【No1585】このプリン、いま食べるか?ガマンするか?柿内尚文 飛鳥新社(2024/04) | 朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~

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読書は、例えば著者、主人公、偉人、歴史、自分等との、非日常の中での対話だ。

ご縁のあった著者を応援したい!
読書の楽しさ、面白さ、大切さを伝えたい!

幸福になるための時間の使いかたや管理方法、それらの考え方について大いに参考になりました。

自分が後悔しないような選択をしていきたい。できれば好きなことを選びながら。

 

292P 終末医療に携わる医師から聞いた話です。

「人生の最期を迎えた人が、自分の人生を振り返った時に後悔することのひとつが『やりたいことをやっておけばよかった』ということです。」

やりたいことを先送りしているひとつの理由は、実は「そこまで強くやりたいと思っていない」から。やりたいことをやっている人の多くは、「心の底からやりたい!」

 

321P あの日にはもう帰れない

僕たちは常に「最後の今」を生きているのです。

時間の大切さに気づきたければ、「もしこれが最後だとしたら」を意識的に考えていくことです。

ミヒャエル・エンデ「モモ」の中にこんな一節があります。

「人間はじぶんの時間をどうするかは、じぶんできめなくてはならないからだよ。だから時間をぬすまれないように守ることだって、じぶんでやらなくてはいけない」

 

スペシャルな日よりも、できるだけパーフェクトな日を目指して。

つまり、マインドフルネスを。いまここに集中する時間を持つことだ。

今思い浮かぶのは、ヨガです。

その時間は、それだけに集中する。他のことを考えない。

動いている体の箇所に集中することができれば。

「いつか」ではなく「いま」が大切な時間だ

それがパーフェクトな一日を過ごす秘訣だ。

これが積み重なると、満足や充実した達成感や安らぎがあるような幸せな時間を過ごせると思うよ。

 

85P 喜びに循環で「幸福の時間」を増やす

「人を喜ばせることは、自分の喜びになる」

「誰かを喜ばせる」という視点を持つ。

誰かのためは、結局自分のためにもなる。

自分の幸福度を上げるためと思い、「ただ喜んでもらう」「ただ与える」

うれしい!ありがとう!の喜びの循環が生まれると、お互いに時間の価値が高まる。

誰かのために思ってやる、見返りを求めない、してくれたことに喜ぶ。

 

286P 意志に頼ると挫折しやすいが、長年の習慣にできるとルーティンになる

 

211P 人生は立てたスケジュールでできている。手帳は人生をデザインするツールである。

 

 

 <目次>

プロローグ

はじめに 人生の時間は砂時計のようなもの

第1章 人生は「4つの時間」で構成されている

第2章 人生の目的は「幸福の時間」を増やすこと

第3章 時間を自分のものにする

第4章 時間は選択が9割

第5章 人生は立てた予定でつくられる

第6章 集中力で時間を増やす

第7章 「やりたいことの先送り」はなぜ起きるのか

最終章 もしこれが人生最後だとしたら

エピローグ

キーポイントのまとめ

参考資料

各章のキーポイントの答え

 

編集者、コンテンツマーケター。1968年生まれ。東京都出身。聖光学院高等学校、慶應義塾大学文学部卒業。読売広告社を経て出版業界に転職。現在、株式会社アスコム常務取締役。長年、雑誌と書籍の編集に携わり、これまで企画した本やムックの累計発行部数は1300万部以上、10万部を超えるベストセラーは55冊以上に及ぶ。著書に「バナナの魅力を100文字で伝えてください」など。