「幸福の時間」を増やすこと

第3章 時間を自分のものにする

第4章 時間は選択が9割

第5章 人生は立てた予定でつくられる

第6章 集中力で時間を増やす

第7章 「やりたいことの先送り」はなぜ起きるのか

最終章 もしこれが人生最後だとしたら

エピローグ

キーポイントのまとめ

参考資料

各章のキーポイントの答え

 

編集者、コンテンツマーケター。1968年生まれ。東京都出身。聖光学院高等学校、慶應義塾大学文学部卒業。読売広告社を経て出版業界に転職。現在、株式会社アスコム常務取締役。長年、雑誌と書籍の編集に携わり、これまで企画した本やムックの累計発行部数は1300万部以上、10万部を超えるベストセラーは55冊以上に及ぶ。著書に「バナナの魅力を100文字で伝えてください」など。

古事記には、多くの神さまが出演してくるのでなかなか覚えきれません。また、神さまの呼び方も長くて複雑なのです。代表的な神さまから知っていく方法を取っていければうまく覚えていけるのではないかと思って読みました。

 

日本の国土は神さまから生まれて、その神々は天上の天つ国(あまつくに)、この世の葦原中国(あしはらのなかつくに)、死者の世界である黄泉の国(よみのくに)でそれぞれ活動をしています。

 

まばゆい光で天地を照らすアマテラス、八俣の遠呂知を退治するスサノオ、稲羽の白うさぎをたすけるオオクニヌシといったよく知られている神さまを厳選して紹介していました。古事記に記されている日本の神話を、難しいことばには注釈をつけて要所には図版や解説などを入れてわかりやすく書かれていたのです。

 

この本は、古事記の神さまを理解していく上で最初の導入部分や入門編になると思いました。

 

39P 日の神アマテラス、月の神ツクヨミ、海の神スサノオの誕生

「けがれは、すっかり、はらわれたぞ。」身が清められたと感じたイザナキは、左の目を洗った。すると、あたりに燦燦と光を放つ、世にもうつくしい女神、天照大御神(アマテラスオオミカミ)が生まれた。

「よきかな、よきかな。」これまでの、天のどの女神よりも、燦然と光輝く、女神アマテラスの誕生に、イザナキはよろこんだ。

つぎに、イザナキは右の目を洗った。すると、思慮深いおもざしの月読命(ツキヨミノミコト)が生まれた。

「うむ。この子もよいな。」

さらにイザナキは、鼻を洗った。すると、そこから、がっしりとしたからだつきの須佐之男命(スサノオノミコト)が生まれてきた。

「この子は、見るからに、たくましいのう。」

イザナキが産んだ三神は、「三貴子」と言われ、いずれも姿かたちにすぐれ、全身に力がみなぎっていた。

 

57P アマテラス、天岩屋に隠れる

集められた鶏に、オモイカネは長鳴きをきそわせた。つぎに、鍛冶のアマツマラを招いて、天金山の鉄で、矛を打たせた。さらに、イシコリドメに、八咫鏡をつくらせ、タマノオヤに、八坂の勾玉を使ったうつくしい玉飾りをつくらせた。

さらに。アメノコヤネとフトタマの神が、天香山の常緑樹を掘り起こし、上の枝には玉飾りを、中の枝には八咫鏡、下の枝には青や白の布を垂らした。これをフトタマがささげもち、アメノコヤネが高らかに祝詞をとなえた。

オモイカネは、天界で一番の力持ち、天下力男(アメノタヂカラオ)の神を、岩屋のかげに隠れて立たせた。「よし、準備はととのったな」

 

63P スサノオ、八俣の遠呂知を斬る

スサノオは、腰につけていた十拳の剣をぬいて、遠呂知をずたずたに斬った。おびただしい血が川のように流れた。剣が遠呂知の尾にかかったとき、カツンと硬いものにあたり、刃がすこし欠けた。

「なにごとか?」

切っ先で尾を裂いてみると、燦爛と輝きわたる剣があらわれた。手に取って、空にかざしあげると、それは世にもするどい、あやしいまでに磨きぬかれて、神々しい光を放つ剣だった。

「これぞ、神の剣だ。」スサノオはよろこんだ。

「これは、世にもまれな剣であろう。わしが持つべき剣ではない。姉上に献上しよう。」

スサノオは、草なぎの剣を持って、高天が原に登った。

 

 <目次>

はじめに

一 天地が生まれ、神がうまれる 二 国を作り、神を生む 三 イザナキ、黄泉の国へ行く 十八 ヤマトタケル クマソを討つ 十九 草なぎの剣をふるう 二十 ヤマトタケル 白鳥となり、高天が原へ ほか

あとがき

参考文献

 

小沢章友さん

1949年佐賀県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。『遊民爺さん』(小学館文庫)で開高健賞奨励賞受賞。陰陽師の土御門一族をめぐる連作「土御門クロニクル」で、陰陽師ブームを巻き起こした。児童向けの作品も幅広く手掛けている

 

佐竹美保さん

1957年富山県生まれ。雑誌「奇想天外」で挿絵画家としてデビュー。児童書を中心に、SFやファンタジーの分野で幅広く活躍

自分だけがよければの利己心より、モノだけでなく経験や情報を与えるなど利他心へとぼくもそう思います。

「できる範囲で利他的な行動をする人たちが増えることが、いまのような無縁社会に血を通わせ、新しい「縁」を生む力になると私は信じています。」

幸せな人生を送りたいのでこの人間関係を踏まえて生きていきたい。

「幸せな人生を送る絶対条件は、家族や友人などとの人間関係が一番」

 

1P

「与える」ことが相手にとってだけでなく自分にとっても幸せをもたらす、それは人を愛するのと同じように自分も相手も幸せにし、社会を温かく住みやすくするものだ、と伝えたくて、私はこの本を書きました。

 

3P 自分も社会もよくなる、毎日の暮らしをよくする具体的な方法

1 他者の役に立つ ちょっといいことを行うと自己肯定感があがる

2 自分がいままでに受けた親切、世話を思い出し、感謝する

3 ほかの人の長所、努力、成功を発見し、褒める

4 多様な人の立場や困難を想像し、共感する

5 与える力(与援力)、助けを受ける力(受援力)、助けを求める力(求援力)をつける

6 健康寿命をのばすだけでなく、貢献寿命をのばすことを目指す

7 節約、貯蓄だけでなく、投資する賢いお金の使いかたをする

8 どん欲、所有欲、名誉欲などの欲望に振り回されない

9 他者を剥げます。すると、自分が励まされる

10 家族、友人を大切にする気持ちを言葉や行動で表わす

一番伝えたいのは、当てることで自分が犠牲になったり利益が損なわれたりするわけでない。人に良かれと思って行うことが結果として自分や社会を幸せにするということです。

 

 <目次>

はじめに 

1章 「与える人」こそ恵まれる―いい人生をつくる「小さな利他」のすすめ(「ちょこっといいことしたな」を積み重ねる、「誰かの役に立つ」という大きなよろこび ほか)

2章 「共感力」が人を動かす―「利他心」をつくる10のポイント(感謝は最高の「幸せに生きるコツ」、共感力―利他心をつくる基本 ほか)

3章 「本当の幸せ」はどこにある?―お金のこと、仕事のこと、将来のこと(幸せな人生を送る「絶対条件」、「贅沢」は人を幸せにしない ほか)

4章 人とのキズナを見つめ直す―「幸せの輪」を広げてゆくヒント(たくさんの人が、あなたを応援している、「ゆるやかなご縁」を大事にする ほか)

おわりに 

 

昭和女子大学総長。1946年、富山県生まれ。東京大学卒業後、1969年に総理府(現内閣府)に入省。内閣広報室参事官、男女共同参画室長、埼玉県副知事、在オーストラリア連邦ブリスベン日本国総領事などを歴任。2001年、内閣府初代男女共同参画局長を務め、2003年に退官。2004年から昭和女子大学教授、2007年から同大学学長、2014年から理事長、2016年から総長を務める

人の死は、けっして避けることができない。生きている者は必ず死ぬのだ。

核家族化やひとり世帯が増加している。これからの超高齢社会においては、さらに孤独死や無縁死が増えてくるものと予想される。

こういった場合には、誰かがその終いを執り行わなければならない。残された遺品整理や現状に回復させるために特殊清掃などの業務に携わる人たちが必要だ。

遺品整理業務に携わる人はもちろんのこと、相続など一般的な知識として知っておくべき法律に関する基礎事項等、これからのちに参考とすべきトラブルや相談事例の内容が多く纏められていた興味深い本だった。

 

高齢化社会が進むなか、遺品整理業の市場規模が拡大しています。また、近年は遺品整理だけでなく、孤独死や自殺などがあった部屋の原状回復のために消毒・消臭作業や害虫駆除等を行う特殊清掃を一緒に取り扱う事業者も増えています。

遺品整理・特殊清掃の事業を始めたい、すでに運営をしている事業者、士業などを対象に、遺品整理業に必要な知識や許可、他の事業者・士業との連携、業務の流れ等について解説するとともに、実務経験豊富な著者のトラブル・相談事例を多数掲載しています。

 

 <目次>

はしがき

第1章 遺品整理業を始めるための事前準備(遺品整理業を始めるにあたって必須の資格や許可・届出は必要ない、遺品整理業を行ううえで必要な知識、遺品整理業を行っていくうえで必要な提携先について ほか)

第2章 遺品整理の依頼(遺品整理の依頼はどこからくるのか?遺品整理業務の受注~完了までの流れ、自死や孤立死等の事故案件依頼の対応方法について ほか)

第3章 遺品整理のトラブル事例(遺品整理現場で起きる実際のトラブル事例、悪質事業者・詐欺的事業者と呼ばれないために)

第4章 相続業務を手がける士業視点からみた遺品整理業務(士業の立場からみた利用したくなる遺品整理事業者とは)

第5章 実際の遺品整理現場での参考事例や相談事例(実際の遺品整理現場で起きた事例から学ぶ)

おわりに 

コラム

 

遺品整理・死後事務専門行政書士。第八行政書士事務所代表。一般社団法人死後事務支援協会代表理事。

市民が犠牲となり憎しみの連鎖が止まらない。ハマスはイスラエルになぜテロを起こしたのか、イスラエルはなぜ市民を巻き込んでも徹底的に攻撃するのか。ハマスとイスラエルの内在的理論とは何か。この本を読むまで疑問が多くあった。

24P 佐藤 「全世界から同情され滅亡するよりも、全世界を敵に回してでも生き残る」イスラエルの論理を端的に表した言葉があります。これがイスラエルの国是と言っていいでしょう。

 

37P 佐藤 ガザの軍事的拠点を攻撃し、人質の救出をやり遂げ、ユダヤ人とユダヤ国家の撲滅を掲げるハマスを「中立化」させる。それはイスラエルにとって喫緊の課題です。「中立化」とは、敵対する存在であるハマスを軍事力によって制圧し、イスラエルに敵対できなくすることを言います。

 

146P 佐藤 (ネタニヤフ首相)イスラエル外交に脈打っていた硬軟とりまぜた奥行きの深さがいまは残念ながら見当たらない。

 

207P 手嶋 “最悪の事態を常に想定し、それに備えておけ”インテリジェンスに携わる者の心がまえです。戦争は最悪の事態の最たるものです。その危険が見え隠れしているなら、間違いを恐れずに警告し、戦争を避けるべくあらゆる努力を傾けるべきです。

佐藤 インテリジェンスに関わるものは、楽観的な悲観論者であるべし

 

210P 手嶋 (朝日新聞朝刊での学習院大学特別客員教授石井正文氏の停戦論記事より)今欧米の圧倒的な支援でロシアと戦っているウクライナは、外国からの支援が行き詰まれば、もはや戦えなくなる。いたずらに戦争を続けてさらなる人命を失うのではなく、現実的に停戦の機を模索すべきだという真っ当な意見でした。

 

中東情勢や欧州での戦いは、日本にとって対岸の火事ではない。

歴史を振り返ってみると、海外からの取引、貿易関係、食料、燃料、石油などを想定してみると、我々日本にも大きな影響を与えて課題が降りかかってくるものだった。

何かしら行動に移すことができないのか、何ができるのかできないのか、発信できるものはないのか。大きな話題なので個人レベルで考えてもしょうがないかもしれない。

第三次世界大戦になる可能性があるような火種は、燃え上がらないように理性で抑えこまなければいけないと思う。そのためには、イスラエルやハマスらが何を考えて行動しているのかをまずは知る必要があった。

インテリジェンスの大家の手嶋さんや佐藤さんお二人からそれらを教わったら、彼らの意識はけっこう根深くてかなり容易く簡単なことではないことがわかった。それでもずっと我々は考えて対処していかねばならない課題だと理解した。

 

252P 佐藤 日本の新聞やテレビの報道からは、イスラエルとパレスチナの間で戦争が展開されているという印象を受ける。これは間違いだ。イスラエルの敵はパレスチナではない。イスラエルはテロ組織であるハマスに対する掃討作戦を展開しているのだ。この種の掃討作戦においては、必ず無辜の住民が巻き込まれる。ハマスが非武装の一般住民を「人間の盾」として先頭に利用しているからだ。イスラエルによる病院の攻撃も、ハマスが病院に武器を持ち込み、戦闘に用いているので、テロリストの掃討のためにやむを得ず行っているのだ。

もちろん人間の命は何よりも重要だ。しかし、ユダヤ人をユダヤ人であるという属性のみを理由に地上から抹殺するという思想を持ち、それを実践するハマスのような組織とイスラエルが平和共存することは原理的に不可能なのである。

 

 <目次>

まえがき 手嶋龍一

第1章 イスラエルvs.ハマス

第2章 ハマスの内在的論理とパレスチナ

第3章 ネタニヤフ首相とイスラエルの内在的論理

第4章 パレスチナとイスラエル その悲痛な歴史

第5章 近づく第三次世界大戦の足音

第6章 日本には戦争を止める力がある

あとがき 佐藤 優

 

手嶋龍一 さん

外交ジャーナリスト・作家。9.11テロにNHKワシントン支局長として遭遇。ハーバード大学国際問題研究所フェローを経て2005年にNHKより独立。小説『ウルトラ・ダラー』を発表しベストセラーに

佐藤優 さん

作家・元外務省主任分析官。1960年東京都生まれ。在ロシア日本大使館勤務を経て2005年から作家に。05年発表の『国家の罠』で毎日出版文化賞特別賞、翌06年には『自壊する帝国』で新潮ドキュメント賞、大宅壮一ノンフィクション賞を受賞

 

【No1581】イスラエル戦争の嘘 第三次世界大戦を回避せよ 手嶋龍一 佐藤優 中央公論新社(2024/04)