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朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~

読書とは――著者や主人公、偉人、歴史、そして自分自身との、非日常の中で交わす対話。
出会えた著者を応援し、
本の楽しさ・面白さ・大切さを伝えていきたい。
一冊とのご縁が、人生を照らす光になる。
そんな奇跡を信じて、ページをめくり続けています。


☆言葉相 今までの人生は、今まで吐いてきた言葉でできていて…今からの人生は、今から吐く言葉でできていく…千葉修司 現代書林 (2014/09)☆



たとえば「言の葉」



ことだま―言霊とも言ってもいい!



いつも発している、普段から使っている言葉から、人が形となって成り立ってきていることがよくわかります。



日頃から使っているひとつひとつの言葉が大事だぞ!と気づかされます。



ぼくならば、前向きで建設的な言の葉を使っていきたい!






 <目次>


はじめに 人生は言葉から


第1部 言葉相・基本編―言葉の力を知る!!(自由自在な人生を得た魔法―運と潜在意識、言葉で「事」と「場」が変わる、言葉とは心の癖・考え方の癖、心と言葉はどちらが先でどちらが後か、吐いた言葉が「心」となる ほか)


第2部 言葉相・活用編―あなたは言葉を使って自由自在となる!!(人生を好転させる言葉の相、言葉相と人間関係、言葉相と健康の関係、口癖で自らの命を絶つようなこともある、言葉相とお金の関係 ほか)


おわりに 輝かしい未来へ


特典 人生を好転させる「言葉相」日めくり



☆チアリードエンジェル株式会社代表取締役。

1964年北海道旭川生まれ。1994年札幌にて某フランチャイズ6店舗を経営。全国トップクラスの業績を残す。

2002年東京にて起業。初年度より年商15億計上。

2004年東久迩宮記念賞受賞。2010年チアリードエンジェル株式会社を設立



「2千時間の三流、5千時間の2流、1万時間の超一流」

人は何かに集中する時間、かけた時間で、そうなる。



 


「あげる人生から…いただく人生へ…」

いただくという語尾を変えることで人生は大きく変わる。運がどんどん良くなる。



 


「行動は情報となり、情報は知恵となり、知恵がお金となる」



 


「健康はすべての分母…健康なくして何も成し得ない」



 


「人生は…自信過剰ぐらいで…ちょうどいい」



 


「実力より運をつけよう!!」



 


「吐いた言葉が心となる」



 


「吐く言葉で起こる事(出来事)が変わる」








人が殺されないミステリーも好き。



西尾さんは、初めてでしたがとても軽くて読みやすい。



筋の運びのおもしろさで読者をひきつける小説家ですね。まさにストーリーテラー。



読み始めると後を引きずりながら、最後まで止まりません。



ミステリーとしての謎解きは、さほど斬新ではありませんが、ストーリーの流れやテンポが気持ちよかったですね。




終わりを見ていると、隠館厄介さんと掟上今日子さんのこれからの展開がとても気になります。



あとがきにシリーズ化をと銘打っていますので、続巻を楽しみにしておきますね。





 <目次>


第一話 初めまして、今日子さん 71


第二話 紹介します、今日子さん 73128


第三話 お暇ですか、今日子さん 129190


第四話 失礼します、今日子さん 191253


第五話 さようなら、今日子さん 255322




☆1981年生まれ。第23回メフィスト賞受賞作「クビキリサイクル」で2002年デビュー。ほかの著書に「化物語」など。









21―22P


どんな事件でも一日で解決する。


それが置手紙探偵事務所の看板であり、僕も最初、あの面妖な「多体問題事件」に巻き込まれた際、その魅惑的な言葉に惹かれて飛びついたのだが、しかしそれは「最速の探偵」としての売り文句ではなく、「忘却探偵」としての注意書きだったことを、すぐに知ることになった。


名探偵・掟上今日子。


彼女の記憶は一日ごとにリセットされる。


医学用語で言えば前向性健忘の一種となるのだろうが、ともかく、どんな調査をしても、どんな聴取をしても、彼女はそれを寝て起きたら忘却してしまうのだ。


誰が相手だろうと、どんな出来事だろうと。


初対面と初体験を無数に繰り返すことになる。


長期にわたる事件を担当できないという意味では、探偵として致命的な特性だが、しかしひっくり返せばそれは、あらゆる機密事項に平気で踏み込めるという、他のどんな探偵も持たない圧倒的な特性でもある。


何せ忘れてしまうのだ。


これ以上確実に、探偵としての職業倫理、即ち守秘義務を保持する方法はなかろう―なので彼女の事務所には、人には言えない悩み、絶対に露見してはならない事情を抱えた依頼人が殺到する。


基本的に一日以内で解決できない事件は受けないし、またその性質上、予約を一切受けつけない仕事のやりかたは、業界内でも賛否があるけれど、そんなシステムのお陰で今日のように、突発的に助けを求めても応じてくれたりもするわけだから、僕にとっては間違いなく五指に入る名探偵である。









人生で何か大切なことを成し遂げてきたような成功者の言葉は、ぼくにとって重く心に響くのです。



その言葉のほんとうの意味がわかると腹の底から納得することができます。



黒木安馬さんのファーストクラスの心配りから、できることをひとつずつからでも素直な気持ちで実践していきたい。




<目次>


はじめに


第1章 感動を生み出すおもてなしの原点は、つねに“Only for You”である


第2章 ホスピタリティの達人は、つねに「1つ聞いて、1つ褒める」


第3章 「最大のライバルは同業ではなく、お客さま」この考え方が素晴らしいサービスを生む


第4章 心に寄り添ったサービスには「リピーターのお客さまが74%以上」つく


第5章 サービスの極意はできない理由ではなく、「どうすればできるか」を考える


第6章 いかに事前の準備ができるか。待ち時間の過ごし方で真価は決まる


おわりに




◎文部省派遣でアメリカの高校を卒業。帰国後、早稲田大学を経て、JALに入社。


国際線客室乗務員として30年間乗務、地球860周、飛行時間2万時間。


カラオケフライトや、北島三郎・世界初機上コンサートなどの企画を実現。


部下のチーフパーサーたち多くのグループや、CAを指導育成する管理職を経て、現在、ホテル旅館や企業の人財育成コンサルタントの(株)日本成功学会CEO、全国6千人会員の相互啓発勉強会3%の会も主宰




5P

よい遺伝子をスイッチオンにするにはα波状態が必須のこと。

リラックス自由時間のα波と、ストレス仕事モードのβ波。

これは人間関係同様で、パートナーも気の合う仲間も、α波を出し合えるから一緒にいるのです。相手にも、それ以上に自らにもα波を出せるかどうかが、好かれるか嫌われるかの分岐点。


このα波を出せる時間を意識的持ちたいものです。

一日1回、最低週一でも!




130P

「頭で理解するのではなく、行動に移すことができるかでその後に大きな差が生まれる」


考えているだけではなく、実際に行動しないといけない。




160P

「反面教師ではなく、正面教師(成功者)から学ぶことが成功への道の第一歩!」


ぼくは、失敗から学ぶことも大切だと思いますね。




171P

「フライトで出会った人生の成功者たちには5つの共通点があった」


1 明るく ネアカで楽観的 多くの人が慕って集まってくる。


2 元気 プラスの言葉を口にする人 自分も周りも元気にする。


3 遊び好き 好奇心旺盛な行動派


4 欲が深く いろいろなことにチャレンジする。


5 ええ加減 ハンドルの遊びのような余裕、アバウトさ。ほどほどのええ加減さが人を許すことのできる寛大さとなり人間の幅を大きくしてくれる。



成功者になれる人は、これらの共通点がある人っていうこと!



どうして失敗したのかなど検討することで同じ間違いを起こしにくくなりますね。


行動していると何かその結果が出てきます。

たとえ失敗してもその経験が次に活かすことができますね。









この題名にある「アポロン」のことが文章の中にあります。




306P


「不意に邦彦はアポロンの存在を思い出す。裕未から借りたギリシャ神話の本に出てくる神々の中の一人だ。



太陽神アポロンは同時に弓矢の神でもあった。その矢は自分を軽視し侮辱する傲岸不遜な相手に死をもたらしたという。





人間はある時からアポロンを軽視したのではないか。太陽の力に代わる原子力を手に入れた瞬間、太陽神を侮辱したのではないか。





邦彦の目には、この荒涼とした景色が神の火を軽視した報いのように映る。矮小な人間が自分の力を過信したゆえの刑罰のように思える。





もし天井にアポロンが実在するなら、今頃は下界を見下ろして嘲笑しているに違いなかった。

そして自分はアポロンに嘲笑されながら、悪足掻きを続ける哀れな存在に過ぎない。」






殺人事件の被疑者の加瀬邦彦が、重いを傷を負って全身をボロボロにしてまでして、どうして逃走しなければならなかったのか!




極限状態に置かれた人間があの危険な福島第一原発に行かなくちゃいけなかったのか!




ラストまでその理由がわからなかったのです。


その真実を知ってしまうと目頭がとても熱くなりました。






あの3.11の東日本大震災と原発事故をずっと忘れてはいけないし、多大な犠牲をもって教えていただいた我々日本人への教訓や知恵などを将来に向かって活かしていかねばならないと改めて考えさせられました。






 <目次>


1 脱走

2 潜伏

3 去来

4 蠢動

5 終局



◎1961年岐阜県生まれ。「さよならドビュッシー」で「このミステリーがすごい!」大賞を受賞し2010年にデビュー。ほかの著書に「連続殺人鬼カエル男」「魔女は甦る」など。



52P


「大抵の人間は弱い立場に立たされると、自分より弱い者を探そうとするもんだ」




“億男”の一男くんが、すべて数字に由来しているタイプが違う人たちと出逢いながら「お金と幸せの答え」を探す物語です。





ぼくも一男くんといっしょに、答えを探しているようなくらいこの物語に陶酔してしまいましたよ。






数々の偉人たちの“金言”がふんだんに書かれてあります。




たとえば、

27P

「うまくお金を使うことは、それを稼ぐのと同じくらい難しい ビル・ゲイツ」






36P

「人生に必要なもの。それは勇気と想像力と、ほんの少しのお金さ。チャーリー・チャップリン」



ぼくは、チャップリンのこの言葉に今までの経験からもとっても共感しています。







お金では買えないもの、大切なものはちゃんとここにあることを、ぼくはこの本で考察させられました。






また素晴らしい本と出逢えました。




自分が成長した将来にこの本をまた読みたい。





 <目次>

一男の世界

 九十九の金

 十和子の愛

 百瀬の賭

 千住の罪

 万佐子の欲

 億男の未来




●1979年横浜生まれ。上智大学新聞学科卒業。「モテキ」などの映画を製作。著書に「世界から猫が消えたなら」など。







◎19P

でも、ほとんどの正解は、取り返しのつかないときになって初めて気付くものだ。



◎90P

「夫の容姿は平凡で、収入も高くありません。派手な学歴やユーモアのセンスもありません。ただ、彼には大きな才能があります。それはお金を愛しも憎しみもしていない、ということです。


お金の理屈と別のところで生きている。そのことが私にとって最大の救いでした。


(中略)夫は私のような卑しい人間にはもったいないほど優しく誠実な男性です。私は生まれてこのかた、これほどまでに安らかな日々を過ごしたことはありません」






◎97P

「あなたの欲しいものは、お金で買えないからこそ手に入れたいものだから」






◎237P

唖然とする一男に向かい、九十九は続ける。


「つまるところチャップリンが言ったとおりなんだ。人生に必要なもの。それは勇気と想像力と、ほんの少しのお金さ。想像力を持ち、世界のルールを知る。そして勇気を持ってそこに踏み込む。それさえあれば、ほんの少しのお金で充分さと思える。


あのセリフの意味はそういうことなんじゃないかと僕は思っている。彼が莫大な資産を得た後に書いたセリフとしては至極まっとうだと思うね」



冒頭からけっこうグロい表現が多いし、内容は重くハードだ。



この世の中にこういう暗い世界があるのかと思うくらいリアルな内容で背筋が寒くなる。



誉田さんはさすがテンポやスピード感は抜群にいい!



姫川玲子のシリーズもいいけれども。



この歌舞伎町のシリーズも面白い!




 <目次>


序章

第1章

第2章

第3章

第4章

第5章

終章




◎1969年東京都生まれ。「妖の華」でムー伝奇ノベル大賞優秀賞、「アクセス」でホラーサスペンス大賞特別賞受賞。ほかの著書に「歌舞伎町セブン」など




126P


東が考える「大人」とは、圧力に屈して押し黙る腑抜けのことではない。

ときには屈したと見せかけて、それでもあらゆる手を使って当初の目的を達成する。

そういう自立した力を持つ者こそが「大人」なのだと、東は思う。

つまり、今日のところは負けておいてやる。そういう柔軟性も必要だ、ということだ。

152P


違うだろう。

お前はそんな人間じゃないだろう。

思い出せ、あの興奮を。

あの、魂が解き放たれる瞬間を。

強さだけが証明し得る自由を。勝者のみが立つことを許される、あの頂を。

生者だけが味わうことのできる、あの優越感をー。




大切な友人からのご縁があり、そのお蔭で読ませていただきました。


「ありがとう!」



ぼくの想いを代弁してくれるような素敵な本と出逢えることができてうれしい!



50P「人生を変える1冊と出逢ってほしい、そう思います。」


ぼくは、常々このようになりたいと考えています。




30P

「不思議なことに、本の話になると、年齢を超えて語り合うことができます。


不思議なことに、本の話になると、立場や職業を超えて共感し合えます。


不思議なことに、本の話は、一気に人々の距離を縮めます。

それが本の持つ力です。


友達、家族、会社の仲間、学校の仲間、誰でもいいです。


もっと本について、語ってみませんか。」



ぼくは、この箇所にとても共感しています。



本のことを語り合うのに併せて、自分の想いも含めて語り合いたい。


胸襟を開いた自分の芯の姿を知ってほしい。


ぼくという人物が今ここにいることをぜひ知ってほしい。



それが読書会に参加する意味であり読書会を楽しむ醍醐味であります。




書店員さんは、本が好きな人が多いから、積極的に話しかけて本を紹介してもらいたいですね。



書店員さんと顔見知りになって素敵な本の情報が得られるかもしれませんよ。




本にも人にも出逢える場所が、実は本屋さんなのですね。



※この「本屋さん」という言葉を「図書館」と置き換えてみてもいいかも(^^)v





 <目次>


はじめに


一冊の『ジャンプ』―宮城・書店店主

病院横の本屋さん―東京・書店員

ロボット博士―大阪・書店店主

本の女神―群馬・中学生

運命の辞書―イタリア・イタリア語講師

三人の説教オヤジ―大阪・書店店主

モジモジする少女―大阪・書店店主

店頭のワンコ―東京・OL

史上最大の閉店物語―東京・雑誌記者

激励の言葉より本を売る―宮城・出版社社長 ほか


人、情報が集まる「モテる書店」のつくり方


おわりに




◎湘南ストーリーブランディング研究所代表。大阪大学人間科学部卒業後、広告代理店勤務を経てコピーライターとして独立。2008年、『仕事はストーリーで動かそう』(クロスメディア・パブリッシング)を出版。「ビジネスにストーリーの力を導入する」というブームのさきがけとなる。


現在は「ストーリーブランディング」の第一人者として、「小さな会社やお店がどうすればモテるのか」のノウハウを、個別のアドバイスや講演・執筆を通して提供している。





20P


つらい時、悲しい時、なんだかうまくいかない時―。

人生にはいろいろな「時」があります。



その時だからこそ出逢える本が、世の中にはたくさんあります。



本の持つ力を信じるたくさんの人々の手を介して、本や雑誌は本屋さんに届いています。


ぜひ、今日のあなたのための一冊に出逢ってください。










ナオミとカナコは、無事出国できるのだろうか!



彼女らは犯罪者なのですが頑張れって応援したくなります。



そう思わさせられるところが賢くて憎いな!



創り方がうまいなあ。



うまく税関を通りぬけることができたら、この物語をさらに続けることができますね。




 家庭内のDVは、ありそうなこと。


それを踏まえたハラハラドキドキするサスペンスドラマ!





二人の主人公が素人的な考えで罪を犯しているところ!


計画がありそうでないところ!


行き当たりばったりで実現が難しそうなところ!など、


息もつかせぬ展開が続きます。



また、陽子の追い詰めるような執着心が物凄く鬼気迫って物語に厚みをましています!




 それらが面白いなあ。

 

読んでみたらわかりますよ。



 

☆1959年岐阜県生まれ。プランナー、コピーライター、構成作家などを経て、97年『ウランバーナの森』で作家デビュー。


2002年「邪魔」で第4回大藪春彦賞、04年「空中ブランコ」で第131回直木賞、07年「家日和」で第20回柴田錬三郎賞、09年「オリンピックの身代金」で第43回吉川英治文学賞を受賞




 <目次>



ナオミの章 5


 

カナコの章 227

 


 

 

 

434P


この一週間ほど、加奈子は別世界に生きているような不思議な感覚を味わってきた。


それは逃避ではなく、捨て鉢になったわけでもなく、体の中の本能が懸命に現世を遮断して、肉体の主たる加奈子を乖離させている、あるいは何かのスイッチを破壊し、感覚を麻痺させている、そんな感じだった。


もしかしたら時を経て、我が身に降りかかった数々の危機がフラッシュバックし、その都度体を震わせるかもしれない。


けれど今は、自分を支えた本能に自分自身が驚くばかりで、出来ることならこの状態がいつまでも続くことを願っている。


このまま、前を向いていたい。



「マスカレード・イブ」から「マスカレード・ホテル」へのつながりがあってそれが分かって面白い!




刑事・新田浩介と、フロントクラーク・山岸尚美との掛け合いが面白い!




一つ一つのエピソードがつながっていくし、犯人もなかなかわからないし、やっぱり東野圭吾さんの小説はなかなか楽しいし面白い!



☆1958年大阪府生まれ。大阪府立大学工学部電気工学科卒業。「放課後」で江戸川乱歩賞、「秘密」で日本推理作家協会賞、「容疑者Xの献身」で直木賞と本格ミステリ大賞を受賞。




367P


「でも改めて思いますが、ホテルというところは本当にいろいろな人間が来るものですね。誰もが腹に一物あるように感じられます」


彼の言葉に尚美は頬を緩めた。


「昔、先輩からこんなふうに教わりました。ホテルに来る人々は、お客様という仮面を被っている、そのことを絶対に忘れてはならない、と」


「ははあ、仮面ですか」


「ホテルマンはお客様の素顔を想像しつつも、その仮面を尊重しなければなりません。決して、剥がそうと思ってはなりません。ある意味お客様は、仮面舞踏会を楽しむためにホテルに来ておられるのですから」


「仮面舞踏会ねえ。そいつは厄介だ。あの政治評論家にしても、素顔を晒してくれてたら、妙な騒ぎになることもなかったのに」






今まで読んだ本とは、創り方が違いました。


深読みできるとは思うけれども。


もう一度……。

いや、二度読みをしたくない。



「狂気」


背筋がぞくぞくと凍るようにして、読後にじわっと怖くなりました。





本の表紙が変わっていて面白い!


ロッジ風の建物をよく見るとわかります。


表紙の絵が逆にしてあります。川に映る絵として!


内容もそうなっていることを暗示していますね。




183P

「そこには、その境地に到達した人しか知ることのできない、究極の悦びが待っているのです」


この「究極の悦び」とは?


つまり、興味本位だとか、怖いもの見たさだけで経験してはいけないものだな。




200P


「私は知ってしまった。


七緒が、私に訴えかけた言葉……。


それは恐ろしくて、文字にすることもためらわれる。


とても今、ここに書き留める気にはなれない。


できれば知らなかった方が、幸せだったとさえ思う。」





 <目次>


序 長江俊和 4


カミュの刺客 若橋呉成 9


「カミュの刺客」出版にあたって 長江俊和 237




◎1966年大阪府生まれ。映像作家、小説家。

著書に「ゴーストシステム」「放送禁止」がある。




120-121P


「目に見えるものが、全てじゃないということを……」


まるで催眠術師のように。瞬き一つせず。そして、


「この事件における、視覚の……」


わずかに身を乗り出すと、彼はこう続けた。


「死角」


「視覚の死角?」


「そうです。そのことが一刻も早く、あなたが気づかなければならない、喫緊の課題なのです」


高橋の視線が私を射る。