2人の誕生日
今日は、息子の誕生日。そして、相方さんの誕生日でした。息子は今日で19歳になりました。正直、ここまで育てるのに、とても大変な思いをしました。息子が小さい頃は、それはそれは大変で、私は昼も夜も眠れず、ご飯もままならず、頼れる人もおらず、ノイローゼになり、鬱になりました。ADHDでASDの息子を、ADHDでASDの特性も持つ私が育てるのはなかなか難しく、辛い日の方が多かったです。でも、そんな中でも、息子からだからこそ得られる喜びや幸せもたくさんありました。今日、息子からのリクエストで灼熱の台所でチーズクリームリゾットとコーンクリームスープを作り、トンカツを揚げました。汗でびっしょりになりながら作った夕食を息子と2人で食べました。私「息子は今、幸せ?」息子「うーん。せやな。」私「何が幸せ?」息子「飯が美味い! 外で(外食)飯食いたくないわ。 母の飯がうますぎる。」と、たらふくごはんを食べてくれました。母ちゃん的には外でごはん食べてくれる方がかなり楽ではありますが(笑)、毎年、誕生日はリクエストされたご飯を作っています。そして、それを素直に、「母の飯がいっちゃんうめぇ!」と、真正面から言ってくれる息子を持って私はすごく幸せです。今も息子は半分引きこもりで、昼夜逆転生活をしています。それでも、頑張ってB型の事業所に週3日通っています。何も急ぐことはない。ゆっくりでも、確実に前に進んでいる。そして、何よりも、素直でまっすぐに育ってくれている。小さい頃、本当に大変だったことを、今は笑い話にもできています。息子、母の子供に生まれてきてくれてありがとう。あなたの母にしてくれて、ありがとう。5月に他界した父は、初孫の息子を、不器用なりに愛してくれていたと今はそう思います。子育てが大変だった頃、父からも母からも助けは得られず、辛いと思ったこともありました。でも、父のこの笑顔は、息子を愛していた証拠なんだなと思います。