【No1583】与える人 「小さな利他」で幸福の種をまく 坂東眞理子 三笠書房(2024/03) | 朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~

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読書は、例えば著者、主人公、偉人、歴史、自分等との、非日常の中での対話だ。

ご縁のあった著者を応援したい!
読書の楽しさ、面白さ、大切さを伝えたい!

自分だけがよければの利己心より、モノだけでなく経験や情報を与えるなど利他心へとぼくもそう思います。

「できる範囲で利他的な行動をする人たちが増えることが、いまのような無縁社会に血を通わせ、新しい「縁」を生む力になると私は信じています。」

幸せな人生を送りたいのでこの人間関係を踏まえて生きていきたい。

「幸せな人生を送る絶対条件は、家族や友人などとの人間関係が一番」

 

1P

「与える」ことが相手にとってだけでなく自分にとっても幸せをもたらす、それは人を愛するのと同じように自分も相手も幸せにし、社会を温かく住みやすくするものだ、と伝えたくて、私はこの本を書きました。

 

3P 自分も社会もよくなる、毎日の暮らしをよくする具体的な方法

1 他者の役に立つ ちょっといいことを行うと自己肯定感があがる

2 自分がいままでに受けた親切、世話を思い出し、感謝する

3 ほかの人の長所、努力、成功を発見し、褒める

4 多様な人の立場や困難を想像し、共感する

5 与える力(与援力)、助けを受ける力(受援力)、助けを求める力(求援力)をつける

6 健康寿命をのばすだけでなく、貢献寿命をのばすことを目指す

7 節約、貯蓄だけでなく、投資する賢いお金の使いかたをする

8 どん欲、所有欲、名誉欲などの欲望に振り回されない

9 他者を剥げます。すると、自分が励まされる

10 家族、友人を大切にする気持ちを言葉や行動で表わす

一番伝えたいのは、当てることで自分が犠牲になったり利益が損なわれたりするわけでない。人に良かれと思って行うことが結果として自分や社会を幸せにするということです。

 

 <目次>

はじめに 

1章 「与える人」こそ恵まれる―いい人生をつくる「小さな利他」のすすめ(「ちょこっといいことしたな」を積み重ねる、「誰かの役に立つ」という大きなよろこび ほか)

2章 「共感力」が人を動かす―「利他心」をつくる10のポイント(感謝は最高の「幸せに生きるコツ」、共感力―利他心をつくる基本 ほか)

3章 「本当の幸せ」はどこにある?―お金のこと、仕事のこと、将来のこと(幸せな人生を送る「絶対条件」、「贅沢」は人を幸せにしない ほか)

4章 人とのキズナを見つめ直す―「幸せの輪」を広げてゆくヒント(たくさんの人が、あなたを応援している、「ゆるやかなご縁」を大事にする ほか)

おわりに 

 

昭和女子大学総長。1946年、富山県生まれ。東京大学卒業後、1969年に総理府(現内閣府)に入省。内閣広報室参事官、男女共同参画室長、埼玉県副知事、在オーストラリア連邦ブリスベン日本国総領事などを歴任。2001年、内閣府初代男女共同参画局長を務め、2003年に退官。2004年から昭和女子大学教授、2007年から同大学学長、2014年から理事長、2016年から総長を務める