☆出版禁止 長江俊和 新潮社(2014/08)☆ | 朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~

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読書とは――著者や主人公、偉人、歴史、そして自分自身との、非日常の中で交わす対話。
出会えた著者を応援し、
本の楽しさ・面白さ・大切さを伝えていきたい。
一冊とのご縁が、人生を照らす光になる。
そんな奇跡を信じて、ページをめくり続けています。



今まで読んだ本とは、創り方が違いました。


深読みできるとは思うけれども。


もう一度……。

いや、二度読みをしたくない。



「狂気」


背筋がぞくぞくと凍るようにして、読後にじわっと怖くなりました。





本の表紙が変わっていて面白い!


ロッジ風の建物をよく見るとわかります。


表紙の絵が逆にしてあります。川に映る絵として!


内容もそうなっていることを暗示していますね。




183P

「そこには、その境地に到達した人しか知ることのできない、究極の悦びが待っているのです」


この「究極の悦び」とは?


つまり、興味本位だとか、怖いもの見たさだけで経験してはいけないものだな。




200P


「私は知ってしまった。


七緒が、私に訴えかけた言葉……。


それは恐ろしくて、文字にすることもためらわれる。


とても今、ここに書き留める気にはなれない。


できれば知らなかった方が、幸せだったとさえ思う。」





 <目次>


序 長江俊和 4


カミュの刺客 若橋呉成 9


「カミュの刺客」出版にあたって 長江俊和 237




◎1966年大阪府生まれ。映像作家、小説家。

著書に「ゴーストシステム」「放送禁止」がある。




120-121P


「目に見えるものが、全てじゃないということを……」


まるで催眠術師のように。瞬き一つせず。そして、


「この事件における、視覚の……」


わずかに身を乗り出すと、彼はこう続けた。


「死角」


「視覚の死角?」


「そうです。そのことが一刻も早く、あなたが気づかなければならない、喫緊の課題なのです」


高橋の視線が私を射る。